登山で参考になる山の天気予報サイト

登山で参考になる山の天気予報サイト

登山において天気は非常に重要。

できることなら誰だって晴れの中を歩きたいですから。ただ自然相手なので、努力ではどうにもならないのも天気。そのうえ、山の天気ともなれば街よりも変わりやすいので、事前の予報から大きく外れることもしばしばあります。

それでも昨今の天気予報はだいぶ精度も上がってきて、それなりに参考にできるサイトも結構あったりします。

おすすめのサイトをいくつかご紹介。

 

登山で参考になる天気予報サイト

 


皆さんは登山に行ったとき、天気予報に裏切られたことはありますかね?

私は当然あります。

何回もあります。

 

そして、下山してから晴れることも結構あります。

 

「下山してから晴れる」

何なんでしょうね、これ。

登山界ではあるあるの1つだと思っている悔しすぎるパターンです。過去に何度も泣かされた経験がありますが、それでも昔に比べるとだいぶ減ってきたかなという印象もあります。

その理由の1つが、天気予報を良く見るようになったから。

天気予報を見すぎるのも善し悪しな部分がありますが、自分が参考にしている天気予報サイトをいくつかご紹介しておきます。

 

ヤマテン(有料、330円/月)

ヤマテン

https://i.yamatenki.co.jp/

まずはヤマテン。有料版の山の天気予報としては一番有名ではないでしょうか。

山岳予報士が完全に山にフォーカスして予報を出してくれるので、その精度はかなり高いものがあります。

山小屋によってはヤマテンと提携しているところもあって、小屋の受付とかに翌日のヤマテン予報が張り出されているところもありますね。

少し残念なのは2日後までしか予報されないところと、前日の17時くらいにならないと更新されないところ。それだけ山の予報って言うのは難しいんでしょうけど。

正月やゴールデンウィークなどの連休は、特別に長期予報を出してくれることもあります。

 

ヤマテン

あと山域も限られていて、アルプスは網羅されてますが、東北あたり(青森、岩手、福島方面)は手薄なので近隣の予報から推し量るしかありません。山域拡充を期待している人も多いのではないでしょうか。

有料ですが、現在提供されている山の天気予報ではトップクラスの精度だと思っているので、頻繁に山に行く方は会員になっておいて損はないかなと思います。

ちなみに、数年前までは冬の時期は昼の12時に予報を出してくれていたのですが、それも今ではなくなって基本的には17時ごろの1回更新となっています。

 

お天気ナビゲーター(有料、288円/月)

お天気ナビゲーター

https://s.n-kishou.co.jp/w/charge/tozan/tozan_top.html

こちらはずいぶん長いこと加入していた天気サイト・お天気ナビゲーター。月額288円のProコースになると、1週間先の山の予報や雲の量の詳細情報などまで見ることができます。

日本百名山はもちろん、かなりマイナーな山も網羅されているのが気に入って使ってました。

 

お天気ナビゲーター

ヤマテンほど精度は高くないかもしれませんが、基本的に「快晴」と表示されている時間はほぼ確実に晴れます。雲の上層、中層、低層の割合もわかるし、風の予報なんかはかなり参考になりました。

ただ、後述する無料のSCWを見るようになってからは利用が激減。docomoのキャリア決済をしていたのもあって、今年の3月にAhamoに切り替えたタイミングで自然と解約状態になってました……。

まぁ、ヤマテンとSCWくらいがあればいいかなと思っているので、今のところ再加入はしてません。

 

SCW(無料、※有料プランもあり)

scw

https://supercweather.com/

現在、メインで使っている天気予報がこちらのSCW。時代の流れか、気象予報士ではなくスーパーコンピュータを使った雲の予想を見ることができます。

通常の天気予報とは違って晴れとか曇りのマークではなく、雲の観測マップから予報を推し量るというもの。ほんの少し慣れも必要ですが、的中率はなかなかだと思います。

天気予報の更新頻度も1日数回あるし、1週間の長期予報も見れるのが嬉しいところ。有料会員になるとさらに細かいデータも見れるようですが、今のところ無料会員でも大いに使えています。

 

scw

大雑把な見方としては、例えば上の写真の場合だと、新潟・山形・宮城あたりに雲の影がないので快晴が期待できるとか。そんな感じで見てます。飯豊山とか狙い目な図ですかね。

一口に「晴れ」といっても「曇りに近い晴れ」もあれば「雲1つない晴れ」もあったり。晴れのレベルも雲の量からある程度推測可能なのも重宝するポイントです。

このレベルが無料で見れるっていうのはなかなか凄いと思う。

 

余談ですが、このSCWの恩恵をそれまで以上に感じられたのが、2018年の台湾登山の時。衛星画像を良く見ると、実は端っこに台湾まで表示されているので、この予報が大いに役立ちました。

まぁ、結果的にはガスってしまったんだけど、SCWの予報自体は当たってたので凄いなぁと思いました。

台湾に登山に行く場合もぜひ参考にしてください。

 

YamaYama GPV(無料)

YamaYamaGPV

https://www.yama2gpv.com/

先ほどのSCWをグラフに可視化したものがYamaYamaGPV、という位置づけ。

上層、中層、下層の雲の量が折れ線グラフで表示されます。もちろん、降水量や気温のグラフなんかもあります。

大抵自分が見るのは雲の量のグラフのみ。0%であれば快晴が期待出来て、50%を超えると少し微妙……、のような。ただ3000m級のアルプスに登るときは下層の雲(地上2km以下の雲)が多い時は逆に雲海が期待できるとか、そういう捉え方もできます。

日本百名山などの有名な山を選択して予報を得られるようにもなっています。天気マークで表示されるわけではないので、こちらもある程度の慣れは必要かもしれませんが、今でもたまに利用させてもらってます。

 

てんきとくらす(無料)

登山天気・てんきとくらす

https://tenkura.n-kishou.co.jp/tk/kanko/ka_type.html?type=15

無料の天気予報の定番ともいえる存在がてんきとくらす。「山の名前 天気」で検索すると良くヒットするので、知っている人も多いのではないでしょうか。

私も登山始めたての頃は利用させてもらってました。登山指数がA,B,Cのようにわかりやすいのがいいですね。

大まかな目安として参考にするのは大いにありだと思います。

 

登山天気・てんきとくらす

ただ山独自の天気ではなく、あくまでもその山の麓の街の天気がベースなので、「市街地は晴れているけど山はガスってる……」とかも結構あります。私自身も、結構そのパターンがありました。

上の画像は秋田駒ヶ岳の天気ページですが、あくまで麓の仙北市の予報になっています。

あと、私のイメージとしては結構前向きな予報を出す感じがします。他のサイトでは曇りって言ってるのに、晴れマークをドン!と付けるような。

今でこそもうほとんど見ることはないですが、登山指数のA,B,Cは風も考慮されているのでそれなりに参考にはなるとは思います。

 

山の天気 – tenki.jp(無料)

登山天気・tenkijp

https://tenki.jp/mountain/

検索で良くヒットするサイトのもう1つがこちらのtenki.jp(山の天気)

こちらもヤマテンなどの有料サイトを知る前に使っていたものです。てんきとくらすと似たようなもので、麓の街の天気がベースなので大まかな目安にしかなりませんが、週間予報も出してくれているのでそれなりに参考にはなります。

 

登山天気・tenkijpアプリ

久しぶりに見てみたら、何かアプリも出しているそうなので興味があれば使ってみてください。

私はもう本当に登山初期の10年前くらいに使ったっきりだったので、今回久しぶりにのぞいてみてすごく懐かしい気持ちになりました。天気に泣かされた山行もいくつか走馬灯のように蘇りましたよ……

 

だいたいこの辺りが登山に行くときに参考にしている山の天気予報です。

 

登山で参考になる天気予報サイト

登山において天気というのは重要ではありますが、予報に固執しすぎるのも良し悪しな部分があるなとは思ってます。

晴れを狙うあまり、本当に雲一つないドピーカンな予報を求めるようになって、その結果山に行く回数が減ってしまう、みたいな。

登山始めたての頃はもう行きたい山がありすぎて、雨マークさえ付いていなければ躊躇なく登山に繰り出していた自分がいました。当日に小雨が降っていても突撃していた日もあり、まぁそれはちょっと論外ですが……、今では雨マークはもちろん、「曇り時々晴れ」の微妙な天気でもたぶん足が動かないです。

 

昔の方が気ままに山に行けていたのを考えると、より精度の高い天気予報を知ってしまったが故の束縛というのも感じたりしています。

山では天気の変化というのは当たり前。予報に反して良い時だって多々あります。

そして、天気が悪いと思って登った山が起死回生の展開で晴れてくれた時ほど嬉しいものもありません。

 

天気予報をどれだけ参考にするかは人それぞれですが、暴風とか雷とか、そういう鬼気迫るものさえ回避すれば、何だかんだ登ってしまえば楽しめるじゃないかと頭の片隅では思ってます。

そうは言いつつ、やっぱり確実な晴れの日を狙いたいというジレンマ。

 

登山って難しいぜ……

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