新年最初の登山は籠坂峠~三国山~鉄砲木ノ頭(明神山)~高指山~富士岬平~平野バス停というルートで歩いてきました。
降雪直後で雪道となっていましたが全体的に緩やかな尾根道でとても歩きやすく、特に素晴らしかったのが鉄砲木ノ頭!山頂からの富士山と山中湖、南アルプスの展望が本当に綺麗でした。
富士山駅からバスを使って縦走できます。

2026年1月3日【山梨】三国山~鉄砲木ノ頭 冬のハイキング
2026年最初の登山は富士山を拝めるべく、三国山~鉄砲木ノ頭に決定。
富士山麓の山梨県、静岡県、神奈川県の県境にある山ですが、山域としては丹沢に属するようです。
去年も新年1発目は富士山を狙って山梨県の権現山に登ったのですが、あいにく雲に阻まれて不発。。。
今年はより富士山に近づいて山中湖畔まで足を延んできました。

今回の縦走ルートのスタート地点は籠坂峠(篭坂峠、かごさかとうげ)。そこに行くには富士山駅からの御殿場駅行きのバスを利用します。
朝の7時半すぎの早い便だったので、乗客も少なく空いていました。

バスの乗車時間は40分ほど。
途中からは進行方向左手に山中湖が綺麗に見えてきます。路面に雪が積もっている通り、この前日は都内でも雪が降った日で、登山道もほぼ一面雪道となっていました。

朝の8時過ぎに篭坂峠バス停に到着。トイレなどは特にないので駅で済ませておきましょう。
標高はすでに1100mほどで、キンキンに冷えた朝の空気がとても冷たかったです。
ここで降りたのは自分だけ。左奥に登って行く道へとまずは進んで行きます。

坂を登った先に三国山ハイキングコースの標識が出てくるので、道なりに奥へ。
ここら辺は登山道が非常に良く整備されていて、分岐には必ず標識も用意されているので迷う心配はありません。
ちなみに左手は墓地。手前にトイレがありましたが、冬季は閉鎖されていました。

登山口からハイキングコースに入山。
この先、急登らしい急登はほとんどなく、特に序盤は道も非常になだらか。雪さえなければ普段着でも歩けそうな散歩道という感じです。
足跡がある通りすでに先行者がいるようですが、向こう2時間は誰とも会わない静かな登山道でした。

しばらく登ると最初の分岐に到着。三国山へ最短ルートで行くなら左ですが、右に進めば立山、畑尾山という2つのピークを経由します。
それぞれの山頂では展望はないですが、立山の先に展望台が用意されているのでここは右へ行ってみました。

20分ほど登って尾根の分岐に到着。
ここからまずは立山へ。


分岐から3分ほどで立山に到着。標高は1330m。
山頂は御覧の通り展望がないですが、5分ほど先に「立山展望台」というのがあるので行ってみます。(※須走紅富台という方ではないのでご注意を)

ひたすら雪道ですが、ここら辺も非常になだらか。ほぼ平坦と言ってもいいくらいの道で、結局最初から最後までアイゼンを履かずに済みました。
三国山から先の下り坂がやや急斜面だったので、降雪直後であればチェーンスパイクくらいは持っておいた方が安心です。

樹林帯の先に少しだけ開けた空間がありました。
特に標識などはなかったですが、ここがどうやら立山展望台。

展望台からはこの日最初の富士山の眺め!すぐ目の前にドン!と構えております。
朝は風が強くて、富士山頂あたりでも派手に雪煙が舞っているのが見えました。
富士山の展望に関しては、この先の鉄砲木ノ頭がすそ野まで見渡せる絶景ポイントですが、距離的にはこの立山展望台からが一番近くに富士山を見ることができます。

先ほどの分岐まで戻って、ここからはひたすら稜線を直進。
まずは畑尾山を目指します。

この写真も一応登り坂なんですが、非常に傾斜が緩くて歩きやすい。
雪も足が埋まるほど積もっているわけではないので、そこまで気にせずのんびり歩いて行けます。


畑尾山に到着。
先ほどの立山の標識でも書かれていた「富士箱根トレイル」。富士山五合目から金時山までを結ぶ登山ルートのようで、他の方の記録を見ると結構面白そう。
今回自分が歩くのは立山~三国山の区間まで。機会があれば何回かに分けて歩き通してみたいです。

畑尾山から下ると最初の分岐点からのルートと合流。
その先で一度視界が綺麗に開けるポイントがあります。

ここがアザミ平。
箱根・御殿場方面の展望が開けていて、金時山や愛鷹山などが綺麗に見渡せました。
正月と言えば箱根駅伝。この日は大会2日目の復路で、1日目の青山学院大学の逆転が凄かったですね。そのまま逃げ切るんだろうなと思ってましたが、結果その通りになったのを下山後のYahoo!ニュースの通知で知りました。

アザミ平あたりは展望も開けていて特に気持ち良く歩けるポイントです。
どうしよう、すごく楽しいぞこの道。
枯れ木も多く、冬の時期はタイミング次第で綺麗な霧氷ワールドも広がるのではなかろうか。


続けて大洞山(角取山)に到着。
こちらの山頂も木に囲まれていますが、後ろを振り返れば樹々の合間から常に富士山が見れる状況なので、あまり展望が悪いという感じもしません。
適度に休んでは富士山を眺めながら進んで行きます。

多少のアップダウンはあるものの、こんな感じの平坦な箇所が大半を占めるので、気分は登山というよりもハイキング。
サクサク踏みしめる新雪も心地よい。

登山を始めて2時間ほど経過。
ここまですれ違ったのは3人だけ。歩きやすいトレイルですが、この区間は周回ルートが組めないのでマイカー組が来づらいところなのかもしれません。
下山する平野バス停もバスの本数が結構あるので、このルートは公共交通利用勢にこそお勧めしたい。


楢木山に到着。標高は1353m。
これまで踏んだピーク、立山(1330m)、畑尾山(1360m)、大洞山(1384m)。どれもほとんど大差ない標高差。
なるほど、道の緩やかさも頷けます。

ここから先もひたすら三国山ハイキングコースを直進。
この稜線はちょうど県境になっていて、左手が山梨県、右手が静岡県。
そしてこの先に神奈川県が待っています。


こうして三国山に到着。標高は1320mとこれまた似たような高さ。
名前の通り、この山頂が山梨、静岡、神奈川の3県が交わるところ。山頂は広くて周りに木が生い茂っているものの、冬のこの時期は合間から箱根方面や富士山の展望を眺めることができます。
富士箱根トレイルは標識に書かれている明神峠方面のルートですが、今回はそちらへは向かわずに手前の三国峠へと向かいます。

ここから三国峠までの下り道がやや急坂で滑りやすいところでした。
落葉が露出していてチェーンスパイク履くのも面倒だったのでそのまま下りましたが、ここら辺は雪の状況次第ではアイゼンあった方がいいかもしれません。

坂を下って三国峠に到着。
ご覧の通り広い駐車場があって、マイカー組はここを拠点に三国山と鉄砲木ノ頭を登る人が多そうです。
見た限りではトイレなどは特にありませんでした。

鉄砲木ノ頭までは道路を挟んだ向かい側が登山口。
標識には別名の明神山と記されています。

登り出してすぐに景色が一変。
これまでの登山道とは打って変わって、ススキがたなびく開放的な登山道になりました。
そして、今回の縦走路の中でも最高の展望があの頂に待っています。

この鉄砲木ノ頭までの登りがやや急登なので頑張りどころ。
後ろを振り返れば三国山から先の歩いてきた稜線を一望できます。
歩いてみて緩やかだなと感じた尾根道、俯瞰して見ても確かにフラットでした。あれは歩きやすいわけだ。

こうして11時20分、鉄砲木ノ頭(明神山)に到着。
山頂は御覧のように開けた大パノラマよ!

まず何と言っても見るべきは富士山!そしてその麓に広がるのはオーシャンブルーの山中湖。
富士山と山中湖のコラボこそ、ここ鉄砲木ノ頭からの真骨頂とも言うべき眺め。
正月の新年初富士登山、縁起の良い景色を見ることができました。

そして、富士山の右奥に見えているのは南アルプス。
前夜は南アルプスでもしっかり雪が降ったようで稜線が真っ白。北岳あたりから赤石岳まで綺麗に一望できました。
もう素晴らしい景色よ、鉄砲木ノ頭。ここは非常におすすめしたい山となりました。

こちらは北側方面の展望。正面に見えるのが石割山あたりの山脈。右奥に見えている高い山は御正体山かな。
石割山から太平山にかけての稜線歩きも好きなので、時間があればまた歩いてみたいところです。

山頂でしばし休憩。
周りを遮るものがないので冷たい風が強かったですが、照り付ける太陽と雪の照り返しで目は眩しい、顔はチリチリ。下山後には雪山登山よろしく、顔が火照っておりました。(また日焼け止め忘れた…)
中央に見えるのは山中諏訪神社奥宮。

山頂の標識も片隅に用意されています。
標高は1291mと、ここまで登ってきた山よりも低いという事実。それでも展望が素晴らしいんだから、鉄砲木ノ頭はぜひ登りに来てほしいです。
先ほどの三国峠駐車場からであれば30分もあれば登って来れます。

山頂の標識を見ていて気になったのがこちらのお地蔵様が書かれた石。
このイラスト、高尾界隈の山でもよく見かけますが、いったい誰が書いたんでしょうか。
誰かが勝手に置いたもの?謎です。

鉄砲木ノ頭、噂には聞いてましたが本当に素晴らしい眺めでした。
ススキが生い茂る山頂から富士山と山中湖と南アルプスを一望できる絶好の展望台。
ぜひ登ってみてほしいです。

新年早々、初富士を無事に手中に収められましたが縦走はもうしばらく続きます。
鉄砲木ノ頭からさらに先の尾根を伝って高指山方面へ。
ここら辺もしっかりと雪道になっていました。

途中にあった大岩というピーク。
こちらの赤いテープを見つけて山頂だと気づきましたが、これがなければ普通に通り過ぎてしまうような場所でした。

ここから先、平野バス停へエスケープする道がいくつも用意されているので、時間や体力次第でいつでも下山することができます。
下山路も大して長くなく、20分程度で街まで下りれるくらいの距離です。

高指山の手前辺りでこの日初めて雪がなくなって、地面を踏みしめて登ることになりました。
日当たりが良いから溶けたのでしょうか。道がぬかるんでいなかったのが助かりました。

多少の急登を経て、高指山に到着。
傍らにベンチが用意された山頂で、ここも富士山方面の展望が開けています。

高指山からの富士山と山中湖の展望。
先ほどの鉄砲木ノ頭から東に移動したので、この高指山からは山中湖越しの富士山を見ることができます。
ここもなかなかの展望だったのでおすすめしておきます。

さらにもう1つ先の山まで縦走。
いったん緩やかに下っての登り返し。フラットな箇所が多かった今回の縦走路ですが、さすがにピークを8つほど越えてきたので、細かいアップダウンのジャブの連続で疲れてきました。

こちらが本日最後のピーク、富士岬平。
ここも高指山と似たような山頂で、富士山と山中湖を一望することができます。

この日何度目かの富士山の展望。
もうお腹いっぱいなので、ここから麓に続く下山路を下って行くことにしました。
ちなみに尾根道はまだ続いていて、この先に大棚ノ頭なども控えているので体力がある方はぜひ奥まで登ってみてください。

15分も下れば林道に出れました。正面に見えているのは石割山。
後は道なりに歩いていくだけですが、凍結したアスファルト道で危うくズッコケそうになったので油断は禁物。
降雪直後はこういう林道こそ恐ろしい。

国道413号線に出たら、あとは富士山方面へ直進。
途中、ローソンが一軒と石割の湯という日帰り温泉施設があるので、そちらに寄って帰るのも良いと思います。
自分も温泉に入るつもりだったのですが、ちょうど14時過ぎのバスに間に合いそうだったので、今回はパスして平野バス停を目指しました。

13時50分に山中湖平野バス停に到着。
写真に映っている通り、隣にセブンイレブンがある他、待合所などが併設されたバスターミナルになっています。
新宿への高速バスも出ているのでそちらで帰るのも良いですが、この日は1月3日。正月のUターンラッシュで中央道の渋滞が怖かったので、素直に富士山駅から電車で帰ることにしました。

14時過ぎの河口湖駅行きのバスに乗って無事に本日の登山が終了。バスも余裕で座れて富士山駅から電車で東京へと帰りましたとさ。
……と予定通りに行きたかったのですが、この日は夕方に西国分寺駅の人身事故発生で、中央線が一時運転見合わせ。幸い30分ほどの遅延で高尾駅までたどり着けたので、そこからは京王線で帰ることができましたが、途中の各駅では特急あずさが停まったまま。特急利用者の方が影響大きかったかもしれません。
マイカーは高速渋滞、公共交通は人身事故。どちらも回避できるかは運次第ですね。。。

何はともあれ、無事に新年最初の登山で富士山を眺めることができました。
鉄砲木ノ頭からの展望は本当に素晴らしくて、特に冬の時期は白く輝く南アルプスも綺麗に見ることができます。
籠坂峠から三国山までの縦走路も非常にフラットで歩きやすかったので、ここは強く推していきたい登山ルートとなりました。
良ければぜひ登ってみてください。
【日程】
2026年1月3日
【コースタイム】
8:15 籠坂峠バス停
9:00 立山展望台
9:20 畑尾山
10:00 大洞山
10:20 楢木山
10:40 三国山
11:20 鉄砲木ノ頭(明神山)
12:35 高指山
13:00 富士岬平
13:50 山中湖平野バス停

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