夏のアルプス縦走登山において大きな助けとなる山小屋。
年々、宿泊料金の値上げが続き、テント場も今では2000円が相場と言ったところ。
昔に比べるとかなり高くなってしまった印象ですが、1000円で泊まれるテント場というのもまだいくつか残っています。
「テント場1泊1000円」
一昔前にこのワードを聞いたら「たけぇ!」という感想しかなかったと思いますが、今現在では安いという感覚にさえ陥る。
それくらい山小屋のテント場も値上げしてしまいましたね。
数百円で泊まれるテント場というのはもう過去の話で、北アルプス界隈では一張2000円くらいが相場。
それより高いところももちろんあって、特に後立山連峰の白馬岳、五竜岳界隈だと1泊4000円なんてところも。
1000円代をキープしてくれているところは減ってきているのが実情ですが、探してみるといくつかの山小屋はまだ料金を抑えてくれているところがあります。
1000円で泊まれるアルプスのキャンプ場、テント場一覧。
北アルプス
太郎平小屋(1000円)
薬師岳、黒部五郎岳の縦走拠点。周辺にテント場が少ないので、夏山シーズンはかなり混雑するところ。
予約不要。
雷鳥沢キャンプ場(1000円)
言わずと知れた立山室堂の大型キャンプ場。ここが1000円をキープしていたのは少し驚き。(アルペンルートもずいぶん高くなったなぁ……)
予約不要。
剱沢キャンプ場(1000円)
剱岳登山の拠点で、目の前に剱岳を望める絶好のロケーション。
予約不要。
針ノ木小屋(1000円)
針ノ木岳山頂直下のテント場。後立山連峰の山小屋が1泊4000円レベルですが、系列が違うのもあって針ノ木小屋は1000円をキープしてくれてます。
予約不要。先着順でテント場もそこまで広くはないので、雪渓のスピード勝負を制して場所を勝ち取りましょう。
徳沢キャンプ場(1500円)
上高地~槍ヶ岳・穂高連峰界隈の登山拠点として。徳沢もまだ1000円代をキープしてくれていました。ここの芝生の雰囲気とソフトクリームが好きです。
予約不要。
南アルプス
長衛小屋(1000円)
北沢峠にあるキャンプ場。仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の両百名山の拠点として重宝。
今シーズンは甲府側からのバスが運休で伊那市側から入るしかないので、もしかしたら空いているのかも!?
予約不要。
北岳山荘(1100円)
北岳山頂から最も近い山小屋。昨年度の改修工事が完了してリニューアルオープン。
他の山小屋と違ってインターネット予約ができるので、事前にしておきましょう。(予約システム「南ぷすリザーブ」より)
農鳥小屋(1000円)
南アルプス間ノ岳~農鳥岳の稜線に位置するロケーションとしては最高の山小屋。
賛否両論ある名物オヤジが超有名ですが、なんと今年は不在とのこと。少し心配ですが、大門沢小屋のスタッフが代わりを務めるようです。食事提供、売店営業はないので、利用する際はご注意を。
大門沢小屋(1000円)
奈良田から農鳥岳までの長いルートの途中にある山小屋。水が豊富でシャワールームもあります。
予約不要。
調べてみたら他にもあるかもしれませんが、だいたいこんなところです。
もう何年も使っていないカミナドーム。
今年の出番はあるのだろうか……?
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