【出雲・松江】 電車とバスで山陰観光の旅(米子~出雲大社~松江城)

【出雲・松江】 電車とバスで山陰観光の旅(米子~出雲大社~松江城)

伯耆大山雪山登山の前日、電車とバスを使って島根の観光名所を巡ってきました。

メインは出雲大社と松江城。登山を翌日に控えていたのでそこまで多くは回れなかったけど、地元のローカル線に乗りながらのんびり旅を満喫。

城にそこまで興味はなかったけど、松江城の厳かな雰囲気はなかなか良かった。見た目の華やかさに隠れた精巧な造りとか、奥が深くて興味深かった。

出雲大社は想像以上に空いていて、想像以上にうさぎがいた(笑)。ここでの参拝祈願が、翌日の晴天をもたらしたと思ってる。(それで縁をすべて使い切ったのなら泣くが…)

ゆるキャラ全面押し出しの「ご縁電車 しまねっこ号」に危うく乗りそうになったのが今回の旅の核心部でした。

 

 


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大山登山記録だけでも良かったけど、せっかくなので登山前日の観光も少しだけ書いてみる。

巡った大まかなルートは

米子~出雲(弁天島・出雲大社)~松江(宍道湖・松江城)~米子

 

米子から出雲まで足を運んで出雲大社周辺を観光。帰りは一畑電車(通称:ばたでん)に乗って松江に寄り道して米子まで戻ってくるプラン。翌日が大山登山なので、米子に戻ってくる必要があったけど、電車とバスだけでもそこまで時間に縛られずにスムーズに巡れました。

 

というわけで、短いけど山陰観光の旅の記録。

 

~~ 米子・出雲大社・松江城 観光の旅 ~~

 

まず前回書かなかったので、米子までのアクセスを。

…と言っても東京からなら夜行バス1本。飛行機もあるけど、高いし朝発だし、長距離バスに慣れているなら夜行バスがお得。

 

旅の始まりは、品川駅。ここから米子までの直通夜行バスが出ています。

品川バスターミナルって初めて来たけど、かなり小せぇ、、。駅から少し離れてました。

夜行バスと言っても片道10時間かかるので、出発20時半とかなり早め。

 

本当なら1日目に大山登山をするつもりだったので、すでに登山の格好してます。自分たち以外で登山装備だったのは1人だけ。

登山ツアーバスでない限り、でかいザックにピッケル姿はどうしても浮いた存在だけど、最近はあんまり気にならなくなった (・3・)

 

そして、出ましたよ!3列シートのバス。これに乗ると、遠征登山の開始って実感がわく(笑)

3列シートは飯豊山以来か。ソフトドリンク無料サービスも兼ね備えたハイクオリティーバス。

乗務員が米子までの経路を説明してたけど、高速何本乗り継ぐんだってくらい色々言われて、良く分からなかった。とりあえずかなり遠いってのがわかっただけで速攻就寝。バスを使っての登山もだいぶしてきたもんで、バスでの寝つきの速さはそこそこの自信あり!

 

途中沼津とどっかに停まったのだけ覚えてる。あとはずっと寝てて、目が覚めたら米子でした。

 

米子駅に着いたのは朝の6:50。米子駅から7:20発大山寺行きのバスに乗れば登山口に着くんだけど…

 

予報に反して天気が悪い…。雨は降ってないけど、分厚い雲に覆われてた。

でも、すでに登山をする気満々だったし、着替えちゃってるしで、駅から少し離れたローソンに買い出しに。

このローソンが駅から離れていてくれたのが助かった。考え直す時間があった。

 

「晴れ予報だったよね?」「うん」「これ晴れっかな?」「怪しくね?」「これから晴れんの?」「わかんない」「どうする?」「本当に行く?」「やめとく?」「明日は晴れっかな?」「どうだろ…?」「明日に切り替える?…でも、着替えちゃってるし無理か…」「いや、そんなことないんじゃね?」「んじゃ明日にする?」「そうすっか」

 

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

ローソンが見えてきた辺りで急きょ登山中止決定!!

急いで駅に引き返す。2日目の観光プランを1日目にすることになったので、駅のロッカーにザック詰め込んで、ダッシュで着替える。

 

7:15発の電車にギリギリ間に合った。これが間に合ってなかったら、観光の旅も時間に追われてたかもしれない。

 

米子から山陰本線に乗って出雲を目指す。

昔懐かしの中央線を思わせるデザインでした。

 

鳥取県を早々に脱出して島根県へ。電車から見えた宍道湖。ここは帰りに寄る予定。

 

1時間もかからず出雲市駅に到着。出雲大社行きのバスまで少し時間があったのでお土産屋さんをぶらついてたけど、「どじょう掬いまんじゅう」のCMがずっと流れてて、しばらく頭から離れなかった…。

 

https://www.youtube.com/watch?v=nfmgcXs-hzo

お土産のCMってあんまり見ないから、妙にインパクトあった。この会社、なかなかセンスあるな。

 

9:30、出雲大社行きのバスに乗車。もっと混んでるもんだと思ったけど、朝早いからなのか、車内は意外とガラガラ。

 

正門前で下車。目の前が出雲大社入口だけど、10時間以上の夜行バス中、何も食べていなかったので先に朝食。

 

バス停下りたところに、スターバックス出雲大社店。入らなかったけど、店内にはご縁があるようにと、円卓のテーブルが用意されているんだとか。

 

出雲大社 ご縁横丁。

ここら辺にも出店はたくさんあったけど、いかにも観光客向けって感じがした。せっかくなら有名な”出雲そば”が食べたかったので、少し歩いて老舗の蕎麦屋さんへ。

 

出雲そば「かねや」。出雲そばの有名店。10時から営業していてくれたので、ここで朝食。

朝そばです、朝そば!

 

出雲そばと言えば、この三段の割子そば。普通のそばよりもコシと香りがだいぶ強いです。

贅沢な朝そば頂きました。

 

海が近いということで、軽く散歩。この昔ながらの街の雰囲気がとてもいい。

 

出雲大社から思ったより歩いたけど、稲佐の浜へやってきました。

 

日本海をバックに海岸に佇む1つの巨岩。出雲観光名所の1つ「弁天島」。

島と呼ばれているのは、昔は島まで潮が満ちて沖の方にポツンと立っているように見えたからだそうで。

 

ボーっと海を眺めては、心の底で「何で晴れてくれなかったんや!!」と八つ当りをしつつ、出雲大社へ戻る。

途中、出雲阿国の墓があったので、寄ってみたりもしました。

 

改めて出雲大社正門。もっと混んでる場所だと思ったけど、午前中はこんなもんなのかな?

有名パワースポットとは思えない、閑散としてました。

 

 

 

出雲大社と言えば縁結びの神。

 

境内に何体も見ることができるのが、この白うさぎの像。

 

出雲大社の神様である大国主大神と白うさぎのエピソードが、縁結びの神となる由縁だとか。

 

 

いつの間にか晴れ間も広がって、すっかり春の陽気。

ちょうど梅も満開でした。

 

神牛と神馬。牛は頭を、馬は鼻をなでるとご利益があると言われています。

 

拝殿と日本最大級の大注連縄。出雲大社と言えばこの巨大な注連縄ですな。

重さ4.5トンもあるらしい。昔はこの注連縄にお賽銭を投げるとご利益があると言われてたみたいだけど(これ、知らなかった…)、今はお賽銭を投げるのは失礼にあたるってことで禁止されてるらしい。

 

拝殿奥の八足門。本殿までは入れないですが、ここから本殿を正面に見据えて参拝できます。

参拝は「二拝四拍手一拝」が基本。

 

本殿周りを散策。事前知識なしでも、ツアーガイドさんの説明に聞き耳立ててれば、だいたいのことはわかります( ̄▽ ̄)

 

出雲大社にまつわる資料が納められている彰古館。

 

またまたおった白うさぎ。本殿のちょうど裏手に9体確認。

最後の1匹はハート形のなにがしかを持ってました。

 

白うさぎの可愛さなんかよりも、日本庭園の緑豊かな清涼空間が何より心地よかったもんね。

この純和風な雰囲気、神社は落ち着くぜ。

 

 

本殿周辺を一通り見物して、縁結びの御守りも購入。

これが翌日の天気の縁をもたらしたと信じている!……がそれで効力使い切った、、なんてことにはならんでください…(><)

 

 

 

小一時間の出雲大社散策完了。

昼近くになると、やっぱりツアー団体が押し寄せて混み始めてきました。静かに散策したいなら午前中がおすすめか。

 

神社前の神門通り。鳥居の向こうは海。

正門からのこの眺めもなかなか好きでした。

 

 

神門通りには店もたくさん。食べ歩きには持って来いの通り。

 

その店の並びにあるのが、一畑電車の出雲大社前駅。線路が見えないけど、駅です。

次はこの駅から一畑電車(通称:バタデン)に乗って移動。

 

ホームの隣にあった日本最古級の電車、デハニ50形・52号車。映画の撮影にも使われたことがある、年季入ったレトロな車内。

座席に座っていたら、千と千尋のワンシーンを思い出した。

 

出雲大社前始発の一畑電車。ローカル電車の旅をするならこれは外せない。

 

こちらが一畑電車。右側の席に座ると後半、宍道湖を眺められます。

 

で、出発間際に、1本あとの一畑電車が入ってきたんだけど、

 

なんだ、、これは……

ご縁電車、しまねっこ号。ゆるキャラ前回のこの電車は、レトロ感まるでなし。

 

ピンクピンクした車内にしまねっこが堂々と鎮座。これでも同じ一畑電車。

1日に数本走っているみたいだけど、この電車にぶち当たるかは良くも悪くも運次第。ネタとしては最高だけど、危うく痛々しい思いをするところだったぜ。。。

 

ピンクではなく青に無事に乗れて、出雲を後に。

 

車窓から見えた出雲ドーム。

 

無人の各駅停車に停まりながらのんびり移動。特別面白いものが見れるわけでもないけど、ゆったりとした旅を楽しみたいなら一畑電車はおすすめです。いかにもローカル電車の旅っていう雰囲気味わえるので。

 

終点の松江しんじ湖温泉で下車。

 

少し遅めの昼食は、宍道湖のほとりの「なにわ本店」。

 

松江の郷土料理、御うなめしを頂く。

ウナギの食感とダシの風味が絶妙で、これがまた旨すぎました!

 

宍道湖。この湖から採れる宍道湖七珍とここから見る夕日が有名。

本当なら七珍も食べたかったんだけど、14時前という中途半端な時間だったので、店がどこも準備中でした。七珍を食べたいなら夜にやってくるのがいいようです。

 

 

そのまま松江市内を観光。

 

やってきたのは松江城。日本に現存する12天守の1つ。12天守の中では、姫路城に次いで2番目に広い面積を有するお城だとか。

写真で見るより、全然大きいじゃないか!

 

天守閣を見学。防具や武器が陳列されていたけど、こんなの装備して当時の武士はよく戦えたもんだわって思う。

どんだけ筋力あったんだか…。

まぁ、それは登山にしても同じで、昔の人はよく重い装備持って登ったもんだよなー

 

 

最上階からの展望。宍道湖が眼下に見え、街並みも一望。

晴れていたらおそらく大山も見えただろうけど、この時は曇っていたのでどこにあるのかわかりませんでした。

改めて、今日登らないで良かったわ…

 

何年振りだろっていうくらいの、お城見学。結構時間つぶせました。

…というかそのカッコよさに見入ってしまって、予定よりだいぶ時間つぶしてしまった。危うく予定していた電車に乗り遅れるところでした。

松江駅からバスも出てるみたいですが、歩くと30分くらいかかります。

 

9時間遊んで米子に戻る。米子駅の境線ホームは「ねずみ男駅」という愛称が付けられているので、時間があれば寄ってみてください。作者の水木しげるの地元が境港だからだそうな。

 

 

なんかやたら電車ばっか撮ってる感じだけど、別に鉄オタってわけじゃないんでね。

 

米子駅に戻ってからは、翌日の登山の買い出しをして、大山寺行きのバスに乗車。

 

ザックも回収。ここからいよいよ山モード。

 

春の陽気から一変して雪の世界へ。標高700m程度だけど、大山はやっぱり西日本屈指の豪雪地域。街中から少し上がってきただけなのに、たっぷり雪が積もってました。

 

大山寺・米子駅のバスの時間はこんな感じ。そこまで本数があるわけじゃないので、下山時に乗るのであれば、乗り過ごさないように。時間的には14:50がベスト。自分たちもそれに乗って帰りました。

 

この日はスキー場のロッジに宿泊。大山アルペンライン、大山登山の拠点には持って来い。

訳ありでお安く泊まれたのでここにしたけど、ご飯もおいしくて良い宿でした。

 

食べきれないくらいのすき焼きで、1日目の旅は締め。

翌日の晴天をひたすら祈って眠りにつき、2日目の怒涛の快進撃となる登山へと続いたわけです。

(登山編はこちらから

 

島根も鳥取も横に長い県なので、1日だけだとそこまでたくさん巡ることはできないですが、まぁ山陰観光の定番とも言える出雲大社にとりあえず行けて良かったです。久しぶりのローカル線ののほほんとした雰囲気に癒されたし、加えて松江城ね。

城って間近で見ると、かなり繊細な造りしてて、見てて面白いね。北アルプスに行く際にいつも通る松本。そこにある12天守の1つ、松本城さえもまだ行ったことがないから、今度行ってみようと思いました。

西日本は登山に限らず、旅行でも関西くらいまでしか行ったことないから、個人的には未踏の地でもあった。限られた時間だったけど、山登りと観光、充実した旅になってよかったです。

 

メインはあくまで伯耆大山の雪山登山なので、もしよければ前回の記録も読んでみてください。

 

かなりざっくりだけど、大山前日の番外編として山陰観光の記録でした。

 

 

おしまい

 

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