蔵王の御田ノ神湿原へ行ってきました。
刈田岳山頂直下に広がる大湿原で、初夏の季節には様々な高山植物の群生が広がる美しき庭園。木道が整備されており、刈田駐車場から歩き始めることができるので、観光客でものんびりとハイキングすることができます。
6月中旬の梅雨時期の中、ワタスゲとチングルマを狙って刈田岳~熊野岳登山と合わせて歩いてきました。
2023年6月中旬の週末、梅雨時期の貴重な晴れ間が広がるということで、行ってきました「蔵王・御田ノ神湿原」。
お目当てはワタスゲとチングルマ。
6月17日時点での開花状況をお伝えいたします。
蔵王エコーラインの刈田駐車場からアクセスできる、御田ノ神湿原(おだのかみしつげん)。標高1500mを超える、山の上に広がる湿原です。
こんな感じで木道が整備されていて、しかもバックには雲海が広がるという絶好のコンディションでした。
お目当てのワタスゲはすぐに登場。
木道わきにホワホワと咲いていました。
明け方まで雨が降っていたのもあって、ホワホワよりもしっとりとした姿のワタスゲが多かったです。
サラサラヘアーの美しい毛並み。寝ぐせが立っているワタスゲも多数。
こんな感じでワタスゲロードが続いていました。
木道わきだけではなく、奥の方まで広範囲に渡って咲いています。
ポツポツと咲くワタスゲ。
開花は進んでいましたが、まだピーク前という感じ。おそらく来週頃が満開かと思われます。
今年のワタスゲが当たり年かそうでないのか、この日見た限りでは判断できませんでしたが、ここが一斉に開花したら凄い景色になりそうです。
池塘も広がる美しき湿原。
奥に見えている小高い丘は蔵王山頂の刈田岳稜線。ここからではわからないですが、あの裏には火山特有の荒涼とした景色が広がっています。
この緑あふれる湿原とはまるで別世界。蔵王のポテンシャルの高さを感じます。
湿原はワタスゲ以外にも色々な花が咲いていて、特にチングルマの群生が見事でした。
ワタスゲは少し時期早めでしたが、チングルマはちょうど見頃。来月にもなれば穂へと姿を変えていきます。
他にはヒナザクラの群生もありました。
ちっこい花がとても可愛げ。
他にも高山植物が色々と。
咲き始めの花は色も鮮やかでとても綺麗ですね。
湿原はエコーラインを挟んで周回コースが整備されています。
この避難小屋が湿原の終着地点。ここで折り返します。
1時間程度の湿原トレッキング。
メインのワタスゲも見れて満足ですが、ここはぜひとも満開の時期にまた来てみたいと思います。
当たり年の最盛期であれば、田代山とかにも匹敵しそうな規模の群生が見れそうです。
ついでに蔵王の御釜の写真も。
刈田岳~熊野岳登山も荒涼とした風景が見応えあって、とても楽しい山歩きができました。
この山行記録は後ほどアップしたいと思います。
エメラルドグリーンの御釜。
雲の流れに合わせて色彩を変える姿が美しかったです。
御田ノ神湿原のワタスゲ、チングルマの開花状況でした。
ワタスゲは来週あたりに満開を迎えると思うので、良ければ行ってみてください。
まだまだこれからという感じだったので、この写真以上の景色が見れると思いますよ。
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