様々な業界に影響を与えている新型コロナ。
山小屋経営も例外ではなく、蜜を避けるために営業形態を変えらざるを得ない中で値上げを発表する山小屋も出てきました。
八ヶ岳の赤岳鉱泉・行者小屋では2021年4月から宿泊料金、テント場利用料が改定されます。その他、オーレン小屋やしらびそ小屋でもコロナ対策費として料金変更があるようです。
街中の宿と違って、基本的に大部屋にたくさんの人が寝泊まりするのが山小屋スタイル。
当然、密な状況は避けられない状況なので、昨年は営業自体がそもそもできなかったり、営業したとしても完全予約制にして1日の宿泊者数を制限するなどの対応措置が取られました。
自分は去年の夏に北アルプスの太郎平小屋に泊まったのですが、宿泊者数を大幅に制限していただけあって、繁忙期の週末とは思えなくらい山小屋はガラガラ。寝袋持参や消毒液持参などはありましたが、利用する身としてはかなり快適に泊まれました。しかも、料金は以前と変わらず。
嬉しい反面、これでは経営成り立たないだろうなという心配もあり、コロナが収束しないで迎える2年目のシーズン。
アルプスなどではまだ今年の夏シーズンの営業をどうするのか発表していないところもありますが、八ヶ岳では基本的に営業する方針で動いているようです。
■赤岳鉱泉・行者小屋
1泊2食付き 11000円 → 12000円
http://akadake.main.jp/news/210401/index.html
テント泊 1000円 → 2000円
http://akadake.main.jp/news/210401/tento.html
■しらびそ小屋
1泊2食付き 9000円 → 10000円(コロナ対策費含む)
https://shirabisogoya.com/info/3811877
テント泊 1000円 → 1500円(コロナ対策費含む)
https://shirabisogoya.com/info/3811877
■オーレン小屋
1泊2食付き 10000円 → 12000円
http://www.o-ren.net/news/entries/2021/000444.php
コロナ対策を講じる以上、当然コスト増になるし宿泊者数も制限しなければならないので、利用料金の値上げはほぼ必須事項。
予約必須も当たり前、寝袋や消毒液持参などの持ち物制約を設ける小屋もあるので、例年以上に小屋の取り決めをしっかりと把握しておく必要があります。
ちなみに寝袋については、「布団は提供するけど直接肌に触れないようにしてほしい」という小屋が割とあるので、寝袋そのものではなく安物のシュラフカバーを1つ用意しておくと何かと便利かもしれません。
寝袋本体に比べれば安いし軽いので、そこまで負担増にならなくて良いかと。
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