東京都調布市にある野川公園。
ここは都内でも有数の彼岸花(曼珠沙華)の名所で、9月下旬から10月上旬にかけて辺り一面を真っ赤に覆うほどの群生を見ることができます。
初めて訪れましたが、確かに見応えありました。
9月、夏が終わり秋に差し掛かる季節。
山の上では高山植物があらかた終わって、いよいよ紅葉かという時期ですが、街中ではまだまだ開花を待ちわびる花々があります。
その1つが「彼岸花」。別名、曼珠沙華。
その名の通り、お彼岸の時期に花開く真っ赤な花です。
この花の群生でまず思いつくのが埼玉県の巾着田曼珠沙華公園。
最初、ここに行こうかと思ったのですが、探してみると都内にもいくつか名所があると知ったので、今回はその1つの野川公園に行ってきました。
東京の調布市、小金井市、三鷹市の3つの市にまたがる野川公園。
都立公園ということでその敷地面積もなかなかのもので、かなりの広さを誇ります。
彼岸花の群生地があるのはその一画。
群生地があるのは、この自然観察園の中。
開園時間内であれば、入場無料で誰でも自由に出入りできます。
自然観察園の中は木道が敷かれていて気軽に散策できるようになっています。
池や水草も豊富で、東京にいることを忘れさせてくれる雰囲気。
そしてこちらがお目当ての彼岸花(曼珠沙華)。
名所と聞いて、遥々1時間くらい自転車こいでやってきましたが、これは確かに凄い!
なかなかの群生規模です。
こんな感じで木道の一画にびっしりと咲いています。
ちょうど満開見頃のタイミングということでそれなりに人もいましたが、それでも巾着田とかに比べたら全然人も少ない。
ゆっくり腰を下ろして写真を構える人も多く、みんな思い思いに鑑賞を楽しんでました。
やっぱり登山でもそうだけど、花は落ち着いて見れるっていうのが大事。
「あぁ、人が来るから早く撮らなきゃ」とか考えるとゆっくり楽しむこともできないし。
都内の名所の1つとは言われてますが、人出の少なさを見るあたりはまだまだ知名度は低いのかな。
意外と穴場なのかもしれません。
真上から見ると、赤いウニ。
紅い絨毯の如く、ビッシリと咲き誇る彼岸花。
花名が「死」を意味するというのもあって、不吉な花とも言われている彼岸花ですが、こうして見る分には可憐でとても綺麗です。
ちなみに球根含めて花全体に毒があるので、ムシって食べたりしないように。
巾着田の群生と比べたら規模は当然劣りますが、その分コンパクトにまとまっているので、色々と歩きまわる必要もないです。
群生もだいたい上の写真で見えている範囲がほぼ全て。
自然観察園の中は広く、彼岸花の群生地以外にも色々と歩きまわれます。
時期によって見れる花は異なりますが、9月下旬でも結構色々と咲いてました。
自然園で見れた花の一部。
枯れかけでしたが、珍しい真っ白な彼岸花もありました。
先ほどの群生地からは少し離れて咲いていたので、良ければ探してみてください。
野川公園は本当に広くて、こんな広大な芝生が敷かれた自由スペースもたくさんありました。3つの市にまたがるというのも、この広さを見ればまぁ納得。
バーベキューできる区画もあるようで、近隣住民にとっては憩いの場なんでしょうね。
自分の家からだと少し距離があるのでそう頻繁には来れないですが、桜の名所という情報も仕入れたので、次は春に訪れてみようと思います。
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