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仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 (南アルプス・テント泊登山) 1日目・仙丈ヶ岳

      2016/07/03

北アルプスが2週連続続いたので、今回は南アルプスに行ってきました。南アルプスで今年やりたかったことと言えばただ1つ。それがこの仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳のテント泊!どちらも知名度は抜群で、お互い隣にありながら山のタイプはまるで異なる両者。先週の白馬岳と同じく、今年の夏の山行で絶対外せないプランでした。

仙丈ヶ岳は初。甲斐駒ヶ岳は去年行ったのですが、あの時は展望もあまり良くなかったので、今回はそのリベンジも兼ねて。豪華な南アルプスコンビで8月開始!!

 

まず1日目は南アルプスの女王、仙丈ヶ岳―――

 

【日程】

2012年8月4日

【コースタイム】

北沢駒仙小屋テント場(8:40)→二合目(9:10)→大滝頭(9:50)→小仙丈ヶ岳(10:45)→仙丈ヶ岳(11:45)→→お昼休み→→下山開始(12:15)→仙丈小屋(12:35)→馬ノ背ヒュッテ(13:10)→大平山荘(14:55)→長衛荘(15:15)→北沢駒仙小屋テント場(15:50)

 

 

この物語の始まりは、8/3の9時53分。 自分は相棒のささっきーにメールを1文投げてた。

 

『今日の夜から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳行ってくるが、これるかい?』

 

出社間もない会社のデスクで仕事中、なぜか急に南アルプスが恋しくなって、特に何も考えずに誘いのメールを打ってた。テント泊の準備もまるでできていない状態でしたが、「行けなくもない」との返事をもらったのでいざ決行。事前に漠然とはプランを練っていたものの、決行を決めたのは突然。そんな突然の決行を受け入れてくれるのが南アルプスの良さですw

 

退社後、急いでテント泊の準備をして、夜23時、自分はJR新宿駅の9番線ホームにいました。ここから最終の特急かいじに乗ってJR甲府駅へ。最終の特急かいじは空いている上に、甲府止まりなので寝過ごす心配もなし。南アルプスは面倒なバスの予約なしに行けてしまうので、車を持っていない自分にとっては強い味方です。

 

で、JR甲府駅に着いたのが深夜0時20分。甲府駅から広河原行きのバスの始発は午前4時。約4時間、何をすることもなしに駅前のベンチで野宿w

この方法は去年の北岳・間ノ岳で実践済み。朝4時のバスに乗るにはこの方法が一番確実で安上がりなんです。いい大人が野宿かぁ~なんて考えなくもないですが、実は同じ方法で甲府駅で夜を明かすハイカーはかなりいるんです。みんなタフですねw

 

午前4時、まだ真っ暗な空に月明かりがする時刻にバス到着。駅構内で寝てた人、バスロータリーのベンチで寝てた人、などなどが続々集まってバス停はかなりの人だかり。甲府駅から広河原までは2時間ほどの長丁場ですが、全員座れるようにバスの台数を出してくれるので、そこら辺は心配しないでOK。

 

バスの中でも十分睡眠をとって、気づいたら広河原到着。仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳へ行くには、ここからさらにバスを乗り継いで北沢峠を目指す必要があります。南アルプス、公共交通手段は充実しているのですが、時間がかかるのが少々ネック。。。

 

午前7時過ぎ、甲府駅から3時間以上かけてようやくアタック拠点の北沢峠に到着。ちなみに、広河原から北沢峠までのバス、時間的には25分程度なのですが、とにかく揺れが激しくて、久しぶりに車酔いしました。。。

 

気分最悪の中、とりあえずまずはテント場がある北沢駒仙小屋へ。北沢峠から歩いて10分くらいのところにある沢沿いのテント場です。

 

7時半にテント場到着。すでにかなりのテントが張られてましたが、ここのテント場はかなり広いので余裕で場所確保。

 

設営完了~。オレンジとブルー、お互いわかりやすいくらいテーマカラーが反映されてるねw

と、ここで別のグループで来ていた山友ののぶさん発見!聞いたら自分たちとは逆で1日目に甲斐駒ヶ岳、2日目に仙丈ヶ岳を目指すそう。のぶさんとは登山スタイルも似てるし、できれば一緒に登りたかったなぁーw

 

不要な荷物をデポって、8:40、ようやく登山開始!まず1日目は仙丈ヶ岳を仕留めます。

正直、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳、どちらを先にアタックしてもよかったのですが、甲斐駒ヶ岳は1度登ったことがあったので、何となく最初は仙丈ヶ岳から攻めたいなぁ~と思ってました。・・・が、実はこの何気ない判断がドンピシャだったり。

 

仙丈ヶ岳の登山口は、北沢峠へ戻る途中にあります。こんな橋が目印↑

 

序盤は単調な樹林帯。寝不足が心配でしたが、野宿とバスの中で十分睡眠を確保できたのか、なぜか絶好調!自分もだいぶ図太くなったみたいw

 

30分くらい歩いて仙丈ヶ岳二合目に到着。この先も三合目、四合目、五合目と続いていきます。

 

序盤は展望があまりないですが、登りが思ったよりきつくないのでさっさと上を目指しちゃいます。テント場で不要な荷物を置いてきているので、ザックも軽い。身軽っていいね♪

 

スタートして1時間ほどで分岐の大滝頭に到着。ここから小仙丈ヶ岳を目指すか、馬の背を目指すか。最初は馬の背ルートを考えていたので、そちらに進んだのですが、少し行ったところで、「うん?何か違うな??」ってことで、Uターンして小仙丈ヶ岳を目指すことにw(この胸騒ぎは何だったのか結局わからずでしたが、結果的には正解だったのかもね)

 

しばらく行くと、ようやく展望が開けてきます。目指す小仙丈ヶ岳が目の前に現れた頃、後ろを振り返ると・・・

 

明日アタック予定の甲斐駒ヶ岳。凛々しいたたずまい、カッコ良すぎです!その背後にも綺麗な雲海~

 

ここまで来れば、もう気持ちのいい稜線歩き!天気も雲1つない快晴~。のんびり歩いてまずは小仙丈ヶ岳を目指します。

 

特に難所もなく、小仙丈ヶ岳に到着。仙丈ヶ岳の前衛とはいえ、標高は2855m。360℃の展望が待ってます。

 

南側には、富士山に次ぐ日本第二位の高峰「北岳」。その右側には第四位の高峰「間ノ岳」。どちらも去年の登った山なので、何だか懐かしいね!個人的には北岳もいいですが、間ノ岳が特にお気に入りなので、今度は農鳥岳と合わせて白峰三山縦走したいなぁー。

 

ここから先は、女王の名にふさわしい、優雅な稜線沿いが一望できます。南アルプスの女王と言われるだけあって、その山頂も北岳や甲斐駒ヶ岳に比べて 緩やかで優しい感じがするね。

 

仙丈ヶ岳を歩いていて一番気持ちよかったのが、このあたりかな。道も比較的空いていたので、記念撮影!w

相変わらずの天気の良さですが、振り返ってみると、、、

 

先ほどまで綺麗に見えていた甲斐駒ヶ岳が雲に覆われ始めました。。甲斐駒ヶ岳に後ろに広がっていた雲海が徐々に上がってきたみたいで、のぶさん隊がちょっと心配。。

 

一方、こちらはまだ大丈夫ですが、徐々に雲が出始めました。これはちょっと急いだ方が良さそう?

小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳までは1時間ほどですが、合間にいくつかピークがあってなかなか山頂が見えなかったりします。

 

ようやく姿を現した仙丈ヶ岳山頂。目を凝らすと、山頂が激混みなのがわかりました。。。急ぎたい気持ちもありつつ、山頂が空くのを待ちたい気持ちもありつつ、、、難しいね。

 

途中、大仙丈ヶ岳が見えました。今回はあちらには行かないですが、あの稜線の先に行けば北岳まで通じているので、いつかは歩いてみたいね!

 

雲がかなり迫ってますが、歩いてきた稜線が綺麗に見えます。下に見える山小屋は仙丈小屋。

 

高山植物もチラホラ見られます。特にきれいだったのが紫色のチシマギキョウ。花が横向きに咲くのが何だか面白い。

 

スタートから3時間、何だかあっという間に仙丈ヶ岳山頂に到着。山頂は相変わらずの混みっぷり(汗

 

標高3033m、仙丈ヶ岳山頂。3000m越えは実は今年初。登り応えはそこまでなかったけど、3000mを越えると一定の達成感はあるね~

 

何とか晴れているうちに山頂到着できた。朝は雲1つない青空だったのに、やっぱり夏は午後になると雲が出てきちゃいますね。

 

ここでお昼休憩~。・・・のはずでしたが、くそっ!!ライターがつかない!!バーナーも不調でお湯を沸かすことができず、おにぎり1個で終了ー\(^o^)/

 

こんな時のために、持っててよかった行動食!ナッツ、柿の種、ドライフルーツ、マーブルチョコのブレンドは最強ですw

 

昼休みを終えるころ、あたりはすっかりガスっちゃいました。。。まぁ山頂から展望も拝めたし、とりあえず満足!仙丈小屋を目指します。

 

でも、こうして曇ったことで、彼らとの出会いが待ってました。

 

そう、雷鳥!先週に続いて見れましたが、今回は子供連れ。アヒルみたいに親に着いていく姿がかわいかったですw

 

仙丈小屋。改装したてなのか、かなり綺麗な山小屋でした。この時はあまり気にしなかったのですが、この後、この山小屋に泊まる団体さんとかなり沢山すれ違って、、、いったい何人収容できるんだ!w、と思ったり。

 

帰りもしばらく稜線歩きが続きますが、渋滞発生してました。。適当に追い抜かしてもらって先へ進みます。

 

次の馬ノ背ヒュッテまでがちょっと長く感じましたが、こんな感じの防護柵が見えたらもうすぐです。

 

こちらが馬ノ背ヒュッテ。しっかりとした水場があるので、水を補給するならこの小屋がおすすめです。

 

馬ノ背ヒュッテを過ぎるとすぐに分岐点があります。左は大平山荘への道、右は来るときに躊躇した大滝頭へ戻る道。同じ道を歩くのももったいないので、迷わず左を選択!これが意外にも大正解でした。

 

左へ進むと、予想外に雪渓登場!沢沿いを覆う雪渓にテンション上がりました↑

 

男なら洞窟的なのは探検したくなるね!ってことで、雪渓の下をくぐれるか偵察。(もちろん無理ですが…)

 

雪渓を歩いていきます。滑り降りる感覚で楽しかったですが、雪渓の下の空洞を見た後だったので、いつ足元が崩れるか、、、ちょっとだけ怖かった。

 

崩壊しかけた雪渓は氷河みたいな感じで、不思議な光景でした!思わぬ絶景に満足!こっちの道を来て正解だったね。

 

雪渓を終えたら、後は単調な樹林帯。特に面白味はないですが、驚いたのがこの時点ですれ違う団体客が多かったこと。すでに14時を越えているので、仙丈小屋に泊まるしても、16時を過ぎるようなペース。すれ違っていて、ちょっと心配になりました。。

 

15時前に大平山荘に到着。ここまで来れば北沢峠まですぐだと思ったのですが、この後もう1度樹林帯に入って登り坂を歩く羽目になるので、ここで集中力を切らさない方がいいです。

 

最後の登り坂を終えて、北沢峠に帰還。山小屋の長衛荘でサイダーを買って一息♪

テント場へ戻ります。

 

16時、ほぼ予定通りにテント場に到着。朝以上に混雑してましたww

昼ご飯をちゃんと食べなかったので、かなり腹ペコ。早速夕食の準備をするのですが、これが反省。。今回も準備が忙しかったので、インスタント系にしたのですが、周りでは焼肉や焼きそばなど、本格的料理をしているグループが多数。。。テント立てて荷物もデポれたので、こんな時こそ多少重たくてもいいから食材買って料理するべきだったなぁ~と反省。。。良い教訓になりました。

 

ともあれ、沢の水で冷やしたビールで乾杯!テント泊でビールを飲むのは実はこれが初。やっぱり登山後のビールは最高だね!!

 

こうして20時前に就寝~。横を流れる沢の音がいい感じのBGMになっていて、速攻で寝れました。風もなく穏やかなテント場。これまでのテント場の中では一番快適だったかもね~。

 

南アルプスの女王・仙丈ヶ岳、午後は多少の気まぐれを起こしましたが、1日通して天気にも恵まれたので良かったです。序盤の稜線歩きも気持ちよかったし、雷鳥の親子にも出会えたしね~。

そして、明日は1年越のリベンジ、甲斐駒ヶ岳!!標高は仙丈ヶ岳よりも低いですが、登り応えは間違いなく甲斐駒ヶ岳の方があるので、楽しみです!

 

2日目の甲斐駒ヶ岳に続く、、

 

 

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