【奥多摩】奈良倉山~鶴寝山~大マテイ山 紅葉が凄まじい!秋の登山

【奥多摩】奈良倉山~鶴寝山~大マテイ山 紅葉が凄まじい!秋の登山

奥多摩の奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山へ紅葉登山に行ってきました。

ここの紅葉はとにかく色づきが凄まじい!この界隈では屈指の紅葉の山だと思います。

山頂からは富士山も一望できて下山後には小菅の湯で温泉、秋のハイキングを満喫できました。

都内からもアクセスが良く、電車とバスで行くことができます。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

 


「秀麗富嶽十二景」

大月市に散らばる富士山の展望に恵まれた山たちです。

No1~No12までナンバリングされていて、全てを登り切ったのはもう10年以上前のこと。どれもこれも好きな山で、いまだに毎年登りに行ってはいますが、そんな中で唯一心の奥底にくすぶっている山がいて……

 

それがNo5の「奈良倉山」。

 

この山に登ったのは11年前。当時は秀麗富嶽に登り切りたいという思いだけで、土砂降りの天気で突撃し、山頂からは何も見えず、道中も何も見えず、秀麗富嶽を味わったとはとても思えない内容で。。。

果たしてあれは登ったと言えたのか。

 

ずっと心残りだった奈良倉山に、11年の時を経て再び登りに行ってきました。

 

2023年11月3日【奥多摩】奈良倉山~鶴寝山~大マテイ山 紅葉登山

奈良倉山へのアクセスはいくつかありますが、公共交通で行くならJR上野原駅から出ているバスに乗って鶴峠へ行くのが最短ルートです。

11年前もこのバスを使ってました。

JR上野原駅から鶴峠行きのバスに乗車

朝8:50にJR上野原駅を出発するバス。土日祝のみ運行なのでご注意を。

紅葉ハイシーズンというのもあって、電車を降りて続々とバス停に登山客が並び、気づいたら長蛇の列ができていました。

満員御礼の始発便。幸い座れたので良かったです。終点の鶴峠まで1時間以上かかるので、なるべく早めに並んでおきましょう。

 

【奥多摩】奈良倉山登山口・鶴峠

1時間以上バスに揺られて10時過ぎに鶴峠に到着。満車のバスから登山客が一斉に解き放たれます。

バス停脇にはトイレが設置されてました。男性用3、女性用1の計4つ。2-2にしないのは何故?と思いながら身支度を整えました。

 

【奥多摩】奈良倉山登山口・鶴峠

こちらの道路脇が登山道への入口。

鶴峠は三頭山の登山口にもなっていますが、大半は奈良倉山が目的。人の流れに沿って登っていきます。

11年前の登山の内容はほとんど覚えていないですが、鶴峠を土砂降りの中スタートしたのだけは覚えています。よくそんな天気の中を突っ込んだものだと、自分のことながら理解に苦しむぜ……(汗

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

序盤は歩きやすい道のりで、時折林道とも交錯しながら登っていきます。

11月初旬は紅葉シーズン。登り始めて30分もしないうちに綺麗な紅葉が見えてきました。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

色とりどりの紅葉の中を進んで行く。

11年前に登った時はここら辺も雨に打たれながら真っ白な景色を進んだだけなので、登山道の印象も全然残っていません。

あの時は、秀麗富嶽十二景を登り切ることが目的だった。登山初期の頃にはみんなよくやるやつ。景色よりも実績が欲しかった若かりし頃。

 

【奥多摩】秋の奈良倉山登山

こうして1時間程度で登りが終わり、平らな場所に出たらそこが山頂。

鶴峠から登るとあっという間です。

 

秀麗富嶽十二景・奈良倉山

標高1349mの奈良倉山

秀麗富嶽十二景のNo5、因縁の相手に11年の時を経て再会。

久しぶりだなぁ、ならさん。看板がいっちょ前に新しくなってるじゃないか。

 

【奥多摩】秀麗富嶽十二景・奈良倉山からの富士山

秀麗富嶽十二景というだけあって、山頂からは富士山を一望できます。

見事な富士の姿ですが、他の秀麗富嶽に比べると限りなく東京に近いので、距離の遠さは否めない。自分の中では奥多摩の山、という印象です。

何はともあれ、11年前に見れなかった奈良倉山からの富士山を見れて、心の片隅にくすぶっていたモヤモヤが晴れました。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

もう二度と登りに来ないとさえ思っていた奈良倉山。

今回は天気が良いことに加えて季節は秋。ここから先の景色は11年前のものとは別格でした。

山頂から鶴寝山へ進む道に紅葉のトンネルができていたのがまず驚き。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山 カラマツの紅葉彩る秋の登山

さらに進むと、カラマツの紅葉ゾーンへ。

向かって左手の斜面にビッシリと落葉松が自生していて黄色い景色が広がっています。

樹々の合間からは富士山も見れますぜ。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

トレランコースにもなっている奈良倉山~鶴寝山の登山道。

しばらくは平坦で歩きやすい道が続きます。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

 

【奥多摩】鶴寝山登山口・松姫峠

駐車場が見えてきたら、そこが松姫峠

鶴寝山の最寄り登山口で、ここからスタートすれば30分足らずで山頂まで行けてしまいます。トイレがあるのでひと休憩。

紅葉シーズンということで駐車場は満車で、下の方には路駐している車も見えました。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

松姫峠から再び登山道に入って鶴寝山を目指します。

この辺りから紅葉はさらに凄みを増してきました。

落ち葉フカフカで部分的に道が不明瞭になっている箇所もありますが、行き交う人も多かったので、あんまり迷う感じはなかったです。

 

【奥多摩】鶴寝山

12時過ぎに鶴寝山に到着。山頂辺りもしっかり紅葉してました。

標高は奈良倉山よりも少しだけ高い1368m。標識もこちらの方が立派です。

 

【奥多摩】鶴寝山からの富士山と紅葉

そしてこちらの方が展望も開けていて、紅葉の果てにそびえる富士山が素晴らしい眺め!

なんで鶴寝山の方を秀麗富嶽十二景に選定しなかったのか、というくらい眺めの良い山頂でした。

 

【奥多摩】秋の鶴寝山登山 紅葉が美しい山頂

鶴寝山はこんな感じで富士山方面が見渡せる明るい山頂です。

紅葉は綺麗だしベンチもあるので、休憩するにはもってこい。

鶴寝山は秋が旬の山だったのか。松姫峠の駐車場が賑わっていたのも良くわかりました。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

すでに十分紅葉は楽しめてますが、色づきが一番良かったのがここから先の区間。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

大マテイ山までの区間がどこもかしこも色づいていて、非常に華やかでした。

特にここら辺は赤が多くて、非常に映えます。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

緩やかで歩きやすい森の散策路。黄色メインの紅葉も乙なもので。

誰も写っていないですが、たくさんの人が歩いていてすれ違うことも多かったです。

 

【奥多摩】鶴寝山から大マテイ山へ 紅葉が凄まじい秋の登山へ

しばらく歩いて、大マテイ山方面へ。

写真奥の急坂を登っていきます。

大マテイ山の周辺は若干道が入り組んでいて少し迷いやすいポイントかもしれません。落ち葉で道もだいぶ隠れていました。

 

【奥多摩】大マテイ山

本日最後のピーク、大マテイ山に登頂。

標高は1409mと、この日登った山の中では一番高いです。

この山に来ると思い出すのは、5年前に歩いた牛ノ寝通り。前回は大菩薩峠の方から牛ノ寝通りを経て、この大マテイ山まで来ましたが、その時に見た紅葉も凄かったです。

今の時期、牛ノ寝通りの紅葉も非常にお勧めしたいところ。

 

【奥多摩】秋の大マテイ山 紅葉が美しい山頂

大マテイ山の山頂は展望こそあまりないですが、広くて黄色い紅葉があたりを包み込む癒し空間。

おやつに持ってきたアルフォートが一段と美味しく感じました。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

大マテイ山から大菩薩峠方面へ下りて行ったところが、この日一番の色づきポイント。

牛ノ寝通りの入り口あたり。やっぱりここの紅葉は凄いわ。

奥多摩界隈でも、これだけ色づく山ってそれほど多くはないと思います。

 

【奥多摩】大マテイ山から小菅の湯へ

この日は大菩薩峠までは行かずに、ここで小菅の湯方面へ下山します。

まだ歩き始めて3時間程度ですが、3つの山を上り下りしたのでまぁまぁの歩き応えになりました。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

陽がどんどん短くなる季節。

13時過ぎにもなると、陽もだいぶ傾いてきて西日が差し込むようになりました。

この時間帯の山歩きって、どうも物寂しく感じる。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 小菅の湯までの沢沿い歩き

小菅の湯へは山の北斜面を降りて行くことになるので、これまでの明るい道とは真逆の薄暗い道が続きます。

沢沿いまで下っていけば登山口ももうすぐ。この辺りの水や林は東京都の水道水源林だそうです。

 

【奥多摩】小菅の湯

こうして14時に小菅の湯に下山完了。

都内近郊の温泉の中でもかなり好きな小菅の湯。日帰り入浴800円。

露天風呂や五右衛門風呂もあってつるつるの湯がたまらんです。道の駅併設なので売店も豊富なのが嬉しいところ。

 

小菅の湯からは奥多摩駅か上野原駅に向かうバスが出ています。自分は奥多摩駅経由で帰りました。

 

【奥多摩】奈良倉山〜鶴寝山〜大マテイ山 紅葉が凄まじい秋の登山へ

11年前の不完全燃焼を解消しに行ってきた奈良倉山。鶴寝山、大マテイ山と合わせて楽しい山歩きができました。

富士山の展望はもちろん、とにかく紅葉が凄まじかったです。登山道がこれでもかと派手に色づいていました。

ここはまさに紅葉の山。10月下旬から11月上旬がピークのようです。

 

秋の日帰り登山に強くお勧めしたいコースとなりました。

良ければどうぞ。

 

【日程】
2023年11月3日

【コースタイム】
10:15 鶴峠
11:10 奈良倉山
11:45 松姫峠
12:10 鶴寝山
13:00 大マテイ山
14:15 小菅の湯

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