2019年の10連休ゴールデンウィークはニュージーランドへ海外旅行。
自然豊かな国なだけあって、滞在中はほぼ毎日トレッキング。南島をメインに、クイーンズタウンヒル、ルートバーントラック、テカポ、マウントクックなどを回ってきました。
まずは出発から1日目のクイーンズタウン観光編。
昨年の台湾旅行に続いて、今年のGWも海外トレッキングへ。
人生初のニュージーランド(New Zealand)へ行ってきました。
ニュージーランドと言えば、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の舞台にもなった場所。世界中のトレッカー憧れの地でもあり、あの映画の中に広がる大自然に触れられるとあって、準備段階からかなり楽しみでした。
10日間という長期休暇ながらも、訪れることができたのはニュージーランドの南島のごく一部。
小さいように見えてすごく広いニュージーランド。
限られた場所にしか行けませんでしたが、そこで目にした自然景観のスケールたるや、すごいものでしたよ……
全行程としてはざっくりこんな感じ。
【スケジュール】
4/27 入国~クイーンズタウン観光
4/28~4/29 クイーンズタウントレッキング
4/30~5/2 ルートバーントラック
5/3 テカポ・マウントジョン
5/4~5/6 マウントクック
5/7 帰国
しばらくこのブログはニュージーランド旅行記と化しますが、順番につらつらと旅の行程を書いて行こうかと思います。
まずは1日目のニュージーランド入国からクイーンズタウン観光編。
4月27日 ニュージーランド入国~クイーンズタウン観光
旅の始まりは4月26日。
これからいよいよ世間が10連休に突入しようという金曜日の夕方。
成田空港18時30分発、オークランド行きの直行便で向かいます。
チケットを取ったのは1月ですが、10連休というまたとない長期休暇とあって発売開始から瞬く間に完売になりました。残りわずかというところでギリギリ航空券ゲット。
チケットを取れたのはラッキーだったのですが、いざ出発を迎えたこの日。成田空港に向かうバスが、途中の事故渋滞で2時間遅延と言われたときにはかなり焦った……。
出発前にいきなり詰むところでしたが、何とか電車に切り替えて間に合いました。
ニュージーランド航空の機内。宇宙船のような紫色の不思議空間でございました。
オークランドまでのフライトは約10時間。地球の反対側に行くまでの機内の長時間座りっぱが心配でしたが、なんのことはなかった。
機内食食って映画1本見て、後はひたすら朝食出るまで爆睡でした。
夜行バス慣れした体質が飛行機でも本領発揮できたのは幸い。暇つぶし用に持って行った本2冊はただの荷物となりました。
翌朝、8時30分頃にオークランド国際空港に到着。日本との時差は3時間。
ニュージーランドは自然環境に厳しい国で、特にトレッキング目的の場合は食料や登山装備を入国審査の際にチェックされる可能性があります。
実際、後から合流した山仲間さんはテントを広げてチェックされたようです。自分はラーメンとかチョコとかフリーズドライを持ってきたのですが、見せることなくOKと言われ、登山装備についてもトレッキングシューズだけ見られて「綺麗だね、OK」ってすぐに終わりました。
無事に入国を済ませて空港の外へ。出迎えてくれた国鳥のキーウィ。
絶滅危惧種に指定されているニュージーランドを代表する鳥です。飛べない鳥で、日本のライチョウに通じるものがありますな。
気温は東京と同じくらいでしたが、日差しが強くてかなり暖かく感じました。
ニュージーランドは北島と南島に分かれていて、オークランドは北島の最大都市。トレッキングで有名なミルフォードサウンドや最高峰のマウントクックなどは南島にあります。
自分たちも今回は南島をメインで歩くので、オークランドから即移動。国内線に乗り換えます。
国際線から国内線までは徒歩10分くらい。写真の緑のラインに沿って歩けば着きます。
乗り換え時間は余裕をもって3時間くらい見ておきました。
オークランド市内は空港から車で15分くらいかかるので、残念ながら街まで繰り出す時間はなく今回はスルー。
空港内のお土産屋さんなどを見て時間つぶしました。
10時55分発のクイーンズタウン行きの便で移動。
国内線の便は割かし空いていました。
特に大きな遅延もなく予定通りに出発。
クイーンズタウンまでのフライトは約2時間。
窓側の席だったのでぼんやり外を眺めてましたが、クイーンズタウンが近づくにつれて見えてきたニュージーランドの山岳風景がホントすごかったよ…
どこもかしこも素敵な稜線!一気にテンションが上がりました。
13時にクイーンズタウン空港に到着。
帰りはクライストチャーチからオークランドへ戻ったので、この空港を利用したのはこの時だけでした。
やや小さめの空港ですが、賑やかなバーとかあってオークランドとはまた違う下町感ある雰囲気が良かったです。
空港を一歩出ると、目の前にはすでにそそられる山なみがっ!
歩いたら絶対気持ちよさそうな開放的な稜線がいたるところにあって涎が出たぜ。
オークランドから一転して自然の中に飛び込んできた感じ。ロードオブザリングっぽくなってきた。
空港から市街地まではバス移動。ニュージーランドは基本的に鉄道はなく、交通手段は車かバス。今回の旅も移動は全てバスを利用しました。
クイーンズタウンのバスについては、空港内でGoCardというICカードを買っておくべし!通常、空港から市街地まで10$ですが、GoCardであれば2$で行けてしまいます。初回購入に15$必要ですが、10$分チャージされているので断然お得。1枚のカードを複数人でシェアすることも可能です。
これだけ読んでもイマイチわからないと思うので、GoCardの詳細は公式ページへ。
20分ほどの乗車時間で市街地に到着。
ここでクイーンズタウン在住で現地でガイドもしている山仲間と合流。今回の旅の心強い案内人。
時刻は14時過ぎ。
まずは荷物を置くために、本日の宿まで徒歩移動。
ニュージーランドは南半球にあるので、南に行くほど寒くなります。ここクイーンズタウンもオークランドに比べるとやや肌寒かったです。朝晩と日中の寒暖差も大きいので、GW時期に訪れるのであれば防寒着は必須。
クイーンズタウン最大の魅力とも言えるのが、街のすぐ近くにあるワカティプ湖。国内で3番目に大きい湖で、この湖畔に広がる街並みと山風景がすごく綺麗です。
「ビクトリア女王にふさわしい町」という意味でクイーンズタウンと名付けられた、と地球の歩き方に書いてありましたよ。
ニュージーランドは赤道を挟んで日本の反対側。季節もちょうど真逆で、GWあたりは秋真っ盛り。
紅葉がいい感じに色づいていました。
紅葉についてはクイーンズタウンからバスで20分ほどの距離にあるアロータウンという街が有名です。
この翌日に観光したのですが、日本の紅葉に引けを取らない美しさでした。次の記事でそこら辺も書こうかと思います。
街から10分ほど歩いて、本日の宿「YHA」に到着。
YHAはニュージーランドの各地にあるユースホステルで、ドミトリースタイル(相部屋)の素泊まり宿。3000円程度で泊まれるお財布に優しい宿泊施設で、今回の旅も宿泊は基本的にこのYHAか山小屋でした。
まずはここで2泊。
受付でチェックイン。大型ザック背負ったバックパッカーが集う宿。
クイーンズタウンには街中にもYHAが一軒ありますが、設備の広さと充実さを考えても、こちらのレイクフロントの方が断然おすすめです。
キッチン。
素泊まりのため、食材を購入してきて、ここで思い思いに調理して食事をとります。
調理器具や食器が充実していて自由に使えるようになっています。冷蔵庫も利用できて、自分の名前のラベルを貼って管理する感じ。
ラウンジ
部屋はこんな感じの2段ベッドの相部屋スタイル。
4人部屋の他に8人部屋もあります。人数分のロッカーとコンセントも豊富に用意されていました。無料WiFiももちろん備わっています。
ランドリーもあるので洗濯可能。1回4.5$、クレジットカード対応してました。
シャワールームや乾燥室もあります。
思ってた以上に綺麗で広いYHA。
この後も各地のYHAに宿泊しましたが、だいたい上記の設備は整っています。これで1泊3000円なんだから、かなり安いと思う。
荷物を置いて再び街へ繰り出す。
クイーンズタウンは高い建物が一切なく、湖畔に広がる街並みがとにかく綺麗。
街そのものが観光スポットのようなもの。散策しているだけで十分楽しめます。
おしゃれなカフェやバーの他、カジノや小さい映画館、マクドナルドやケンタッキーやスタバといったおなじみのチェーン店もありました。
旅の前半はこの街を基点に動くので、日に日に街並みも見慣れたものになっていきました。
まだニュージーランドドルを持っていなかったので、Travelexというところで両替。一番レートが良いのはおそらく銀行だとは思いますが、この日は土曜日だったので開いていませんでした。
とりあえず1万円分だけを両替。5ドル札に写っているのは、人類初のエベレスト登頂を成し遂げたエドモンド・ヒラリーさんですぞ。
10日間滞在しますが、両替したのはこの1回だけ。ニュージーランドはクレジットカード文化なので、買い物の際に現金のやり取りはほとんどしないです。実際に自分も支払いは全てクレジット決済で、現金は仲間との割り勘で使ったくらい。
余った紙幣は良いお土産になりました。
クイーンズタウンでの食事といえば、絶対に外せないのが「ファーグバーガー」。 世界的にも美味しいと評判なハンバーガー屋さんで、ガイドブックにも必ず載っている名店。
連日行列の店ですが、16時頃という中途半端な時間だったので、まだ列も短く済みました。
賑やかな店内。
店の中は狭いので、基本的にはテイクアウトして食べる感じ。
メニュー色々あったけど、マーカーついておすすめしていたFergDeluxe(ファーグデラックス)を注文。15.5$、日本円で1200円くらい。
注文から10分くらいで出来上がり。
肉が分厚く、ベーコンや野菜が盛りだくさん。食べ応え十分のヘビー級バーガーです。めちゃくちゃ旨かった!この味とボリュームなら納得のお値段。
機内食以降まともに食べてなかったので、余計に美味しく感じました。あまりに旨かったので、後日また訪れることに。
ニュージーランドには2大アウトドアブランドがあって、どちらもクイーンズタウン市内に店があります。
1つがこちらのカトマンドゥ。
もう1つがmacpac。日本での知名度も高く、個人的にもmacpacのほうがお勧め。
カトマンドゥの向かいにあります。
ちょうどセール中でございました。
値段は日本とほとんど変わらない感じ。サイズが海外仕様なので普段Mサイズの自分はSがちょうどいいのですが、小さめのサイズはやや少なかったです。
ニュージーランドは羊の国とも呼ばれているメリノウールの本場。
まだ初日でしたが、お土産としてメリノウールのこのTシャツを購入しました。
食材の買い出しは街から10分ほどの所にある中型スーパー「Fresh Choice」。街中には「4 square」というスーパーチェーン店もありますが、現地在住の龍太郎曰く、こちらのほうがおすすめとのこと。
ニュージーランドの名産品は色々ありますが、食べ物で有名なものの1つがマヌカハニーというハチミツ。毎朝の朝食のパンに塗って食べました。
ビールはこのMAC’Sというシリーズがフルーティーで美味しかったです。
食べ物のお土産に関してはスーパーに行けば大抵のものが揃います。色々と美味しかったお菓子があるので、合間合間で紹介していけたらなと。
バーガーを食べたので、軽めのおつまみと翌朝の朝食を買ってYHAに戻り飲み会。
初日はこんな感じでクイーンズタウンまでの移動と半日ほどの観光だけで終わりましたとさ。
翌日からいよいよトレッキング三昧の日々が始まりますが、今回はここまで。
コメント
みやっちさん、ご無沙汰してます。
itachiです。
GW、ふるふるニュージーランドに行ってたんですね。すごーい。
私もニュージーランド、一昨年行ったのです。といっても、北島だけです。南島、いいですねー、素晴らしい景色があるのだろうな。
もうすでに、綺麗な紅葉風景ですね。
これからのブログ、楽しみにしてますよー。
ちなみに、ニュージーランド航空ですよね、、あの飛行機、ご飯も美味しいし、アイスも美味しいですよね。
でも、直前のテロ、びびったでしょ?
ではでは。
itachiさん、こんばんは。
北島の方に行かれたんですね。北島もトンガリロとかホビット村とかあって魅力的ですよね。10日間ではまるで足りませんでした(^_^;)
ニュージーランド航空のアイスは確かに美味しかったです!あのクオリティを出してくるのかと。ニュージーランドはアイスクリーム消費No1のようですし、アイスにかける意気込みが違うなと感じました。
みやっち さん
更新楽しみにしていました。
今回は、ニュージーランド。素敵な稜線写真お願い致します。
できれば、旅費なども教えてください。よろしくお願いします。
ニュージーランド素晴らしい国でした。
旅費についてはほとんどが航空券でした。現地ではユースホステルと食事はスーパー買い出しの自炊メインだったのでそれほどかかってません。飛行機代15万くらいで総額20万弱って感じだったかと思います。
みやっちさん、ありがとうございます。
総額、20万円弱、思ったより低めでした。
はやく、次の写真をお願いします。
みやっちさん 初めまして。
ニュージーランド行ったのですね。羨ましいです。
映画『ピアノレッスン』で見たニュージーランド
の森と映画音楽が忘れられません。
これからのご活躍、期待しています。
koji-kame
koji-kameさん、初めまして。
コメントありがとうございます。
私は「ロードオブザリング」ですが、同じく映画の世界に惹かれていたので、実際に体感することができて本当に良かったです。おっしゃる通り、森の美しさも素晴らしかったです。
これから随時更新していくと思うので、良ければまたコメントお待ちしております!
お~~~。
三つ峠から一気に南半球へ大ジャンプ!
私、スコットランドのトレッキングは(いやというほど)経験があるのですが
なんか似てます。
でも、街はニュージーランドのほうがさわやかそうに見えます。
季節は秋ってことかな?
いいなぁ~。
私は明日でパスポートが切れるんですけど(^-^;、また海外トレッキングに行きたいです。
続報、楽しみにしてます。
satominさん、こんばんは。
桜から逆行して、紅葉の季節に戻ってきました。
秋真っ盛りだったので日も短くなりつつある時期でしたが、12~3月の夏に人気が集中している分、GW時期は割と空いていて狙い目のようです。
雪も降りだす時期で実際トレッキング中では雪景色も楽しめたので、季節的にもなかなかおすすめかと思います。