新潟県新発田市の日本二百名山の1つ、二王子岳(にのうじだけ)へ登ってきました。
この山の最大の見どころと言えば、山頂に登って目の前で見渡せる飯豊連峰の大展望。飯豊山の前衛とも呼ばれているだけあって、南北に連なる長き稜線を一望できる絶好の展望台となっています。
加えて初夏の二王子岳はたくさんの花が咲く山でもあり、特に7月初旬から開花を迎えるニッコウキスゲが有名。今回は満開までには少し時期が早かったですが、終わっていたと思われていたヒメサユリも残っていて、稜線上でニッコウキスゲとヒメサユリの共演を見ることができました。
他にも登山口から山頂まで色々な花を見ることができるので、梅雨の合間の瑞々しい時期に特におすすめの山だと思います。
毎年、夏が近づくと「今年はどこの花を見に行こうか」とか「どこの稜線を歩こうか」とか「どこにテント泊しようか」とか色々夢が広がって計画段階から楽しいもの。そこにはアルプスとかももちろん含まれているけど、東北や上信越あたりも最近では欠かせない夏山の活動エリア。
で、今年も梅雨入り前からいくつか登りたい山をピックアップしてリスト作ってたりしたんだけど、今回登ることになった二王子岳については、そのリストには含まれてなんかいなくて……
この山に登ることにしたのは、6月下旬に予定していた”3年ぶり2回目の飯豊山大縦走”というビックイベントを悪天により断念したから。まぁ梅雨の真っただ中だったし時期的にも決行できるかは半々だったんだけど、結構前から計画してたからな~、、、
どうしても飯豊山への思いが諦めきれなくって、せめて眺めるだけでもしておきたいなと。
そんな中で浮かんだのが飯豊山の前衛と呼ばれていた山の存在。
それが今回の二王子岳。飯豊山に思いを馳せる山旅となりました。
2017年7月8日 二王子岳 日帰り登山
7月に入っていよいよ山に咲く高山植物たちも佳境を迎える頃。まだ梅雨の真っただ中ではありますが、奇跡的な週末晴天予報が出たので、飯豊山の地図を片手に、向かうはその前衛の山。
明け方6時過ぎの二王子岳登山口駐車場。飯豊山の前衛と言われながらも、この山自体も立派な日本二百名山に選定されている上に、上信越山域ならではの花の名峰でもあるので、この時期は特にハイシーズン。
駐車場は写真奥にもあるので、軽く50台くらいは停められそうだけど、到着時点で8割がた埋まっていて、この後も続々と押し寄せてあっという間に満車となりました。
今回は日帰り登山なので、軽量装備でスタート。本来ならここら辺の山域はガッツリ時間をかけて登りたいんだけど、山に費やせる時間が1日しかないのだから仕方ない。。
標識に沿って二王子岳登山口方面へと進んでいきます。標識にも記されているとおり、登山者用駐車場は別途用意されているのでそちらに停める必要がありますが、この日は満車になったので二王子神社の駐車場まで一杯になってました。
本来は神社の参拝者用のスペースなので基本はNGだと思います。
こちらが二王子神社。正面から撮っているので微妙だけど、奥行きもあるかなり立派な社殿でした。
二王子岳が古来より信仰の対象になっているって書かれてましたが、この社殿を見るだけでも伝わってきます。
神社の前は芝生になっていて、ここがまさかのテントサイトになっています。
二王子神社キャンプ場、奥に見える屋根付きのスペースが自炊場。
前夜入りしてテント泊するのもありです。駐車場にテント張っている人がいたけど、こちらに張ればいいのに……
キャンプ場脇には小さいですがトイレもあります(下山時撮影)。
キャンプ場脇の登山口より6時40分に登山開始。
駐車場はかなり賑わってましたが、これでも割と早出だったようで、序盤で数人追い越すと登山道は静かなもんでした。
最初は小川が流れる緩やかな登山道を歩いていきます。
梅雨時期らしく、しっとりとした緑に包まれた道。
登山口から咲いていたのは青いヤマアジサイ。透き通るような青色が本当に綺麗で、序盤は至る所に群生が広がっていました。
この先も交代交代で花が登場するので、この時期の二王子岳は序盤から山頂まで花には困らないです。
清流流れる道を進んでいく。結果的に山頂から見る飯豊連峰の展望がインパクトも強くて印象に残りましたが、歩いている最中はこの序盤の森の雰囲気もすごい心地よかったです。
木漏れ日が差し込む明け方の森。
写真では全然伝わらないだろうけど、驚くほど静かで幻想的な空間。神聖な雰囲気醸し出すこの中では、熊鈴をジャラジャラ♪カランコロン♪鳴らしながら歩くのがひどく場違いな感じがしました(-_-;)
明るいブルーのエゾアジサイ。本当に美しい青色の花。
梅雨時期にはピッタリともいえるアジサイの群生が広がってました。
沢の音も聞こえなくなったあたりで、一合目に到着。これより本格的に登りが始まり、例によって二合目、三合目…とカウントアップがスタートします。
しばらくは単調な登り坂。部分的に急登もありますが、途中にいくつか給水ポイントがあるのが嬉しい所。
巨大な岩が見えてきたら、それが神子石。ここまではヤマアジサイ一色という感じでしたが、ここから先少しずつ見れる花の種類も増えてきます。
登っているときには気づかずに下山時に見つけましたが、この神子石の裏側に二合目の標識と水場がありました。
豪雪エリアなだけあって雪解け水は豊富です。
足元に咲く花を見ながら一王子避難小屋に到着。ここが三合目になります。
ちなみに登山口に二王子神社があって、ここに一王子神社、さらに山頂直下に三王子神社があるのですが、割り振られてる番号が2→1→3という順なのはなぜだろうか……?
避難小屋の内部。割と綺麗でした。
行きませんでしたが、ここから5分くらいの場所に水場もあります。
まだまだ進む。時折平坦な場所もあるので、結構歩きやすいコースです。
サンカヨウの果実。花はだいぶ終わって、美味しそうな実が登山道わきにたくさん実ってました。
ひたすら続く一本道。二王子岳のルートはここだけなので、みんなが同じコースをたどります。
まだ朝の8時前ですが、下山している人が早くも見え始めました。
四合目に到着。まだ展望はなし。
眺めの良い所に出るまではノンストップで登る。
出た、ギンリョウソウ!
不気味に透き通る白い色、地面に直立する花界のエイリアン。
8時に五合目到着。一合目の標識からだとちょうど1時間なので、1区間はだいたい10~15分といったところでした。
この先は一層花が増えていきます。
タニウツギ。地面に咲く花が多い中で、頭上に咲くピンク色は良く目立ちます。
見事な群生になっていたのはズダヤクシュ。
1つ1つはすごく小さいですが、ベルを奏でるように咲く姿がとても可愛げあります。
葉っぱで隠れたところに六合目の標識発見。
ここらへんでようやく展望も開けてくる。
山の上の稜線も見えてきました。
これはミツバオウレンかな?
朝露に濡れて透き通った白さがとても綺麗でした。今回の登山で見た花の中では一番清涼感あって気に入った花です。
7合目手前のロープ設置された岩場。
足場もしっかりしているので、ロープなくても登れます。
七合目に到着。一合目から続いた樹林帯もここでようやく一区切り。
爽快感抜群の展望!わかりづらいですが、視線の先には日本海が広がってます。
二王子岳は海からもそれほど離れていないので、海の展望も楽しめます。海とは反対側に飯豊連峰が控えていますが、この段階ではまだ見えないです。
コバイケイソウ。
花の登山道は相変わらず続いて、色々な種類の花が立て続けに登場します。
稜線が近づくと残雪も現れてくる。
豪雪山域というだけあって、7月のこの時期でもまだ雪はたっぷり残ってます。標高1200m程度と考えると、なおのことすごい。特に今年は雪が多かったようです。
残雪の脇には水場もありました。
キンキンに冷えててウマいです。
展望も開けて登山道もどんどん快適に。
見上げると山頂に立つ避難小屋も見えるようになってきます。
上信越らしい緑と雪のコントラスト。視界もこの時期にしては珍しくクリアで、遠くに東北を代表するあの山脈が見えました。
朝日連峰。飯豊連峰に並ぶ東北のアルプス。この位置からでも残雪具合が見てとれました。
飯豊山の前衛に登っていながら、最初に姿を現した朝日連峰。毎年計画は立てていながらもいまだに未踏の山域なので、今年こそは登りに行きたいです。
山頂手前にあったのが三王子神社。小さい祠があるだけの場所でしたが、やはり二王子、一王子、三王子という順番が気になる……
マイヅルソウ。小さい花で先端のとげとげが可愛いやつ。
二王子岳は大規模な群生が広がるところは少ないですが、本当に花の種類は豊富です。
ゴゼンタチバナ。この花は一部で群生が広がっていて数も豊富でした。
そして現れたのがニッコウキスゲ!
まだ時期が早いかと思ってましたが、チラホラと咲き始めて綺麗に花開いているものもありました。
二王子岳を代表する花の1つ、ニッコウキスゲ。三王子神社を過ぎて稜線に差し掛かるところに群生地があります。
だいたい7月中旬ごろに見ごろを迎える花で、この花を見るといよいよ梅雨も終わって夏本番という気持ちになります。
山の稜線に出て、展望も一気に開ける。
二王子岳の標高は1420mしかありませんが、雪がとにかく多い山なので、このくらいの標高でも森林限界に近い雰囲気になっています。
海とは反対の東側の展望。こちら側には街が一切なく、ただひたすら緑が広がる山深い風景。
この山奥に身を置くのが飯豊山。
ウラジロヨウラク
ニッコウキスゲ
本来なら池が広がっている場所もまだ雪の下でしたが、カエルのゲロゲロ鳴く声はそこら中から聞こえてきた。
ヤマレコを見る限りだと、ここら辺は猿も良く出るらしい。
シロバナニガナ
この花は山頂の避難小屋周りに特にたくさん咲いてました。
そしてまさかのヒメサユリ!
6月中旬~下旬に最盛期を迎える絶滅危惧種に指定されている花。新潟界隈の限られた山にしか咲かない貴重な花で、昨年登った浅草岳が特に有名。ここ二王子岳にも咲きますが、もうヒメサユリの時期は終わったと思っていたのでこれは嬉しかった。
やや枯れかけだったので、もう最終盤といった感じでした。
二王子神社奥ノ院跡
ここら辺はもう平坦な道なので、登山道わきに咲くヒメサユリやニッコウキスゲを見ながらのんびり歩けます。
まさかヒメサユリとニッコウキスゲの共演を見れるとは思っていなかったので、遥々二王子岳まで登りに来た甲斐がありました。
ただヒメサユリは終わりかけ、ニッコウキスゲは始まりかけ、というどっちつかずの時期でもあったので、どちらかのピークに照準を当てて登りに来るのでもいいと思います。
山頂へ続く稜線、その途中にあったのが二本木山の分岐点。
二本木山は二王子岳の隣に立つ山ですが、正規ルート扱いはされていなくて一部藪漕ぎ箇所もあるようです。片道1.0kmなのでそんなに時間はかからないだろうけど、今回はパスしました。
コバイケイソウの群生も見に行きたいですな~
山頂のすぐ近くに建てられていた赤い建物が二王子岳避難小屋。
7合目を過ぎたあたりから、この避難小屋は下からでも見えるようになります。
二王子岳避難小屋の内部。序盤の一王子避難小屋の方が綺麗な印象でした。
避難小屋の周りはシロバナニガナのお花畑。大規模な群生はそれほどなかったですが、山頂に至るまでかなりの種類の花を見ることができました。
9時15分、二王子岳に到着。
山頂はこんな感じで草木が刈り取られて展望良好な場所。そこまで広くはないですが、まだ時間も早めだったのでそれほど人もいなかったです。
こちらが二王子岳定番ともいえるワンショット。
山頂のシンボルにもなっている有名な鐘。
青春の鐘
叩くといい音響いてました。
まぁ鐘は置いといて、目を奪われるのが目の前に広がる大きな山脈。これこそが飯豊連峰!
東北アルプスとも呼ばれている、南北に連なる広大な山岳地帯。一口に飯豊山と言うにはあまりにも大きすぎて、とても1枚の写真には収まりきらない。
ちょうど真横に位置しているので、南北に連なる飯豊山地をすべて見通すことができます。
流石に飯豊山の前衛とも言われているだけあって、素晴らしい展望台です。
山頂には目の前に広がる飯豊連峰の展望図も。
アルプスと呼ばれるのも納得で、多くの峰々が連なったスケール感あふれる山域。北股岳、烏帽子岳、大日岳、飯豊本山……、山の名前を見るだけで3年前の縦走の記憶が蘇る。
この飯豊山をバックにした二王子岳の標識は写真で何度も見たアングル。
鐘のアーチが額縁のようになっているのもまたお洒落。
飯豊山とは反対の西側は日本海。梅雨の合間の貴重な晴天、薄っすらと地平線も見渡せます。
下山後の温泉は色々探した結果、海辺の温泉に行くことにしたので最後に海へも寄り道してみる。
こちらは登ってきた方とは反対の北側の稜線。この先には残念ながら道はないですが、雪が積もっている時期ならもう少し先まで歩いていけそう。
北の果てには途中でも見えていた朝日連峰。この時期にしては珍しく空気が澄んでいて、薄っすらと鳥海山らしき雪の山も見えました。
スーッと霧の線が入って、山が浮いているようにも見えます。
思っていたよりも早く到着できたし、人もまだ少ないので山頂でゆっくり休憩。
なんだか朝のゆったりとした時間の流れを感じられて、物凄い居心地の良い山頂でした。
ちなみに、青春の鐘の裏側には「モンテローザ新発田」と書かれていました。新発田市発足の山岳会の名前らしく、この鐘を建て替えたのもその会員の方たちのようです。
目の前に見える飯豊連峰の最高峰・大日岳とか主峰の飯豊本山とか。
あれほど遠くに感じる飯豊山をこれほど近くで見ることができるのは、おそらくこの二王子岳くらい。飯豊山ってものすごい山深い場所にあるので、かなりアクセス難なイメージが強いけど、こうして眺めていると身近に感じてしまうから恐ろしい。
実際、直線距離ではかなり近いけど、二王子岳と飯豊山の間には深い谷と山しかないので、こちら側から登ることは至難。
飯豊山の夢の稜線縦走路。こうして眺めていると3年前の夏の縦走を思い出さずにはいられない。
これほど高山植物に恵まれた山が他にあるのか、と言うほど花の楽園だった飯豊の稜線。あの縦走以降も東北の山はたびたび登りには行ってるけど、飯豊山ほどのインパクトを残した山はない気がする。
そんな思い出ある山に本当なら先月登りに行ってるはずだったんだがなぁ……
特に今回歩きたかったのが、飯豊連峰最北端に位置する杁差岳からのルート。あそこから南下して前回歩いた縦走ルートに繋げたかったんだけど、まぁ仕方ない。
また来年以降に挑戦しようと思います。
こちらは二王子岳隣の二本木山。はるか奥には御神楽岳とかも見えてるのかな。
新潟界隈もまだまだ登りたい山は多いです。
あまりにも展望が良かったのでボーっと飯豊山に思いを馳せていたら、あっという間に30分以上も経っていた。
なんだかうまく説明はできないけど、二王子岳は自分好みの山でした。他の山と繋がっているわけではないので日帰りの単発で登りに来るにはちょうど良い山だと思います。
他の方の記録を見たら、紅葉もとても綺麗な山でした。
山の上に敷かれた1本道。
歩いてきた道をそのまま戻ります。
先月登れなかった飯豊山に思いを馳せるつもりで登りに来たのはあったけど、余計に飯豊山への執着心が増した感じでした。飯豊山の展望は申し分なかったけど、こんな晴天なんだから今日こそ飯豊山を歩く絶好のタイミングだったのに、、とも思ったり。。。
晴れ渡る青空に嬉しい反面、恨めしさも感じつつの複雑な気持ちで下山。
飯豊山に強い思いを抱いていると、二王子岳に登ると余計火が付く恐れがあるのでお気を付けください。
でもまぁ、ヒメサユリとニッコウキスゲの共演を見れただけでも大いなる収穫。
この2つの花は入れ替わるように咲くから、一緒に咲いている時期なんて少ししかないと思う。それを狙えたのは良かったです。
二王子岳の稜線。登りよりも下りの方が稜線の雄大さを感じられました。
飯豊山には遠く及ばないものの、上信越の山ならではの緑と花に囲まれた道は歩いていて気持ち良かったです。
カエルのゲロゲロ声が木霊する湿地帯。
続々と登山者も登りに来てました。
池に咲く緑の若葉
イワカガミ
ヤマツツジ
登りの時には気づかず、下山時に新たに発見した花もいくつかありました。
単調な登りが続く道だったので、樹林帯に入ってからの下りは速い。
写真では写っていないけど、トレランスタイルでこの山を何往復もしている人がいました。トレーニングなのだろうけど、この暑さの中ですごい体力ですね。。
青いアジサイが見えてきたら登山口も近い。
この澄んだ青がとても癒し系で、ニッコウキスゲとヒメサユリと並んで咲いていたらもっと綺麗だっただろうにとか思った。
切り株の苔と葉っぱの影がほのぼの風景。
思ったよりも早い登頂だったので、まだ時刻は昼前。時間に余裕があると何気ない景色にも目が行きます。
登山口のすぐ近くにあった熊の看板。
この看板を見て、ザックに取り付けていた熊鈴がいつの間にか外れていたのに気づきました。
どおりで静かだと思ったぜ……(どこで落としたんだろうか。。)
新しい熊鈴買いに行かなきゃとか考えつつ、登山口の二王子神社キャンプ場に下山完了。
一日の中でも一番暑くなる時間帯。いくら新潟と言っても標高1420mしかないので、日中はなるべく避けた方が無難だと思います。
駐車場まで戻ってみたらこれまた大盛況。写真奥のスペースはもちろん、二王子神社の駐車場まで一杯で二王子岳の人気の高さを実感しました。
日本二百名山の1つだし、グレートトラバースの影響もあるんでしょうかね。
下山後の温泉は特に決めてなかったけど、たまたま海沿いの温泉を見つけたのでここにしました。
露天風呂もありますが、海が見えるわけではないのであしからず。ただ、一通りのアメニティは揃ってそれなりに広いし、700円でバスタオルも付いてくるので特に不満はない温泉でした。
温泉の裏手に行くと、海が見える紫雲寺記念公園があります。
間近で見る日本海。
日本海を眺める機会ってそう多くはないけど、なんだか最近は山と海がセットの登山が多いので、見慣れたもののように感じてしまった。
すぐ隣に海水浴場もあるので、水着持ってくれば山と海を1日で楽しむという荒業も可能なので誰か試してみてください。
締めは新潟名物「へぎそば」。自分に冷たいそばを食べさせたくなったらもう季節は夏ですよ。
二王子岳が今年の夏山第1弾ということになりました。
こんな感じで二王子岳の日帰り登山が終了。飯豊山縦走も可能なほど晴天に恵まれた週末だったので、1日しか時間が取れなかったのが非常に惜しかったですが、花も展望も十分堪能できました。
初めて登った二王子岳でしたが、飯豊山の展望台と呼ぶに相応しい素晴らしい眺めを見せてくれた山頂でした。アクセス難なイメージが強い飯豊山をこれほど近くで眺められるのはおそらくこの山だけ。何とも贅沢なロケーションでしたよ。
夏の飯豊山縦走に思いを馳せつつ、真っ白な飯豊山を見に雪の時期にも登りたくなった二王子岳でした。個人的にもかなり気に入った山なので、また登りに来ようと思います。
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【日程】
2017年7月8日 快晴
【コースタイム】
6:40 二王子岳登山口駐車場
7:30 一王子避難小屋(三合目)
9:00 三王子神社
9:15 二王子岳(~9:50)
11:45 二王子岳登山口駐車場
コメント
二王子岳へようこそ。
久しぶりにコメントさせていただきます(^_^)新潟なので、二王子岳はとても身近です。そして飯豊も。
飯豊を眺めたくて、やっと登れた二王子岳。初めての飯豊、朳差から二王子を見下ろした時の感動は、今も忘れません。
アプローチは長くなりますが、冬の二王子岳から眺める飯豊連峰の美しさは格別ですよ。それまでの道のりも、とても1500ほどの山とは思えない絶景が続きます。いつか、雪の季節にもぜひおいでください。
chee2005さん、こんにちは。
朳差岳にも登られているんですね。二王子岳から見ましたが、尖がった峰が存在感あってとても立派な山に見えました。
ますます登りに行きたくなりましたよ!
二王子岳に登ったことで、次に飯豊山を歩くときには二王子岳の存在も気にしようと思います。どんな風に見えるのか楽しみです。
それと冬場も別格と聞いたので、ぜひ登りに行きたいと思います!早速冬山リストに入れました(笑)
みやっちさんお久しぶりです!
いいですねぇ〜(笑)
幻想的な森から始まり(写真でちゃんと伝わっていますヨ) 最後まで楽しく読ませて頂きました。
ヒメサユリまだ咲いているんですね。
そして二王子岳にもあるなんて!
お花いっぱいですね。
みやっちさんにはホントにたくさんの花達を教えてもらっています。
ありがとうございます。
二王子岳 今年登ってみたいと思います。
YUIさん、こんにちは。
お久しぶりのコメントありがとうございます!
去年、浅草岳に登ってヒメサユリにハマってしまいました。ああいう限定された場所にしか咲かない花には特に弱いです(笑)
二王子岳のヒメサユリはピークは過ぎていましたが、株の数は多かったので最盛期はかなり咲き誇ると思います。ぜひ機会があれば6月下旬あたりを狙って登りに行ってみてください!
新潟は良い山がたくさんあって、今年中にももう1つくらいは登りに行きたいと思ってます。
みやっちさん お久しぶりです。
二王子岳、お天気に恵まれて展望も花も最高ですね。みやっちさんの喜びようがよく伝わってきます。私は未踏で……
余計なお世話ですが、二王子岳にふりがなをつけたほうが良くないですか? 私も最近まで間違ってました(笑)
ミヤマキリシマ満開の霧島連峰もとってもきれいで素晴らしいです。
私は新燃岳が噴火する1年半前に歩きました。新燃岳火口湖の鮮やかなエメラルドグリーンが忘れられません。でもミヤマキリシマはまだ(苦笑)。正直、山のためだけに九州までは行きにくくない!?
ところで先週末、山人生屈指の良いことがありました。ずっと憧れていたキタダケソウに(^O^)
北岳から南に少し下ったところにハクサンイチゲの大群落。そのまま通りすぎるところでしたが、前を歩いていたパーティーがキタダケソウが何とかと話しています。話に割り込んで「キタダケソウって?」
彼らは親切に「そのハクサンイチゲのなかに」。おバカな私も2つ並んでいれば分かります。6月末の雪融けに咲くキタダケソウ、今年は雪がかなり多くて、1ヶ月遅くまで残っていたよう。本当に感激でした。
ねもさん、お久しぶりですね。
コメントありがとうございます!
花の二王子岳、日帰りで気軽に登るにはちょうど良かったです。ご指摘いただいた通り、早速ふりがなつけておきました!山の名前は難しいのが多いですよね。飯豊山とか杁差岳も最初は読めなかったですし。
新燃岳に登ったことがあるとは羨ましいです!すでに時遅しでしたが、再び登れる日が来たら足を運んでみたいと思います。池も復活してくれるといいんですけどね……
そして、キタダケソウ!自分もいつかは見に行ってみたいのですが、今年は雪が多いということでビビッてやめました。開花が他の花よりも早いので、なかなか踏ん切りがつかないんですよね。。
実はまだ農鳥岳に登ったことがないので、北岳は白根三山縦走としてもう一度登りたいとは思ってます。
みやっちさん、こんばんは。
わぁ、今度は新潟ですか!
二王子岳、初めて知りました。
ヒメサユリやニッコウキスゲも咲き、展望も良いし、飯豊山の展望台だなんて…良いお山ですね!!
最近はすっきりしないお天気で…やっぱり山はお天気が良いと最高ですね!
素晴らしい景色を見せて頂き、ありがとうございました。
また次の記事も楽しみにしています。
ゆかぽんさん、こんばんは。
守門岳に続いて今年2回目の新潟登山でした。北アルプスとは違う緑豊かな稜線が多くて、新潟界隈も結構お気に入りの山域なんですよー
花も良かったですし、何より飯豊山の展望!南北に連なる稜線を眺めて、改めて飯豊山のスケールを感じました。
日帰り登山としては見どころ豊富でしたし、目の前に飯豊山が見えるということで、ここは雪のある時期にもぜひ訪れてみたいと思います。
こんにちは。
相変わらず日本各地に遠征されていますね!
フランスとは咲いている花も違って、興味津々で見させていただきました。同じ花もありますが、若干品種が違ったり・・・。いつもながら写真が奇麗です。眺めも良いですね。
日本には先月2週間弱里帰りしていましたが家族友達に会うだけで終わってしまい、山に行く時間はありません。みやっちさんを始め何人もの方のブログを拝見していて日本の山にも行きたい気持ちが募っています。
みよんさん、こんばんは。
東京住まいで各地に夜行バスが出ているのもあって、意外と山は行きやすいんですよ。二王子岳はやや遠かったですが、それでも上信越らしい緑と花が豊かな山でした!
僕はまだ海外の山に登ったことがないので、逆にみよんさんがものすごい羨ましく思います。長期休暇が取れれば選択肢もありそうなのですが、なかなか。。。
でもみよんさんという海外登山ブロガーからコメント頂けたことで、僕も参考にさせていただいてますし海外の山に思いを馳せる時間が多くなってます。
このブログを見つけてくださって、本当にありがとうございます!