火打山~妙高山(テント泊登山) 1日目・火打山

登山
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1週明けての登山復帰戦は、新潟県の火打山(標高2462m)、妙高山(2454m)へ。すぐ隣にありながら、どちらも日本百名山というブランドのある山なので、1泊して両方制覇してしまうのがお得ですw (前回の仙丈・甲斐駒コンビと似てるね)

上信越方面の山は、自分の中ではどちらかと言うと冬のゲレンデというイメージが強くて、登山になるとあまり攻めていないエリアでした。しかも、今回は直前で行き先を変更したので、予備知識もゼロ。どんな山なのか全くわからずに、鳴り物入りで登っちゃいましたが、、、色々とすごかった・・!

 

まずは1日目、美しい高層湿原と火打山―――

 

【日程】

2012年8月18日

【コースタイム】

笹ヶ峰(8:40)→黒沢(9:30)→富士見平(11:15)→高谷池ヒュッテ(12:20)→→テント設営→→行動再開(13:30)→天狗の庭(14:00)→雷鳥平(14:30)→火打山(15:00)→→休憩→→下山開始(15:40)→高谷池ヒュッテ(16:40)

 

 

今週の旅の始まりも、金曜(8/17)の夜。リーマンによっては夢の花金、酒を豪快に飲みたい気持ちもありますが、そこは自粛。テント泊準備のため、急いで退社してパッキング!(まぁ、これが自分にとっての花金の過ごし方なのさっ!)

白馬岳、仙丈・甲斐駒に続いて3回連続のテント泊になりました。

 

今回のメンバーはもう何度も登ってる、のぶさん、ねらさんと。気づかい無用の健脚者たちですw ねらさん車に乗っていざ、北アルプスへ!

・・・そう、最初は北アルプスの常念岳・蝶ヶ岳の予定だったのさ。でも、車の中で天気見たら、何だか微妙。。。ここ最近の天気予報なんて、当日に急に変えてきたりもするから全然当てにはならないんだけど、 、上信越・東北方面の方が天気良いのはほぼ確実だったので、急きょ変更!火打山・妙高山に行くことになりました。

 

ドタバタしてますが、このメンバーでの登山なんてこんなものw とりあえず塩尻にある信州健康ランドへ。24時間営業で3000円ほどで仮眠できます。(Webからクーポンを印刷しておくとお得です!)

ここで3時間ほど仮眠を取って5時半に出発。大部屋に雑魚寝ですが、テント泊で図太くなったのか、爆睡できました。(健康ランドもテントもいびきがうるさい人がいると終わりなので、場所取りって大事ですね。。)

 

新潟県に入ると予報通り(?)快晴~。スキー場や牧場が広がっていて、車窓からの景色も最高です。

 

午前8時、笹ヶ峰駐車場に到着。まだ駐車場はガラ空きでした。地図上では30台となってますが、絶対にもっとたくさん止められるでしょ。思ったよりも広い駐車場でした。

 

駐車場脇に登山口があります。備え付けの登山届を記入して、出発~!

 

まずは足慣らしで、整備された木道を歩いて進みます。緩やかに無理なく標高を上げてくれる、そんな優しい道は黒沢まで続いています。その後が厄介ですけど・・(汗

 

1時間弱で黒沢に到着。橋の下には水量豊富で綺麗な川が流れてます。

 

今回の行程で唯一の水場がここ。テント場にも水場はあるのですが、熱湯消毒する必要があります。この川の水はそのまま飲むことができますが、抵抗のある人は最初から用意していくしかないですね。(実際飲んでみましたが、冷えててかなりおいしかったです!)

 

涼しい沢沿いで少し休憩。この先から続く急登を考えると、ここでしっかり水分補給しておいた方がよいです。楽な道もいったんここまで。

 

黒沢を抜けて、まず出てくるのが十二曲がり。こんな感じで曲がり角にカウントが書いてあるのですが、1つ1つの間隔は短いので大したことはないです。(というか、登った感じではごく普通のジグザグの急坂w わざわざ名前を付けるほどでもなさそうなのに。。)

 

十二曲がりを終えても急登は続きます。むしろ、十二曲がりを終えてからの方がつらいかも。

 

平坦な場所はほとんどなくて、ひたすら樹林帯の中を登って行きます。展望がないのが一番つらいね。。。

所々、階段で整備されているのですが、歩幅が合わない階段はどうも苦手・・。

 

黒沢から1時間半ほど歩いて火打山と妙高山の分岐に到着。ここまでが地味に長くてつらかった。。。とりあえずここまで来れば、いったん急坂は終了~。

(そういえば、この分岐、名前が「富士見平」って言うらしいのですが、ここから本当に富士山なんて見えるのかな? 展望がそれほど良い場所ではなかったけど・・)

 

左に行けば火打山(高谷池ヒュッテ)、右へ行けば妙高山(黒沢池ヒュッテ)。ここでどちらに行くか相談(どうする?どうする??)。

結局、テント場が広そうな高谷池ヒュッテに泊まろうということで左へ。結果的に1日目のアタックが火打山になりましたが、これで正解だったね。

 

高谷池ヒュッテに向かう途中、妙高山が見えました。標高差は大したことなさそうに見えたんだけど、これがかなりつらかったんだよね・・・、というのは2日目の話。

空も雲が多くなって、何やらあやしい感じになってきました。。

 

分岐から火打山まではほぼ横移動ですが、途中雨に降られました。一時的でしたが、こんなに降られたのは久しぶり。(でも、この雨のおかげで、後ほど絶景が!?)

 

雨が止んだと同時に空が一瞬で晴れ渡る!青空再登場で、展望も一気に開けました!!小さく高谷池ヒュッテも見えます。

 

この青紫の実は何だろ?おいしそうだけど、食べられるの?名前は?全然わかんない・・・

 

ガスも取れて火打山が見えました。うっ、、意外に遠いな・・

 

山小屋まで着いてしまえば、重い荷物を置けるので最後の頑張り!まぁここまで来たら景色も良いから、疲れも吹っ飛ぶけどね。道も平坦だし。

 

高山植物も綺麗に咲いてます。オレンジ色のクルマユリは大好きだ。

 

高谷池ヒュッテに到着!この山小屋がオシャレで、周りの風景と見事にマッチしてました。建物も綺麗。何となくヨーロピアン風~

 

テント場のロケーションはこんな感じ。池のほとりにあるテント場、最高の雰囲気でかなり気に入りました!翌日に、妙高山側の黒沢池ヒュッテも見たのですが、絶対にこっちのテント場の方が良いです!整地されているし、展望最高だし、広いし♪

 

受付を済ませて空いた場所にテント設営~。エアライズを3つ並べてやったw

12時を過ぎた頃で、まだ十分に空きがありましたが、20張程度が限界なので早めに到着して場所確保した方がよいです。実際に、後の方に到着した人は場所確保に苦労してました。

 

テント場で軽くお昼休憩。天気も青空出たり曇ったりと、慌ただしい感じですが、風がないので穏やかです。

この高谷池ヒュッテの注意点としては、先にも言ったとおり水場の水は消毒が不完全なので煮沸が必要です。それと、テント宿泊者はトイレで使用した紙を持ち帰えらないといけません。(山小屋泊の人はゴミ箱に捨ててよいみたい)。

 

雲で火打山が隠れてしまってますが、天気が良くなると信じてクライムオン!

荷物も軽くなったし、展望も良いので、のんびり気楽にトレッキング♪ この木道いいね!

 

30分ほど歩いて天狗の庭に到着。

そして、ここがある意味、本日のハイライト!!!

 

ガスも取れて火打山が一望~。池に映った逆さの火打山がこれまた綺麗!

 

木道の遊歩道。まだ行ったことないけど、尾瀬もこんな感じなのかな?

標高2000mを越えていることを忘れさせてくれるね!

 

湿地に特に綺麗に咲いているのが、ワタスゲ。白い綿のようにフワフワしてます。

 

天狗の庭を回り込むような形で火打山を目指します。池が点在していて、それに映り込む絵がまた最高!さっきの雨で水かさも増してベストコンディションになったんだろうね!(なんてポジティブに考えてみる)

 

火打山の尾根に出て山の反対側を見てみると、樹木がなくて地層が露わになってました。こっちはこっちで全く別の雰囲気。グランドキャニオンみたいだな!(行ったことないけど・・)

 

天狗の庭から火打山まで、近いようで意外に遠い。道は整備されているので歩きやすいんだけど、時々足元が見えなくなることがあるので要注意。道が狭いのですれ違うのもちょっと大変です。

 

だいぶ登ってきました。天狗の庭もだいぶ小さく見えるね。妙高山はほとんど雲の中に隠れちゃいました。

 

それに対して火打山は快晴~!雲がすっかり取れました。相変わらず近いようで遠い。。日差し暑ぃ~

 

山頂手前にあるライチョウ平。その名の通り、雷鳥が生息している場所。

探した限りではいなかったけど、雷鳥って飛ぶんだっけ??見た目が雷鳥っぽい、太った鳥が頑張って飛んでたんだよね。

 

ライチョウ平を過ぎれば、火打山まであとちょっと!こちら側もまた徐々にガスってきてしまったので、ちょい早めで山頂目指します。

 

15時、火打山山頂に到着!

 

山頂はこんな感じ。自分たち以外誰もいませんでした。やったね!

 

来た道を見てみると、すっかりガスってました。山頂も雲に覆われて真っ白になったり、晴れて青空が広がったりと、数秒で景色が移り変わる慌ただしい世界。こんな時は、シャッターチャンスを逃さないように!

 

ここで実はちょっと失態。。先週、携帯をソフトバンクからドコモに変えて、電波改善!山頂でもわずかにつながったので、mixi上で張り切って「山頂なう」!!満足げに写真もバシッと添えて投稿してやったのさ!

、、、んが、中途半端に電波が途切れたのか、設定が悪いのか、、、見事に文字化けしてて写真も投稿できてませんでしたorz

(この時点では全くそのことに気づかず、翌日の妙高山でも同じ失態をしちゃいます・・・お恥ずかしい。。。)

 

次はビシッと決めると心に誓い、下山!!w (この時はすっかり成功した気でいるけどね・・)

 

帰りがけ、ここにもおいしそうな実を発見!この実の正体はいったい・・、食べれるの?食べれないの??

 

天狗の庭に降りてくると、太陽全開でワタスゲが輝いてました!この天狗の庭、最高!!ぜひ一度足を運んでほしい場所です。

 

16時半過ぎに高谷池ヒュッテに戻ってきました。約3時間の楽しいトレッキングでしたが、帰ってきてみたらかなりあやしい雲行き。。。雷の音も聞こえたり。。

 

テント場に戻って夕食。食べ終えた頃、予想通り雨が降ってきました。しかもかなりの豪雨・・・。

幸い風がなくて30分程度で止んだので大したことはなかったのですが、地面の水はけがあまり良くないので、テントかなり汚れちゃいました。。

 

こうして19時ごろ就寝。いつも通り一瞬で寝て、気づいたら翌朝4時になってました。(神経質な自分はどこへ行ったのやら・・)

翌日の妙高山アタックは、また分けて書くので、今日はここまで~。

 

火打山自体よりも天狗の庭の湿地帯がとにかく最高に素晴らしかったです!ぜひ一度は足を運んでほしい場所!序盤の登りが退屈でしたが、絶景を拝められたので満足☆

 

次の妙高山へ続く・・・

 

 

 

コメント

  1. 1週空いての登山復帰戦。あまり攻めていない上信越エリアの火打山・妙高山へ。まず1日目の火打山。天狗の庭がやばい!!
    http://t.co/dGsTiylT

  2. 火打山・妙高山 (テント泊登山) ―1日目・火打山―

    上信越の山、といえば自分の中ではゲレンデというイメージが強くて、登山に至ってはあまり攻めていないエリアでした。(スノボーでは何度か来てるんだけどね~)そんな上信越の中で…

  3. にっしー より:

    お疲れ様!
    車の中で行き先決めるとか上級過ぎる!!笑
    百名山でも穴場の山ですね!いつか行ってみたい(^o^)丿

    • みやっち より:

      事前にいくつか候補は挙げていたので、地図は用意済みでしたw
      この2つの山は紅葉シーズンに登ってみると、さらに絶景かもしれません。天狗の庭はぜひ行ってみてください!!かなりおすすめ!

  4. ada より:

    こんにちは、いつも楽しく拝見しております。
    山を引退するなんてことを言っていたので寂しく思っていましたが、
    早速復帰されて、嬉しく思います。
    天狗の庭のワタスゲ、とてもきれいですね。
    遠い昔を思い出す気がします。

    • みやっち より:

      こんばんわ、毎度ありがとうございます!
      今週からまた復帰させていただきました。まだまだadaさんの足元にも及びませんが、今後ともどうぞよろしくお願いしますm(_ _ )m

      天狗の庭は最高でしたよ!自分もあんな庭がほしいものです。
      遠い昔を思い出す――、青春ですね。自分もいつの日か、今日のことを思い出したいです!

  5. スギチャン より:

    参考にさせて頂きます。

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