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【屋久島】宮之浦岳縦走登山 縄文杉~ウィルソン株~白谷雲水峡(2日目)

      2018/05/08

3月下旬の屋久島一人旅・宮之浦岳縦走登山。1日目に淀川登山口から黒味岳~宮之浦岳~永田岳と縦走して高塚小屋に宿泊。2日目は縄文杉からウィルソン株、トロッコ道を経て白谷雲水峡へと下山します。

1日目に比べるとだいぶ楽な行程で、縄文杉~白谷雲水峡という屋久島を代表する人気観光コースをのんびりトレッキング。間近で見る巨大な屋久杉に生命力の偉大さを感じ、苔むすもののけ森に神秘的な世界観を感じ、前日の雪山登山とは一転してじっくりと屋久島の自然を堪能することができました。

縄文杉は日帰りで往復するとなるとなかなかの長丁場となりますが、今回は片道だったのでトロッコ道も飽きることなく歩き通せて、2日間を通して充実した山旅となりました。

 

白谷雲水峡 苔むす森と清流

 

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前日からの続き。

屋久島の最高峰・『宮之浦岳縦走登山』。淀川登山口から入山して黒味岳~宮之浦岳~永田岳と縦走したのが1日目。前日までの降雪で思わぬ雪道に苦戦しながらも、無事に奥岳三山を縦走して高塚小屋までやってくることができました。

高塚小屋まで来てしまえば後の行程は楽なもので、縄文杉ウィルソン株トロッコ道白谷雲水峡という屋久島の王道トレッキングルートを下山も兼ねてのんびりと歩きます。

2日目は観光も兼ねて、屋久島の本来の魅力とも言える神秘的な苔むす森へ。

 

3月23日~24日 縄文杉~ウィルソン株~白谷雲水峡

前日に宿泊した高塚小屋から2日目の始まり。

夜間は思っていたよりも冷え込みましたが、初日の縦走の疲れもあって爆睡。心配していたネズミも出なかった(気づかなかった?)です。

屋久島・高塚小屋

到着時には自分だけしかいなかった山小屋もその後ぽつぽつと登山客がやってきて、結果的にこの日に宿泊したのは10人ほど。だいたいみんな5時ごろ起床して、6時過ぎには出発していました。

自分も身支度を整えて6時20分に出発。基本的に2日目は下山だけなので気が楽です。

 

縄文杉説明文

高塚小屋から徒歩10分くらいの所にあるのが、昨日もやってきた『縄文杉』。屋久島を訪れる人のほとんどがこれ目当てといっても過言ではないほど、屋久島の顔とも言うべき巨大な杉の木です。

 

すでに前日に見学を済ませていたので軽く通り過ぎようかとも思ったいましたが、そこには思いがけない絶景が広がっていて……

 

屋久島・縄文杉

ちょうど朝陽の光が森に注ぎ込んできて、まさかの縄文杉のモルゲンロート

日の出後の限られた時間しかお目にかかれない、燃えるように赤く染まった縄文杉がそこにありました。

 

屋久島・縄文杉(モルゲンロート)

樹齢3000年を越えるとされる屋久島の中でも最も古い大木。森のはるか奥深くにあるので、この縄文杉を見ようとしたら、登山口から往復10時間ほどかけて歩かないとたどり着けない場所ですが、高塚小屋泊ならものの数分で訪れることができます。

重い荷物を背負っての縦走なんて大変だけど、誰もいない静かな状況で縄文杉とご対面できるのも大きな魅力の1つだったりする。

 

屋久島・縄文杉の木道路

朝の神聖な縄文杉に別れを告げて下山開始。ここから先は基本的に木道が整備された道なので快適に歩いていけます。

この時間はまだ日帰り登山客はやってこない時間なので、自分の足音しか聞こえない静寂な森の世界が広がる。

 

屋久島・夫婦杉看板

縄文杉以降も続々と屋久島を代表する巨杉が登場。

まず最初にあったのが夫婦杉

 

屋久島・夫婦杉

こんな感じで2本の杉が支え合うように立っているから、夫婦杉なんて言う名がついたんでしょうかね。

他の名だたる杉に比べるとやや細身なので迫力としては若干イマイチですが、日帰りで縄文杉まで往復する場合は、この夫婦杉がゴールまで間もなくという目印になります。

 

屋久島トレッキング・木道路

朝もやに包まれた幻想的な森が、これまたたまらない世界観。5年前に歩いた時とは時間帯も違うので、同じ道でも印象がだいぶ違う気がします。

夫婦杉から少し先へ行くとまた1つ巨大な杉の樹が待っているのですが、個人的には一番お気に入りの存在でもあって、、、

 

大王杉看板

それがこちらの大王杉

 

屋久島・大王杉

縄文杉に引けを取らない極太で巨大な杉。

距離もかなり近くで見れるので、間近でその迫力を体感することができます。大王という名に相応しい、屋久杉の王様じゃよ!

見上げるほど大きいので写真を縦に撮れって話ですが、縦で撮影したものがすべてブレブレで終わっていたのでご愛敬。

 

縄文杉までの木道の階段

木道の階段をのんびり下っていく。

登る分にはこの階段続きは少ししんどいところですが、今回は下山のみなので楽なもんです。

 

屋久島登山道の切り株

屋久島の森は巨大な杉がそこら中に佇んでいて、独特の世界観に包まれています。

古より生き続け、現在は倒木して切り株の姿となった杉も多数存在。今歩いているこの場所が大株歩道と名付けられている理由も歩いてみると良くわかります。

切り株については、縄文杉と並んで有名なものがこの先に待っています。

 

ウィルソン株看板

それがこちらのウィルソン株

屋久島の有名な観光名所の1つで、特にその見栄えが印象的(いわゆるインスタ映えってやつ)なので、雑誌やパンフレットでは必ず登場します。

 

屋久島・ウィルソン株

ウィルソン株外観。

背丈を軽く超える巨大な切り株で、中に入ることができます。真の魅力もその内部に隠されているので、ぜひ中に入ってみてください。

 

ウィルソン株の中

こちらが株の内部。400年以上前に伐採されたと言われている杉ですが、現在もただならぬ生命力を感じさせてくれる大樹の株。

現存していれば縄文杉を越えていたかもしれないほどの大きさだったそうです。

 

ウィルソン株の祠

内部には小さな祠も。湧水が出ているので、株の中はかなり涼しくて外とは少し空気も違う。

どことなく洗練された感じがします。

 

ウィルソン株のハートマーク

そしてこのウィルソン株で有名なのが、こちらのハートマーク。株の内部のあるポイントから空を見上げると、こんな感じのハート型を見ることができます。

屋久島の観光雑誌なんかでは必ず紹介される超有名スポットなので、見たことがある方も多いはず。

身をかがめないとハートマークには見れないので、株の中に入ったら色々とアングルを探してみてください。

 

ウィルソン株で休憩

ウィルソン株で少し休憩。

この時間帯にここにいるのは、自分と同じく避難小屋に泊まっていた人のみ。混雑シーズンでは行列になることもあるそうなので、空いている時間帯にここに来れるのも小屋泊の大きなメリット。

ウィルソン株自体は縄文杉に向かう途中にありますが、ここから縄文杉まではまだ1時間以上かかるので、頑張りどころです。

 

屋久島・翁杉

ウィルソン株のすぐ近くにあったのが、こちらの翁杉。こちらも樹齢2000年とも言われる巨大な杉の木だったのですが、数年前に倒木してしまい、今はその切り株だけが残っている状態です。

 

屋久島・トロッコ道

その後、しばらく木道の階段を下っていくと、やがて平坦な道に出ます。

これが縄文杉トレッキングで有名な屋久島のトロッコ道。荒川登山口から縄文杉を目指す場合は、このトロッコ道をひたすら歩いていくことになります。

 

屋久島縄文杉トレッキング トロッコ道

森の中に敷かれた一本の線路を歩いていく不思議な感覚。これも屋久島・縄文杉トレッキングの醍醐味の1つ。登山口から縄文杉までの全工程の3分の2ほどがこのトロッコ道となるので、その距離の長さに少し億劫になるかもしれませんが、個人的には好きな場所です。

 

トロッコ道から翁岳の展望

トロッコ道の展望台から見えたのが巨岩が目立つ翁岳。1日目の宮之浦岳縦走登山でも見えていた山です。

前日の雪景色が嘘のように、ここからでは雪が全く見当たりません。気温も高いので、1日でだいぶ溶けた模様。

 

屋久島トロッコ道

ひたすら続くトロッコ道。もともと屋久杉を運搬するために作られた線路らしいですが、はるか昔に廃線になったそうです。ただ、現在でもたまに登山道やトイレ整備でトロッコを走らせることもあるそうなので、運が良ければ見れるかも!?

 

トロッコ切り替えレバー

昔使われていたと思われる切り替えレバーのような残骸も。

 

屋久島・仁王杉看板

トロッコ道にも名を馳せる屋久杉が存在。

その1つが仁王杉

 

屋久島・仁王杉

直立不動の1本の巨大な杉。個人的には大王杉と並んでインパクトの強い杉。”王”と名の付く杉は総じて迫力がある感じがします。

荒川登山口から歩いてくる場合は、この仁王杉を通過したらトロッコ道もいよいよ終わりに近づいていると思っていいです。

 

屋久島・トロッコ道の橋

途中には橋を渡るところも何箇所かあります。

単調な一本道でも、目にする景色は色々と移り変わって面白い。

 

トロッコ道の下を流れる川

橋から眺める清流。屋久島の美しい森を育む水も素晴らしく綺麗で見どころの1つ。

実際、この縦走登山の下山後に島の北西部にある横河渓谷に行ったのですが、ここも個人的には猛烈におすすめしたい観光スポット。花崗岩の中を流れるエメラルドグリーンの清流がものすごく綺麗なので、機会があれば別記事でも立てて書こうかと思います。

 

屋久島縄文杉登山 トロッコ道にかかる橋

まだまだ続くトロッコ道。写真ではあまり人は写っていないですが、実際は前方から縄文杉を求めてひっきりなしに人がやってくる状態。大半がガイド連れのツアー団体で、海外観光客もかなりいました。

それでも混雑するゴールデンウィークに比べたら、まだ人は少なかったのかもしれません。

 

屋久島縄文杉トレッキング

ひたすら続く1本道。

前回は縄文杉を日帰りだったので、このトロッコ道を往復することになって帰りはかなり億劫になりましたが、今回は片道だけなので終始楽しく歩けたのも良かったところ。

縦走は装備も重くなるし大変だけど、同じ道を二度は通らず、なおかつ日帰り観光客とも時間が被らずに混雑を避けられるので、良いところも多かったです。

 

屋久島・三代杉看板

トロッコ道の中盤あたりにあるのが三代杉

詳しいことは説明書きが書いてあるのでそれを読んでみてください。白谷雲水峡には二代杉というのもありました。

 

屋久島・三代杉

こちらが三代杉。どこが一代目で、どこが二代目なのかはよく分からないですが、幹が入り組んでいるあたりに不思議な生命力を感じます。

 

屋久島・トロッコ道途中のトイレ

三代杉を過ぎると縄文杉登山では貴重なトイレを発見。地図上で言うと小杉谷山荘跡という場所になります。

屋久島では基本的に携帯トイレを推奨していて、地図上にトイレマークがあっても携帯トイレボックスの可能性もあるので、初めて訪れる方はトイレ事情も良く調べておいたほうがいいです。

ここはバイオトイレなので携帯トイレがなくても利用できて、すぐそばには水場もあるので、休憩するには良いポイントかと思います。

 

楠川分れ(白谷雲水峡分岐)

そしてそのすぐ先にあるのが、こちらの楠川分れ白谷雲水峡への分岐点になります。

荒川登山口まで行くなら、この先もまだまだ続くトロッコ道をひたすら歩いていけばよいですが、自分は白谷雲水峡へと抜けるのでトロッコ道とはここでお別れ。

なんだか今回は片道だけだったので、トロッコ道もあっという間という感じでした。

 

縄文杉・トロッコ道から白谷雲水峡へ

そんなわけで、ここから白谷雲水峡へと向かいます。

駐車場まで2時間弱ですが、辻峠までの50分がひたすら登り坂なのでやや頑張りどころ。

 

トロッコ道から白谷雲水峡までの登り坂

この辻峠までの道は地味に疲れるポイントかもしれない。特に先ほどまで平坦なトロッコ道をトボトボ歩いていただけので、久しぶりの登りに太ももに力が入りました。

前日の雪との格闘で変な筋肉痛に襲われていたので、ここは結構きつかったぜ……

 

辻峠手前の水場

それでも助かるのはやっぱり水場の多さ。適度に給水ポイントが設けられているので、極端な話500ml一本持っていれば2日目の行程であれば十分歩けました。心配性なので常時1Lは持っていたけど。

 

屋久島・辻峠

この日、唯一汗を振り散らかしながら登った辻峠

ここまで来るとエリアとしては白谷雲水峡に入って、観光客もより軽装の人が目立つようになります。

 

辻峠から太鼓岩へ

辻峠にあるのが太鼓岩。ここから10分ほど登ったところに岩の展望台があるので、自分も重いザックをデポして太鼓岩へ。

白谷雲水峡だけをトレッキングするのであれば、この太鼓岩がちょうど良いゴールポイントになります。

 

屋久島・太鼓岩

こちらが太鼓岩の展望台。こんな感じで樹々から開放された大展望を望める場所になっています。

 

太鼓岩からの展望

太鼓岩からの展望。

右奥に見えているのが、前日に登った屋久島最高峰・宮之浦岳。ここから見ると、まだ雪が残っているのがわかりました。ほんの1日前のことですが、雪と格闘した後にこうして眺めると、妙に感慨深いものがあります。今立っている場所が夏のように暑いので、余計に雪景色の中にいたのが夢のようでもあり……

ちなみに春に訪れると、この太鼓岩から見下ろす樹々に山桜が咲くのですが、今回は少し時期が早かったようです。だいたい4月上旬が見ごろなので、この翌週辺りから徐々に景色がピンク色に染まっていったのかな。

 

太鼓岩から眺める宮之浦岳

宮之浦岳を良く見ておく。ここを下りてしまうと、もう街からでは宮之浦岳を見ることができなくなってしまうから。

宮之浦岳を始め、前日に縦走した黒味岳永田岳なんかも「奥岳」と呼ばれて、屋久島の市街地からは見ることができない山々。山に登らないとその姿を見れないというのも、どこか寂しいけど神秘的でもありますね。

 

屋久島・女神杉

太鼓岩は登りと下りの順路が決まっているので、それに従って降りましょう。

そうすると下山時に目にするのが女神杉。くねくねと身体を絡ませるあたりが確かにビーナスっぽかったです。

 

辻峠

こうして辻峠に戻ってきてザックを回収。

太鼓岩の入り口に注意書きで書かれてもいますが、太鼓岩は断崖絶壁で休憩スペースもそれほど広くはなく、かなり混み合うので食事などは遠慮するようなお願いがされています。

なのでお弁当休憩などはこの辻峠で取りましょう。ベンチもいくつか用意されています。

 

辻峠から白谷雲水峡へ

辻峠からは再び下山路。

ここから白谷雲水峡エリアへと入っていくのですが、水峡という名の通り水が豊富で周囲の森の雰囲気も徐々に変わっていきます。

 

かみなりおんじ

巨大な杉はここに来ても健在で、まず目にするのがかみなりおんじ

ぶっどい幹が特徴で、その内部には何かが住んでいそうな気配を感じる。

 

武家杉・公家杉

お次が武家杉・公家杉

正直なところ、ここら辺まで来ると巨大な杉にはやや見飽きた感も出てくるけど、白谷雲水峡の最大の魅力は杉ではなく森そのもの。

 

屋久島 もののけの森

 

苔むす森

白谷雲水峡の苔むす森

かの有名な宮崎駿監督作品の「もののけ姫」のモデルにもなったとされる森がここ。

 

屋久島・白谷雲水峡の苔むす森

苔が満ちて木漏れ日差し込む幻想的な森。まさに映画の世界に出てくるもののけの森そのまんまの世界観です。

苔むす森はこの一部分だけではなく、白谷雲水峡あたりの森はすべてこんな感じで豊かな苔が広がっています。

 

神秘的な苔むす森(もののけの森)

それでも標識が立つところは、一押しスポットというところもあって、こうして皆さん佇んで見てしまう。

何かに引き込まれるように見入ってしまう不思議な魅力があるので、ここはぜひその場に立って感じてほしい景色です。

 

白谷雲水峡 登山道

登山道わきにも苔の緑が生えるので、ここら辺は歩いていてとても気持ち良い所。

先ほどまでのトロッコ道とはまた違う面白さがここにはあります。

 

白谷雲水峡 登山道

快適な登山道を歩いていく。

こちらもガイド連れの団体さんが多かったです。特に白谷雲水峡だけであれば4時間もあれば見て回れる行程なので、もうじき昼に差し掛かろうかという時間でも、続々とトレッキング客とすれ違いました。

 

白谷雲水峡・七本杉

七本杉

こちらも背丈が高く、見上げるほど巨大な杉の木です。

 

白谷雲水峡・シカの宿

こちらの切り株は「シカの宿

標識を読んでもらえればわかりますが、小学5年生の子が命名したもの。「穴の中でシカが雨宿りする姿をイメージしました。」と書かれていましたが、素晴らしき感性と言わざるを得ない。

先ほどのウィルソン株があるので、自分だったら「~~株」とかつまらない名前しか思いつかないだろうな。

 

白谷雲水峡・白谷山荘

白谷雲水峡にある避難小屋、白谷山荘に到着。

見てくれはやや廃墟感がにじみ出てもいますが、外にはベンチもあるしトイレも併設されています。

 

白谷山荘の水場

水場もすぐ近くにあってかなり豊富なので、ロケーションとしてはそこまで悪くはなさそう。

日帰り観光客にとっては絶好の休憩ポイントにもなっています。

 

白谷雲水峡・くぐり杉

白谷山荘のすぐ先にあるのが、こちらのくぐり杉

その名の通り、登山道をまたぐように成長した杉なので、その股の下をくぐるように進んでいきます。他の杉と違って、その根強い幹をペチペチと近くで触れられるので、これも個人的にはかなり印象に残っている杉です。

 

白谷雲水峡(もののけの森)

屋久島に来たらついやっちゃうやつ。

この日は幸い晴れて青空が広がっていましたが、白谷雲水峡に限って言えば霧がかったり小雨が降っでも、それなりに雰囲気が出て楽しめそうです。こだまなんかは天気悪い時の方が現れそう。

 

白谷雲水峡・渡渉ポイント

一箇所だけ渡渉ポイントがあり、岩場を伝って対岸へ進むことになりますが、ここもまた1つの絶景ポイントになっています。

 

白谷雲水峡 苔むす森と清流

苔むす森に流れる清流、そして神々しく差す陽の光、とてつもなく幻想的な光景。ここも観光客が思わず足を止めてしまう場所です。

1つ注意点としては、大雨で川が増水するとこの場所はたちまち通行止めになってしまいます。景色云々以前に、そもそも登山道が通れなくなる可能性もあるので、前日までに大雨が降っていないかも要チェック。

 

白谷雲水峡トレッキング

巨大な切り株も、この辺りまで来てしまえばもう見慣れたものになってしまう。

白谷雲水峡だけを日帰りで歩くのであれば、こういった登山道わきの切り株も見どころとなるので、終始飽きずに歩けると思います。

 

屋久島・神秘的な苔むす森

 

屋久島の苔むす森

白谷雲水峡の森は苔の緑が本当に美しい。大半の人が思い描く屋久島のイメージに一番近い場所が、この白谷雲水峡かもしれません。

もののけ姫のモデルと言われて納得の世界が広がっているので、白谷雲水峡はぜひ見てほしいところです。

 

縄文杉~白谷雲水峡トレッキング

 

白谷雲水峡・吊り橋

緩やかな登山道をひたすら下山し、つり橋が見えたら駐車場も近い。

 

白谷雲水峡歩道

ラストはこんな感じで沢沿いに遊歩道が敷かれています。

すぐ横には白谷雲水峡の清流が流れていて、そこに見えるのが……

 

白谷雲水峡・飛流落しの滝

 

白谷雲水峡・飛流落しの滝

岩の隙間を豪快に流れる飛流落しの滝

白谷雲水峡駐車場からスタートする場合は、まずこの滝を目にすることになります。滝に始まり、つり橋、巨大な杉、美しい清流、苔むす森、そして太鼓岩の大展望。

白谷雲水峡は短い行程の中で屋久島の魅力が最大限に詰まっている贅沢な場所。

 

白谷雲水峡

 

白谷雲水峡の清流

水の透明度もエメラルドグリーンに輝く洗練されたもので、見ていてとても心地よい。特に気温がどんどん上昇して夏日に近い陽気になっていたので、余計に清らかな沢の流れに目を奪われました。

 

白谷雲水峡入口

こうして11時20分、白谷雲水峡入口に下山完了。

この入口の石碑も5年ぶり。懐かしく感じました。

 

白谷雲水峡駐車場

駐車場は結構広いですが、天気の良い週末ということでほぼ満車の状態。右手前に写っている宮之浦港行きのバスで帰ることになりますが、発車時刻までしばらく時間があったので、周囲を散策したりして時間つぶしました。

ちなみに、白谷雲水峡駐車場は電波の入りはあまり良くなく、色々試したところでは駐車場のトイレ2Fの喫煙スペースが一番電波の入りが良かったです。ここで自分は、下山後の宮之浦港にレンタカー屋さんを呼ぶ手配をしました。

 

白谷雲水峡バス停

白谷雲水峡のバス停。前日、同じタイミングで高塚小屋まで歩いた方もすでに下山済みでバスを待っていました。

宮之浦港までのバスの本数は1時間に1本ほどあるので、そんなに時間に気にせず歩けます。宮之浦港までほんの30分程度なので、人数が揃えばタクシーを呼ぶのもありかと思います。

 

白谷雲水峡~宮之浦港行きバス

12時ちょうど、宮之浦港行きのバスに乗車して白谷雲水峡を後にします。

少し時間が早めと言うこともあって、バスに乗車したのは10人程度でした。

 

宮之浦港バス停

こうして12時30分に宮之浦港まで戻ってきて、1泊2日の宮之浦岳縦走登山も終了。

今回の屋久島一人旅の初日、島に上陸してこのバス停から安房に向かったのはほんの2日前のことですが、縦走登山の中身が濃かったので、久しぶりに街に戻ってきたような感覚でした。

 

宮之浦港

初日とは打って変わって天気も快晴。気温も高く夏のような灼熱の陽気。

ここで先ほど電話連絡しておいたレンタカー屋さんから車をお借りして、このあとの島巡りの足にしました。

ちなみに予約したレンタカーは『南星レンタカー』というところ。3日間借りて1万程度だったので、相当安かったと思います。迎えに来てくれたおばちゃんも良い人で、しばらく宮之浦港で話し込んでしまったぞ(笑)

 

永田いなか浜

まだ昼過ぎだったので、レンタカーで島の西側を散策。お気に入りの横河渓谷や前回スルーした屋久島灯台あたりを観光しましたが、それは機会があれば別の記事でも書いてまとめたいと思います。

写真はウミガメの産卵で有名な永田いなか浜。6月あたりになるとウミガメが高確率で見れるそうなので、ぜひ訪れてみてください。島の西側に位置しているので、絶好の夕陽スポットにもなっています。

 

屋久島グリーンホテル

下山後の入浴で利用したのが、こちらの屋久島グリーンホテル

日帰り入浴を受け付けていて、650円でタオル付で入浴することができます。温泉ではなく、露天風呂もないですが、一通りのアメニティは揃っているので、しっかり身体を洗ってゆったり入りたい方にはおすすめ。特に他のホテルの外来入浴は1000円を超えるので、この値段で入れるグリーンホテルは重宝すると思います。

屋久島には格安の温泉もいくつかあるので、それを巡ってみるのもありかと。特に有名なのが島の南にある『平内海中温泉』。 潮の満ち引きの時間で入れる時間は限られますが、海を目の前に無料で入ることができます。

 

民宿みよしや

温泉巡りも後日に回すとして、島の観光後にやってきたのが、こちらの民宿『みよしや』。この後、屋久島を発つまでずっとお世話になった民宿です。

この宿を選んだのは宮之浦港から徒歩で行ける立地の良さと宿泊代の安さからだったのですが、女将さんがすごく良い方でここに泊まって良かったと思えた民宿でした。素泊まりにしたのを後悔したくらい。

 

民宿みよしや・室内

民宿内。ウォーターサーバがあるので水、お茶、お湯・コーヒーは飲み放題。各種パンフレットなども置いてあります。

また登山者には嬉しい、中途半場に残ったガスカートリッジを無料で頂けるようになっていました。おそらく過去に宿泊した登山客が提供してくれた余りだと思うので、事前に確認はしておいた方がいいです。

 

民宿みよしや・部屋

こちらがしばらくお世話になるお部屋。一人旅でこのスペースは申し分なし!タオル、浴衣、歯ブラシといったアメニティも一通り付いています。(民宿では意外と珍しい)

日当たりも良くて、早速シュラフやマットを干す。洗濯機や乾燥機も100円ほどで利用できたので、使わせてもらいました。何と言っても島生活(登山)はもうしばらく続くので。

 

屋久島スーパー・Aコープ 宮之浦店

宿から車を走らせて5分ほどの所にあるのが、『A-COOP 宮之浦店』。大きいスーパーで、ここに来れば大抵のものは揃います。縦走登山を終えたばかりですが、翌日もまた違う山に登りに行くのでここで買い出ししておきました。

 

屋久島・お食事処「潮騒」

夕食は民宿からすぐ近くの所にあったお食事処「潮騒」。宮之浦港近くの食堂・レストランの中ではかなり人気のお店なので、17時開店直後に行きました。

 

潮騒のエビフライ定食(お造り付き)

メニューは豊富だけど、とりあえず初日は看板メニューの1つにもなっているエビフライ定食(お造り付き)。大きなエビが丸々2本と新鮮なお刺身、無事に縦走登山を終えたということで豪勢な祝杯を上げましたとさ。

 

こうして1泊2日の宮之浦岳縦走登山が終了。今回の屋久島一人旅のメイン企画でもありましたが、予想外の雪に格闘しながらもどうにか予定通りに完遂できました。

宮之浦岳~永田岳 縦走登山

この2日間だけで黒味岳~宮之浦岳~永田岳~縄文杉~ウィルソン株~トロッコ道~白谷雲水峡という屋久島の主要観光スポットを結構抑えることができたので、かなり充実した縦走登山ができたと思います。

特に1日目の『宮之浦岳縦走登山』と2日目の『縄文杉~白谷雲水峡トレッキング』は、コースとしては繋がっていても目にする世界観がまるで違うので大いに楽しめました。初めて登った永田岳も良かったし、神秘的な苔むす森の白谷雲水峡はやはり屋久島屈指の癒しスポットでした。

 

ウィルソン株のハートマーク

屋久島の旅のメインである縦走は終わったものの、まだ島に来て3日目。4日目以降もいくつか山登りに繰り出したので、追々記事でも書こうかと思います。

 

まだまだ続く屋久島一人旅。

 

1日目の縦走編

【屋久島】黒味岳~宮之浦岳~永田岳~縄文杉 避難小屋泊縦走登山(1日目)

 

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【日程】
2018年3月24日

【コースタイム】
6:20 高塚小屋
6:30 縄文杉
7:30 ウィルソン株
8:50 楠川分れ
9:25 辻峠
9:40 太鼓岩
10:00 辻峠
10:30 白谷山荘
11:20 白谷雲水峡バス停(12時発のバス乗車)
12:30 宮之浦港

 

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