登山をする上で事前の情報収集というのはとても大切で、しかもそれは直近の情報であればあるほど貴重なもの。
そんな有難い情報を発信してくれるのが山小屋の公式Twitter。アルプス界隈でもTwitterを持つ山小屋が多くなってきて、登山計画を立てる上で大きな助けになります。
登山において天気は大切。
精度高い山の天気を発信してくれるヤマテンだったり、時間単位で雲の動きをシュミレートしてくれるGPV、SCWだったり。
山の天気は変わりやすいですが、それでも天気予報を駆使すればある程度晴れの日を狙うことも可能になっています。
ただ、天気予報だけでは掴めないのが登山道の情報。
積雪はあるのか?花の開花状況は?紅葉は?混雑具合は?……などなど。
そんな現地の生の情報をお届けてしてくれるのが山小屋Twitter。
山小屋における日常とか、些細なことまで発信してくれるアカウントもあったり、山に行かずとも見ているだけで面白いものが多々あります。
燕山荘グループ(北アルプス)
【ヒュッテ大槍営業再開(8/24)のお知らせ】
8/24から営業を再開(昼食営業は当面休業)いたしました。ご予約のお客様、ご利用予定のお客様には大変なご迷惑をおかけ致しまして誠に申し訳ございませんでした。さらに感染対策に力を入れて営業して参ります。よろしくお願い申し上げます。— 燕山荘グループ (@enzanso_group) August 25, 2022
燕岳の今を配信してくれるTwitter。
特に今年は新型コロナの影響で、燕山荘グループの山小屋の営業状況が変動していたので、その情報をいち早く届けてくれていたので大変重宝しました。
更新頻度はそこまで高いわけではないですが、だからこそ発信された時は重要な情報であることが多く、私自身も良く確認するようにしています。
赤石岳避難小屋(南アルプス)
南アルブスは北アルブスのように上に行くほど急な傾斜になる山と違って、お椀を伏せたように下に行けば行くほど急になります。
その一番急な斜面に道路が有ります。大雨に弱く土砂崩れや道が抜け落ちるなどの災害が発生しやすい場所です。大雨警報が出ている時には近ずいてはいけません— ちっちゃな山小屋の夏(赤石岳避難小屋) (@chieko3121) September 17, 2022
南アルプス南部の赤石岳避難小屋主人のTwitter。今年から配信し始めたのだろうか、数ヶ月前に私もこのアカウントを知りました。
小屋からの景色や登山道情報だけじゃなく、山小屋の立場としての意見なども発信してくれます。
賛否両論を巻き起こす内容をツイートしたことで、一時期にニュースにも取り上げられるなどプチ炎上したこともありますが、それもまた山小屋らしい(笑)
赤岳頂上山荘(八ヶ岳)
雨、風ともに酷くなってきました……… pic.twitter.com/Nimz4SxEko
— 赤岳頂上山荘 (@akadake2899m) September 17, 2022
晴れの日も雨の日も、赤岳頂上山荘の山小屋スタッフがほぼ毎日発信してくれているTwitterアカウント。
場所柄、展望に恵まれているので雲海の写真なども多く、特に食堂からの眺めが個人的に好きで夕日が差し込む風景とかとても綺麗です。泊まりに行きたくなりました。
このTwitterを見ていると、麓が悪天候でも山の上は意外と晴れていたりするんだなぁ〜と思うこともしばしば(逆もしかり)。山の天気はやっぱり変わりやすいですね。
肩ノ小屋(谷川岳)
周りが見えてきました。 pic.twitter.com/smrjMNxMOE
— 谷川岳肩ノ小屋 (@gunmanooyama) September 16, 2022
谷川岳山頂直下に建つ肩ノ小屋のスタッフが、シーズン中はほぼ毎日配信してくれています。
これからの時期、紅葉の移り変わりなどを発信してくれるので、谷川岳界隈で紅葉登山を計画している方は、特に見ておいたほうがいいアカウントかと思います。
槍ヶ岳ライブカメラ(北アルプス)
2022年09月17日 12時00分 時点で最新の槍ヶ岳のライブカメラ画像です。 pic.twitter.com/9j0UoboIHS
— 槍ヶ岳ライブカメラ (@LivecamYari) September 17, 2022
槍ヶ岳山荘に設置されたライブカメラの映像がただリアルタイムに流れてくるだけのアカウント。
まさに槍ヶ岳の「今」を教えてくれます。
これを見て「おっ、槍ヶ岳晴れてるから今から行くか」とは当然ならないですが、事前の天気予報なんかと照らし合わせて「今日は天気いいな」とか、「やっぱりガスったか」とか、そういう感じで楽しんでます。
山荘テラスの登山者も映っていて、こんな時に槍ヶ岳にいるなんて羨ましい!と思うこともしばしば。
他にもフォローしている山小屋アカウントはたくさんあるけど、今回はとりあえずこんなところで。
超大型台風が迫っている2022年のシルバーウィーク。
大きな災害に繋がらないことを祈っております。
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