お伊勢山~御前山~岩殿山 (秀麗富嶽十二景 完結編!)

お伊勢山~御前山~岩殿山 (秀麗富嶽十二景 完結編!)

秀麗富嶽十二景フリークの皆様へ

そんなフリーカーがいるのかわかりませんが、お待たせしました。これが本当のラストです。完結編です!もちろん、これからも秀麗富嶽は登るとは思いますが、一巡目はいったんこれが一区切りです。

最後の最後で残していた隠れキャラ、No8の「お伊勢山」。年の瀬に仕留めてきました。ここまで来るのに本当に長かった、、、

さらに、同じくNo8の岩の殿堂「岩殿山」、そして秀麗富嶽ではないけど展望最高な「御前山」も合わせて登るという、自分にとっては豪華フルコースの山旅。一人でテンション上がって最高の登山でした。

 

『秀麗富嶽十二景』制覇への旅、これにて完結―――

 


【日程】

2012年12月26日

【コースタイム】

JR大月駅(6:40)→上真木BS(7:20)→お伊勢山(7:30)→上真木BS(7:45)→JR大月駅(8:10)

JR大月駅(8:25)→厄王権現石碑(9:00)→御前山(9:50)→菊花山(11:20)→JR大月駅(12:05)

JR大月駅(12:15)→岩殿山(12:50)→→お昼休憩→→行動開始(13:40)→稚児落し(14:45)→登山口(15:10)→JR大月駅(15:50)

※縦走ではなくJR大月駅を中心に周回するコースとなっています

 

 

「秀麗富嶽十二景」、、、このブログでもう何度も書いてるネタです。いい加減覚えてくれた人もいるかな?w

一応説明すると、、秀麗富嶽十二景(しゅうれいふがくじゅうにけい)というのは、山梨県大月市に散らばる12個の山域で、富士山が綺麗に見える山々がノミネートされています。No1~12の番号が振られていているのですが、1つの番号に2個の山が選ばれていたりもするので、山の数は19座もあります。

このNo12までを制覇してやろうと目論んだのは、、、いつだったかはもう忘れてしまいましたが、間違いなく今年の目標の1つでした。

 

2か月前、No2,3の小金沢山~ハマイバ丸の縦走記録を”秀麗富嶽十二景のフィナーレ”としていたのですが、実はわけありで1座だけ残していたりもして、、、

今回はその1座を含む、大月市で大好きな山を回る、自分にとっては最高に熱い山旅なのさ!

 

という感じで、今回の山記録スタート。

※以下、かなり自己満足的な内容になっていて、温度差がありすぎるかもしれませんが、何卒ご了承ください。。

 

今回、御前山~岩殿山を企画してみたら平日にかかわらず9人も集まってくれました。毎度毎度、感謝!どちらもJR大月駅を起点に登れる手軽な山でありながら、展望最高というお得な山です。バス利用がないってのが、企画側としてはやりやすいね。

とりあえず集合時間を8時半に設定したのですが、、、自分はちょっと野暮用があるので、一足先に6時半に大月入り。

着いた時はまだ空が白み始めた頃。。風も冷たくとにかく寒かった。。

氷点下の中、朝7時発のハマイバ行きのバスを待って乗車。目指すは「上真木」というバス停。

 

上真木BSを降りるとすぐ近くに神社があるのでそこへ入っていきます。この上に目指すべき場所が……

 

これから目指すべき山の名前は「お伊勢山」。これまで、あえてこの山を抜きで語ってきたのには少々理由があって、、

 

このお伊勢山、「山」とはついているものの、標高300m程度の丘陵地です。そもそもここは”五福巡り”という5つの神社をめぐる場所。

 

だから他の山とは扱いが異なるってのもありますが、本当の理由は別にありまして、、

 

その答えがこちら。

 

墓地の脇に造られた1つの顕彰碑。石碑に映っているのは写真家の白籏史朗氏。この人こそ、まさに秀麗富嶽十二景を選定した方。生みの親ってわけね。

 

ここに顕彰碑が建てられているのは、他の秀麗富嶽とは異なって山ではなく丘陵地で登りやすいから。…というのも、ここは登山者が他の秀麗富嶽十二景を回るときの祈願場所でもあるためで、いわば秀麗富嶽のスタート地点。

それを最後に回したのは、単純にスタート時にこの山の存在を知らなかったからですが。。。orz

 

ちなみに富士山の眺めはこちら。ほとんど街中に近い場所ですが、見事な姿を拝めます。

 

丘陵地ということもあって、よく他の方の記録では秀麗富嶽十二景から除外されていたりもする、ちょっと忘れられた場所。

でも、これで本当にNo1~12まで制覇~!写真が小さくて見ずらいですが、ここには全19座とそこに行くまでのアクセス方法が簡単に書いてあります。

 

現地にいたのはたった30分。帰りのバスもあるので少し回って戻ります。

このお伊勢山、桜の名所らしいのですが、来たいと思う人なんて稀だと思う。。自分みたいに秀麗富嶽制覇を目指す人でもスルーするくらいだしw

だから、人も誘うことができず、一人でこの地に来てやりました。個人的にはすごい達成感なんだけどね!

 

ちょっと長くなってしまいましたが、以上が自己満足するための早朝ソロ散歩でした。

 

~~ここからメインの登山記録~~

 

バスに乗って再び大月駅へ。空もすっかり明るくなって、仲間たちが来るのを待ちます。

 

8時半、無事にメンバーと合流して、まずは今年3月に登ってえらく気に入った「御前山」へ。(奥多摩のじゃないよっ!)

JR大月駅からは駒橋方面へ15分ほど歩くと登山口に着きます。

 

こちらが本日のメンバーさんたち。みんな結構登り歩いているので、今回のコースは物足りないんじゃないかなぁ~と思ったけど、結果的にはそうでもなかったみたいで安心したw

 

鳥居をくぐってクライムオン!標高差は400m弱なので楽勝です。ちなみに鳥居に書かれている「厄王山」ってのは御前山の別名ね。

 

最初は単調な登りで、四合目の鳥居を超えたあたりから岩場が出てきます。

 

危険個所はないですが、途中道幅が狭いところがあるのでそこだけ注意。ロープが設置されています。

 

山頂手前でバリエーションルートっぽい道があったので、そちらに行ってみることに。トゲのある枝があって痛いし、道が不明瞭だし、急坂だし、、、結構楽しかった!w

 

もちろん、普通のルートもあります。先に歩いてた4人はそっちへ。

 

登りきると、こんな看板の先から出てきました。かなりの悪路でしたがよく見ると若干のトレースがあったので、そこそこ歩かれてるのかも。。下りは止めておいた方がいいです。

 

正規ルートをたどって先に山頂に着いていた4人。シルエットになってなんかカッコよかったw

 

1時間半程度で山頂に到着。久しぶりの御前山~

標高730mの低山で、誰もが登れるのにあまり知られていない山。

 

山頂は素晴らしく開けていて、開放感ありすぎです!富士山ももちろんバッチリ。右に見える山が三ツ峠。

崖になっているので、はしゃぎ過ぎて落っこちないように~

 

しばらく休憩して、下山。菊花山経由で大月駅へ降ります。

 

御前山のすぐ近くにあった岩場。ここ、そういえば前回来た時に登れるのか気になった場所。普通に登れました。

 

広くはないけど、ここも展望いいよ!オススメ!!御前山、やっぱりすごいわー

 

菊花山へはまだ行ったことがなかったですが、標識通りに進めばOK。坂の途中に謎の「菊花山」と書かれた朽ち果てた看板がありましたが、それは無視してください。

 

こちらが本当の山頂。ここも眺望に恵まれています。富士山はもちろんですが大月市街も見渡せます。

御前山から1時間半ほど歩けば着く距離。適度にアップダウンがありました。

 

雲1つない快晴~。富士山が見えすぎるので、この頃になるともう見あきてるね、みんなw

前回の箱根(明神ヶ岳)は天気の相性悪いけど、大月はやっぱり天気の相性いいんだよな~。晴れの日がほとんどだったから好きになれたエリアなのかもしれない…

 

菊花山から先は下り坂だけ。街がすぐ近くに見えるので、何だか変に高度感があった、、、。割りと急坂でロープが設置されている箇所もあります。

 

30分くらい下れば街に降りてこれます。いったん大月駅へ戻って次は岩殿山へ。写真左に見えてる岩の山です。

途中で街にいったん降りるってのは初めてだったんで、なんか変な感じがしたな、、、

トイレに行けるし飲み物や食料の補充もできるので、そこら辺の心配をせずに済むので気楽。お昼ごはんは持ってこないで街中で食べてしまうのでもよかったかも。。

 

大月駅を越えて岩殿山へ。この山はこれが3度目。20分くらいで登れてしまいますが、ひたすら階段が続くので、地味に疲れるかも。。この日は都内はすごい寒かったようですが、日差しが強くて登っているとかなり暑かったー!この階段がメンバーを一番疲れさせた場所かも、、、

 

冬場とは思えないくらい汗かいて山頂到着。山頂は公園みたいになっていて、ベンチがたくさんあります。

 

この岩殿山も標高634mと低山であり、今朝がた一人で寄ったお伊勢山と同じく秀麗富嶽No8に選ばれています。看板が新しくなってたw

岩殿山とお伊勢山はどちらも桜の名所なので、花見シーズンが一番お勧めかと思います。混むと思いますが、、

 

しつこいけど、富士山!これで最後。若干雲が出てきたけど、一日中雲にかぶることはなかったのでよかったよかった!最後の最後で富士山が見れなかったら、秀麗富嶽の印象も落ちるしね。安定の晴天率を誇る秀麗富嶽十二景、、、来年も登るだろうなぁ~

 

少し遅くなったけど、ここでお昼休憩。メンバーのサッコ姉さんがロールケーキ持ってきてくれました。フルーティーでおいしかったです、ごちそうさまでした!

 

時刻は14時。まだ時間があるので、久しぶりに稚児落しへ行くことに。岩殿山の一番の魅力がこの兜岩・稚児落し!鎖場が面白く、絶対に寄ってほしい場所です。

 

岩殿山側から稚児落しへ行くと、鎖場が登りになります。最初に来た時は逆ルートで歩いてしまい、鎖場が下りになってちょっと怖かったです。。。歩くのであれば絶対に岩殿山から行くべし!

 

鎖場を超えて断崖絶壁に出ると、そこが稚児落し。低山の割には、なかなか迫力あるだろ~!

 

ここまで来るのに割りとアップダウンがあるので、最後の方はみんな口数も減ってましたが、無事に今回のコース終了~!お疲れ様でした!

 

下山は30分程度ですが、登山口が少し迷うかもしれません。民家脇にこの瑞仙橋というつり橋があるので、これを目印に。林道をひたすら進むと遠回りになってしまいます。

老朽化で一度に2名以内で通れと注意書きがある橋です。懐かしいな、この橋も。

 

道路歩いて大月駅へ。

事前に調べてもこのルートで歩いている人がいなかったので、多少不安でしたが時間的にもちょうどよかったです。思ったよりも登り応えがありすぎた気がするので、初心者には向かないかもしれません。2つと欲張らず、どちらからの山だけでも十分に楽しめます!

 

16時少し前に駅に到着。ちょうど大月駅を起点に8の字を描くルートだったので、今日だけで4回もこの駅に来ました。

 

あとはいつも通りの飲み会~w

本当なら温泉に入りたかったんだけど、大月駅周辺に手軽に入れる日帰り入浴施設が全然ないんだよね。。。需要も結構あると思うから、作ってほしいなぁ~なんて思ったり、、

 

こんな感じで、今回の記録は終わりですが、、、前回の記事の最後で、「次回は絶対に外せない”あの場所”に行く」なんて豪語して、変に期待をさせてしまった方がいらっしゃったようで、、、申し訳ありません!一人勝手にハードルを上げてしまいましたが、たぶん僕以外の人にとっては、どうでもいい場所ですよね。。。

でも、まぁそれでもいいと思ってる。全然恥ずかしくないしっ!1つの目標を持って、それを制覇できたってのは自分でも非常に意味のあることだし、達成感も味わえた。それが、低山だからとか名が知られてないってのは、全く問題じゃないと思うね。自分の中の目標が他人に理解されないってのはよくあることだし…。だから声を大きくして「秀麗富嶽十二景、全19座制覇したぞ!!」と大声で言ってやるさっ!

 

今年掲げていた目標を、また1つクリアできたってことで、来年への弾みにもなった今回の登山。仲間にも恵まれて最高に楽しかったです!今年はたくさん登った秀麗富嶽十二景。毎回ブログにも書いてるし、普及活動も頑張ったかなw

 

これで秀麗富嶽シリーズ、いったん完結!雪が降ったあたりから、またこのエリアを登りだすと思いますが、ひとまず決着つきました。この次の登山が、2012年のラスト登山になるのですが、記事をアップするのは年明けになるので、これが今年最後のブログ記事。

というわけなので、当ブログを読んでくれる方、コメントくれる方へ、、、

今年1年ありがとうございました!良いお年を!

そして来年もどうぞよろしくお願いします!!!

 

(2012/12/26 御前山・岩殿山にて仲間たちと…)

以上、2012年最後の記事でした~

 

 

 

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