高尾山を6号路ルートで日帰り登山してきました。
梅雨の合間の晴れた週末。しかも稲荷山コースが倒木による通行止めとあって、登山者の大半が6号路に押し寄せて大渋滞が起こっていました。
改めて高尾山の人気っぷりを思い知った1日でしたが、山の上は比較的涼しくてあじさいも綺麗に咲いて初夏のハイキングを楽しめました。
2025年6月28日【東京】高尾山 梅雨の合間のハイキング
前週の尾瀬・燧ヶ岳登山の筋肉痛が完全に治りきっていないまま迎えた週末。
こんなにも長引くもんかね、と自身のポンコツっぷりに嘆きたくなります。。。今週はお休みでも良かったのですが、晴れマークを見て気分だけは山モードになれたので東京のオアシス(?)である高尾山に登ってきました。
昨年も6月、7月、8月、9月と真夏の高尾山は経験しているので、灼熱登山になるのは承知の上でしたが、いやいやまさかこれほどの大名行列が組まれるとは。
過去経験したことのないくらいの渋滞が発生してました。
スタートはいつも通り高尾駅。
2025年は6月にして早くも九州、四国、近畿の西日本が梅雨明け。例年にないくらい異例の速さで東京はまだ梅雨明け発表はされていないものの、この日も綺麗な青空。
水不足が心配になります。
高尾駅から高尾山口駅までは徒歩20分くらい。
途中のファミマ、セブンで朝食休憩するのがルーティン。この日はスパイシーチキンが食べたくなったのでファミマにしました。
こちらの鳥居をくぐった先が高尾山口駅。
週末ということで駐車場も駅前もかなりの盛況っぷりでした。
登りに来ている自分が言うのもなんですが、真夏に高尾山なんてみんな良く登るなぁ~と思います。さすが世界一の登山者数を誇る高尾山。
高尾山ケーブルカー乗り場に到着。
夏の高尾山と言えばビアマウントが有名ですが、ちょうどこの日がオープン初日でした。
過去に何度か行ったことありますが、真夏でも陽が沈んだ高尾山山頂あたりはそれなりに涼しいのでおすすめです。
よっしゃ、山登り開始!
……と思っていたらいきなり出鼻をくじかれる。毎回登りで利用している稲荷山コースがなんと倒木で通行止めとのこと。
慣れ親しんだ高尾山ということで全く下調べせずに来た結果がこれよ。
仕方ないので6号路で登ることにしました。
ただ、高尾山登山は毎回登りが稲荷山コースということでマンネリ化していたので、たまには変えるのも悪くはないなとこの時は思っていました。この時はね。
6月ということで道脇にはアジサイが満開。
本来ならまだ梅雨の雨シーズンということでアジサイも最盛期なんでしょうが、晴天続きで何となく干からびている感じもしました。
しばらく舗装路を歩いて6号路の登山口に到着。
ここから登山道へ入って行きます。
6号路の特徴と言えば、この序盤の沢沿い歩き。
すぐ脇に小川が流れて非常に清涼感ある雰囲気に包まれています。
夏の暑い時期なんかには最もおすすめルートかもしれません。
……なんですが、ものの数分で事態が一変。
なんか人が増えてきたなと思ったら、大渋滞が発生してました。
どうやら稲荷山コースが通行止めで6号路に人が集中したようで、部分的に立ち止まることも。
季節問わず過去にもう20回近く高尾山には登っていますが、ここまで長い行列が発生したのは今回が初めてです。
やべぇ(笑)
決して団体ツアーで登りに来ているわけではありません。
6号路が登りの一方通行になっていたのも納得。これで下山客とのすれ違いもあったら間違いなくカオスになります。
追い抜くこともできないので、周りに合わせて登って行く。自分のペースで登れないのはストレスですが、後ろを歩いている人の会話が結構面白くて、どうもこの高尾山が初登山らしく頑張って山道具を揃えたとのこと。基本的にモンベルで買ったようで、モンベルであればとりあえず間違いはないと思っている自分は「わかってるじゃないか~」と心の中で思ってましたが、ザックはデザインがダサいからミレットにしたとのこと。このミレットっていうブランドが何のことかわからなかったですが、しばらく歩いて腑に落ちた。それ、たぶんミレー(MILLET)や。
大渋滞から解消されたのが、6号路の長い階段を終えたあたり。
6号路は基本的に緩やかな登りで、木道の階段部分だけガッツリ登らされる感じなので頑張りましょう。
こうして高尾山山頂に到着。
2025年に入って高尾界隈の低山には登りに来ているものの、高尾山山頂に来たのは今年初です。
今年もたくさん登らせてもらいます。
傍らの売店。
こんな真夏にも関わらず、おでんを売っているというブレない姿勢は見習うものがあります。
なめこ汁もしかり。買う人はいるのでしょうか。
山頂の標識もしっかり撮っておきます。
人生で何度目の登頂なのか、もう数えてもいません。
山頂の奥へ進んで行きます。
いつもは反対側の稲荷山コースから登ってくるので、こちら側からアプローチするのが妙に新鮮でした。
照り付ける日差しは強烈ですが、吹く風は意外と涼しくて湿度もあまりなかったので不快指数はそれほどでもなかったです。
途中にいたおそうじ小僧。
高尾山登山ではこの方への挨拶は忘れない。今日もツルピカ頭が輝いておるな。
そして展望デッキからの富士山。
夏場は空気が霞んだりして富士山が見れないことが多いのですが、今日は見事なまでにはっきりとした富士の姿を見ることができました。
山頂部の雪もだいぶ解けて黒々してきましたね。
しばらく山頂で休んで下山。
時刻はちょうどお昼時。登る人、下りる人、行き交う人はとても多かったです。
道なりに下って薬王院を参拝。
もうすっかり慣れ親しんだ寺院ですが、高尾山に登ったら必ず立ち寄りたくなります。
個人的に好きなのがこの山門。
重厚な門構えで何度見ても圧倒されます。
山門の脇にいる天狗様。
山門をくぐってから大杉原という参道を進んで行きます。
ここら辺は夕暮れ時に訪れると灯籠に灯りがともってまた違った雰囲気を楽しめます。
参道脇に綺麗に咲いていたのが紫陽花。
山の上はまだまだあじさいが健在で、綺麗なブルーの花を咲かせていました。
その先にあるのが、かすみ台展望台。
都心方面を眺めるなら山頂よりもこちらの方が良く見えるというくらい、屈指の展望台になっています。
新宿の高層ビル群はもちろん、空気が澄んでいればスカイツリーまで見渡せます。
その後は舗装された1号路を下って行きます。
登りのトラウマもあって渋滞勘弁ということで、道幅の広い1号路で安パイとしました。
こうして高尾山口駅まで歩いて本日のハイキングが終了。
全行程3時間ほどでした。
高尾山登山では定番となりつつある、新宿の麺屋武蔵のつけ麺を食して完パケです。
お疲れさまでした。
予習が足らずに渋滞に巻き込まれた高尾山でしたが、富士山が見れたり紫陽花が咲いていたりと、それなりに展望にも恵まれて楽しい山登りでした。
なんだかんだ疲れても精神的にリフレッシュできるのが登山の良いところですね。
また気が向いたら登りに行きたいと思います。
【日程】
2025年6月28日
【コースタイム】
9:35 高尾駅
10:05 高尾山口駅
10:20 六号路登山口
11:20 高尾山
11:45 薬王院
12:40 高尾山口駅
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