【ニュージーランド】絶景のルートバーントラック 3日目

【ニュージーランド】絶景のルートバーントラック 3日目

GWのニュージーランド旅行、2泊3日のルートバーントラック

最終日はフォールズ小屋をスタートして登山口のシェルターまで下山。距離も短く、苔むす森と綺麗な川の清流を見ながらのんびりと歩きました。

バスでクイーンズタウンまで戻って再びファーグバーガーへ。この街で過ごすのも最後だったので、夜まで観光してYHAで1泊しました。

 

ルートバーントラック ハリス湖

 


2日目からの続き

2泊3日のルートバーントラックもいよいよ最終日。メインどころの1日目、2日目を終えて、残りは下山するだけ。

フォールズ小屋からシェルターまで、距離も短く3時間ほどの行程。半日のトレッキングを終えてクイーンズタウンへと戻りました。

 

5月2日 ルートバーントラック 3日目

ニュージーランド旅行の日程としてはちょうど折り返し地点にあたるこの日。

現在いるのはルートバーン・フォールズ小屋

5月のオフシーズンに入りましたが、寝床もキッチンも綺麗で快適に過ごせました。夜も大して冷え込まず、初日のマッケンジー小屋よりも居心地良かったです。

 

ルートバーントラック・フォールズ小屋からの眺め

朝7時半ごろ、フォールズ小屋からおはようございます。

1日目と2日目が雲1つない快晴でしたが、3日目はやや雲多め。雨が多いエリアなだけあって、流石に全日晴れは無理だったか……。

まぁメインどころはしっかりと晴れてくれたので、天気に関しては十分満足しております。

 

フォールズ小屋に張り出されていた天気

オフシーズンになってもスタッフの人が天気予報を更新してくれました。こんな感じで英語で色々と情報書いてくれています。

ちなみに、今更感がありますが、ニュージーランドの天気予報についてはニュージーランド気象庁の「MetService」 というサイトをずっと見ていました。週間予報はコロコロ変わりますが、2日前くらいであればなかなか精度高くて当たってた感じです。(街だけじゃなく山の天気も見れるので、ぜひ参考に)

 

ニュージーランド産コーヒー

事前にスーパーで買っておいたニュージーランドのコーヒーで一息。

帰りのシェルターからのバス出発は14時。ここからシェルターまで3時間程度で下山できるので、この日は出発もゆっくりでした。

 

ルートバーントラック 苔の森

9時過ぎにフォールズ小屋をスタート。

もう森林限界を超えることはなく、ここから先はひたすら標高を下げていきます。

基本的には苔むす緑豊かな森のトレッキング。

 

ルートバーントラック ルートバーン川と草原

まずはあそこに見える草原まで下山。

ルートバーン・フォージフラットと呼ばれる場所です。

 

ルートバーントラック

 

ルートバーントラック

一部崩落個所がありましたが、基本的には整備された道が続きます。

急な道もほとんどなくて歩きやすい。お隣の超人気のミルフォードトラックは”世界一美しい散歩道”などと呼ばれていますが、散歩道という表現は的を得ていると思う。

登山といよりも散歩感覚で歩けるルート設計になっています。

 

ルートバーントラック ルートバーン川の草原

1時間程度でフォージフラットに到着。

上から見ていた通り穏やかな草原風景が広がる場所。秋も深まってきた季節なので、やや草紅葉っぽくなっていました。

哀愁漂うベンチが1つ。

 

ルートバーントラック フォージフラット

 

ルートバーン川

草原の中を流れるルートバーン川

山の上で見た湖や湿原もそうでしたが、ここら辺は水が本当に綺麗。川の美しさは、ここから下流へ下っていくとさらに感じることができます。

 

フラット小屋

草原の脇にあるのがフラット小屋

人の気配はありませんでしたが、ここもキッチンやトイレなど設備面は充実しています。

 

ニュージーランド ルートバーントラックの鳥

ルートバーンで見れる鳥図鑑。

実際に写真に収められた鳥はそれほど多くはなかったですが、トレッキング中には結構な種類に出会えました。パーティーに現地ガイドの仲間がいたので、詳しい鳥解説は本当に助かった。

 

ルートバーントラック・フラット小屋のベッド

小屋のベッド。ここもマットレス完備。

日本の山小屋はキャパシティ重視なので、ここまで贅沢に一人一人のスペースを確保してくれる小屋は羨ましいです。

シーズン中の予約確保が難しいのも、こういった感じで宿泊者数がきっちり決められているところにあります。

 

ルートバーントラック フォージフラット

草原を横目に眺めながら再び森の中へ。

 

ルートバーントラック 苔むす森

朝の木漏れ日が差し込む美しいトレイル。

2日目がひたすら森林限界の上を歩く行程だったので、展望はなけれど前日とは違う景色の中を歩けるのは面白い。

屋久島や北八ヶ岳あたりの森が好きな人にとってはピッタリの登山道だと思います。

 

ルートバーントラック 日本人観光客

少し歩くと日本人ガイドと観光客とすれ違い。

立ち止まっているので何かと思ったら、足元に1匹の小鳥がいました。

 

ルートバーントラック ロビン

ルートバーンの中でも特に人懐っこい性格のロビン

初日でも写真を撮れるくらい近寄ってきてくれましたが、この子はさらに人懐っこかった。

 

ルートバーントラック 人懐っこいロビン

警戒心があんまりないのか、触れるくらいに近寄ってきた。

「俺を撮りたいんだろ日本人?わかってるぜ」っていうくらいカメラ慣れしておったぞ。

 

全然逃げないロビン

ルートバーントラック ロビン

ロビンと小一時間戯れておりました。

この子にかけた写真枚数20枚超え。

 

ルートバーントラック 吊り橋

引き続き森の中をトレッキング。

下に行くにつれて川も増えて吊り橋も多くなってくる。

 

ルートバーン川

 

エメラルドグリーンのルートバーン川

水の透明感がすごい。恐ろしいくらいのエメラルドグリーン、これも氷河の力なのかっ!

夏場に来れば泳ぐのに適していそうな場所も多かったです。1日目は滝、2日目は湖と湿原、そして3日目は川。

水の豊富さを感じずにはいられないルートバーントラック。フィヨルドランド全体がこういった感じなんでしょうね。

 

ルートバーントラック 苔むす森

あまり写真は撮らなかったですが、先ほどのフォージフラットからの下山路は道もかなり緩やかなので、苔や森が好きな人にとっては面白いトレイル区間だと思います。

先ほどの観光客もこの区間を往復する日帰りツアーだったので、日本人ガイドを雇って歩くこともできるようです。

 

ルートバーントラック 最後の吊り橋

小屋をスタートして約4時間、最後の吊り橋を渡る。

ルートバーントラックもこれでおしまい。

 

ルートバーンロードエンド シェルター

13時30分、ルートバーン登山口のShelter/シェルターに到着。

2泊3日、長いようであっという間のルートバーントラックでした。

 

ルートバーンロードエンド シェルター

トイレと簡単な待合所があるシェルター。

スタート地点のディバイドとはまるで反対側の登山口になります。

 

ルートバーントラック シェルターからバスでクイーンズタウンへ

14時、予約しておいたバスに乗車。

このバスは予約が必要で、さらに5月のオフシーズンになると運行条件も発生するのでご注意ください。

自分たちの他にも乗客がいましたが、仕事終わりの現地小屋スタッフさんたちでした。

 

ルートバーントラックからクイーンズタウンへのバスの車窓から

帰りのバスの車窓から、たくさんの羊と雄大な草原風景。

行きのディバイドまではバスで4時間近くかかりましたが、帰りのシェルターは街からも比較的近いので、2時間もかかりません。

 

クイーンズタウン ワカティプ湖

懐かしい風景が見えてきた。

クイーンズタウンのワカティプ湖。相変わらずの美しいブルーな輝きで出迎えてくれます。

 

クイーンズタウン

16時前にクイーンズタウンに戻ってきました。宿泊地のYHAの前でも下ろしてくれます。

天気も良かったので、少しだけ湖畔を散歩。

 

クイーンズタウン ワカティプ湖畔

 

クイーンズタウンとワカティプ湖

クイーンズタウン。ほんの3日間山にいただけなのに妙に懐かしく感じた景色。

ニュージーランドに入国して以降、ずっとこの街を拠点に活動してきたので、ここでの生活もだいぶ板についてきた感じがします。

 

ワカティプ湖

ただ、残念ながらこの街にいるのも今日まで。

明日から別の場所に移動。そして、もうここには戻ってこないので、景色をしっかり目に焼き付けておく。

 

クイーンズタウン湖畔の紅葉

 

クイーンズタウン湖畔の遊歩道

湖畔の紅葉。

クイーンズタウンに到着して早々、ここの紅葉風景に感動したけど、その時と比べるとだいぶ落ち葉も増えました。山では雪も降り始めてたし、街にも秋の終わりが近づきつつあるようです。

 

クイーンズタウンYHA

この日も再びYHAに宿泊。一晩3000円程度で泊まれる格安ユースホステルです。YHAについては初日の記事でちょっと書きましたが、キッチンが広くて食器や調理器具が使いたい放題なのでいくらでも自炊できます。安く旅したいならYHAは必要不可欠。

出発前に預けていた荷物も回収。預かっていただきありがとうございました。

 

クイーンズタウン観光

宿で3日ぶりのシャワーを浴びて、街へ繰り出す。

やっぱり登山後は温泉に入りたいっていうのは日本で染みついた感覚か。温泉が恋しかったです。

 

クイーンズタウンの犬

曜日感覚がまるでなかったですが、この日は木曜日。

平日のはずですが、湖畔では色々とパフォーマーたちが楽器奏でたりしてました。楽器に合わせて歌っている(吠えている)犬もおった。

 

クイーンズタウン観光

 

クイーンズタウン観光 Macpac

ニュージーランドのアウトドアブランド「macpac」。

初日にTシャツを購入してからは特に何も買わなかったですが、街にいる間は毎日のように訪れました。本場のメリノウール素材は買っておいて損なし。

 

ニュージーランド・クイーンズタウン観光

 

ニュージーランド・クイーンズタウン観光

クイーンズタウンに到着して以降、一番観光客の多さを感じたこの日。

ゴールデンウィークも中盤になって、この街に移動してきた日本人も多かったんでしょうか。日本の方も結構見かけました。

 

クイーンズタウン観光 スカイラインゴンドラ

正面にあるのは3日目に登ったスカイラインゴンドラ

ルートバーンの内容が濃すぎたので、スカイラインゴンドラの記憶も色褪せるほど、もう懐かしい場所になりつつありました。

ゴンドラを利用する場合はなかなかの料金がかかりますが、街と湖の展望は素晴らしいものがあるので、この街に来たら登っておいた方がいいかと思います。(登山道もあります)

 

クイーンズタウン ファーグバーガー

で、やってきたのはファーグバーガー。初日に食べてその美味しさに感動しましたが、クイーンズタウン最終日ということで再び来店。

ニュージーランドで最も有名とも言ってよいハンバーガー屋さんです。ガイドブックにも必ず紹介されている人気店。いつ行っても混んでます。

 

ファーグバーガー店内

ファーグバーガー店内。

有名人の写真も飾ってあるのかな。

 

ファーグバーガー厨房

厨房をのぞき見。

バイトたち雑談しながら気楽に仕事している感じ。これも日本とは違う一面。

こういう緩さって適度には必要だと思うんだな。(GWが終わってからの残業ラッシュは死にそうでしたが、それはまた別のお話……)

 

クイーンズタウン・ファーグバーガー

こんな感じで紙袋に包まれて渡されます。

出てくるまで15分くらいかかるので、その間は街ブラして時間つぶすのが良いかと。

持っただけでわかる重量感。

 

ファーグバーガーデラックス

再びファーグバーガー・デラックス。

15.5$、日本円で1200円ほど。お安くはないですが、肉がジューシーでめちゃくちゃうまい。肉の旨みをしっかり堪能できるので、ここはおすすめですぜ。

サイドメニューなど不要。これ1つで満足できます。

 

夜のクイーンズタウン観光

日も暮れましたが、最後の夜なのでそのあともしばらく街を観光。お土産を物色。

早く閉まる店もありますが、観光客向けのお土産屋やスーパーなどは20時くらいまで開いています。(スーパーは確か22時までだった気がする)

 

夜のクイーンズタウン

 

クイーンズタウン 湖畔のバー

湖畔のバーとかおしゃれ。

今回の旅は基本的に自炊メインで、外食はさっきのハンバーガー含め数回しかしませんでした。

山に入ってしまえば小屋の宿泊代だけだし、現地ではあまりお金使わなかったな。

 

YHAで飲み会

そこまで節約を意識していたわけではないですが、YHAであればスーパーで買い込んで好きなように作って食べれるので、こっちの方が気楽。1週間以上の海外生活でしたが、野菜も結構食べてたので、なかなかの健康生活だったと思います。

 

ニュージーランドビール MAC'S

YHAはこの後の旅でも利用しますが、クイーンズタウンのYHAは今夜で最後。合計4泊もしたので、ここを発つのが寂しくもあった夜でした。

 

半日ほどはクイーンズタウンの観光になりましたが、無事に2泊3日のルートバーントラックがすべて終了。

天気にも恵まれて充実したトレイルになりました。思い描いていた以上の景色が待っていたので、もう言うことなし。小屋も綺麗だったし道も良く整備されているので、強くお勧めできるルートバーンでした。

3日間にわたる記録を読んでくださった方、ありがとうございました。

 

明日からは慣れ親しんだクイーンズタウンともお別れして、次のフィールドへと向かいます。

 

ニュージーランド旅行は後半へ。

テカポ編へ続く……

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