【高円寺】氷川神社 天気の神様が眠る日本唯一の気象神社

東京・高円寺にある氷川神社。日本で唯一の気象神社です。

お天気の神様が眠るとされる国内でも珍しい神社。雨男、雨女からの脱却を願う人、天災除けを祈る人、はたまた気象予報士を目指す人、などなど。

天気にちなんだお祈りを捧げる場として、この神社は存在します。

映画「天気の子」の聖地として知名度も増している模様。

 

 

JR中央線の高円寺駅。

南口を出て徒歩1分ほど、駅からすぐ近くの場所にこの氷川神社があります。

冒頭で述べた通り、この神社の肩書は「日本唯一の気象神社」。

 

当サイトは一応登山ブログを謳っているので、山登りを趣味にされる方が見に来てくれていると信じていますが、登山において天気は非常に大事なもの。

天気次第で山の楽しさが何倍にも違ったりもするものですが、人間ではどうしようもないのもまた天気。

運に任せるしかないですが、神頼みくらいだったらこの氷川神社ですることができます。

 

こちらが入口。黒い鳥居が目印です。

駅の構内アナウンスも聞こえるくらい駅チカな場所なので、アクセスは簡単。新宿からでも10分ちょっとで来れちゃいます。

こんな都会の喧騒のど真ん中に天気の神様なんているのかと思うかもしれませんが……

 

入口にバッチリ書いてあります。

氷川神社、「全国雄一の気象神社」であると。

そして訪れたタイミングでは知りませんでしたが、この氷川神社、映画「天気の子」に出てくるそうですね。聖地巡礼として知名度も増しているようです。

 

こちらが社殿。

正直なところ、神社としてはそこまで大きくはなく、見どころがあるかって言われるとそうでもないです。

でも、ここは気象神社。神社としての見栄えの良し悪しは二の次で、その効力を求めて訪れる意味がある。

 

 

順路に従って参道へ。

 

脇には絵馬掛所が置かれていて、たくさんの絵馬に願い事が。

あんまり人の絵馬をじっくり読むのは失礼なのかもしれませんが、場所が場所だけに書いてあることが面白い。

当然ながらみんな天気にちなんだものばかり。

 

俺は雨男だ、私は雨女だ……。

そう嘆く方はぜひ一度訪れてみるといいかもしれません。

何かが変わるかも。

 

そして、天気を特に気にする趣味＝登山な方々もぜひいらっしゃい。晴天祈願をするにはまさにピッタリな場所です。

 

絵馬については、下駄の形をしているのもこの神社ならでは。

その昔、下駄を投げて表裏で天気を占っていた「下駄占い」からきているそうです。

なかなかユーモアある気象神社。

 

2020年の今年は雨以前に新型コロナの影響で外出困難な状況が続いていますが、登山再開に向けて私も晴天祈願。

そして、冬はしっかり雪が降ってくれよと。今年の冬シーズンは少雪だったからなぁ……

 

6月1日が気象記念日らしいです。

今年の例大祭は規模を縮小して執り行ったそうです。

 

この氷川神社が気象神社たる由縁が書かれていました。

大昔に天気の神様が～、という話ではなく旧陸軍の気象部隊にちなんだことが書かれてますね。

 

隣の建物が社務所かな。

なんせ駅チカなので、周りは建物だらけ。騒音も聞こえてきて神社の雰囲気があるかと言われるとそうでもない気象神社。

境内散策もものの数分で終了しました。

 

神社としては小さい部類ですが、物珍しさからか意外と訪れる人は多いです。

自分がこうしてパシャパシャ写真を撮っている間にも、絶えず人がやって来ました。

 

 

 

気象神社という、日本では唯一無二の神社。

見所の豊富な場所というわけではないですが、一風変わった天気の神様にご祈祷できる貴重な存在です。

 

特に登山では天気にちなんだ恨めしい話はよく聞くもの。

休みの日に限って雨予報にぶち当たる、とか

山頂でいつもガスに泣かされる、とか

下山後に晴れてばっかり、とかとか。

 

ここに来れば、天気に泣く思いを少しは減らせるかもしれませんぜ。