八甲田山 広大な湿原歩きと紅葉登山 (酸ヶ湯温泉ルート)

八甲田山 広大な湿原歩きと紅葉登山 (酸ヶ湯温泉ルート)

青森遠征登山、2日目は紅葉の八甲田山へ登ってきました。

八甲田山というのは単体の山としては存在せず、十和田湖周辺に聳える火山群の総称。大きく北八甲田と南八甲田に分かれますが、今回登ったのは北八甲田山系。

酸ヶ湯温泉を基点に八甲田山の最高峰でもある大岳、ダイナミックな噴火口が見ものの井戸岳・赤倉岳、紅葉の名所でもある毛無岱の大湿原をぐるっと周回してきました。

岩木山と同様、こちらも登山口まで路線バスが運行している上にロープウェイもあるので手軽に登ることができます。紅葉のピークがまさに始まったところで、絶好の撮影ポイントにもなっている毛無岱の階段から、その見事な紅葉風景を眺めることができました。

 

紅葉に彩られた大湿原広がる八甲田山へ―――

 


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岩木山に続いて2日目は八甲田山へ。岩木山と並んで青森県の日本百名山の1つでもあります。

独立峰の岩木山に対して八甲田山は火山連峰。同じ火山でありながら、その見た目も山の雰囲気もまるで違う両者。全く違った登山を楽しめます。

今回の遠征登山のメインはこちらの八甲田山。広大な湿原と火山群が形成する稜線歩きは自分の求めるところでもあり、東北の山のイメージとしてもこういった雄大さが自分の中にはあるので、どちらかと言うと岩木山よりも八甲田山を楽しみにしてました。

八甲田山もロープウェイが設置されているので、それを利用してしまえば割と簡単に登れてしまいます。ただ、行きも帰りも利用してしまうと紅葉のメインでもある毛無岱の湿原を取り入れたルートを組みづらいので、ここはせっかくなら酸ヶ湯温泉を基点に歩くのがおすすめ。やや時間はかかりますが、井戸岳と赤倉岳まで歩けば、ダイナミックな噴火口まで見れて、八甲田山の魅力を最大限に味わえます。

 

~~ 2016年10月1日 八甲田山 日帰り登山 ~~

1日の始まりは青森駅から。バスの始発が7時50分と時間に余裕があったので、軽く朝の青森市街地を散歩。

青森駅からすぐ近くの「青い海公園」で朝日を迎える。山に行かないときは基本的に運動の類をしないので、こういう海沿いの公園が家の近くにほしいところ。そうすれば、自分だって少しくらいはジョギングをしようと思えるんだが、、、

前日の岩木山と比べるとこの日の山登りはハイキングレベルなので、朝からかなりのゆったりモード。

 

目の前に広がる陸奥湾の海。海側は晴れてくれたので、左手には津軽半島、右手には下北半島まで見渡せました。

八甲田山はこの時間帯は厚い雲に覆われて見えず……。スタートが遅いのはちょうど良かったかもしれない。

 

7時50分、青森駅始発の十和田湖行きJRバス「みずうみ号」に乗車。ここから酸ヶ湯温泉まで乗車時間は1時間以上ありますが、高速バス仕様なので、長い列ができていてもおそらく全員座れます。週末の紅葉ピーク時でも行き帰り空席ありました。

 

八甲田山の麓に広がる萱野高原(かやのこうげん)でトイレ休憩。行きだけ観光案内の一環としてここで10分ほど停車となりました。

ここから眺める北八甲田山がまた見事!左から前嶽、赤倉岳、田茂萢岳。雲もこの時間になるとほとんど取れてくれて、最高の登山日和となりそう。

 

かやの茶屋。「1杯飲むと3年長生きし、2杯飲むと6年、3杯飲むと死ぬまで生きる」と言われている三杯茶が用意されており、無料で飲むことができます。

 

ここから20分ほどで酸ヶ湯温泉に到着となりますが、その間にバス車内では、あの有名な「八甲田雪中行軍遭難事件」のお話が流れます。199人もの犠牲者が出た、国内では登山史上最悪とも言われている山岳遭難事故。

命を失った歩兵隊の魂を慰めるために建立された雪中行軍遭難記念像がこの近くにあるとのこと。

八甲田山の樹氷はぜひとも見てみたいけど、この話があるだけに冬の八甲田は何となく怖いイメージがある。。

 

9時15分、酸ヶ湯温泉に到着。手前のロープウェイ駅で降りる登山客が多かったですが、今回はロープウェイは使わずにここを基点に周回します。

 

青森県内でも有数の温泉宿というだけあって、駐車場もかなり広い。

紅葉シーズンの絶好の登山日和ということもあって、9時の時点でほぼ満車に近い状態でした。

 

反時計回りで歩くことにしたので、薬師神社の登山口へ。道路脇の鳥居が目印です。

左奥に見えているのが、八甲田山最高峰・大岳

 

丸みを帯びた三角形の大岳。まずはあの山頂を目指す。

大岳の山頂が標高1584m。すでにここが標高900m地点なので700mほどの山登り。久しぶりに緩い山行なので、のんびり行きます。

 

薬師神社登山口

 

入り口にとんでもない標識を発見。

日本山脈縦走起点

こんなものがあるとは初耳。終点はどこなのかと思ったら、山口県の秋吉台だってよ…。五千キロ踏破なんて書いてあるぜ。。。

秋吉台にはいつか行きたいと思ってるから、この標識はその時にでもまた思い出すだろうな。

 

スタートからしばらくは階段状の緩やかな道が続きます。樹に覆われているので展望はなし。

連日の雨のせいでぬかるみもかなり激しかったです。

 

30分ほど登ると地獄湯の沢に出る。突然展望が開けて、火山特有の硫黄臭が立ち込めるところ。

この沢の下には地獄沼という池もあります。そこも紅葉の名所の1つですが、10月上旬だとまだ全然色づいていない時期。

 

視界が開けたと同時に飛び込んできた紅葉がまたすごい綺麗でした。

山頂付近はだいぶ見頃。八甲田山は紅葉を長く楽しめる山でもあって、10月上旬は山頂から中腹にかけて、下旬になると麓の酸ヶ湯温泉や地獄沼、さらに近隣の奥入瀬渓流や十和田湖あたりでピークとなります。

 

振り返って見える山々が南八甲田連峰。三角形の山はおそらく乗鞍岳。

 

ここから先は展望も開けて楽しくなってくる。沢のガレ場の脇を登っていきます。

向かう先に見える紅葉が良い色づき。

 

ある程度登ると木道が出てきて、一転して湿原風景に変わる。

 

仙人岱という湿地帯。草紅葉が見ごろを迎えていました。

この草紅葉に関しては、後ほど行く毛無岱の大湿原が有名で、秋の八甲田山の紹介でよく登場する紅葉の名所になっています。

 

仙人岱の湿原から見る大岳。八甲田山の最高峰。

 

木道の先には似たような山容の山。大岳に対してあちらは小岳。あの小岳の奥に、高田大岳という綺麗な三角形の山もありますが、そちらの方面はやや悪路のようで地図上でも破線ルートになってました。

 

小岳との分岐を過ぎて大岳方面へ。

 

八甲田山のほんの一部にしかすぎないけども、この仙人岱周辺だけでも八甲田の雄大な景色に触れられる。

これぞ東北!と言える景色をいきなり見せてくれました。

 

登るほどに見えてくるのが南八甲田山系。見た感じ山頂部も剥げていて登ってみたら展望も良さそうだけど、こちら側の北八甲田と違って南八甲田は自然保護のためにササの刈り取りなどが一切行われておらず、登山道も悪路だとか。

記録を見ると、春スキーなど雪のある時期に登っている人が多かったです。

 

大岳までの登り。少し登るたびに色々な景色が見えてくる。

 

小岳の奥の高田大岳も見えてきました。

山もいいけど空も綺麗。本当に気持ちのいい青空!9月は悪天が多かったので、こうして澄んだ青空を見たのが久しぶりな感じでした。

 

山頂直下に広がる鏡沼。草が生い茂っていたので、鏡のようには見えなかったな。

 

山頂まで階段で整備されていたので、序盤のぬかるみ以外は歩きやすい道でした。

 

10時45分、八甲田大岳山頂に到着。山頂はこんな感じで広々してます。

 

山頂から東側の展望。右手前が小岳。中央の綺麗な三角形が高田大岳。そのさらに奥に同じ形で子どものように寄り添っているのが雛岳

高田大岳がとにかく目立つ。あの山の麓には日本三大秘湯の1つ、谷地温泉もあります。高田大岳の山頂からは、ギリギリ十和田湖も見えるらしいので、大岳とはまた少し違った展望が楽しめそう。

 

こちらは登ってきた南側の展望。目の前に広がるのは南八甲田の雄大な自然。この景色がまたすごいスケール!

保護区域のために手つかずの大自然が広がっているあたりは北海道にも通じるものがある。火山の姿が垣間見れる北八甲田に比べると、南八甲田は緑が多い印象がありました。

十和田湖は南八甲田の山の裏側に隠れてしまうので、残念ながらここからは見えず。

 

北側にはすぐ近くに井戸岳赤倉岳がどっしりと聳えてました。あちらに噴火口があって、八甲田山の中では一番火山の面影を残している場所。

この時はあの山には登らずに降りる予定だったけど、この数分後に気分が変わって結局登ることになりました。

 

ロープウェイ駅の建物も見えました。

そしてその背後の青森市街と海の展望がまた素晴らしい!こうして見ると、街からも海からも非常に近い位置に山がそびえ立っているのがわかります。

 

山頂は風がやや冷たかったので、下の避難小屋で休憩することに。

さすがにロープウェイもあるし、それを使わないでも短時間で登ってこれるので、すごい人の数でした。

ツアー団体も結構多かったし、外国人観光客も意外と多かったです。

 

来た道は戻らず、そのまま進んで大岳避難小屋方面へ下る。

 

陸奥湾の展望が実に爽快。街の近くにこれだけの展望広がる山があるって羨ましいぜ……

 

下っている途中、眼下に見えたのがお目当ての毛無岱の大湿原

上からでも草紅葉がピークに達しているのがわかる。八甲田山の紅葉として真っ先に挙げられるのがあの湿原です。早くあそこに降りて絶景を拝みたい。

 

目の前に迫る井戸岳もまたすごい。クレーターのようにぽっかりと山がえぐられています。

富士の宝永山にやや似ている。

 

11時過ぎ、大岳避難小屋に到着。あとは降りて湿原をゆっくり散策するつもりだったので、ここでしばらく休憩。

 

避難小屋の近くにはベンチもたくさん用意されているので、休憩に最適でした。

少し早めのお昼ご飯を食べながら大岳を眺める。

日差しが暖かく、歩くにも休むにもちょうどいい気温。この時期が一年で一番歩きやすい。

 

先ほど見えたクレーターの中にいる。底に水が溜まって池のようになってました。

できるだけ早く毛無岱の湿原に行きたかったけど、こうして眺めていると、やはりどうしても登りたくなってくる(笑)

しかも、上から見るよりも登り返しがきつくなさそう。地図を確認して井戸岳~赤倉岳に寄り道しても何とか帰りのバスに間に合いそうだったので、せっかくなので登りに行くことにしました。

 

そんなわけで引き続き登山続行。クレーターの縁にあたる稜線を登っていく。

天にまで登るように敷かれた階段。これはこれで絵になる風景。

 

井戸岳のクレーター内部もなかなか紅葉してました。

 

井戸岳側から見る大岳。

山の斜面に立ち並ぶツリーが、冬には雪を纏ってスノーモンスターとなる八甲田山。冬の樹氷景色も有名なので、ぜひ一度は見てみたい。

 

階段を登り切ったところ。円の縁をなぞるように湾曲した稜線を歩いていく。なんとも自分好みの平坦な稜線ではないかっ!

そしてこの陥没した大穴こそが八甲田山の噴火口。

 

写真にはとても収まらない巨大な噴火口。直径200m、深さ60mはなかなか見れない規模。

溶岩が壁のようにそそり立っている。

 

標高1550m、井戸岳に到着。ここがピークなのか微妙だったけど、途中に看板が設置されてました。

 

八甲田山のスケールを象徴する大噴火口。山の規模に比例するかのように噴火口もでかい。

この井戸岳、さらに次に行く赤倉岳は、序盤で見た穏やかな湿原とはまた違う世界が広がっています。もともと登るつもりのなかった自分が言うのもアレだけど、ここは時間があればぜひ立ち寄るべきところ。

 

短いながら、大穴を横目に歩けたこの外輪稜線も楽しい道でした。

三角形の高田大岳の存在感は相変わらず。

 

そのまま道なりに歩いて、隣の赤倉岳へ。目の前の丘を越えると、また荒々しい風景が飛び込んできます。

 

こちらが赤倉岳。東側の斜面が完全に切れ落ちて断崖絶壁となっている、これが赤倉断崖

 

昔の火山爆発によって山の中腹あたりまで吹き飛ばされた荒々しい姿。

強大な爆発であったことを容易に想像できる場所です。

 

断崖絶壁の縁を歩いていく。

一応柵はあるものの、強風時は通行注意の看板もありました。

 

ロープウェイや青森市街からだと山の裏側になるので、ここまで登ってこないとこの姿を見ることができない。

まさに赤倉岳の裏の顔。

 

標高1548mの赤倉岳。ここからの展望も素晴らしい。

 

眼下に見える建物がロープウェイ乗り場。手前の湿原は田茂萢湿原(たもやちしつげん)。

池塘もあって、あちらの草紅葉もなかなか綺麗そうです。

 

ただ、やはりそれ以上に広大なのが毛無岱(けなしたい)の大湿原。

一目平坦な湿原に見えますが、良く見ると実は2段になっていて、左手前の湿原が上毛無岱、右奥が下毛無岱。上毛無岱から下毛無岱へと向かう階段が、紅葉の絶好の撮影スポットになっています。

いよいよお次はあちらへ。

 

まずはロープウェイと毛無岱の分岐まで階段を一気に下る。道なりに直進し続けてしまうとロープウェイ駅に出てしまうので、酸ヶ湯方面の分岐を見逃さないように。

 

分岐から山の斜面をトラバースする感じで横移動。酸ヶ湯ルートに合流。

この合流ポイントに出るまでが泥濘激しく、なかなかの悪路でした。。。展望もないし靴も泥だらけになるしで、歩いていて楽しい道ではなかった。

 

それだけに、次に現れた絶景には目を奪われた。

 

青空のもと、一本の木道が敷かれた広大な草紅葉の世界。

先ほどまで上から眺めていた毛無岱の湿原に降り立つ。

 

尾瀬の草紅葉を彷彿させる景色。

尾瀬と違うのは八甲田山の湿原は池塘がほとんどない所。逆に八甲田の湿原には所々に低い木々が立っているので、この木の葉の色づきも合わさって、紅葉時期はより華やかな景色を見せてくれる。

そして冬にはこれらの木が樹氷となって、さらなる絶景を見せてくれる。

 

振り返って見る登ってきた山たち。右が最高峰の大岳、左が井戸岳・赤倉岳。

こんな感じで草紅葉と合わせて葉の色づきも加わるので、とても綺麗な紅葉風景が広がります。

 

まぶしいくらい金色に染まる世界。本当に素晴らしい!

先ほど登った赤倉岳もこちらから見ると普通の緑豊かな山にしか見えない。あの断崖絶壁が裏の顔だというのを、あらためて思い知ります。

 

穏やかな木道歩きはしばらく続く。

天気も前日に比べたら全然良かったので2日目に八甲田山を持ってきて本当に正解でした。

 

上毛無岱の休憩テラスから望む北八甲田山。なんという壮大な景色……

山頂付近でたくさん人に出会ったわりに、この湿原はそれほど混雑してないのも良かった。木道の道幅は一人分しかないので、すれ違いや追い抜き困難です。

 

一面に広がる金色の草紅葉。山の上にいるのを忘れさせる草原風景。

 

 

大して景色は変わらないのに、数歩進んでは振り返って写真を撮ってしまう。

なかなか足が進まない場所でした。

 

しかし、本当の見所はこの先にある。

 

上毛無岱から下毛無岱へと下る階段。

 

これが有名な上毛無岱から見下ろす下毛無岱の紅葉風景。

雑誌に良く載っているこのアングルは、この階段から撮影されたもの。階段では上り下りする人みんな立ち止まっての撮影大会になってました。

 

まだ若干緑が多めですが、それでも見ごたえ十分。

澄んだ空と雲も合わさって、期待以上の紅葉風景を見せてくれました。

遥々遠く、青森まで登りに来たのは決して間違いではなかったと思えた瞬間。

 

階段を下りてきて、また再び木道歩き。上毛無岱よりも湿原の規模は小さいですが、下毛無岱には池塘もいくつか点在しています。

木道が池塘に浸っている箇所もあったので、そこだけやや注意。あと、この手の足場のない木道は雨上がりは非常に滑りやすいので、それも要注意。

 

振り返って見て、歩いてきた階段脇の樹々も物凄い色づいていたのを知る。

自分が今回歩いたコースとは逆回りで歩くと、この紅葉を愛でながら階段を登っていった先で↓

この景色が飛び込んでくるので、それはそれで感動しそう。

ロープウェイから大岳への単純な往復ではこの場所へは来ないので、それはあまりにもったいない。紅葉のピークはここにあるので、上毛無岱~下毛無岱はぜひとも訪れるべきところだと思います。

 

この後もしばらく続く木道路。

雲が多くなってきたけど、それすらも綺麗に見える。

 

正面に南八甲田の山が見えたあたりで、湿原地帯もようやく終わり。

最初から最後まで草紅葉が綺麗でした。

 

樹林帯に入る前に最後の絶景。

北八甲田の山をバックに湿原の草紅葉と木々の紅葉。

今年も色濃く残る紅葉登山ができました。

 

樹林帯に入ってからの下山は割とすぐ。13時40分に酸ヶ湯温泉に戻って来れました。

 

帰りのバスまで1時間以上あるので、ゆっくり酸ヶ湯温泉に浸かって帰る。

この酸ヶ湯温泉の名物は「千人風呂」。その名の通り、千人でも入れそうなほどの巨大な浴槽(内湯)がある温泉。当然、実際は千人も入れないけど、大人数で入っている酸ヶ湯温泉のポスターを青森に来れば一度は目にすることになるので、この温泉だけを目当てに来る観光客も多いです。千人風呂は混浴ですが、それとは別に小さいけど男湯・女湯もありました。

 

14時50分発のバスに乗って酸ヶ湯温泉を後にする。

バスを待っている間にタクシー運転手の営業トークが炸裂で、「4人で乗ればバス料金とほぼ同額で駅まで送ってあげる」と勧誘してました。実際、お互い初対面と思われる4名がパーティー組んでタクシーに乗って帰っていったので、バスの時間が中途半端だったらタクシーと交渉してみるのもありかもしれないです。

 

行きで立ち寄った萱野高原から、八甲田山にお別れ。

とても気に入った山でした。次はぜひとも冬の雪の時期に訪れてみたい。

 

帰りは新青森駅で下車。2010年に開業された新駅舎なのでピッカピカ。

駅前には特に商店街とかはないけど、駅構内に食べ物屋さんがあります。

 

お目当てはこちらの魚っ喰いの田。駅ビルの店ながら、なかなか美味しいとこのことだったのでここで夕食。

16時過ぎだったので、空いてました。

 

大間のマグロ・ホタテ・ウニ丼。青森のオールスター勢ぞろいだったので迷わずこれにした。

マグロもウニも旨かったけども、やっぱり青森に来て一番感動したのはホタテ。肉厚で甘みもあって、本当に美味しかった。青森に来たら迷わずホタテを食すべし!

 

最近はなかなか山に3日以上費やすことができないので、この丼ぶりで締めて無念の帰途に就いたけど、とりあえず無事に2日間の青森遠征登山がこれで終了。

 

1日目の岩木山も予想外の紅葉登山で楽しめたけど、それが霞むほど2日目の八甲田山の紅葉がインパクト絶大でした。これはぜひとも一度は見てほしい景色。

 

事前に雑誌や他の記録で何度も見てはいたけど、実際に目の当たりにすると、毛無岱の大湿原の紅葉はやはりスケールが違いました。

金色の草紅葉が目立つけど、樹の葉の赤や黄色の紅葉、さらに紅葉前の緑も加わるので、なんとも彩り豊か。毛無岱の紅葉がピークを迎えたのはこの数日後だったので、タイミングよくいけばもっときれいな紅葉が見れると思います。

 

秋の八甲田山、火山風景と稜線歩きも合わせて、本当に楽しい山でした。

 

次は樹氷を見に来よう。そして、またホタテを食べに来よう。

 

おしまい

 

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【日程】

2016年10月1日 快晴

【コースタイム】

酸ヶ湯温泉(9:15) — 大岳(10:45) — 大岳避難小屋(11:10) — 赤倉岳(11:45) — ロープウェイ分岐(11:55) — 毛無岱分岐(12:15) — 酸ヶ湯温泉(13:35)

 

 

 

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