【伊豆諸島・八丈島】八丈富士登山 緑豊かな断崖絶壁の大火口とお鉢巡り

【伊豆諸島・八丈島】八丈富士登山 緑豊かな断崖絶壁の大火口とお鉢巡り

ゴールデンウィーク後半は伊豆諸島・八丈島へ行ってきました。

東京都ではありながらも、本土から船で8時間かけて行く南の孤島「八丈島」。ダイビングや釣りなど色々なアクティビティが楽しめる島ですが、島内には八丈富士という立派な山もあって登山も楽しむことができます。

八丈富士は、その名の通り富士山を彷彿させる立派な円錐形の山で、島内のどこからでもその存在感を感じられる島のシンボル的存在。標高854mとそこまで高くはないので誰にでも登ることができますが、山頂はかつて火山だったことを感じさせる断崖絶壁の火口があり、周囲をぐるっと一周お鉢巡りすることができます。

本土にある山とは雰囲気も一味違う、島ならではの大自然に触れることができた山でした。

 

八丈島・八丈富士の火口トレッキング

 


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昨年の佐渡ヶ島に続いて、GW後半は本土を離れて離島へ。伊豆諸島の八丈島へ行ってきました。

行程としては5月3日~6日の3泊4日。各所観光したり温泉入ったり釣りしたり、前半の中央アルプス・三ノ沢岳とは打って変わって、まったりと過ごしてきました。

一応、このブログは登山メインでやっているので、とりあえず最初は八丈島のシンボルでもある八丈富士登山の記録を。

島に到着して早々、天気も良かったので真っ先に向かったのがこの八丈富士でした。

 

2017年5月3日 八丈島・八丈富士ハイキング

八丈島含め、伊豆諸島各所へ行く交通手段としては船がメイン。一応、八丈島は空港もあるので飛行機で行くこともできますが、GWは早めに予約を取っておかないとチケット取るのは難しいです。船のチケット抑えるのもギリギリでした。

竹芝客船ターミナル

伊豆諸島・小笠原諸島への玄関口となる竹芝桟橋の客船ターミナル。JR浜松町駅から徒歩10分という仕事帰りでもアクセスしやすい港で、ここから東海汽船が出航しています。

これからGW後半が始まる5月2日の夜行便で向かうことにしたので、ターミナルは島へ向かう人でごった返してました。

 

GWの八丈島汽船・橘丸席無し乗客の列

三宅島~御蔵島~八丈島へ向かう橘丸に乗船する列。行きは席が取れなかったので席無し券になりましたが、これは席無し券の行列で、GWともなれば席無しチケットも早めに抑えないと取れないです。

 

東海汽船・橘丸

こちらの黄色い船が三宅島・御蔵島・八丈島へと向かう東海汽船・橘丸。数年前にリニューアルされたそうで、船内もかなり綺麗でした。

 

東海汽船・橘丸 甲板デッキ

橘丸船内・甲板

席無しの場合は船内のロビーや通路に寝るか、こんな感じで外の甲板に雑魚寝となります。

自分たちは八丈島ではキャンプ予定でテント装備一式持って行ったので、マット敷いて寝袋に入れば全然快適だったけど、それがないと甲板で寝るのは少ししんどいかも。GWはまだまだ夜は冷えるし、風もあるのでそれなりの防寒は必要です。

一応100円で毛布一枚借りれます。お金さえ出せば何枚でも借りられるみたいです。

 

橘丸・2等室

ちなみにこちらは二等客室。指定席の中では一番安いランクの席で、顔の部分だけ仕切られています。

他にもシャワールームがあったりレストランがあったり、行きも帰りも船旅で色々と船内を探検したので、橘丸については別で記事書こうかなと思います。

 

橘丸からの夜景

22時30分に出航。船の上から眺めるレインボーブリッジの夜景を見て、しばし都会の喧騒とはお別れ。

八丈島に着くのは翌朝8時50分。10時間以上の航海は初めてでしたが、意外と揺れも感じずにすんなり寝付けました。これも、夜行バスで培った乗り物ですぐに眠れる耐性がついた成果か…(笑)

あと、行きも帰りも天気が良かったのが幸いでした。屋根付きとはいえ、雨降ってたら落ち着いて寝れなかっただろうし。

 

橘丸からの朝日

翌日の5月3日、船の上から迎えた朝日を見てGW後半の連休がスタート。穏やかな海から昇る太陽の光と空の色が、また綺麗な景色でした。

橘丸は三宅島、御蔵島と立ち寄って、最後に八丈島。GWの時期だと、最初の三宅島に到着する頃に日の出を迎えます。

 

船(橘丸)から見る八丈島

空もすっかり明るくなった8時過ぎ、ようやく八丈島が見えてきました。

海からでも良く目立つ八丈富士。名前の通り富士山のような綺麗な三角形をしています。さらに、その右後ろにある三角形の島は八丈小島。こちらも綺麗な三角形をしていて、八丈富士山頂に立つと海の上にポツンと浮かんでいるのを見ることができます。

 

橘丸・八丈島

予定通り8時50分に八丈島・底土港に到着。海も穏やかで快適な10時間の船旅でした。

船酔いを心配して酔い止め薬は一応飲んでたけど、ほとんど寝てたのでたぶん必要なかった気がする。

 

おじゃりやれ八丈島

島の至る所で目にする「おじゃりやれ」。ようこそ的な意味。

 

八丈島観光地図

島に着いたらまずはレンタカーを借りる。このレンタカーもGW中は確保するのが難しくて、奇跡的にお仲間さんが見つけてくれました。

レンタカーと同時に島の観光地図もゲット。八丈島自体はひょうたん型のようになっていて、島内には2つの山があります。地図の上にあるのが八丈富士、下にあるのが三原山。位置関係から八丈富士を西山、三原山を東山とも呼ぶそうです。(三原山については2日目に登りました)

 

八丈島・底土キャンプ場

レンタカーを借りたらまずはキャンプ場へ。GWはこのキャンプ場もかなり混雑するので、早めに場所取りしました。

八丈島唯一のキャンプ場・底土野営場。船が着いた底土港から歩いても来れる距離です。

 

八丈島・底土キャンプ場のテント

芝生が敷かれたロケーション最高のキャンプ場。トイレや水道はもちろん、炊飯場・かまど、シャワー棟、ゴミ捨て場など一通りの設備が整っていて、しかも無料!八丈島では4日間ともここで寝泊まりしたので、宿泊費はゼロで済みました。

海も近く、島の東側に位置しているので、ここからは綺麗な朝日を見ることができます。

 

八丈島・底土キャンプ場からの海

キャンプ場すぐ近くの海辺。夜は星空も綺麗でした。

 

八丈島観光協会

キャンプ場は無料ですが、観光協会に届け出が必要なのでしておきましょう。島の中央にあるので、キャンプ場から歩くには少し距離があります。

一応島内にはバスも運行されていますが、本数も少ないのでレンタカーあったほうが断然便利です。ちなみにバス利用の場合は2日間バス乗り放題・温泉入り放題という便利なフリーパスがあります。1000円という破格の安さは驚き。

他にはレンタサイクルという手もあります。レンタカー借りれなかったら自転車で何とかしようか、とか話してました。

 

八丈島スーパー・ドルチェ中村

天気も良いので、まずは八丈富士に登ることに。観光協会の近くのスーパーで買い出し。

島内にコンビニはないですがスーパーがいくつかあるので、そこで必要なものはほとんど購入できます。どこも19時ごろには閉店となるので、夕食の買い出しなどはお早めに。

 

はんばのりおにぎり

朝食用に買った、はんばのりのおにぎりが美味しかった。八丈島は明日葉が有名だけど、このはんば海苔も島に来たら食べておきたい名産品。

 

八丈富士 登山口の駐車場(路駐・縦列駐車)

八丈富士へは車を使えば7合目まで登れてしまいます。

みんなまずは八丈富士へ登ろうという考えなのか、小さい駐車場はすでに埋まっていて、こんな形で路上駐車の列ができていました。

 

八丈富士七合目登山口からの展望

駐車場からの展望。すでにだいぶ上まで登ってきましたが、標高854mしかないので、頑張れば街中からでも登れなくはない山です。

海から山頂を目指す猛者とかもいそう。

 

八丈富士登山口の柵

登山道入り口の扉から入山。動物が里に下りてこないための柵らしいけど、なんの動物がいるんだろうか……?

八丈富士でも三原山でも特に動物は見かけませんでした。

 

八丈富士 7合目からの階段

7合目からの登山道は整備されていて、こんな感じの階段が上まで続いています。お鉢に出るまでノンストップで登れば30分ほどで着いてしまうので、正直手ぶらでも歩けてしまう距離ですが、この階段が意外と急なので、登り慣れていない人にはややしんどい道かもしれません。

 

ハチジョウクサイチゴの花

登山道わきにたくさん咲いていたのがハチジョウクサイチゴの花。イチゴの実はなかったですが、5月中旬以降だと赤い実が見られたようです。ハチジョウという名がついているから、この島原産の花なのかもしれない。

 

八丈富士 日帰り登山

30分ほどの急坂を登って階段が終わると、山頂のお鉢ももうすぐ。

ひたすら階段なので登山としての面白味はないですが、八丈富士の醍醐味は山頂に立ってから。そこで景色も一変します。

 

八丈富士 お鉢巡り

11時15分、お鉢巡りの路に到着。

ここにきて突然と目の前に広がる景色、それがとにかくすごい!

 

八丈富士 火口の森林

目の前に広がる、八丈富士の広大なカルデラ。

 

八丈富士の火口の絶壁

八丈富士の火口

周囲をぐるっと壁のように囲う断崖絶壁の火口壁。

写真一枚では収まりきらない、見渡す限りの広大な八丈富士の火口部。この広い山頂のお鉢を一周巡ることができます。

 

八丈富士・お鉢巡りハイキング

ここからお鉢巡り。ぐるっと一周歩くついでに、八丈島の全容を上から確認することもできます。

 

八丈富士・お鉢巡り登山

振り返ればすぐそこには海。海からの風がやや冷たかったけども展望はいうことなし。

 

八丈富士から見る底土港

船が到着した底土港も良く見えました。底土港あたりが三根というエリアで、スーパーや飲食店もあって4日間の島生活の拠点となたところ。この三根と大賀郷というエリアが島の中心地となっています。

 

八丈富士・カルデラのお鉢巡り

展望も楽しみながら火口の淵を歩いていく。

10分くらい歩いた先に、最高地点の山頂標識が立てられた場所があります。

 

八丈富士・火口の断崖絶壁

それにしても素晴らしい迫力!低山と思えない、標高以上のスケール感があります。

一般的にイメージする火山と違うところが、露出している岩石が少なくて緑が豊富なところ。低山であり、かつ温暖な気候からなのか、苔や森林が生い茂って荒々しい火山のイメージとは少し異なる世界観。

 

八丈富士カルデラ・火口丘

火口の内側・カルデラにある隆起した台地が中央火口丘。北アルプスの雲ノ平を少し思い出させるような、山の上に広がる台地。

森林がなければ闘技場のようにも見えていたかもしれない、舞台感ある平らな土地でした。

 

八丈富士・中央火口丘の大池

火口丘は湿地帯になっているようで、池がいくつか見えました。あそこらへんは登山道が通っていないので、歩こうとしたらそこはジャングルと変わらない密林地帯なんでしょうね。

温暖な気候だからなのか、生い茂る緑も本土のものとは全然違って見えました。森林というより、まさにジャングル。

 

八丈富士・火口のお鉢巡り

GWということでたくさんの人が登っていた八丈富士。こちらの団体さんは、おそらく翌日の三原山でもすれ違った方々。八丈富士は賑やかだったのに、翌日の三原山で会ったのはこの人たちくらいで、静かなもんでした。八丈富士と比べると三原山はそこまで人気はないようです。

全然関係ないけど、年配のグループを追い越すときに、どこへ行っても「新幹線が通ります」とか「特急が通過します」と表現されるのはなぜだろうか…?(笑)

 

八丈富士・火口の絶景

写真に映っている黒い飛行物体はツバメ。風を切る音が聞こえるほど、たくさんのツバメがすぐ近くを飛び交ってました。

 

八丈富士からの海の展望

 

八丈島・八丈富士登山

片手には海、片手には火口を眺めながらの贅沢なお鉢巡り。

これほどダイナミックな火口が広がっているのは麓からでは当然見ることができず、登ったからこそ味わえる景色。

 

八丈富士のお鉢巡り

山頂に立つと遮るものもないので、対岸の火口稜線を歩く人も良く見えます。

人の大きさと対比させると火口の外壁がいかに巨大なのかがよくわかる。

 

八丈富士の火口稜線

 

八丈富士から眺める三原山

正面に見えるのが三原山。この八丈富士と対を成す山で、この2つの間の平地に街があります。

街の横には八丈島空港の滑走路も見えました。1日3便ほど羽田空港と往復していて、飛行機を使えば1時間もかからずに島まで来れてしまいます。

 

八丈富士から眺める八重根港

あちらはキャンプ場とは反対側の西側の海岸。八重根港という漁港もあって、3日目に釣りをしたのがあそこ。

 

八丈島・八丈富士の火口トレッキング

それにしても本当に素晴らしい迫力を見せてくれる八丈富士の火口。見れば見るほど岩に生い茂る苔の緑が綺麗で、一般的に岩石が堆積するだけの火山とは違う魅力があります。

 

八丈富士のお鉢巡り

標識にある通り、火口稜線は道も狭いので足元注意。

吹き付ける海風も強く、くれぐれも火口側に落ちないように。

 

八丈富士のお鉢巡り・山頂

 

八丈富士山頂

お鉢巡りの途中に八丈富士山頂がありました。標識があるところがこの山の最高地点。標高854mは伊豆諸島の最高峰でもあります。

 

八丈富士の火口稜線

歩いてきた稜線。多少の起伏はありますが、ほとんど平坦なのでお鉢巡りは疲れることなく終始気持ちよく歩けます。

 

八丈富士・断崖絶壁のカルデラ火口

これから歩く稜線。まだお鉢巡りは1/4ほど。グルッと一周するだけですが、方向によって見える展望も違うので、それがまた面白い。

 

八丈富士・中央火口丘の森林

カルデラの密林ジャングル。上からは見えないですが火口部には浅間神社の社もあって、そこまでだったら道も整備されているので降りていくことができます。

帰りに立ち寄ってみることにしました。

 

八丈富士山頂からの展望

真下に見える草原が島の観光名所の1つ「ふれあい牧場」。ここからでも放牧された牛の姿が見えました。

あそこの売店で売っている八丈島ジャージーアイス(ジェラート)が濃厚で美味しかったのでぜひとも食すべし!

 

八丈島ジャージーミルクアイス

これ。島のスーパーでも普通に売られてました。

 

八丈富士のお鉢巡り

まだまだ続く火口稜線ハイキング。お鉢巡りも西側に差し掛かってくると、船の上からも見えていたあの島が見えてくる。

 

八丈富士からの八丈小島

八丈島から少し離れたところに浮かぶ八丈小島。島というよりも山そのもので、海の上に山が聳えているような不思議な景観でもありました。

 

八丈富士のカルデラ

迫力ある火口壁、その絶壁の最大落差を見せるのが西側のこのあたり。

 

八丈富士・断崖絶壁の火口

間近で見るとその迫力も絶大。緑が生い茂っているので、火口丘の森林だけ見ると火山ということを忘れそうになりますが、岩肌がチラッと見えていたり、下の方を良く見ると大岩が点在していたりもするので、そういうところで荒々しい火山の面影を垣間見ることができます。

 

八丈富士・中央火口丘の森林

 

八丈富士・断崖絶壁の火口

 

八丈富士・断崖絶壁のお鉢巡り

うまく表現できないけど、本土で見る山とはやはり異質な雰囲気。

苔が張り付いているようにも見えて、遺跡を見ているようなノスタルジックな感傷に近いものもある。これから色々と八丈島の観光はしていくけども、やはり八丈島に来たからにはぜひとも八丈富士には登ってお鉢を一周巡ってほしいところ。

 

八丈富士・お鉢から見る火口の森林

絶壁から見下ろす火口の底。柵なんて親切なものはないので、誤って落ちないように。

周囲が海なので海風も強くて、強風が吹きつけるときなんかは身体を持っていかれないようにも注意が必要。

 

八丈小島

八丈小島の全貌。本当に海に山が浮かんでいるような感じ。見える山は太平山という名の標高616mの山で、かつてはあの島にも人が住んでいたそうです。

現在は無人らしいけど、あの山の山頂も木々がなくて展望よさそうなので、こうして見ているだけで疼くものがある。

 

八丈富士・火口の稜線

お鉢巡りの途中はあまり開けたポイントもないので、手ごろな岩場付近でお昼休憩。

 

八丈島 明日葉ロール寿司

朝のスーパーで買った明日葉ロール寿司。八丈島に来たら絶対に一度は食べるであろう明日葉(あしたば)。島随一ともいえる名産品です。

 

八丈島 明日葉ロール寿司

香草のように香りと味にクセがある明日葉。寿司も美味しかったけど、割と苦みもあるので天ぷらの明日葉が個人的には一番でした。

 

八丈小島と牧場

ボーっと八丈小島を眺めながらのお昼ご飯。

見れば見るほど行きたくなった八丈小島。あちらへ行く観光船などはないので、今回は残念ながら行けなかったけども、漁船を持っている島民と親しくなれればもしかしたら連れて行ってもらえるのかもしれない。

こちら側の麓にも牧場が広がっていて、牛が放牧されていました。

 

断崖絶壁の八丈富士の火口

少しアングルを下げてみると、本当に壁のように立ちはだかる火口壁。

火山は本土にもたくさんありますが、ここまで綺麗なカルデラが形成されているのもそう多くはなく、かつここまで緑が豊富なのも稀。

離島ならではの独特な自然景観を見せてくれる八丈富士。

 

八丈富士登山・岩の稜線

お鉢巡りも半分が終わって、ここからは島の北側に差し掛かるところ。

火山特有のガレた岩場も出てきます。

 

八丈富士登山・カルデラ火口の絶壁

相変わらずの断崖絶壁の稜線ですが、こちらに来ないと見れない景色がまた1つあって、

 

八丈富士・中央火口丘の断崖絶壁

それがこちら。火口の内部に見えていた中央火口丘、その北側も絶壁になっていて、カルデラの中にさらにカルデラがあるような景観。2層にえぐられた大地を見るに、大昔の噴火の威力が感じられます。

 

八丈富士登山・お鉢の岩場

お鉢巡りの途中にあった、度胸試しともいえる突き出た岩の展望台。

その場に行ってみるとわかるけど、かなりの恐怖体験ができます。

 

八丈富士・断崖絶壁の岩場

上から見るとこんな感じ。

細い岩場なのでポキっと折れやしないかも心配。度胸試しもほどほどに(^_^;)

 

八丈富士の火口

 

八丈富士登山 お鉢の稜線

 

八丈富士登山 お鉢巡り

北側はお鉢巡りの中でもやや窪んでいるので、低いアングルからの火口を眺めることができます。

複数に分かれた台地の層がまたダイナミックな景観。

 

八丈富士登山 岩の中央火口丘

この岩壁もなかなかの見もの。山頂の標識があった側からだと見えない位置なので、お鉢巡りをきちんと一周してこそ、八丈富士の真の魅力に触れることができます。

 

八丈富士の稜線登山

稜線好きにはたまらないこのお鉢巡り。歩いているところは火口の淵ですが、本当に大きな火口なので両側が切り立った稜線を歩いている感覚に近いです。

 

八丈富士からの青空と雲

八丈富士の火口壁と青空。モクモクと湧く雲が、夏の予感を感じさせる。

八丈島は日中は半袖で過ごせましたが、朝方と夜は割と冷え込んで、10℃を下回っていた日もあったんじゃなかろうか。テントも結露していたし、おそらくこのゴールデンウィークに関しては都内よりも最低気温は低かったと思います。

 

八丈富士登山・断崖絶壁の火口

何枚も載せてしまうけど、本当に見どころ満載のお鉢巡りです。八丈島を訪れてまず最初にやってきた八丈富士なわけだけども、いきなり島内随一の景色を見てしまったかもしれない。

八丈島の豊かな自然を存分に感じられる場所です。

 

八丈富士の稜線

序盤で見えた底土港が見えてきたらお鉢巡りもおしまい。休憩をはさんで1時間以上かけて歩いたので、7合目から山頂に登ってきた時間よりもお鉢巡りを堪能できました。

 

八丈富士・中央火口丘の森林

火口の森林地帯と外壁のようにジャングルを守る火口壁。

 

八丈富士お鉢巡り

 

八丈富士火口へ

お鉢巡りの開始ポイントに戻ってきました。

せっかくなので少しだけ火口の方へ降りてみることに。浅間神社へ行ってみます。

 

八丈富士・火口の森林地帯

上から見えていた通り、ジャングルのような草木が覆う登山道を下っていきます。

苔も生えていて、まさに密林という雰囲気。道を外すと藪漕ぎ&ぬかるんだ湿地帯となるので、散策するならそれなりの覚悟は必要。探検という感じがして、それはそれで面白そうではあるけども……

 

八丈富士 火口の木道

浅間神社までは木道も整備されていました。この木道のおかげで泥だらけにならずに済みます。

 

八丈富士 火口の浅間神社

木道の先にあったのが鳥居と小さい社。八丈富士を見守る神が祀られた場所。

樹々のトンネルを抜けた中にある自然と調和した神社、自然の力を感じさせる厳かな雰囲気を感じられるところでした。

 

八丈富士 浅間神社の展望台

この浅間神社の奥には簡単な展望台も用意されています。

 

八丈富士 浅間神社からの火口稜線

展望台からの景色。先ほど歩いていたお鉢を見上げるアングルになりますが、ここよりもまだ下に密林が広がっているあたり、火口部の広さを体感できます。

浅間神社に立ち寄ったとしても、それは火口のほんの入口に過ぎない場所。バリエーションルートにはなりますが、頑張れば火口丘の大池にも行けるみたいです。

 

八丈富士 浅間神社からのお鉢

八丈富士自体は島の中でも屈指の観光スポットになっていますが、そこに広がっているのは手つかずの大自然というのが、実際に歩いてみて良くわかりました。

いきなりここに来てしまって八丈島のメインディッシュに食いついてしまった形ですが、島にはまだまだ見どころとなる観光スポットがあったので、それも追々紹介していきたいと思います。

 

八丈富士 下山

お鉢巡りと浅間神社参拝を終えて、八丈富士を下山。最初から最後まで海が見えていたけども、登山において海が見渡せるというのは、それだけで爽快な気持ちになれるもの。

島の全容を見渡す意味でも、最初に八丈富士を登っておいて良かったのかもしれないです。

 

八丈島七合目駐車場

13時過ぎに登山口に戻ってきました。スタートが11時頃だったので往復2時間程度の行程でしたが、色々と絶景を堪能できた山登りでした。

 

八丈富士登山編としてはこれでおしまいですが、この後も色々と島の観光スポットを巡ったので、それも追々書いて行こうと思います。(しばらくブログは八丈島ネタになるかも……)

 

八丈島にもし来ることがあれば、おそらく八丈富士は誰もが登りに来るとは思います。実際、家族連れで小さい子どもなんかも登ってたし、しっかりとした登山装備の人なんて半分もいなくて、普段着で登っている人もたくさんいました。

7合目から登れば誰にでも登れる山ですが、ぜひとも山頂だけの往復ではなくお鉢をぐるっと一周巡ってほしいです。西側に行けば八丈小島も眺めることができるし、それぞれの方向からしか見れない絶景というものもあります。

本土ではなかなか味わえない世界観、大火口の魅力に存分に浸れるので、八丈富士のお鉢巡りは一押しの観光スポットとして推しておきます。

 

八丈富士登山・断崖絶壁の火口

八丈島の大火口の魅力に迫る、八丈富士登山編でした。

 

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【日程】

2017年5月3日 晴れ

【コースタイム】

10:50 7合目駐車場
11:15 お鉢巡り
11:35 八丈富士山頂
12:40 浅間神社
13:10 7合目駐車場

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