【東北】焼石岳 ハクサンイチゲの大群生・湿原のお花畑と雄大な稜線登山

【東北】焼石岳 ハクサンイチゲの大群生・湿原のお花畑と雄大な稜線登山

東北・岩手県の花の名峰、焼石岳へ登ってきました。

日本二百名山の1つ焼石岳。標高1548mとそこまで高くはないですが、広大な湿原と無数の高山植物が咲き誇る東北屈指の花の山として知られており、特に雪解け後の6月上旬はハイシーズン!山頂の湿地帯にはハクサンイチゲの大群生が広がり、一面真っ白なお花畑に包まれます。

雪解け直後ということで水も綺麗で、残雪と緑の山景色を沼の水面が鏡のように映し出し、これもまた幻想的な光景。木道広がる広大な稜線も東北ならではの雄大さを感じられました。

登山道わきに花が途切れることのない6月の焼石岳は、本当におすすめ!高山植物を求めるならぜひ一度は登っておきたい山です。

 

高山植物の宝庫、東北・焼石岳―――

 


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関東でも梅雨入りを迎える6月上旬。なかなか晴れの日を狙うのが難しい時期ですが、雪解けもだいぶ進んで山の上では夏に向けてどんどん花が咲く季節。夏前にしか咲かない花もたくさんあるので、できればこの時期にもいくつか登っておきたいところ。

そんな中で狙い目なのが、梅雨入りが少し遅い東北エリア。昨年の6月に福島の田代山へ登って見たワタスゲ天国に心底感動してしまい、6月は北のほうに逃げて山を楽しもうと思った。

2015/6/13 帝釈山・田代山登山より)

 

あまり標高が高い山だとまだ雪が十分にとけていなくて花を見るには早いところもあるけど、今回登った焼石岳はそんな梅雨間近の時期にはピッタリの山。

標高1548mと比較的低い標高ながら、高山植物の宝庫として知られており、中でも有名なのがハクサンイチゲの大群生。このハクサンイチゲがピークを迎えるのがちょうど6月中旬って言うんだから、これはもう行くしかないでしょ!

森林限界も低くて序盤から雄大な景色を見せてくれる東北の山はこれまで裏切られたことがない。梅雨前の快晴予報も出ていたので、今回も期待に胸膨らませて行ってきました。

 

~~ 2016年6月11日 焼石岳日帰り登山 ~~

東北の山は毎年登りに行っているので、だいぶ知見もたまってきた感じがある。毎回行く前のプランニングが楽しい作業だったりするんだけど、その過程でわかってきたのが東北は登山に使える夜行バスが意外と豊富。早池峰山岩手山の起点となる盛岡駅までのバスもちろん、秋田駒ヶ岳の最寄り駅の田沢湖駅なんていう馴染みの薄い駅も都内から直通で行けてしまう。鳥海山もしかり。

そして、今回の焼石岳もその1つ。

 

乗るのは岩手県交通が運行している「イーハトーブ号」。池袋や大宮から出ているので埼玉寄りに住んでいる人には特に利用しやすい。例によって3列シートの快適設計ですが、東北方面のバスは乗車時間が長いわりに途中のSAに止まらないものが多いのでそれだけご注意を。(止まっても運転手交代のためだけで乗客は降りれない仕様)

このバスも途中のトイレ休憩とかは一切なしで東北を目指してくれます。

登山バスではないのでザック姿はやや浮いた存在ですが、この時に同じくザック姿の人をチェックしておくと後で幸せが訪れます。

 

降りるのはJR水沢駅。陽もだいぶ昇った5時半過ぎに到着。

ここが焼石岳の最寄り駅。まだ早朝ということでバスも運行していないので、ここから登山口まではタクシーを利用することになります。そして少しでも安く済ませたいなら、同じ高速バスを利用した登山客と乗り合いで向かうんだ!

 

奥州市街から見る焼石連峰。一番右の尖った山が高く見えますがそれは遠近感によるもので、目指す焼石岳本峰は中央部の残雪があるあたり。

タクシーの運転手に教えてもらいましたが、雪解けが始まる5月頃に、残雪の跡が「ハル」というカタカナの文字になって現れるそうで、それが田植えの始まりを告げるものなんだとか。例によってタクシー運転手の話は地元民ならではのもので、聞いてて面白い。

 

水沢駅からアクセスする場合、登山口は中沼コースつぶ沼コースの2つがありますが、今回登りで利用することにしたのは中沼コース。この中沼登山口までの最後の林道がまたなかなかの悪路で、舗装されておらずすれ違いも困難。なのに、路駐も発生している大盛況っぷりで、なかなか修羅場と化してました。

 

こちらが中沼登山口駐車場。6時半の時点ですでに満車で、下の方まで路駐が発生してました。路駐もできる場所が限られているので、確実に停めるなら深夜入りするしかなさそう。

日本百名山でもない焼石岳だけど、やはり狙っている人は狙っているようですね。関東ナンバーもちらほらいました。

 

入口にあった登山ポストに登山届投函して出発。

この焼石岳、登山道自体に危険個所はほとんどないけど、唯一気になったのが熊の存在。東北の中でも割と熊の目撃情報が多い山域と聞いていたので、人が少ないときに歩く場合はご注意ください。

この日は熊鈴つける必要がないほど賑わっておりました(^^;

 

登山道に入って数歩でいきなり花のお出迎え。タニウツギという花だそうで、独特なピンク色が綺麗でした。

 

おっ!?って思わず立ち止まったのがこの花。昨年の帝釈山・田代山で見たオサバグサかと思ったけど、花が異様に小さい。ズダヤクシュという花だそうです。

花自体はとても小さいけど、陽が当たると白く輝いていたので、しばらく見入ってしまった。

 

30分ほどで中沼に到着。他にも序盤から色々と咲いていたけど、まだまだ先が長いので省略。焼石岳の花を全部載せていたら、写真の枚数が大変なことになる……

 

そして、この中沼で焼石岳で有名な1つの絶景を拝むことができます。

 

中沼の水鏡

残雪と緑の美しい焼石岳が鏡に反射したかのように水面に映し出されていました。沼というにはあまりにも綺麗な水面。雪解け直後の水は澄んでいて本当に綺麗です。

静寂に包まれたような光景にも見えるけど、実際はカエルの鳴き声がそこら中から聞こえてゲロゲロ言ってました。

 

湿原に敷かれた木道散策が続く。尾瀬に近しい雰囲気の草原が広がってます。

 

この中沼近辺で一番咲いていたのはリュウキンカ。黄色い花の群生がそこら中に広がってました。

序盤の主役は間違いなくこのお花だったな。

 

森に囲まれた中沼が本当に美しい。自分のイメージする沼って、こんな綺麗じゃない……。湖と言っても差し支えない広さと綺麗さ。

 

シラネアオイもたくさん咲いてました。5月の佐渡ヶ島の旅で好きになった花の1つ。

 

少し行くと2つ目の沼、上沼に到着。

 

こちらは少し離れた距離にあるので、沼の近くまでは近寄れません。

それでも着実に目指す焼石岳が近づいてくる。早くあの上に行きたい!

 

足元にはハクサンチドリ

 

見上げればムラサキヤシオツツジ

 

ショウジョウバカマ

登山道の花が途切れることがない。

 

つぶ沼登山ルートとの合流地点に到着。わかりづらいけど、雪渓の左奥へつぶ沼ルートが伸びています。

帰りはつぶ沼ルートで降りるので、このポイントは良く覚えておこう。実際、もう少し雪が残っている時期だと、この分岐がわかりづらくて間違った方へ降りてしまう人もいるみたいです。

 

何度か渡渉ポイントもあり。こんな感じで橋が架かってるところは問題ないですが、橋がないところもあったり、そもそも登山道のぬかるみが割と激しいので、雨の直後は歩きづらいかもしれないです。この晴天下でも、靴が泥だらけになりました……

タクシーの運転手が「水が豊富な山」って言ってたけど、それが良く分かった。

 

水芭蕉もまだ残っていてくれた。中沼あたりでも水芭蕉はあったんだけど、すっかり成長しすぎてしまってだいぶ背丈が大きくなってた。銀明水あたりはまだその面影を残してくれてました。

 

8時15分、銀明水に到着。水が豊富な山ですが、水場として利用できるのは本ルートではここだけ。

帰りに飲んでみたけど、キンキンに冷えて物凄く美味しかったです。

 

水芭蕉の群生を横目に先へ。

この銀明水以降から、だんだんと展望も良くなってきます。

 

ミヤマツボスミレ

登山道に咲く花も徐々に入れ替わってくる。

 

気づいたら森林限界を超えて周りの展望が一気に開けてました。

 

振り返ってみる奥州市の街並み。東北梅雨入り直前の貴重な晴天。

このタイミングで来れて本当に良かった。今回ばかりは花の開花に合わせて焼石岳の日程を先に決めていたので、天気が良くなることを当日までただひたすら祈ってました。

 

雪渓と呼べるだけの雪もまだ所々に残ってました。

今年は4月、5月は雪山に行くことがなかったので、このザクザク歩く感覚は久しぶり。夏の雪渓は天然クーラーで、下から来る冷気がたまらなく快感!

 

木道は山頂付近まで続きます。

木道のおかげでぬかるみからは解放されますが、道が狭いので結構渋滞起きやすいです。場所によってはすれ違い困難なので待ちも発生。

 

いよいよ見えてきた焼石岳本峰。さらにテンションが高まるこの景色!

この穏やかな丸みを見せる山容はいかにも東北らしい。

 

そしてここに来てようやく現れたハクサンイチゲ

6月の焼石岳を狙ったのもこのハクサンイチゲがお目当て。6月中旬ごろに満開となり焼石岳で特に多く咲く花です。この山の代表的な高山植物。

 

焼石連峰の山をバックに生き生きと咲くハクサンイチゲ。

まだ咲き始めて間もない感じだったので、透き通った白さが素晴らしく綺麗でした。

 

ムシトリスミレ

 

ミヤマシオガマ

白いお花畑に咲く紫色の花も良いコントラストで目立ってました。特にこのミヤマシオガマはハクサンイチゲに寄り添うようにこの先のお花畑でもたくさん咲いてました。

 

9時過ぎ、姥石平に到着。高山植物の宝庫となっている、山頂直下に広がる広大な湿原地帯です。

 

白いお花畑が見渡す限りに広がってます。ここら辺一帯がすべてお花畑になっていますが、一番きれいなのが東焼石岳山頂直下。そこに本当の高山植物の楽園が待ってます。

東焼石岳は後で行くことにして、まずは目の前に見える焼石岳山頂を目指す。

 

ひっそりとさくヒナザクラ。白いお花畑でも咲いている花の種類は色々。

 

広大な高層湿原は登山道にも水があふれてる。

花と合わせて水の豊富さもこの山の特徴の1つ。

 

姥石平の泉水沼。泉なのか水たまりなのか沼なのか、、、名前からは良くわからないけど、ここにも美しい水鏡。緑の中の残雪の白がまたなんとも綺麗です。

 

青空を映し出す泉水沼。山頂直下にこれほどの池が広がるのも、焼石岳の、ひいては東北の山の雄大さを象徴している気がする。

 

雪渓を越えて山頂へ。

この雪の斜面を登り切った先で、また新たな絶景が待っています。

 

稜線に出た瞬間に飛び込んできた西側の風景。残雪と緑の美しさが極まった絶景!これこそ東北ならではの山景色。

眼下に見える池や高層湿原も穏やかな雰囲気醸し出して素晴らしい空間です。

 

そして、それ以上に感動させられたのがこのお山……

 

はるか奥にそびえる雪をまとった鳥海山

富士山のようなその姿。出羽富士と呼ばれている所以が、残雪のこの時期にこそ良くわかります。

東北の盟主は自分であるかのように、堂々とそびえるこの姿には本当に感動した。昨年の8月に鳥海山へは登りに行ったけど、東北の山の魅力を凝縮させたような景色の移り変わりは今でも忘れない。

東北の中でもアクセスが遠い山だけど、一応公共交通手段でも行けたし、次にやりたいルートも見つかっているのでぜひまた訪れたいところ。

 

こちらは焼石岳の隣の横岳。地図上では明確なルートは記載されてませんでしたが、標識はしっかりと立てられていて、横岳へ登っている人も何人かいました。

僕はスルーしたけど時間があればぜひ立ち寄ってみてください。

 

焼石岳山頂までの道。標高1500m地点ながらも、北アルプスの高山帯に匹敵する開放感に満ちた道が続く。

 

イワカガミ

最後まで花が尽きることはなかったです。

 

9時30分過ぎ、焼石岳山頂に到着。

山頂は思っていたよりも広くて、みなさんのびのびと休憩されてました。

 

スタートから山頂まで絶景の連続だったので、正直なところ全然疲れなかった。中沼コースであれば高低差もそこまでないので、余裕をもって花を楽しみながら登れると思います。

 

こちらは先ほどから見えていた西焼石岳方面の展望。写真では見えてませんが、肉眼ではこのはるか奥に鳥海山が見えています。

西焼石岳までのルートは地図には載っていなかったので登れるかはわからないけど、そそられる稜線と丸みを帯びた山頂でした。適度に残った残雪がまた綺麗。

 

眼下にはいたるところに湿原が広がる。写真で見えているのは焼石沼かな。

登山道がないので、あの湿地帯を歩くことはできないけども、素晴らしい雄大な自然が広がってました。正面の山はおそらく三界山。焼石岳よりも標高は低いけど、ものすごい高山を思わせる山容。

東北はスケールが違う。

 

こちらは登ってきた方面。奥州市の街並みが薄っすらですが見渡せました。

右下の湖は先ほどの泉水沼。山頂から見るとハート型に見えるおしゃれ沼。

 

こちらは横岳。この横岳については見ていたらとてつもなく登りたくなった。次回のお楽しみとして取っておきます。

その横岳の右背後に見えるのが秋に登った栗駒山。栗駒山の紅葉は今振り返っても鮮明に思い出す。あの色づきの衝撃は凄まじいものがありました。

少しずつだけど、東北でも登った山が増えてきてうれしい。

 

そしてこちらは次に向かう東焼石岳。丘のようにゆったりとした山容です。

直線距離では大したことないけど、間に広がる湿原地帯は歩けないので、稜線伝いに大きく迂回して東焼石岳に向かうことになります。

 

時計回りで遠巻きに東焼石岳を目指す。目の前に見えるのは南本内岳

この平坦で広大な稜線は自分の最も好きなところ。飯豊山を彷彿させるこの雄大さがたまらなかった!

 

足元をみれば花の乱舞。黄色い花のミヤマキンバイが綺麗でした。

 

横目に広大な湿原を眺めながらの稜線ハイク、これがまたたまらない。

この緑多い高山帯は東北ならでは。アルプスでは森林限界を超えると岩場が多くなるからこれほどの緑はなかなか見られない。東北ならではの魅力です。

 

南本内岳の手前の分岐、焼石神社に到着。ここが秋田県側からの東成瀬三合目登山口ルートとの合流地点になります。

焼石神社となっていますが、社や鳥居らしきものはなし。

 

唯一神社の面影があったのが左に見える岩場。豊水祈願碑が建てられていました。

山と信仰の関わりの深さは登山当初から感じられたこと。色々と勉強になることも多い。

 

そして、ここから先の展開が凄まじかった!ここまでも高山植物の見ごたえはあったけど、焼石岳の花の楽園の真骨頂はこの先にありました。

 

東焼石岳へと通じる縦走路。

進むにつれてみるみる高山植物が増してくる。

 

個人的に感動したのがこのハクサンイチゲ。

さっきから見てるじゃない……、って思うかもしれないけど、紫の蕾をご覧くださいよ!咲きたてのこの瞬間にしか見ることのできない紫色を含んだ花弁。初々しくてとても綺麗でした。

 

ハクサンイチゲと焼石岳。

花の山として紹介される焼石岳で良く使われるのがこのアングル。ハクサンイチゲの白いお花畑と山の緑、残雪の白と、何もかもが素晴らしい光景です。

 

登山道わきには溢れんばかりのお花畑!これほど山頂直下に高山植物の群生が広がっている山は東北でも早々ないと思う。

高山植物トップクラスの山というのは本当でした。

 

ミヤマキンバイユキワリコザクラ

黄色と紫の共演もまた見事でした。

 

東焼石岳まで延びる穏やかな登山道。

ここら辺は霧ヶ峰や美ヶ原に近い、観光客でも歩ける穏やかな道です。

 

11時15分、東焼石岳山頂に到着。焼石岳ほどは広くはないですが、ご覧のとおり周囲360℃の展望が開けています。

絶好の登山日和ということもあって、山頂では昼寝している人もちらほら。

 

こちらは東焼石岳から焼石岳の展望。稜線というには広大すぎるこの手の景色にはなんとも弱い。

残雪が良いアクセントになって素晴らしい景観でした。

標高1500m程度の山でこの風景を堪能できるのがまたすごい。

 

こちらは焼石岳とは逆の経塚山方面の稜線。山頂に着いたときにこちら側から登ってきた方から、「少し先まで行けば池糖も見えますよ」と言われてやってきた場所。こちらもなかなかの絶景でした。

右奥に見える山が経塚山。写真に写っているソロの方は夏油温泉からピストンで登りに来たそうで……。こういう一人でストイックなコースを攻める人は嫌いじゃない。

コースタイムだけで言えば夏油温泉までこのまま行くこともできたし、計画の1案としてはあったのだけど、夏油温泉までの路線バスが去年から運休になってしまっていたので、あえなく断念。見るからにそそられる稜線がつながっているのはわかったので、いつかルート再検討してここから先も歩いてみたいです。

 

ひとしきり展望を満喫して東焼石岳から姥石平へ戻る。

高山植物のお花畑といい、山頂からの眺めといい、個人的には焼石岳本峰よりもこちらの東焼石岳のほうが気に入りました。

東焼石岳はぜひ合わせて登ってほしい山です。

 

木道が続く高層湿原。ここら辺は登山というよりもハイキング。

展望が疲れを忘れさせてくれる。

 

こちらはチングルマ。高山植物の中でも日本各地で群生を見ることのできる代表的な山の花。

白いお花畑はハクサンイチゲが目立ってましたが、このチングルマも競い合うように咲き誇ってました。規模を見るあたり、来月になればチングルマの穂の群生が主役となりそうです。

 

存分に焼石岳山頂周回コースを楽しんで姥石平分岐に戻ってきた。

時刻はすでに12時近くになってますが、この時間でもまだまだ人が登ってきます。

 

改めてハクサンイチゲのお花畑を見物。

ミヤマシオガマの紫なども加わって、本当に色とりどりなお花畑でした。6月はハクサンイチゲの土壇場ですが、7月・8月になると咲く高山植物の種類も入れ替わるので、また違ったお花畑を楽しめると思います。

特に7月下旬にかけては夏の花が真っ盛りで、種類が一番豊富だと思うのでぜひまた訪れてみたい。

 

姥石平からは元の道をたどって下山。

予想通り木道は狭いので、所々で渋滞も発生してました。

 

6月の快晴日ともなると、午後になると灼熱の登山になる……

この時も日差し強烈で雪の照り返しもあってしっかりと日焼けしました。銀明水の水が本当に美味しかった。

写真で見えているのは銀明水避難小屋。水場からは少し奥まった位置にありました。

 

銀明水の水場で水分補給して先へ。

帰りはつぶ沼登山口へ降りるので、途中の分岐を逸れてつぶ沼コースへと入りました。こんな垂れ幕がかかっていたので、お見逃さないように。

 

つぶ沼コースに関しては、緑豊かな森が最後まで綺麗でした。

あまり変わり映えしない景色だったけども、そこまで急登もなくて終始歩きやすい登山道。大半の登山客は中沼コースを歩くので、こちらのルートは打って変わって静か。静かすぎたので、熊鈴チャリンチャリン言わせながら降りました。

 

最大の収穫はこのギンリョウソウ

相変わらず花とは思えない不気味な透明色。エイリアンの誕生のように、これから首を伸ばしにかかる状態でした。

 

こちらは石沼

時間帯もあるかもしれないけど、中沼に比べると深い緑色をしていて沼という雰囲気が出てました。

 

森に囲まれているので中沼みたいに逆さ焼石岳を見ることはできませんでしたが、焼石連峰をしっかりと見渡せる展望は得られました。

1日を通してずっと晴れてくれたことにひたすら感謝。

 

14時30分、つぶ沼登山口に到着。タクシーを15時に配車予約していたので、登山道途中でゆっくり歩いたりして調整しましたが、それでも早く降りてきちゃいました。つぶ沼コースは、下山に関していえばかなり歩きやすい道でしたよ。

 

つぶ沼登山口駐車場。中沼駐車場よりも広い上に、こちら側から登る人は少ないので、ハイシーズンでも満車になることはないと思います。

ちなみにこの場所でも携帯の電波は入らなかったので、タクシーは事前に呼んでおいた方がいいです。

 

こちらがつぶ沼。一応写真載せておきます。

写真見てだいたい察しはつくかもしれませんが、宮川大輔風に言えば、この沼は死んでました(笑)

カエルの鳴き声だけが響き渡る水たまり。どこから水が注がれているのかもわからない、イメージ通りの沼でした。

 

タクシーが意外と早く来てくれたので、あまり待たずに済んでよかった。

来る途中にも見えてたけど、この周りを岩壁で囲まれた石淵ダムの景観もまた素晴らしかったです。奥州市としても陰ながら推している観光スポットのようなので、ぜひ焼石岳に登った際は立ち寄ってみてください。

ダムから流れる胆沢川では、秋にカヌーの大会も開かれるそうです。

 

下山後の入浴はこちらの「ひめかゆ温泉」。焼石岳登山口から一番近い温泉なので、だいたいみなさんここに立ち寄ると思います。入浴料は600円。大浴場と露天風呂が離れているので、どちらに入浴するか選ぶ必要があります。自分は当然ながら露天風呂!

登山口の駐車場の状況から、この温泉もかなり混んでいるのかと思ったのですが、露天風呂は貸し切りでした。たまたま時間が良かったのか、もしくは大浴場のほうに流れていたのか?

泉質はぬるぬる感が結構強かったです。露天風呂は広いし洗い場もあってドライヤーも完備されているのでおすすめです。

 

ひめかゆ温泉からは路線バスが通っているので、最後はそれに乗って駅まで。

この水沢駅行きのバスですが、驚くほどガラガラでした。数人途中で乗って降りていった程度で、登山客で利用する人はあまりいないのかもしれないですね。

土日のほうが本数が少ないのでご注意ください。

 

こうして水沢駅まで戻って東北本線で帰途へ。

新幹線を利用すればその日中に東京まで戻って来れますが、少しでも安く済ませたいなら一関駅か盛岡駅まで出て、そこから帰りも夜行バスを利用するのが良いかと思います。

 

弾丸日帰りの東北遠征登山でしたが、労力に見合うだけの景色は見れたので大満足で終了!

やはり6月の焼石岳は素晴らしいものがありました。日本百名山でもないので、知名度はそこまで高くはないのかもしれないけど、すぐにでも人に薦めたくなった山でした。

 

最初の中沼の水鏡。この景色を見た瞬間に今回の旅の成功を確信、それくらいの絶景でした。

今回は中沼コースとつぶ沼コースを両方歩きましたが、中沼コースのほうが見どころも多く花も豊富なので、初めて歩くのであれば中沼コースをおすすめします。

 

もう何枚も写真を載せたけど、姥石平に出てからのお花畑は本当に素晴らしかったです。東北の中でもトップクラスの高山植物の宝庫。

種類も豊富で7月以降にもいろいろな花が咲くと思いますが、6月のハクサンイチゲの大群生はぜひ一度は見ておきたい景色。焼石岳の中でも代表的な花ですので、梅雨前の貴重な晴天を狙って行ってみてください。広大な稜線に残雪も適度に残っていて、東北ならではの雄大な景色を堪能できます。

 

今回は花の季節を取りましたが、焼石岳を調べる過程で紅葉もものすごい綺麗な山というのを知ったので、ぜひ秋にも訪れてみたいお山。まだまだ隠された魅力がありそうなので、また日程とルート計画練って再訪しようと思います。

 

ハクサンイチゲの大群生、高山植物の宝庫・焼石岳への東北遠征登山

 

おしまい

 

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【日程】

2016年6月11日 快晴

【コースタイム】

中沼登山口(6:45) — 中沼(7:10) — 銀明水(8:15) — 姥石平分岐(9:10) — 焼石岳(9:40) — 東焼石岳(11:15) — 銀明水(12:40) — つぶ沼登山口(14:30)

 

 

 

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