甲斐駒ヶ岳(南アルプス) 夜発日帰り登山

甲斐駒ヶ岳(南アルプス) 夜発日帰り登山

~~祝!日本百名山10座目!~~

8月15日(月)の夜~16日(火)にかけて、甲斐駒ケ岳に登ってきました。初の平日登山です。

 

甲斐駒ケ岳は南アルプスにある標高2967mの山で、日本に18つある「駒ヶ岳」の中でも最高峰の山です。もちろん日本百名山の1つ。

雪山のように白く輝く山肌とダイナミックな山容が特徴で、まさにアルプスの名峰。はたしてその姿を拝むことができるのか。

 


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【日程】

2011年8月15日~2011年8月16日

【メンバー】

4名

【コースタイム】

JR新宿駅(21:30)→→石和健康ランドで仮眠→→芦安駐車場(5:10)→乗り合いタクシー発(5:30)→広河原(6:20)→バス発(6:50)→北沢峠(7:20)→→アタック開始(7:25)→→北沢駒仙小屋(7:35)→仙水小屋(8:05)→仙水峠(8:35~8:45)→駒津峰(9:50~10:05)→山頂(11:15)→→→昼休み→→→下山開始(12:10)→摩利支天(12:15)→駒津峰(13:20~13:30)→双児山(14:00~14:05)→北沢峠(15:15)→バス発(15:30)→広河原(16:00)→乗り合いタクシー発(16:05)→芦安駐車場(16:50)

 

15日の夜に新宿でピックしてもらい、石和健康ランドへ。(車出してくれたナオさん、ありがとうございます!)

平日でしたが、お盆時期のためか健康ランドもそこそこ賑わっていました。ここで3時間ほどの風呂&仮眠。広い仮眠所での雑魚寝は久しぶりだったので、あまり寝れませんでしたが、そこそこ疲れは取れました。午前4時に出発し、芦安駐車場へ。

 

予定通り5時過ぎに駐車場に到着。まだ早朝ですが、すでに駐車場は満車状態。ここから先はマイカー規制がかかっています。

 

路線バスに乗ってもよかったのですが、値段も100円しか変わらないので乗り合いタクシーで広河原を目指すことに。バスよりも速いです。

 

1時間弱で広河原に到着。ここからさらにバスを乗り継ぐ必要があります。

 

6:50発のバスに乗車。この時間のバスに乗れないと、日帰りはかなり厳しいです。帰りの最終便も15:30と早め。

 

午前7:20にようやく出発地点の北沢峠に到着。ここは甲斐駒ケ岳のほか、仙丈ヶ岳の出発地点でもあります。おそらく今後も何回か来ることになるだろうな。

 

来た道を少し戻ると、左側に仙水峠の看板場見えます。

 

↑これ。仙水峠2.5kmとなっていますが、仙水峠まではそれほど苦労はしません。急な上り坂もほとんどなし。

 

↑本日のメンバー。みんな地図を持っていましたが、一応看板で確認。

 

天気も上々。緩やかな道を行くと、すぐに北沢駒仙小屋が見えてきます。

 

↑北沢駒仙小屋。ビールの自販機がありました。

 

小屋の前はテント場になっています。色とりどりのテントがずらり…(うらやましい。。)早朝のバスで来ても時間的に余裕がないため、前夜入りしてここを拠点に登る人が多いようです。テントほしくなったわぁ~

 

ここから先は、しばらく沢沿いを歩いていきます。沢沿いはやっぱり涼しぃ~

 

北沢駒仙小屋から30分ほどで、次の仙水小屋に到着。ここまではまだハイキング。標高差もそれほど変わっていません。

 

ここでは水を汲むことができます。本番の南アルプスの天然水。冷えていてかなりうまいです!

 

仙水小屋を抜けると、景色は一気に変わります。それまでの樹林帯とは打って変わって、堆積した大岩の上を歩いていくことに。

 

初めて見る光景にしばしあ然…。さすがは甲斐駒ケ岳。

 

転ばないように注意しながら岩道を歩いていくと、次のチェックポイントの仙水峠に到着。ここで目指す山頂と摩利支天を見ることができます。

 

圧倒的な迫力を見せる、摩利支天の大岩壁!山頂も白く輝いています。

 

ここからいよいよ急な登り坂が始まります。次の駒津峰までは、ひたすら登り。急な斜面ですが高度を一気に稼げるので頑張りどころ。

 

高度があがると同時に、徐々にガスがかかってきました。いやな予感……。

 

樹林帯の中をひたすら登っていきますが、時折視界が開ける場所があります。周りの景色を見て体力回復。

 

森林限界を抜けて、岩肌が姿を現すようになれば駒津峰ももうすぐ。

 

スタートして約2時間半、標高2750mの駒津峰に到着。かなりガスってきました。。。

 

北西に伸びる稜線がきれいに見えます。ここは帰りに通る道。

 

ここから山頂まではご覧のような岩肌を登ったり下ったり。アップダウンの繰り返しになるので、結構体力を持って行かれます。ガスも濃くなって視界も一段と悪くなってきました。。

途中の六方石という大きい岩の先では、道が二手に分かれています。直登か回り道か。自分たちはせっかくなので、難易度の高い直登コースへ。

 

コースの目印もよく見えず、手探り状態で上を目指します。手を使ってよじ登る感じ……。

登るだけならまだ大丈夫ですが、ここを降りる人がいてビックリ。余裕の笑顔で降りる、単独行の若き女性も。(すげぇ~。しかもかなり綺麗なお方でしたw)

 

雨が降っていない分、救われましたが、この道で雨に降られたら滑落の危険もかなりあるんじゃないかな。

 

スタートして4時間弱、ほぼ予定通りに山頂に到着!山頂は案の定ガスってました。。。天気予報では晴れと言っていたのでちょっと残念。

 

山頂でゆっくり昼休憩~。とはいえ、日差しも遮られ標高3000m近いので、止まっていると結構肌寒い。帰りのバスの時間も気になるので、気持ち早めに切り上げます。

 

帰りがけに摩利支天に寄ることに。霧の彼方にぼんやりと見えます。

 

5分ほどで到着。墓石がたくさんありました。

 

甲斐駒ケ岳の魅力である白砂の斜面。下で輝いて見えた斜面も、ガスっているとちょっともの足りない。かなり滑りやすいので要注意です。

 

急な斜面なので、ジグザグにトラバースで進んでいきます。・・・って気づいてみたら時折視界が晴れてふもとが見えた。これはもしや!?

 

上を見たら待ちに待った青空が!

 

9割雲に覆われていますが、それでも視界が時折晴れて、きれいな稜線が姿を現しました。みな、慌ててシャッターを切る!

 

イェッス!天がちょっとだけ味方してくれた~

 

日差しが出ると、やっぱり白砂はまぶしく光ります。天気がよければどんな光景だったのだろうか。。

 

駒津峰まで戻ってきたら、今度は登りで眺めた稜線を伝い、双児山へ。

 

一面に茂ったハイマツ帯。曇っていてもきれいです。

 

双児山を目指すうちに徐々に天気が回復。午後に天気が回復するなんて……ふつう逆だろ。

 

14時ピッタリに双児山に到着。登りはもうここまで。ここから先は一気に下っていきます。

 

北沢峠まではひたすら樹林帯です。双児山から北沢峠までは1時間半ほど時間を見ておけばいいかと思います。

 

15:15、最終便の15分前に北沢峠に到着。思ったよりギリギリでしたが、無事に帰還。

来た時と同じく、広河原まではバスで行き、そこから乗り合いタクシーに乗って芦安駐車場へと戻ります。

 

16:50、約12時間ぶりに芦安駐車場に戻ってきました。みなさんお疲れ様!

 

帰りに温泉によることに。芦安駐車場から15分ほどのところに市営の温泉施設があります。小さいですが、施設はきれいでおススメ。(日帰り入浴500円。18時まで)

 

お盆時期ということもあり、帰りは渋滞に巻き込まれました。思えば帰る途中に、ちょうど「五山送り火」が見れたり、どこかの花火大会が見れたり、高速の真ん中でガス欠になった車を見れたり(?)、結構いろいろあったなぁ~とシミジミ。

 

帰りはJR高尾駅で降ろしてもらい、日付が変わる前に家に帰ることができました。運転してくれたナオさん、ヨースケさん、ありがとうございました!

 

北アルプスの焼岳に次いで南アルプスをようやく制覇することができました。これで残すは中央アルプスのみ。

まだ夏は続くので、あと数個はアルプスを回っておきたいかなぁ~。

 

 

 

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