【東北】安達太良山 深夜発日帰り登山

【東北】安達太良山 深夜発日帰り登山

福島県の安達太良山に日帰り登山。標高1728mと、そこまで高くはないですが、東北の雄大な景色に期待大!月山に続いての東北進出~

今回はブログにコメントくれている方などもお誘いして、計5人で登山。初対面の方2人を加えての、東北登山ツアー第2弾-

 


 

【日程】

2011年9月23日

【コースタイム】

あだたら高原スキー場駐車場(5:15)→アタック開始(6:00)→奥岳登山口(6:05)→勢至平(7:15)→くろがね小屋(7:50)→峰の辻(8:50)→牛の背(9:15)→安達太良山山頂(9:40)→→→昼休み→→→下山開始(10:50)→薬師岳(11:50)→あだたら高原スキー場駐車場(13:00)

 

 

今回も月山に続いて栃木の知り合いに車を出してもらうため、JR宇都宮駅に集合。

とりまるくん」「とちまるくん」がお出迎え。

 

今回の舞台は福島。栃木から2、3時間で到着できるので、途中のSAで2時間ほど仮眠をとって、スタート地点のあだたら高原スキー場駐車場へ。

駐車場には5時過ぎに到着。冬並の寒さだったのでしばらく車の中に待機。駐車場も車3,4台くらいしか止まっていませんでした。

太陽が顔を出すころに出発。綺麗な朝日で天気も問題なさそう(・・・とこのときは思っていた…)

 

↑今回の登山ツアー参加者(自分入れて計5名)

 

今回のコースは奥岳登山口から。片道3時間で、標高差も700mほどとそこまで長くはない道のり。

 

スタート直後は車も通れるような砂利道。すぐに薬師岳方面との分かれ道がありますが、登りはくろがね小屋経由のルートを選択。

 

くろがね小屋経由のルートに進むと、何度かこのような標識が登場します。馬車道が今まで歩いてきた砂利道で、旧道がその馬車道のショートカットコース。ここは林道を突き進む「旧道」がおススメ。

 

旧道はこんな感じ。先日の台風の影響なのか、道がかなりぬかるんでいて滑りやすかったです。

 

しばらく歩くと、平坦な道に出ます。ここからしばらくは本当に平坦な道のり。。。標高差0mと思えるくらい登り坂がなく、「こんなんで着くのか?」とちょっと心配になったり。

 

峰の辻分岐点。スタートからここまで1時間半ほど。いろいろごちゃごちゃ書いてありますが、自分たちはくろがね小屋を目指します。

 

若干雲が出てきましたが、まだまだ青空8割。この時点ではどの山が安達太良山なのかわからず、適当に高い山を撮っていました。(ちなみに、写真の山は安達太良山じゃありません。。確か「鉄山」)

なお、このあたりから強風が吹きつけて、体感温度はまさに冬。かなり寒いので慌てて防寒。9月の東北を少しなめていました。

 

午前8時前に「くろがね小屋」に到着。水場は見た限りではなかったですが、トイレは無料で使えました。綺麗な山小屋で温泉もあるらしい(帰ってから知った…)

 

くろがね小屋を出発したあたりの風景。まだまだ青空、、、と思いきや後ろを振り返れば

こんな感じでガスってる…。

 

くろがね小屋から先は、景色が一変して火山っぽくなります。背の高い木もなくなって、景色は良好。

日差しの下では温かいですが、日が陰れば寒い…。温度調節に苦労します。

 

台風の影響なのか、道が小さな川と化しいて、時折迷ってしまいました。こんな感じで水が流れているので、防水じゃない靴だとちょっとキツイかも。

 

40分ほどで峰の辻に到着。ここから直接安達太良山頂まで行く道もありますが、せっかくなので牛の背経由で向かいます。

 

いよいよガスが多くなってきて、青空が見えなくなってきました。。それにしても誰にもすれ違わない今日の登山…。この時点ではまだ「こんにちわ」の挨拶もしてないっけ?

 

牛の背に到着。ここでの強風がとにかく半端なかったです。台風戻ってきたの!?と思えるほどの強風。体も流されそうになります。

 

【動画1:牛の背の強風】

 

牛の背から見える「沼の平」。有毒ガス噴出中で立ち入り禁止になっています。晴れ渡っていたらもっときれいに見れただろうに、ちょっと残念。ただ、いい景色だってことは何となくわかった。

 

強風でとにかく雲の動きが速い!雲の切れ目から太陽が登場すると、

瞬間的ですが、アルプスを思わせるような雄大な景色が見れます。すぐにガスが覆ってしまうので、一瞬のシャッターチャンスをものにできるかが勝負。

一瞬だけ姿を見せるってのも、なんかクールでカッコいいね。かっこ良すぎるよ安達太良山!

 

1700mとは思えないほどの荒涼とした大地。なんだか、ガスが絶妙な演出で幻想的に感じるようになってきたぞw!

 

ついに見えた頂上!(というか、ずっと見えていたんだろうけど、ここに来るまで頂上がどれなのかいまいちわからなかった…)

 

そこまで登ってきた気がしない道でしたが、9:40に無事に山頂に到着。霧がかっている上に人もほとんどいないのでちょっと寂しげな山頂。時間が早いからなのだろうか?

 

山頂には大きな岩場があります。その見た目から、通称「乳首」。女性に言わせるのはアリなのか…(?)

調べてみたら、安達太良山は別名「乳首山」なんて呼ばれているらしい。安達太良なんてカッコいい名前も台無しな感じが…。霧でクールな演出してた割には、かわいい奴でしたw

 

上まではガタガタするハシゴが用意されてたりします。ここを通らずとも、右側から岩肌をよじ登るルートもあったり、、、。たかが10m弱の高さ、ようは上までたどりつけりゃいい。

 

こいつが乳首の正体なのか!?小さな祠と石碑が、いかがわしい名で呼ばれているとも知らずに厳かにたたずんでいます(っぷ!ww)。ちなみに三角点もこの岩場の上にありますのでお忘れなく~

 

岩の頂上からの景色。相変わらずガスってますが、視界はそこそこいいです。歩いてきた道もきれいに見えます。

 

山頂はなかなかの広さ。若干人も見え始めました。

 

山頂で朝食。友人にパスタを用意してもらったんだけど、自分がゆでる時間を間違えたっぽくて、味が残念なのことに。。。女性方はおいしいと言ってくれましたが、これはないわぁ~・・・。皆さんごめんなさい!なかったことにしてください。(今後、昼飯失敗談として語り継がれることになるのか!?)

 

朝ごはんを適当に食べ(処理し)て、下山開始。帰りは薬師岳方面へ降りていきます。ロープウェイ乗り場があるのもこっち。

 

こちらの道は登りのルートとはまた違った風景。整った登山道といった感じ。見れば、登山客がどんどん山頂に向かっていました。どうやらロープウェイが動き始めたからのようですね。狭いのですれ違うのがちょっと面倒。

 

なんだか空が晴れてきました。日差しも暑くて、半袖でも十分な陽気。ホント、温度調節に苦労する登山です。しかし、この晴れ渡る空。もしかして今山頂に行ってれば……

 

と、まぁそんなうまい話はそうなくて、山頂付近は相変わらず雲が多め。逆に晴れてたら悔しかったので、少し安心する自分がいる。。。w

 

ひたすら下り道だったのに、薬師岳山頂に到着。頂上の柱よりも立派なのは、、、これでいいのか?負けてるぞ、安達太良山。

 

みはらし台になっていて、ベンチも置いてあります。あと鐘が置いてあるので、記念に突いていくべし。

 

あたりを眺めると、遠くの方に1本の滝が。なかなか目立っていてカッコ良かったです。ここでもクールな姿を見せる安達太良山、、、ですがよく見るとハート形に見える。男らしいのか女らしいのか、よくわからんな、この山。

 

薬師岳の近くにはロープウェイもありますが、時間もあるので歩いて帰ることに。ここから先は、登りの旧道のような林道コースが続きます。ぬかるんでいて滑るので要注意。

 

長く感じた林道コースも、写真のように開けた場所に出たらゴールはもうすぐ。冬はゲレンデになっているようで、横にはリフトもありました。

 

ゴール間近で、なんと雨が降ってきました。。。登山で雨に降られたのは久々でしたが、ゴール付近なので助かった~

時刻は13:00、スタートして7時間で無事に駐車場に戻ってきました。駐車場についても雨はやまないので、さっさと温泉を目指します。

 

安達太良山のすぐ近くに「岳温泉」という温泉街があります。迷ってたどり着いたのは「岳温泉 空の庭リゾート」。日帰り入浴は600円。大浴場は綺麗で、露天風呂もあるので600円という値段を考えたら十分満足!

 

綺麗さっぱりして、宇都宮へ戻る。3連休の初日だったので高速もそれほど渋滞しておらず、17時過ぎに宇都宮に戻って来れました。

 

反省会も兼ねた夕食は、4か月前の那須岳の時に立ち寄った中華料理屋「小閣楼(しょうかくろう)」。まぁ、反省すべきことと言えば、山頂での食事しかないわけだが。。。

 

夕食も食べ終えて、18:45頃にJR宇都宮駅で解散。

天気は少々ガスっていましたが、それでも晴れた瞬間には絶景を見れたので満足。東北の山のスケールの大きさをまた感じることができたしね。

登山コースとしては、下りで利用した薬師岳経由のほうが登り甲斐がありそうな坂道でした。ただ、個人的にはくろがね小屋から山頂までの、火山ならではの風景が好きだったので、選択したコースは正解だったと思います。峰の辻付近の荒涼とした風景は、一見の価値ありです!

 

深夜発の強行スケジュールでしたが、初参加してくれた方々、本当にありがとうございました!

以上、お疲れ様でした~

 

 

 

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