(1日目の続き)
2日目は妙高山へアタック。妙高といえばスノボーでずっと行きたいエリアだったのですが、結局登山が先になっちゃいましたw
1日目の火打山(というより天狗の庭)が絶景だっただけに、妙高山も期待大!ただ、地図を見る限り、こちらの方がつらいとは思ってたけど、まさかあれほどだったとは・・・。。。
高谷池ヒュッテのテント場から北信五岳の最高峰目指して、いざスタート!
2日目、アップダウン&急登の果てに待っていた大展望、妙高山―――
【日程】
2012年8月19日
【コースタイム】
高谷池ヒュッテ(5:30)→茶臼山(6:00)→黒沢池ヒュッテ(6:20)→大倉乗越(6:45)→妙高山(8:10)→→山頂散策→→下山開始(9:00)→黒沢池ヒュッテ(10:35)→高谷池ヒュッテ(11:30)→→テント回収→→出発(13:00)→富士見平(13:30)→黒沢(14:30)→笹ヶ峰(15:20)
朝を迎える前に、ちょっと夜の出来事を。。。
昨晩、夕食後に大雨が降ってきたので、慌ただしく解散してそれぞれのテントに撤収。・・・が、22時ごろにのぶさんが起きて外を見たら綺麗な星空だったらしい。で、ヘッデンで自分たちのテントを照らして、起こそうと試みたら、、ねらさんは起きたらしいんだけど、自分は全く気付かずに爆睡・・orz
どうも最近、寝つきが良すぎて綺麗な星空とやらは見れませんでした。ま、まぁ、そのおかげで翌日も絶好調だったけどねw
回数を重ねるごとに寝つきが良くなってくるテント泊。星空を逃したんで、うれしいのやら悲しいのやら、良くわかりませんが、ほぼ予定通りに4時に起床。
まだ夜8割、朝2割といった空でしたが、ヒュッテの影がいい感じでした!
ゆっくりモーニングコーヒーを飲んでたら、綺麗な飛行機雲。あんな直角に曲がってるところを見ると、パイロットめ、道を間違えたな・・・。なんてボーっとした頭で考えながら、ゆっくり目を覚まします。
空が十分に明るくなった5時半ごろ、いざ出陣!!雲1つない青空で、昨日登った火打山が綺麗に見えました。もう一度登りたい気持ちを抑えて、今日は妙高山を目指します。
まずは、妙高山側の山小屋、黒沢池ヒュッテへ。緩やかな道を進んでいきますが、この木道、雨が降った後は滑りやすいのでちょっと注意が必要。所々水たまりもできてて、足踏み外すと泥だらけになります。。
しばらく行くと、前方が開けて綺麗な朝日が!朝日は何度見てもいいもんだね~って思いつつ、ちょっと気づいた。。最近、山から夕日見てないって・・・(汗
朝日に照らされたまぶしい道をのんびり歩いて行きます。後々のアップダウンを考えると、この時は本当に平和だったな~w
途中、茶臼山があります。一応ピークですが、高谷池ヒュッテから歩いた場合はただの通過点といった感じ。注目すべきは、マスコットの腹に描かれた馬(?)。何のこっちゃわかりません・・・
茶臼山を過ぎると、展望が一気に開けて妙高山が姿を現します。これまた近いようで、意外と遠い。。。あの頂までは、ここから約2時間ほど。ここから先がアップダウンの連続なので気合い入れていきましょうー!
ちなみに、下に見える池が黒沢池です。
まずは、黒沢池まで一気に下ります。ここは帰りにも通らなきゃいけないので、帰りは登り返しになるわけで・・・(ちょっと憂鬱w)
黒沢池まで降りてきました。一見すると平地に見えますが、ここは標高2000m越えの世界!遠くに雲海も見えるから、とにかく不思議な光景!
高層湿原いいね!アルプスではお目にかかれない雄大な光景!上信越エリアならではの眺めなのかもね。
黒沢池ヒュッテが見えてきました。高谷池ヒュッテとは違って、木々に囲まれた場所。山小屋の形がなんだが面白いw
高谷池ヒュッテから1時間弱で黒沢池ヒュッテに到着。なかなか奇抜なデザインだね。建物は高谷池ヒュッテよりもボロく見えましたが、トイレはこっちのほうが綺麗だったようです。ただ、テント場は明らかに狭くて高谷池ヒュッテのほうが上。
黒沢池ヒュッテから先がいよいよ本番。まずは大倉乗越というピークまで登って行きます。時間にしたら30分もかからないので、それほど問題ではないです。
こちらが大倉乗越。茶臼山と同じようにただの通過点と言った感じ。
ここを過ぎると、妙高山がかなり近くに見えます。見る限り、樹林帯をひたすら登るってのがわかりますが、これが結構つらいので覚悟した方がいいです。
左下にわずかに見える池が長助池。
ここからは下り。大倉乗越まで登ってきた分を下る感じで、帰りに登り返さなきゃいけないと考えると、、やっぱり憂鬱。。
ある程度降りると、平坦な道を妙高山の麓まで歩いて行きます。この先に最後の登りが待ち構えているので、いい感じで身体を温めておくべし!
上から見えた長助池。何かよくわからないけど、可愛らしく思える池でした。
登りに差し掛かる手前、ようやく前を歩く人たち発見!ここから、ガンガン追い抜いて行きます。
急坂が始まる手前の分岐に到着。ここは一応水場みたいですが、この日は涸れてました。
休憩もほどほどに急登開始!ここから山頂まではひたすら登りです。しかも展望も全くないので、体力的には問題なくても精神的に響く。。
木苺がおいしそうに実ってました!登山道は全然面白くないので、省略~
登り始めて1時間弱。ようやく展望が開ける地点に到着!
雲もくもくの雲海~。雲の上に立つってのはやっぱり気分いいね!疲れ吹っ飛ぶわ。
山頂手前に、何だか神聖な祠がありました。山頂はこの岩の真上なので、ここまできたらもうゴールしたも同然!
というわけで午前8時すぎにゴール!ハイペースでガンガン抜かしてきたので、一番乗りでした。誰もいない山頂を満喫♪
妙高山から火打山。隣にあるとはいえ、こうしてみると結構距離があるね。あの麓から歩いてきたと考えると、結構歩いたなぁ~。
この日は天気も良く、遠くには北アルプスの鹿島槍とかも見えました。
適当に写真を撮りつつ、続々とハイカーが登ってきたので、あちら側のピークへ行ってみることに。
※ここで同行者2人を先に行かせて、自分は満足げにmixiでつぶやき!・・・んが、前日と同じく文字化け起こす・・・orz
急いで2人を追う。途中にあった日本岩。
先に行ってた2人発見。「ストップ!」と声がかかり、「飛べ!」の指示・・・はい。。
\(^o^)/
逆側のピークに到着。山頂の標柱はさっきの場所にありましたが、妙高山の最高地点はこちら側みたいです。
妙高山最高地点からの眺め。火打山の山頂もまだはっきり見えます。山頂付近の風景は、どことなく金峰山に似てる感じがしました。
8月半ばですが、高山植物はまだ綺麗に咲いてました。今年は咲く時期がちょっと遅かったみたいですね。
気が付いたら山頂で1時間近く遊んでましたが、、、
タイムアウト。東の方から雲が押し寄せてきたので、帰ります。
帰りはテント場までピストン。来た道のアップダウンの連続を知っているだけに、帰りもそう簡単にはいかない。。。とりあえず急坂を一気に下ります。
急坂が始まる分岐まで戻ってきました。この写真に写っているオレンジの女の子一家はテント場で横にいたご家族。向こうは気付いてないだろうけど、オレンジTシャツと帽子の着こなしがカッコ良かったです!
帰りはすっかりガスってしまいました。というか、山頂はまだ晴れてるのかもしれないけど、ガスの中に突っ込んできた感じ。涼しいのが幸い。
アップダウンを越えて黒沢池まで戻ってきました。ガスっていても、それほど視界は悪くなくて、最後まで雄大な景色を見れました。
妙高山ともこれでお別れ。山を去る時はいつだって寂しいね。。。
テント場を出発してちょうど6時間、高谷池に戻ってきました。往復3時間もかかった。。。水もかなり消耗。
山小屋でコーラ買って祝杯~!ゆっくり休みつつ、テント回収~。
13時、再び重い荷物を背負って下山開始!日差しも出て、結構暑かった。。
1時間半ほどかけて黒沢まで降りてきました。登った時は閑散としてたのに、下山時にはかなりの人!
冷たい水が恋しくなる頃だったので、ここで水浴び!気持ちいい!(ってか川の水冷たすぎw)
15時過ぎ、笹ヶ峰登山口に無事下山。お疲れ様です!
朝、昼もまともに食べてなかったのでかなり腹ペコ。風呂よりも飯!ってことだったんで、妙高高原駅前の蕎麦屋へ。
天ぷらそば1100円ナリ。
こうして仲間との楽しいテント泊を終えて帰途へ。帰りがけの雲の合間からの夕日のカーテンが綺麗でした。
上信越エリア、アルプスほどの人気はないけど、アルプスに劣らない雄大な眺めを堪能できました!序盤の急登と妙高山手前の急登が思ったよりもつらかったですが、時間的にはそこまで長くないので、登り慣れてる方なら余裕で登れると思います。
今回の山行で、高層湿原にかなりハマってしまいました!上信越エリアの中では苗場山がずっと行きたい山だったので、余計に行きたくなりましたねー。
テント泊も数えればもう5回。久しぶりに山小屋泊がしてみたくなったりもしましたが、寒くなる前にもう1,2回はテント泊したいかも。
暑い日はまだまだ続きますが、山の上はもうそろそろ夏は終わり。夏の行きたい山リストを見てみたら、北アルプスがかなり残ってしまったので、次回以降は北アルプス中心に攻めれたらいいなぁ~と思ってますが、、、まぁ、楽しければいいやw
というわけで、今回のブログもここまで。ねらさん、のぶさんお疲れ様でした!(特にねらさん、車出し&計画してくれてサンクスです☆)
コメント
火打山・妙高山登山。2日目の妙高山。最後の急登が地味にきつかったけど、山頂からの展望は最高でした!
http://t.co/cMFMklM8
発汗と疲労を抑えるべく、妙高をめっさゆっくり登ってすまんかった。計画?なんですかそれはwwそもそも時計を忘れてる時点で、時間管理する気が感じられなかったわな。
ところでぬぎっちの写真は?
いやいや、ねらさんの登山道の記憶力には脱帽でしたよ!流石です☆
しかも一番疲れてたはずなのに、自分とのぶさんのペースについてくるなんて、その体力はどこから生まれてるのですか??
どころでぬぎっち、とは???w
火打山・妙高山 (テント泊登山) ―2日目・妙高山―
火打山・妙高山の縦走記録。2日目は妙高山へ行ってきました。テント場を5時半に出発して、朝日が眩しい中トレッキング♪[Photo:3269339]まだ朝日が出る前に起床。ゆっくりコーヒーを飲み…
みやっちさん 二度目のコメントですがいつも拝見しております。またいつも山行のヒントを頂いたています。いま火打、妙高の帰りの北陸新幹線で、自分のさんとみやっちさんの山行をクロスオーバーさせてます。みやっちさんの疑問の解決になればいいのですが、茶臼山の標柱にあるマスコットのお腹のうまですが、妙高山の雪形は前足を上げた馬だそうです。これですゆね!!ようやく電気が安定してしてきましたので、みやっちさんの素晴らしい山行のブログを楽しみにしています。
ずかっちさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
なるほど、茶臼岳のマスコットの馬は妙高の残雪の形なんですね。勉強になりました。ありがとうございます!
火打山と妙高山もずいぶん前に行ったっきりなので、そろそろまた登りに行きたくなりました。ここは紅葉も綺麗と聞いているので、次は秋の時期にでも登りに行こうかと思っております。
同じ山でも季節を変えて登るとまた違った楽しさがあって、山はやめられないですね(笑)
またお気軽にコメントしてください。いつでもお待ちしております!
突然のコメント、失礼します。山登りの参考に読ませていただいております。妙高山は地元の山なので、いつか登ってみたいな〜と思っています。ちなみに火打山は中学時代に学校登山で登りました。あの「馬」ですが、「はねうま」と言います。妙高山のシンボル的な存在です。地元では、春になり雪が溶け始めて妙高山に「はねうま」が見えたら、冬が終わって農作業を始める時期だよ、という合図だと言われています。
nagさん、コメント頂きありがとうございます。
馬というのは当時全く意味が分からなかったのですが、雪解け時に現れる馬だったんですね。それをマスコットの服に取り入れるあたり、地元ではかなり馴染みのあるものなんでしょうね。
各地の山を巡っていると、山に現れる雪解け模様の逸話が他にもあって色々と面白いです。地元の方の話はとても参考になるのでありがとうございます!