八幡平  ―― 東北の旅、広大な高層湿原と草紅葉 ――

八幡平  ―― 東北の旅、広大な高層湿原と草紅葉 ――

10月第2週の3連休、2日だけ時間が取れたので東北遠征してきました。

登った山は八幡平と岩手山。どちらも盛岡駅を基点に日帰りで登ってこれます。毎度のことながら直前でプラン練るという慌ただしい出だしでしたが、その割には今回も上々の内容だったなぁ~と。

特に2日目の岩手山は、ここ最近登った山の中では群を抜いて感動しちまいまして、、、ただの火山だろうと密かに思っていた自分が恥ずかしかったぜ。

岩手山についてはいろいろ語りたいことも多いけど、まずは1日目の八幡平編。

 

東北遠征1日目、高層湿原の八幡平---

 



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10/13,14と山に行く時間が取れそうだったので、その前々日に急いでプラン立て。次に連休が取れたときは東北って決めたんで、行く方面は割りとさっくり決まったけど、最後の最後まで八幡平に行くか秋田駒ヶ岳に行くかは迷った。。。

1日目の天気が微妙そうだったのと、秋田駒ヶ岳は高山植物の時期に行きたかったので、今回は八幡平に決定したけど、、、地図見ててもやっぱり東北はそそられる山が多いね。あれこれ欲張りたくなる。

 

そんなわけで短いけど1泊2日の東北の旅スタート~~~

 

10/13の朝。本当なら夜行バスでも使ってもう少し安く行きたかったんだけど、、、前夜発すら無理だったので、苦肉の策、新幹線。

JRの広告でよく見る、噂のはやぶさ君。初めての乗車。エメラルドグリーンが輝いとるの~

 

3連休の2日目だったんで、車内はがら空き。新幹線ってこんな空いてるもんなんだっけ?1つの車両貸切にしたかと思っちまったぜ!

 

このはやぶさ君が笑っちゃうほど早くて、2時間ほどで盛岡駅まで着いちゃいます。アクセス時間で言ったら、箱根あたりの山に行くのとそんなに変わらないのか。。

天気がやっぱりあまりよろしくなくて、街は晴れてるけど山は雲。。遠くにうっすらと虹が見えたりもしてました。

 

9時過ぎ、あっという間に盛岡駅に到着。遠くに来たという実感がまるでない。。

 

駅から八幡平まではバスが出てます。一つ注意、、、というか知らなかったのですが、路線バスのほかに自然散策バスとやらも出てました。よく調べてないのでわからないけど、自然散策バスのほうは途中の経路が違うのと専用の切符が必要みたい。

自分は路線バスのほうに乗車。こちらのほうが出発が早かったです。

 

で、ここまではとんとん拍子に進んだのですが、、、

八幡平までの道がまさかの大渋滞。。。八幡平はちょうど観光シーズンなのか、全然バスが進まんかった。。。

 

通常でも1時間半以上かかるところが、結局1時間押しだったのかな。途中で臨時のトイレ休憩まではさんだけど、その時に見えた岩手山、すごい迫力だった!

盛岡市内からも見えてたんだけど、間近で見ても堂々とした面構え。岩手県の最高峰なだけあるわ。

 

よく見ると、頭が真っ白。この前日が岩手山の初冠雪だったみたいです。明日はあれを登ってやるのさ。

 

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結局1時間遅れでバスが黒谷地に到着。本当ならこの1つ前の茶臼岳登山口で降りる予定だったのですが、どう見てもそれだと帰りのバスに間に合わないので、茶臼岳はスルーして黒谷地湿原からスタート。

 

黒谷地湿原、尾瀬を思わせる木道。ここから八幡平山頂までは標高差150m程度なので観光ハイキングです。

 

草紅葉がきれい。・・・ただ、この前の燧ヶ岳と若干景色が被るのが失敗したか。。

 

草紅葉に白く見えてるのは前日振った雪。この日も気温は10℃切っててかなり寒かった。。

八幡沼が見えるまで、樹林帯の登りが少しあるんだけど、道が川のようになってて悪路でした。靴だけはしっかりしたもの履いておかないと厳しいかも。

 

ある程度登ると、視界が一気に開ける。前方に見えてきた八幡平山頂とその周辺に無数に広がる湿地帯。

 

ひときわ目を引くのが八幡沼。広くてなかなかの見栄えだけど、冷気が這い上がってくる感じで寒すぎた。。

 

八幡平の草紅葉、曇ってるけどやっぱり広い木道いいよね。開放感あって気持ちいい。

風景としては尾瀬というより苗場山に似てますな。あそこの山頂もこんな感じで広かった。

 

点在する池の数は、これまで見た高層湿原の中でも圧倒的な数だった。池塘って言うらしい。

植物も豊富みたいなので、初夏のシーズンに訪れても楽しめそうです。

 

この木道はグルッと周回コースが組まれているので、観光客の方でも十分歩けます。ただ、写真だと当然伝わらないけど、実は風が結構強くて、観光の方はかなりしんどそうだった。。

 

上から眺める八幡沼と湿原。左奥からずっと歩いてきました。手前の山小屋は池のほとりに建つ陵雲荘。

 

雲の流れが速くて、青空も割と見えてました。晴れると沼もよりきれい。この池の周回コースは1周1時間半ほどかかるようです。

 

木道を歩き通して、八幡平山頂に到着。山頂自体は周りが木で囲まれていて展望ゼロ。ここらへんも苗場山っぽい。

 

帰りも沼を散策して帰る。本当に池が多くて、その大きさ形も様々。その1つがこのめがね沼。きれいな円形の池が2つ並んでいるんだけど、惜しいのがうまく見える展望ポイントがなかった。。上空から見れば、メガネに見えるはず。

 

鏡沼。この日はあいにく何も映し出してはいなかったけど、言われて見れば水の透明度はこの池が一番だったかもしれない。

 

こうして短いハイクを終えて八幡平頂上駐車場へ。道が渋滞してただけあって、駐車場やら売店はかなり混んでました。さすが3連休。。。

 

この八幡平駐車場に県境発見!!秋田県と岩手県。八幡平自体は両方の県にほぼ同じくらいの面積で属しているみたい。

ちなみに、気象的にもこの八幡平の山脈が日本海気候と太平洋気候の境になっているそうな。

 

14時半のバスを待ってたら、いきなり吹雪いてきてビビった。。。危ないところでした。

 

無事にバスに乗り込み、帰りの車窓から。曇っていたのは山頂だけだったみたい。下界は晴れてました。八幡平麓の紅葉もなかなか綺麗だったけど、話によるとこの前日までの大荒れの天気でかなり散ってしまったらしい。こんなこともあるし、山の紅葉狙うのって結構難しい。

 

岩手山も山頂はすっぽり雲に覆われてた。前日に続いてこの日も雪が降ったみたい。

 

帰りも道が渋滞して、駅まで2時間半くらいかかりました。この渋滞は考えてなかったなぁ~。。。紅葉シーズンに八幡平に行くなら渋滞を考慮したほうがいいと思います。

 

この日は盛岡市内のホテルに泊まる。1年でだいたい1泊分たまる某ポイントを利用できたんでちょうどよかった。

 

気づいたらこの日は何も食べてなかった……。肉が猛烈に食べたかったので、老舗のトンカツ屋さんで岩手産豚ロースかつ。味噌汁が具材豊富でうまかった。

 

……と、まぁこんな感じで1日目終わり。後は街中をブラブラして飲んだり食べたりとなww

 

東京を前夜発できたら、もう少し違う行程が組めたかもしれないけど、朝発の東北入りだとなかなかねぇ、、、。渋滞は全然考えていなかったから、むしろゆるい日程でちょうどよかったのかもしれんけど。(ちなみに時間があれば、会社で何かとご縁のある小岩井農場へ行きたかったのさww 小岩井製品は大好きなんでね。)

八幡平は高層湿原と草紅葉が綺麗だったけど、この2週前に尾瀬に繰り出してしまってたからか、、若干感動が薄れたんだと思います。それがなければもう少し違ったかも。。

 

でもね、1日目はこれでよかったのよ。次の2日目の岩手山、、これがもうホントにすごい山だった!ただの火山なんかじゃなかったよ。コースもおもしろすぎ、展望も言うことなし!

 

この記事見て「ちょっと~~物足りないんですけど……」って思ったそこのあなた!!次の岩手山の記事は期待してくだされ!(なんつってなw)

 

2日目へ続く……

 

 

【参考コースタイム】

2013年10月13日 曇り時々晴れ

盛岡駅(9:47) — 黒谷地バス停(12:15) — 八幡平(13:30) — 八幡平頂上バス停(14:15) — 盛岡駅(17:00)

 

 

 

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