大菩薩嶺(奥秩父) 電車・バスで行く日帰り登山

大菩薩嶺(奥秩父) 電車・バスで行く日帰り登山

今年2回目となる、奥秩父の「大菩薩嶺」に登ってきました。(前回の記録はこちら

今回の目的は「紅葉」。3カ月前の真夏に行ったときは若干ガスっていましたが、今回はこれ以上ない位の晴天で富士山もバッチリ!前回とほぼ同じコースをたどりましたが、今回は経験者揃いで時間もあったので石丸峠まで足を運んでみました。

 

 


【日程】

2011年10月29日

【コースタイム】

上日川峠(10:20)→福ちゃん荘(10:50)→雷岩(11:40)→大菩薩嶺(11:45)→雷岩(11:50)→→→昼休み→→→出発(12:30)→親不知ノ頭(13:00)→大菩薩峠(13:15)→石丸峠(13:50)→天狗棚山(14:00~14:15)→大菩薩峠(14:45)→勝縁荘(15:10)→富士見山荘(15:15)→福ちゃん荘(15:20)→上日川峠(15:40)

 

大菩薩嶺に至るコースはいろいろありますが、今回は前回と同様にJR甲斐大和駅から上日川峠行きのバスを利用。ちょっとずるいですが、これを利用すれば山頂まで1時間半ほどで着くことができます。(※JR甲斐大和駅→上日川峠のバスは基本的に土日のみ運行なので要注意)

 

朝9時に甲斐大和駅で参加者メンバーと合流して上日川峠へ。9:10のバスに乗る予定でしたが、思わぬ混雑と後続のバスがなかなか来なくて、30分ほどタイムロス発生。。。前回はすぐに2、3台目が来たので大丈夫だろうと思ってたのが甘かったです。。

 

ともあれ、無事に10:20に上日川峠に到着。紅葉シーズンとあって、前回とは比べ物にならないほど混雑してました。駐車場も当然満車。

 

上日川峠から福ちゃん荘までは林道と車道のどちらを使っても行けますが、紅葉を見るなら迷わず林道へ。(前回は道なりに車道を行ってしまったので、林道を歩くのは今回が初)

 

福ちゃん荘まではなだらかな道なので、紅葉を眺めながらゆっくり進む。まだ緑も多めですが、色とりどりでなかなか綺麗!

 

30分も歩けば福ちゃん荘に到着します。売店もありますが、登山バッチを買うなら大菩薩峠にオリジナルがあるので、そちらがおススメ。

 

雲1つない秋晴れで、福ちゃん荘から山頂の稜線が綺麗に見えました。大菩薩嶺の醍醐味と言えば、なんといってもあの稜線歩き。早くあそこにたどり着きたい!

 

ここからは道が二手に分かれますが、絶対に唐松尾根を登るべし!急な上り坂ですが、山頂まで一気にたどり着けます。これまた前回と同様のコースですが、今回は時間もありそうなので、大菩薩嶺から大菩薩峠まで行って、さらにその先の石丸峠まで目指したい。

 

↑今回の参加メンバーの「のぶさん」、「えきぃさん」、「ねらあさん」(男の子は違いますw)

 

ほとんどの登山客は唐松尾根へ向かいます。最初は少しだけなだらかですが、あとはひたすら登り坂です。

 

こんな感じ。道が狭くて人も多いので、所々で渋滞が発生してました。ただ、背の高い木がなくなり展望が一気に開けます。後ろを振り返ると……

 

最近の登山ではお馴染みとなりつつある、「富士山」登場。空気が澄んでいて、かなり綺麗に見えました。

 

休憩もかねて、自分たち以外のパーティーもひたすら写真を撮ってました。

 

徐々に標高を上げると、富士山手前の大菩薩湖(上日川ダム)も見えてきます。周りの木々も黄色くなってて、まさに秋の景色と言った感じ。

 

後半になると岩場も出てきます。

 

景色は秋なのに、日差しが暑くて夏を思わせる陽気。標高2000m付近ですが半袖でも十分。

 

福ちゃん荘から1時間弱で「雷岩」に到着。ここに来ればもう登りは終了。すごい人の数です。

雷岩から大菩薩嶺山頂までは5分ほどなので、昼ご飯の前に向かってしまうことに。

 

ここが大菩薩嶺。さっきまでの展望の良さが嘘のような、展望ゼロの場所です。この柱以外何もないので、さっさと雷岩に戻って昼休憩にします。

 

こんな感じでごった返していました。左側には富士山が見事に見えるので、絶好の休憩ポイントです。

 

昼休憩を取ったら、次は大菩薩峠へ向けて出発。雷岩の少し先は、人が空いていて視界もさらに開けていました。こっちで昼休憩を取った方がよかったですね。。。

 

【動画1:大菩薩嶺稜線から】

 

大菩薩嶺と言えばこの稜線。山頂があの展望のなさなので、こちらの稜線のほうが有名ですねw

どの登山本でも必ず写真付きで紹介されている場所なので、見たことがある人も多いのでは?

 

大菩薩嶺側から歩けば緩やかな下りなので、気持ちよく散歩できます。それにしてもいい天気だ。

 

大菩薩峠に向かう途中にたくさんあった赤い実。これは何なんでしょうか?一緒に行ったメンバーが食べて「苦いっ!」と言ってましたが、、、

 

山梨県なだけに富士山も近く感じられます。人のシルエットがいい味出してる。

所々に展望スポットがあって、富士山のほか、南アルプスも一望できます。1時間弱で登れる山なので、人が多いのも納得。

 

大菩薩嶺と大菩薩峠のおよそ中間地点にある「賽ノ河原」に到着。ここには避難小屋もあって、中を見てみましたが思ったより綺麗でした。写真の中央にある丘が「妙見ノ頭」。ロープが張られているので登れはしなかったですが、なかなかの存在感。

 

ここから振り返ると、歩いてきた道が綺麗に見えます。

 

「親不知ノ頭」を超えると、ようやく大菩薩峠が見えます(小屋は介山荘)。その前に待っているのが、この急な岩道。

 

稜線の終点である大菩薩峠に到着。ここもたくさんの人で賑わってます。

 

東側から自転車で登ってきている集団もいました。すごい体力だ…

 

大菩薩峠にある介山荘には売店があります。福ちゃん荘では入手できないオリジナルバッチがあるので、登山バッチを集めている人はぜひこちらで。

 

時間もまだ13時過ぎ。天気もいいので、今回はさらに奥の石丸峠まで行ってみることにしました。

途中の熊沢山までは、さっきまでとは打って変わって林道となります。人も全くおらず、大菩薩嶺~大菩薩峠とはまるで異なる静かな雰囲気。

 

15分ほど歩いて少し開けた場所に出ますが、ここが熊沢山山頂。標識がなければ通り過ぎてしまうような、何もない場所です。

 

熊沢山を抜けると、再び展望のいい稜線沿いになります。こちらはあまり知られていないからなのか、人もほとんどいなくて閑散としてます。

 

急な坂を下って石丸峠に到着。昼寝をするには絶好のスポット!

 

短い距離ですが、なかなかの急斜面でした。それにしても、右のハーフパイプのような溝が気になる・・・

 

石丸峠のさらに先に小高い丘があったので登ってみました。特に標識はなかったですが、地図で見るとたぶん「天狗棚山」というところ。

周りを見ても自分たち4人以外誰もいなかったので、山頂でしばらく休憩~。(それにしても、日差しがまぶしぃー)

 

【動画2:天狗棚山から】

 

本日の行程はここまで。あとは大菩薩峠まで戻って、表登山道から上日川峠のバス停に向かいます。

……とここで石丸峠を振り返って見ると、さっき気になったハーフパイプを登っている強者が!

 

というわけで、自分たちも登ってみることに。ハーフパイプ下に来るとなかなかの急斜面。この溝がなんでできたのか全くわからないですが、思わずさっきの自転車集団に自転車借りて滑走してみたくなるww

実際に登ってみるとかなり疲れます。本日の緩い登山行程を引き締めてくれた感じで、一番疲れた場所だったかも。

 

ハーフパイプも制覇して、大菩薩嶺峠まで戻ってきたのが14時半すぎ。15時発のバスには間に合いそうにないので、表登山道をゆっくり歩いて帰ります。

表登山道は写真のような車が1台通れるようなゆるやかな砂利道がひたすら続きます。特に面白味はありませんので、あしからず。

 

地味に長い表登山道。紅葉でも見て気分を紛らわします。

 

終盤になると、勝縁荘、富士見山荘があります。どちらも営業してないですが、富士見山荘からはその名の通りに富士山が見えます。(この頃には見飽きてますが…)

 

今日一日天気が持ってくれたことに感謝!

 

富士見山荘にある、いつ作られたかもわからない朽ち果てたブランコにのるネラーさん。見ていると今にも壊れそうなので真似しちゃダメw

 

15:20に福ちゃん荘に戻ってきました。石丸峠の先まで行ったので、予定よりだいぶ遅れましたが最終のバスには余裕で間に合いそう。

 

15:40に上日川峠に到着。のぶさんがきのこ汁を飲もうとしましたが、すでに営業終了とのこと。最終便まで営業すればいいのに。。。

16時発のバスは混んでいましたが、ちゃんと人数に合わせて台数を確保してくれるので問題なし。(なお、途中の温泉に寄る場合、運転手に頼めば帰りのバス代と温泉のセット券を買うことができます。確か1500円。)

 

帰りは前回立ち寄った「やまと天目山温泉」で下車して温泉へ。(大人500円、貸しタオル150円)

 

温泉後にメンバーが注文した「ほうとう」。かなりの量ですが、これで300円だから驚き!!

 

温泉始発18:27の最終バスに乗ってJR甲斐大和駅へ。中央本線の鈍行はかなり空いていて、みんな爆睡。

予定より少し遅めの解散となりましたが、石丸峠まで行けて温泉にも入ったので、充実した1日になりました。

 

JR甲斐大和駅から上日川峠までのバスは基本的に土日のみ(一部平日も運行しているようです)なので、週末登山をする場合はかなり便利です。上日川峠まで一気に行ってしまうので、健脚者には物足りないかもしれませんが、初心者にはおススメのルートかと思います。

 

夏と秋に大菩薩嶺に行きましたが、秋のほうが断然おススメです!

 

以上、お疲れ様でした!

 

 

      にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ

 


にほんブログ村 にほんブログ村へ
↑↑応援クリックよろしくお願いします↑↑