東京23区の低山トレッキング

東京23区の低山トレッキング

東京都心に散らばる5つの低山トレッキングに行ってきました。

紅葉山、愛宕山、三笠山、千駄ヶ谷富士、箱根山。いずれも標高100mに満たない超低山ですが、東京23区内でも探してみたら意外と山がありました。

合間には皇居や明治神宮、国立競技場、東京タワーなどの観光名所も巡れて結構面白かったです。

都内の散歩コースにおすすめです。

 

東京23区の低山トレッキング

 


竹芝客船ターミナルの初日の出からの続き)

改めて明けましておめでとうございます。

低山トレッキングではありますが、一応これが2024年最初の山行記録。

 

竹芝客船ターミナルからの初日の出

増上寺で初詣

竹芝客船ターミナルからの初日の出と増上寺での初詣を済ませたのが、朝の8時。

まだまだ時間があるので、ここから東京23区内にある超低山たちを縦走していきます。

もともと元旦の暇つぶしはこのハイキングが先にあって、「だったら朝早く起きて初日の出も見るか」と竹芝客船ターミナルから始まったのが成り行き。

ここからがむしろメインです。

 

もみじ谷(東京)

まず増上寺のすぐ裏手、東京タワーの真下にあるのがもみじ谷という小さな公園。

ここの丘の上がYamap的には紅葉山という標高20mの山だそうです。

山頂の標識などはなかったですが、驚いたのがその名の通り紅葉。

 

もみじ谷(東京)の紅葉

元旦にしてまだ真っ赤に色づいている木が残っていました。

この時期でこれだけの色づきなんだから、ピーク時に来たら結構凄いことになってそうです。12月が見頃らしいので、都内の紅葉散策に良いかもしれません。

 

東京タワー

もみじ谷のすぐ真上にあるのが、東京タワー

東京スカイツリーにタワーとしてのシンボルの座を奪われてしまいましたが、高さ333mの赤い電波塔は真下から見ればやっぱり迫力あります。

増上寺からもすぐ近くなので、初詣のついでに立ち寄ってみてください。

 

東京タワーから虎ノ門ヒルズ方面へ

東京タワーから虎ノ門ヒルズ方面へ。

まっすぐ大通りを1kmほど歩くと次なる山があります。

 

愛宕神社(愛宕山)

それがこちらの愛宕神社。この上にあるのが愛宕山です。

愛宕山は標高25.7mのこれまた低山ですが、山としてしっかりと定められており山頂には三角点もあります。そして、天然の山としては東京23区内の最高峰でもあります。

入口に記載がある通り、出世の石段が山頂までの登山道。出世のご利益とあって、立地的にもビジネスマンの参拝が多いんでしょうか。

 

愛宕神社(愛宕山)の出世の石段

こちらが急な石段。

元旦ということで初詣の参拝客も多かったですが、みんなこの石段を見上げて歓声に近い悲鳴を上げておりました。

この先に山頂と愛宕神社があります。

 

愛宕神社(愛宕山)の出世の石段の注意書き

ここに来たのは2回目で、前回は3年前。

【東京散歩】愛宕山 23区最高峰へ日帰り登山

このトレーニング禁止の注意看板はよく覚えています。

 

愛宕神社(愛宕山)

登ること1分。太ももに乳酸がたまりかけたところで山頂に到着。

愛宕神社の大鳥居が出迎えてくれます。

参拝の列がかなり長かったので、境内を軽く見学するだけにしました。

 

愛宕神社(愛宕山)の白猫、カリン様

境内を見回っていて、予期せぬ再会!

愛宕神社に住み着く名物白猫、カリン様です。

おみくじ売り場の下に陣取って、参拝客の注目の的となってました。

 

愛宕神社から日比谷公園へ

カリン様にお別れして次なる山へ。

さらに大通りを北へ1kmほど進むと、右手に緑地帯が見えてきます。

ここが有名な日比谷公園

 

日比谷公園の三笠山

そしてこの日比谷公園内に実は山が存在します。その名も「三笠山」。

こんな感じで園内マップにもちゃんと記されています。

標高は不明。

 

日比谷公園の三笠山

こちらが登山口。

そして山頂も見えております。目測、だいたい15歩。コースタイムは5秒くらい。

 

日比谷公園の三笠山

三笠山に登頂成功。

山頂はちょっとした丘になっていて、丸の内方面の高層ビル群が見渡せました。

 

東京丸の内

その丸の内方面に進んで行くと、次なる観光スポットがあります。

 

皇居

天皇陛下のおすまい、皇居です。

見えているのは正門石橋。通称、めがね橋。

正月の皇居と言えば、例年1月2日に新年一般参賀の催しがあるのですが、2024年の今年は石川県の能登半島地震により中止となりました。

この時はまだ朝の9時半。地震が起きる前だったので、そんなことになるとは到底思わず、皇居前広場では一般参賀の準備が進められていました。

 

皇居の桜田門

国の重要文化財にも指定されている桜田門

元旦でしたが、海外観光客も多くて皇居周辺は結構賑わっていました。

 

皇居ラン

皇居のお堀を時計回りに永田町方面へ。

この皇居の周りは「皇居ラン」として有名なジョギングコース。

元旦でもたくさんのランナーが走っていました。元旦と言っても特にすることないし、いつも通りの日常を送っているであろうランナーたちにどこか励まされた気分です。

正月って、なんか特別なことしなきゃっていう焦燥感に駆られます。

 

国会議事堂

皇居から徒歩10分ほどに所にあるのが国会議事堂

日本の中枢へ潜入トレッキングです。

前の職場がこの近くだったもんで、国会議事堂は見慣れてるものでしたが、プライベートで訪れるとなんか違った感じがします。正月なのでひっそりとしていましたが、周辺にはメタルギアの兵士のように警察官が絶えず巡回してました。

 

赤坂見附駅のビックカメラ

警察官の巡回を潜り抜けて赤坂方面へ。

時刻はちょうど10時。赤坂見附駅のビックカメラがちょうど新年の営業を始めたところでした。

ビックカメラは元旦から営業してるんですね。

 

明治神宮外苑

赤坂見附駅から青山・表参道方面へ。

30分くらい歩くと右手に見えてきたのが明治神宮外苑

ここは記憶に新しい、2ヶ月前にイチョウ並木の紅葉を見に来たところ。

 

都内の紅葉名所巡り 明治神宮外苑

2023年11月25日 明治神宮外苑のイチョウ並木の紅葉

黄色く染まっていたイチョウ並木もすっかり枯れ落ちて、やせ細ったミイラのような姿になっていました。

 

原宿駅

表参道を抜けて原宿駅に到着。

正月の原宿と言えば、もうお分かりかと。

 

明治神宮で初詣

そうです、明治神宮です。

東京都内でも一番人気と言っていい初詣スポットですね。

時刻も11時を回ったのでたくさんの人が参拝に来てました。

 

明治神宮の奉献酒樽

明治神宮の境内はかなり広いですが、正月時期は警察がしっかりと交通整備をしてくれて順路が決まっているので、それに沿って歩けば大丈夫です。

途中にあった奉献酒樽。お勧めの日本酒はどれですか?

 

明治神宮の大型ビジョン

東京でも一番人気の明治神宮とあって、境内もデジタル化が進んでおります。

途中の大型ビジョンではCMが垂れ流されていました。スポンサーも付いてるんですかね。

このテレビモニターは結構昔からあって、確か10年くらい前に明治神宮に初詣に来た時もありました。そのときはこのテレビモニター辺りまで参拝客の行列ができていたのですが、今回はスムーズに本殿まで行けました。

 

明治神宮・南神門

南神門から本殿へと入っていきます。

さすがにここで足止め食らうかと思ってましたが、すんなり門をくぐれて難なく通過。

 

明治神宮で初詣

行列待ちすることなく本殿到着。

人がごった返してますが、中央部分が混んでいるだけで右端、左端は割と空いてました。

お賽銭から参拝も横に広くできるようになっているので、自分は右端から賽銭とお願い事を済ませました。

 

明治神宮

明治神宮は久しぶりだったので、とても懐かしかったです。

歩き疲れたらここで終わりにしようかと思ってたのですが、まだ行けそうだったので次へ向かいます。

 

原宿・竹下通り

原宿駅まで戻ってきて、竹下通りを一望。

初売りは1月2日からのところが多いので元旦は閉まっている店も結構あるはずですが、ここはいつも混んでますね。

海外観光客も多くて賑わってました。

 

将棋会館

原宿から千駄ヶ谷方面へ進んで行き、次なるスポット「将棋会館」に到着。

個人的にかなり来たかった場所です。基本的には見る将ですが、暇つぶしに将棋アプリするくらいには親しみあります。

初めてこの茶色い将棋会館の建物をお目にかかれました。

 

鳩森八幡神社

その将棋会館のすぐ向かいにあるのが、鳩森八幡神社

将棋とも所縁のある神社です。

 

千駄ヶ谷富士

この神社にあるのが富士塚という小さい山。

人工的な山のようですが、Yamapにも千駄ヶ谷富士として標高6mの山として登録されています。

6mは自分の過去最低標高の山かもしれない。

 

千駄ヶ谷富士・登山口

低山とは言え侮るなかれ。

ちゃんと登山口も用意されています。

 

千駄ヶ谷富士・一合目

本場の富士山同様、一合目、二合目のように1~9までしっかりと刻まれています。

 

千駄ヶ谷富士・二合目

二合目に到着。

一合目から約3秒。

 

千駄ヶ谷富士・四合目

四合目。見てください、この岩場。

足場も狭く手すりも低いので使い物になりません。

やせ細った岩の道、戸隠山の蟻の塔渡りを彷彿させますね。

 

千駄ヶ谷富士・九合目

無事に通過し、間を端折って九合目。

山頂が見えました。

 

千駄ヶ谷富士山頂

登山口から登ること約2分。

無事に山頂の奥宮に到着しました。

展望は登山口と大して変わらないですが、周囲の住宅街が少しだけ見やすくなりました。

 

国立競技場

千駄ヶ谷富士を登頂後、千駄ヶ谷駅に行く途中で立ち寄ったのが国立競技場

元旦のこの日はサッカー日本代表がタイ代表と国際親善試合を行う「TOYO TIRES CUP 2024」が開催された日。

午後14時のキックオフに向けてサポーターが続々と駆け付ける時間だったので、かなり賑わっていました。(結果は5対0で日本の勝利)

 

箱根山登山口

国立競技場から本日最後の山、東京都新宿区の箱根山へ。

距離にして3kmほどあるので徒歩45分ほどかかりますが、この山を最初に見つけて今回のトレッキングコースを組んだので、どうしても登っておきたかった山です。

場所は新宿区の戸山公園。公園内に写真のように登山口への案内標識が用意されています。

 

箱根山

箱根山は本日のトレッキングの中でも一番標高が高い44.6m。

東京都心の最高峰でもあります。

数時間前に登った愛宕山は天然の山の最高峰であって、人工的な山も含めたらこの箱根山が都心最高峰らしい。

 

箱根山山頂

こちらが山頂。

小高い丘になっていて樹々の合間から周囲の住宅街が見渡せました。

箱根山も無事に登頂完了です。

 

箱根山・猛獣注意

ところでYamapを見ていたら、この箱根山の麓に猛獣注意の口コミがあったのですが、その場所に行ってみたらこれ。

なるほど、これは確かに猛獣だわ。見たところ体長2m近く、真っ赤に興奮している状態だったので、またがって座り心地だけ確認してその場を去りました。

お気を付けください。

 

大久保駅

こうして無事に縦走を終えて大久保駅へ到着。

この日のトレッキングルートを無事に完遂しました。

 

東京都心部に点在する低山5つ、紅葉山、愛宕山、三笠山、千駄ヶ谷富士、箱根山を巡るハイキングコース。

合間に東京の観光名所がいくつもあってなかなか面白かったです。

疲れたらいつでもやめられるので、自分の体力や気分に合わせてルート組んでみてください。

 

参考までにYamapのリンクも載せておきます。

https://yamap.com/activities/29047249

 

【日程】
2024年1月1日

【コースタイム】
8:15 もみじ谷
8:25 東京タワー
8:45 愛宕神社・愛宕山
9:20 三笠山
9:30 皇居
9:50 国立競技場
11:10 明治神宮
12:20 千駄ヶ谷富士
13:30 箱根山
14:00 大久保駅

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