千葉県・外房の「御宿海岸を歩くみち」へハイキングに行ってきました。
御宿駅をスタートして月の沙漠記念像、釣師海岸、岩船地蔵尊などの名所を巡る海辺のトレイル。関東ふれあいの道の1つです。
海岸にそびえる切り立った絶壁や白い砂浜、海の大展望など見どころが豊富でなかなか面白いコースでした。
2024年5月5日【千葉】御宿海岸を歩くみち
ゴールデンウィークに行った千葉県・外房の日帰りハイキング。
登山中にたまに目にする「関東ふれあいの道」。これまであまり意識したことがなかったですが、調べてみたら千葉県まで通じていると知り、前日に思い立って行ってみました。
今回歩いたのはNo17.御宿海岸を歩くみち。
スタートとなるのは外房の御宿駅。
東京の隣にありながら、これまであまり訪れたことがない千葉県。御宿駅というのも千葉のどの辺にあるのか知らなかったですが、直通するJR特急新宿わかしお号というのがあったのでそれで簡単に行けちゃいました。
全席指定の特急ですが、ゴールデンウィークでも前夜に簡単にチケット取れたので良かったです。
新宿駅から2時間もかからずに御宿駅に到着。
外房に遊びに来たのって、もしかしたらこれが初めてかもしれない。当然、御宿駅も初めて降りた駅です。
こちらが駅舎。
こじんまりとした田舎の駅という感じ。旅しに来た感覚に浸れていいですね。
駅前には思っていたよりも何もない。
これから歩くルート上にも中盤まではお店はおろか自販機もあんまりなかったので、ハイキングに出向くのであれば多少の水とお菓子くらいは持っていた方がいいです。
御宿駅から本日のトレッキングを開始。
まずは5分くらい歩いた先に海岸があるので、そこへ行ってみます。
途中にあった看板。
御宿とメキシコは友好関係にあるそうで、実際にこの先にメキシコ記念塔という観光名所もあります。
駅から徒歩5分ほどで海辺の公園に到着。
こちらが月の沙漠記念公園。
ここにちょっとした映えスポットがあります。
それがこちらの「月の沙漠記念像」。
詳しくは知らないですが、童謡の舞台になった場所のようで、その歌に登場するラクダに乗った王子と姫の銅像らしいです。
これだけ見るとごく普通の銅像ですが、下が砂浜というのが絶妙でして。
アングルを変えると砂漠を旅している姿に見えるというのが、この記念像の正しい見方のようです。
あるいは月のモニュメントと合わせて、月の砂漠を演出してみたり。
なかなか立派な銅像が用意されているので、色々とアングル変えて遊んでみてください。
公園の奥が砂浜の海岸になっていて、実際ここは海水浴場。
この日は夏日だったので勘違いしてましたが、ゴールデンウィークはまだ海開きしてなかったですね。
現地では、なんでゴールデンウィークなのにこんなに空いてるんだろう、と思ってました。
そんなわけで波打ち際の海抜ゼロメートルから、本日のトレッキングを開始していきます。
まずは月の沙漠通りを東へ。
右手に海を眺めながら進んでいく。
関東ふれあいの道の標識がちゃんとありました。
次のチェックポイントはメキシコ記念公園と書いてあったのですが、地図をよく見ずに歩き進めたので、気づいたら通り過ぎていました……
岩和田漁港。
この漁港を過ぎるとしばらく海が見れなくなり、ひたすらアスファルトの舗装路歩きになります。
このロード歩きが思っていたよりも長くて疲れました。
しかも地味に登り坂。20分ほど歩くと、絶景ポイントに出るのでそこまで頑張りどころです。
トンネルとかをくぐって行く。
歩道がないですが、それなりに車も行き来するので端っこを歩きましょう。
しばらく歩くと右手に現れたのが「ドン・ロドリゴ上陸地」なる場所。
奥に海が見えている通り、あの先が展望台になっています。
こちらがドン・ロドリゴ上陸地の展望。
断崖絶壁に囲まれた無人の海岸がそこにありました。
左右にわたって迫力ある岩壁と砂浜が広がる絶景ポイント。
街中からも少し離れているので、ちょっとした穴場な場所かもしれません。
ここに来るまでの林道歩きが結構疲れるんで、ここで一息入れましょう。
さらに道を進むと岩船地蔵尊の標識があるので、ここを右へ。
ちなみに帰ってから知りましたが、先ほどのドン・ロドリゴ上陸地の近くに小浦海岸へ下りれる道があるらしく、そこもちょっとした映えスポットになっているようです。
今回は華麗にスルーしてしまったので、また今度行ってみよう。
再びしばらくは人里離れた林道歩きですが、時折景色も開けて気持ち良い。
道も下り坂に入ったので楽に歩けました。
ひょうたん堰。
森の中に広がる池で、釣り人が何人かいました。
そしてやってきたのが釣師海岸。
ここも海辺の展望台になっています。
釣師海岸の展望。
岩壁の迫力度合いでいえば、この日一番だったと思います。
なかなか凄いものを見せてくれる、御宿海岸を歩くみち。
海辺にあった鳥居。
この先に岩船地蔵尊があります。
岩船地蔵尊。
海に突き出る岩場に建てられた地蔵堂。一応観光地になっているようで、トイレも用意されてました。
海辺の小さな町。
海岸にもそんなに人がいなくて静かな雰囲気でした。
道なりに歩いて大通りへ。
この道路を渡ってしばらく行けば、浪花駅へ着きます。この御宿駅から浪花駅までの区間が「御宿海岸の歩くみち」として紹介されているルートになります。
まだ時間もあるので、外房黒潮ライン(国道128号)を北に向かって進んでみることに。
しばらく歩いたところに「御食事処 大吉」というお店があったので、ここで昼食休憩。
お昼時でしたが、ちょうど入れ替わりですぐに座れました。
大吉定食を頂く。
美味しゅうございました。
今日はどこまで歩くか全然決めてませんでしたが、行けるところまで行ってみることにしました。
さらに北へと進んでいくと、再び関東ふれあいの道の標識が現れたので、大原海岸・日在浦の方へ行ってみます。
こちらが大原海岸。
今日歩いた中では一番大きな砂浜海岸でした。
気温が30℃近くになったこの日。
5月のゴールデンウィークとは思えない暑さだったので、泳いでいる人も結構いました。
海辺の道路をさらに進むと、遠くの方に太東埼灯台が見えてきました。あの岬の向こうは九十九里浜。
太東埼灯台あたりも「九十九里の砂をふみしめて歩くみち」として関東ふれあいの道のハイキングコースとなっています。
面白そうではありましたが、もうだいぶ歩き疲れたので今日はここら辺で切り上げることにしました。
最後に見たのが日在沼。
海岸のすぐ近くにある沼地で、ここを市街地の方へ進めば10分ほどで三門駅に着きます。
こうして三門駅まで歩いてこの日のトレッキングが終了。
三門駅は特急も止まらない駅で、駅前にも特に何もありませんでした。
外房線に乗ってゆっくりと東京へと帰りましたとさ。
千葉県・外房の関東ふれあいの道「御宿海岸を歩くみち」。
断崖絶壁の海岸線や砂漠の砂浜、古道散策など、色々と面白いポイントもあって結構楽しめました。
まだこの先も九十九里浜にかけてトレッキングルートが続いているので、この続きも今度歩いてみようと思います。
【日程】
2024年5月5日
【コースタイム】
9:10 御宿駅
9:25 月の沙漠記念公園
10:10 ドン・ロドリゴ上陸地
10:55 釣師海岸
11:10 岩船地蔵尊
13:40 大原海岸
14:45 三門駅
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