新型コロナの影響により山小屋の休業延長が続く中、アルプスや八ヶ岳、東北などの登山ロープウェイ・ゴンドラについては再開の見通しが立ってきたようです。というか、すでに運行し始めているところも結構あります。
「密」という観点では、短時間ながらも山小屋以上に密閉空間な状況なので、1回の乗車制限などはかかるかと思いますが、山泊がしづらい状況の中では、こうした文明の利器を駆使して高いところへ行くのも一つの手ですね。
登山において山小屋の存在というのは非常に大切なものですが、そこに行きつくための山岳ロープウェイやゴンドラもなくてはならない存在。
汗一つかかずに標高何百メートルも稼いでくれる頼もしい味方です。
もともと新型コロナの影響がなくとも、中央アルプスの駒ヶ岳ロープウェイや北アルプスの新穂高ロープウェイは工事の影響で夏前までは営業休止の状態でした。ある意味、工事をするタイミングとしては非常に良かったのかもしれません。
まだ運行していないロープウェイやゴンドラも一部ありますが、ほとんどの山ではすでにコロナ対策をした上で運行が始まっています。
北アルプス
新穂高ロープウェイ
7月15日からリニューアルオープンして運行開始予定。
新型の2階建てゴンドラ、早く見てみたい!
白馬八方アルペンライン
6月1日から運行中。八方池山荘も6月1日から営業開始。
栂池パノラマウェイ
6月1日から運行中。栂池自然園も開園中。
白馬五竜ゴンドラリフト
6月13日(土)から運行開始予定。
立山黒部アルペンルート
6月18日(金)まで運行休止。早ければ6月19日から運行開始予定。
中央アルプス
駒ヶ岳ロープウェイ
6月6日(土)から運行中。復旧工事、ありがとうございました。
ただし当面は入山自粛の模様。
南アルプス
ロープウェイ、ゴンドラの類は一切なし
これこそが南アルプス!
八ヶ岳
北八ヶ岳ロープウェイ
6月1日から運行中。ただし近隣の山小屋の営業状況はまちまち。白駒荘は6月6日から営業再開、北横岳ヒュッテは6月19日から営業再開予定、など。
東北
八甲田ロープウェイ
5月21日から運行中。麓の酸ヶ湯温泉も6月6日から営業開始(当面は週末営業のみ)
岩手山(網張展望リフト)
7月5日から指定日のみ運行予定。(網張のリフトってこんなに運行日数少なかったっけ…?)
森吉山ゴンドラ
6月6日から運行中。公共交通で行く場合、秋田内陸線と乗り合いタクシーが込みの森吉山観光パスが例年6月上旬に発売されますが、2020年度はまだ情報なし。
蔵王ロープウェイ
5月30日から運行中。
安達太良山ロープウェイ
春から運行中。くろがね小屋も5月16日から営業中。
西吾妻山・天元台ロープウェイ
6月6日から運行中。
上信越・北関東
八海山ロープウェイ
7月18日から営業開始予定。
那須ロープウェイ
5月16日から運行中。
谷川岳ロープウェイ
6月1日から運行中。
筑波山ロープウェイ
5月18日から運行中。
日本百名山にちなんだ有名どころの登山ロープウェイ、ゴンドラ、リフト状況を載せてみましたが、すでに運行開始しているところが多くて安心しました。特に東北勢、強いっすね。
ただし、あくまでもロープウェイやゴンドラが動いているだけであって、その先の登山道の入山規制や山小屋の営業状況については別の話になります。
登りに行く場合は、それらも合わせて調べておきましょう。
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