大持山~小持山~武甲山(奥武蔵) 日帰り登山

大持山~小持山~武甲山(奥武蔵) 日帰り登山

4月1日、新年度一発目の登山は、奥武蔵の大持山~小持山~武甲山の三山を縦走してきました。奥武蔵・秩父エリアは本当にホントーに久しぶりで、自分の中でもちょっと忘れかけていたエリア(笑)

思い返せば、最後に秩父に足を運んだのは去年のクリスマス前に山友たちと登った雲取山(三峰口アタック)が最後でした。「渋いっ!」イメージが強い奥武蔵、今回はその中でも特にお堅いイメージの武甲山をターゲットに大持山~小持山から縦走するルートを選択しました。(・・・というか、今回は大持山、小持山に登るつもりで、武甲山は時間があれば、というおまけ的な扱いでした)

 

新年度は奥武蔵から手堅くスタート!―――

 


【日程】

2012年4月1日

【コースタイム】

名郷BS(9:10)→妻坂峠(10:25)→大持山(11:30)→小持山(12:15)→→→お昼休み→→→行動開始(13:00)→シラジクボ(13:45)→武甲山(14:20)→浦山口駅(16:45)

 

 

今週もピンポイントで土曜が雨。4週連続です。。。もう神様のいたずらとしか思えないような状況ですが、幸い日曜が晴れの予報だったので、4週連続で日曜登山決行!

エリアは丹沢と奥武蔵で迷いましたが、何となく久しぶりに秩父方面へ行きたくなったので奥武蔵を選択。山はどこでもよかったので、本をパラパラめくって見つけた「大持山~小持山」に決めました。・・・で、いざ地図を買って見てみると、日本二百名山の「武甲山」も合わせていけそうだったので、三山縦走してみることに。

・・・というわけで、西武池袋線の飯能駅へ。

 

ここで今回の登山の同行者と合流。4月に入ったのでハイカーがたくさんいるかと思いきや、意外にも少なかったです。

 

バスに1時間ほど乗って、終点の名郷BSへ。乗っている時間が結構長いですが、車窓からは白梅・紅梅が満開できれいでした。

 

9時過ぎに名郷BSに到着。大持山・小持山の周回コースの場合は、またこの名郷に戻ってくることになるので、念のため帰りのバスの時間を控えておきます。

 

トイレも完備されているので、ここで身支度を整えて出発。しばらくはアスファルトが続きます。

 

横に流れている川の透明度が半端なく綺麗でした。どうやらキャンプ場にもなっているようですね。

 

少し進むと最初の分岐点。どちらも大持山へ続いてますが、左は明らかに時間がかかるので、ここは迷わず右へ。(写っているのは、同行者のヒデキさん)

 

ここから登山道までが、また結構長い。。まだまだ続くアスファルト道ですが、横に流れる川が気を紛らわしてくれます。

 

40分くらい歩いてようやく登山道へ。この橋を越えると林道開始ですが、ここに来るまでにもそこそこ登り坂が続いているので、地味に疲れます。

 

まず目指すは妻坂峠。そこまでは割と緩やかな登り坂です。上からはもう降りてくる人がいました。(何時から登り始めたんだ!?)

 

30分ほどで妻坂峠に到着。右に進めば武川岳、左に進めば大持山。今回は左に進みますが、この武川山は伊豆ヶ岳とセットでいい感じに縦走できそう。(要チェック!)

 

ここに来ると早くも尾根道の始まり~。北側の展望も開けて、武甲山も見えます。

 

向かう先は・・・・・・結構派手なことになってます(笑)

ここから先は少し急斜面になっています。しかも前日の雨で道がぬかるんでおり、かなり危険!割と攻略するのに時間食いました。

 

急斜面をひとまず登りきると、今度は南側の展望が開けてきます。ここからが本当に気持ちのいい稜線歩き~

 

途中にある、名もなき展望台。丸太のベンチが、良い絵になってます。

 

尾根道をずっと歩いていきます。風が涼しくてホントに気持ちよかった!こんな尾根道、走りたくなるなぁ~・・・なんて思ってたら、案の定トレランしてる人がいました。なんか羨ましい。。。

あと、そういえばここら辺を歩いているときに、遠くの方で爆音が聞こえました。同行者の方に聞いたところ、どうやら武甲山で行われている石灰岩採掘の発破音らしいです。

 

大持山山頂が近づくにつれて、岩場が出てきます。こういう変化があって、意外にも楽しいコース!大持山、侮れないな。

 

妻坂峠から1時間ほどで大持山山頂に到着。

 

山頂はこんな感じで、かなり狭いです。お昼ご飯を食べるには、あまり適さない場所。小持山山頂の方がまだ広いので、お昼休憩をするのであればそちらがおススメ。

 

山頂からは西側の展望が開けています。秩父の山々(名前は、、ごめん。わからない・・・)がきれいだw

 

他のハイカーもチラホラやってきて、何組か写真を撮ってあげて、自分たちは小持山へ。4月でも山頂付近はまだ雪が残ってます。

 

小持山への道も、これまた楽しい!岩の間をすり抜けたり、登ったりと・・・、正直こんなに変化のある山だとは思っていなかったので、良い意味で裏切られた。(舐めててすいません、大持山さん、小持山さん・・)

 

そうそう、ここに来る前、事前に山友から「大持山~小持山の間に展望スポットがあるからお見逃しなく!」という情報を入手。探してみたら、みっけた。

それがこちら↓

 

岩場が飛び出した感じになっていて、解放感抜群!事前に行った人の情報ほど、参考になるものはないね~。

 

ただし、先週の御前山山頂のように断崖絶壁になっているので要注意!こえぇぇー

 

若干ビビりながら記念撮影(笑)

 

小持山への登山再開。ここら辺はアップダウンがあって、道も狭いので、行き違いになると立ち往生します。桜シーズンや紅葉シーズンは結構混みそう。

 

12時過ぎに小持山山頂に到着!

 

山頂はこんな感じ。あまり広くないですが、先客が2名しかいなかったので、ここでお昼ご飯。

 

小持山からは北側の展望が開けていて、武甲山の姿が一望できます。名前からしてイカツイですが、その形も堂々としてカッコいい。そして、かすかに見える山頂までの稜線がとても気になるww

 

武甲山を眺めつつ、お昼休憩~

 

風もなく穏やかな陽気。蝶々も飛んでて、まさに春の陽気~。暖かくなるのはうれしいんだけど、徐々に虫も増え始めるんだろうな・・・

 

時刻は13時。武甲山まで行く余裕がありそうなので、来た道を戻らずに武甲山へ。標準だと、ここから1時間30分で武甲山山頂に到着予定。

まずは急坂を一気に下ります。

 

近づくにつれて、武甲山山頂までの稜線もはっきり見えてきます。なかなか登り応えがありそうな斜面♪

 

下りきるとシラジクボという場所に出ます。ここは小持山と武甲山のちょうど中間地点で、いよいよここから登りが開始!下った分だけまた登ります。

 

なかなかの急坂。そしてそれ以上に、日差しを遮る木がないのでかなり暑いです。夏に登ったら、修行以外の何物でもないですねw

 

所々平坦な場所もあるので、疲れたらここらで休憩するのもアリ。

 

坂を登りきると、山頂手前で分岐点があります。まっすぐ行けば山頂ですが、振り返って見ると・・・

 

登ってきた大持山・小持山が見えます。結構な距離を歩いてきたんだなぁ~

 

ちなみに、ここから表参道への道は階段崩落のため通行禁止になってました。

 

武甲山は日本でも屈指の石灰岩の採掘所。その採掘のためにたまに発破が行われるようで、その案内看板がこちら。大持山を目指しているときに聞こえた爆発音はこれだったようですね。麓にはセメント工場もあって、物騒な雰囲気らしいです。

 

山頂にある御嶽神社に到着。広場のようになっています。トイレもあるのですが、まだ冬季閉鎖中でした。

 

御嶽神社。奥多摩の御嶽神社と違ってケーブルカーがないので、手軽に来れる場所ではないですね。自分たちの他に誰もいませんでした。

 

神社の裏手に武甲山山頂があります。

 

展望台からの景色。秩父市街が一望できます!武甲山自体もそこまで高い山ではないですが、周りに高い山がないので、遠くまで見渡せます。

 

武甲山を詳しく知りたい方はこちらをどうぞ~。注目すべきは、左下に潜む「ブコーさん」。(これは、笑うとこなのか・・??)ネーミングがテキトーすぎて、なんだかかわいそう・・・

 

ブコーさんにお別れを言って、帰りは浦口山駅方面へ。横瀬駅へ降りることも可能ですが、こちらのほうが展望がいいみたいです。あと、駅までの距離が近い。

 

途中にいくつか見つけた避難所。ボロすぎですが、この避難所は麓の採掘所の発破のときに利用されるものらしいです。発破のサイレンが鳴ったら、ここに逃げ込めっ!ってこと。

 

途中、急坂もありますが、平坦な尾根沿いもあって歩きやすいです。そういえば、地図上にある「長者屋敷ノ頭」っていうところ、見つけられませんでした。ヒデキさんも武甲山は2回目なのですが、前回も見つけられなかったそうです。いったいどこにあったんだろ・・・

 

・・・と、謎のまま歩いていると

 

これはデジャブか・・!?先週の九鬼山の「まどわしの分岐点」そっくりな構図。

下に置かれた標識は左。でも、直進方向にはピンクのテープ。・・・でももう騙されない!迷わず左へ行きますw(直進した先も気になるけど・・・)

 

林道が少し長いですが、沢の音を目指してひたすら下りましょう。途中、自分たちを追い抜いて行ったトレランの方が、また引き返して登ってましたが、あの人はいったい何をする気だ・・?!

 

川まで来れば、下山は終了~。後は、道なりに行って駅を目指します。

 

小さいですが、滝もあったり。

 

登山道は終了しましたが、駅までがこれまた長い・・・。40分以上歩くことになります。

 

民家が見えてきたら、浦山口駅はもうすぐ。

 

梅がまだまだ綺麗に咲いてました。

 

正面にあるのが、秩父鉄道「浦山口駅」。登山後のこういった静かな駅を見ると、なんか安心するんだよなぁ~。

※ちなみにローカル駅ですが、近くにはセブンイレブンもあります。

 

ホームは自分たちの他に1名だけ。ホーム内にはうれしいことに、靴を磨く水道とブラシが置いてあります。「電車を汚すんだったら、これで綺麗にしてくれ」ってことなんでしょうかね。ありがたいです!

 

こうして17時ちょっと前の電車に乗って本日の登山終了~。電車からは武甲山の削られた絶壁が見えました。

 

そのまま熊谷へ行くヒデキさんとは途中でわかれて、自分は西武秩父駅へ。この商店街、懐かしい風景です。両神山以来かな?

 

本当は西武秩父駅でゆっくりしても良かったのですが、乗り換え時間があまりなかったので、そのままホームへ。帰りはレッドアローでゆっくり帰ります。

 

レッドアローから見える夕日が綺麗でした~~

 

 

こうして、新年度一発目の登山終了~。距離的には結構長いコースとなりましたが、稜線歩きが長かったので、あまり疲れを感じずに楽しめました!

富士山が見えるわけでも海が見えるわけでもない、奥武蔵の山々。丹沢、奥多摩に比べたら地味かもしれません。若い登山客も少ないです。でも、終わってみたら、静かな尾根道、岩場、沢沿いとかなりリフレッシュできた1日となりました。こういったハイキングも、たまにはいいですね。

 

さて、来週はどこに行こうか・・・。そろそろ桜のシーズンだし、開花情報も要チェック!4月は土曜も晴れてくれることを期待!!

 

 

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