飯豊山 テント泊縦走登山 (飯豊山荘~石転び沢~北股岳~大日岳~飯豊本山~三国岳~弥平四朗) 【後編】

飯豊山 テント泊縦走登山 (飯豊山荘~石転び沢~北股岳~大日岳~飯豊本山~三国岳~弥平四朗) 【後編】

1日目の続き)

大変な飯豊山登山口までのアクセスと、緊張の石転び沢雪渓を終えて、2日目からは飯豊山の本来の魅力である稜線歩き。

張りつめた1日目の登山とは違って、もう終始浮かれ気分で歩かせてもらいました!

登ってしまえば穏やかな稜線と無数の高山植物を楽しめる、雲の上の楽園。出会えた花の数も、おそらく過去最高だったであろう飯豊山。

自分好みで白馬岳と同じく深く惚れ込んでしまった山となりました。

 

【後編】 雄大な稜線と高山植物、天国の空中散歩―――

 


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~~ 7/20~7/22 飯豊連峰テント泊縦走登山 ~~

【2日目】

7/21:梅花皮小屋~烏帽子岳~尾西小屋~大日岳(ピストン)~飯豊本山~切合小屋(テント泊)

 

早朝3時に起床、4時すぎにテント撤収。今日のルートは標準CT12時間近くの長丁場なので、早めに行動開始。

 

出発目前、雲海の果てから太陽の光が差してきた。手前にぽっかり空いた雲の隙間からは、昨日苦労して登ってきた石転び沢雪渓が。

もう一度よく見ておきなさいってことか。

 

4:40、ご来光と同時にスタート。何度山を登っても、雲の上にいるってのは気分がいいよ。

 

今朝も薄らと霧がかっていて、これまた幻想的な雰囲気。霧に光が反射してあたりが明るくなる光景は、やっぱり天国。光に飛び込みたくなるけど、山形方面はここから先はしばらく崖。あいにく飛び込めない…

 

一晩過ごした梅花皮小屋。飯豊山の小屋はどれもこんな感じでこじんまりした造り。だから絵になる。

 

スタートしてからしばらくはこんな感じで霧の中。もう少し標高が高ければ雲の上に出れたんだろうけど、ギリギリのラインだったんで、晴れているのかガスっているのかよくわからないもどかしさがあった。。

 

それでも、本日もお花畑は綺麗。…というより、花のメインはむしろここから。

今日歩く稜線は高山植物が途切れることがない。まさに花の楽園。

 

ヨツバシオガマ。ハクサンチドリに似たこの花が、中でも目立って綺麗でした。紫色の花は品がある。

 

30分ほどで梅花皮岳。特に展望もないのでサクッと通過。

 

イワカガミ

 

アオノツガザクラ。ちっこくて可愛い花でした。

 

展望がきかない時間帯だったので、とにかく足元に目を向けて花をじっくり見てまわる。

 

ヒメウスユキソウ。国内でもあまり見られない、実はレアな花。絶滅危惧種の1つらしい。

ここ飯豊山の稜線では群生地を見ることができます。

 

そして、こちらが来ましたよ。イイデリンドウ!!

日中だけ花が開く、飯豊山の固有種。鮮やかなブルーは魅了されるぜ!!

 

……なんて言ってるけど、登山中は実はこの花がイイデリンドウだとは思わず、よく見てなかった(笑)

奇跡的に写真に収めてたのだけが幸い。花開いてなかったからわからなかったんだ、、と言い訳してみる。

 

スタートして1時間、烏帽子岳に到着。ここでもガスが取れるか取れないかのギリギリのライン。

くそっ!真上には青空広がるときもあんのによ~。。。

 

仕方ないので先へ進みつつ、お花観賞続行。

 

コバイケイソウ。昨年、双六岳で見たこのコバイケイソウの群生はこれまで見たお花畑でも忘れられない景色の1つ。

それ以来、好きになった花。

 

ハクサンイチゲ。チングルマに似てるけど、草の部分の違いで見分けられるようになってきた。

 

ホント笑ってしまうほど、花には不自由しない飯豊山の稜線。周りを見渡して、花が全くないポイントを探す方が難しいくらい。

これはこれで贅沢なんだけど、そろそろ稜線の展望を見たくなってきたぞ…

 

このまま霧天国を味わうことになるかと焦ってきたけど、スタートして2時間くらいでようやく山の風景が見え始めた。

 

まだ若干曇っているけど、完全に視界は開けた!

よっし!いい感じ!!

 

東側から天気回復。山肌に残る雪解けが綺麗。

 

稜線途中にある御手洗の池。ここから先、湿地帯がチラホラ出てくる。

反射する太陽がまぶしく、気温もどんどん上昇。

 

青空も見えてきて、一気にテンション上がる!大きなアップダウンもないので、稜線上は快適なハイク楽しめます。

 

稜線上も雪がチラホラ残る。アイゼンを使うほどではないけど、たまに道を見失いそうになる箇所があるので、要注意(自分たちも1ヶ所間違えた…)

 

自然が造り出す不思議なアナ雪。

間違っても入っていかないように!映画と違ってどこかに続いてるわけじゃないんでね (・`ω・)

 

小屋を出発して3時間、天狗の庭に到着。ここも1つの楽園。

 

湿地帯に咲く高山植物、そして例によって雲海。

 

こんな稜線をずっと歩いてきた。花の稜線はアルプスとはまた違った魅力がある。残雪も綺麗。

傾斜も緩いので、重いザック背負っていてもハイクを楽しむことに徹することができたのが良かった。

 

若干雲がかかってるけど、あちらが飯豊連峰の最高峰大日岳。あそこまではザックをデポってピストンで行く。

見てくれ、あの平坦な稜線!見るからに楽ちんでしょ♪

 

そしてあちらの尖がっているのが主峰の飯豊本山。あの飯豊本山に至るまでの稜線が個人的には最高だった場所なので、また後で書きます。飯豊山の写真でよく目にする広い稜線があそこだよ。

 

モミジカラマツ。先へ進むたびに新しい花に出会える。

 

御西小屋。あんな感じで稜線上にポツンと建ってる小屋ばかりだから、遠くからでも見つけやすい。

 

チングルマとイワカガミ。この2つの花はもう完全に覚えたぞっ!

 

9時ちょうど、御西小屋に到着。小屋の前のお花畑がまたいちいち豪華!すごい綺麗だった。

小屋のご主人が登って来るのを見ていてくれたようで、気さくに話しかけてきてくれた。それによると、昨日会ったテレビクルーは、今日はここに泊まりに来るとのこと。

終わってみて気づいたけど、この連休中に撮影隊が入るのは地元では有名だったみたい。小屋の人たちはもちろん、すれ違う人たちにも結構聞かれたんで。

 

ザックをデポってサクッと大日岳までお散歩。ザックは干していきなさい、とご主人の温かいお言葉。ありがたや~

 

お散歩とはいっても往復で3時間くらいの道のり。でも、重いザック下ろせてのハイクはやっぱり快適。空身で歩けば3時間もかからないし。

ここから先も当然お花畑。

ちなみに、水場は小屋から少し先に行った雪解け水を使いなさいって言われたけど、結局場所がわからなかった。。。この時期の水場はハッキリしなかったりまだ整備されていなかったりするので、事前に小屋に確認しておいた方がいいです。自分たちが登った時は、水場を確認できたのは梅花皮小屋と切合小屋だけ。

 

ウラジロヨウラク。鈴みたいな可愛いお花。

 

ミヤマリンドウ。登山中はこの花こそ、固有種のイイデリンドウだと思って意気揚々としてたな(笑)

ついに見つけたー!!と思ったけど、帰りの新幹線でこの花じゃないことが発覚。。。意気消沈したけど、写真見返して奇跡的に序盤で撮影してたとわかってホッとしたってわけ。

 

ガスってきたけど、大日岳までの穏やかな稜線。終盤まではほぼ平坦。

写真じゃわからないけど、どうも湿地帯らしくて花だけじゃなくて、こいつも多い↓↓

 

カエル。。。ヘビと並んで苦手な生き物。肝が据わってるやつは登山道の真ん中にいたりするから、声かけてどいてもらいましょう。

かなりの数いましたよ。。

 

ヒメサユリ。この花もイイデリンドウと並んで飯豊山では代表的な花の1つ。男性的なイイデリンドウと女性的なヒメサユリの対比がいいね。

実際、この2つの花は飯豊山の登山バッチにもなってます。

 

う~ん、、大日岳の山頂の展望は期待できないかぁ~、、、

 

と思ったら青空見えた!

山頂直下だけがやや急坂。でも特に危険箇所はなし。

 

そして再びガスに包まれ、山頂へ\(^o^)/

 

10時半、飯豊連峰の最高峰、大日岳に到着。標高は2128m。

ときたま晴れたりして歩いてきた稜線が見えたりもしたけど、カメラが間に合わず写真は特になし。軽く休んで下山。

後から来た方に、一枚集合写真を撮ってもらったけど、その方は弥平四朗から日帰りピストンする超健脚者でした。標準CT20時間くらいあるんじゃなかろうか…。自分にはまねできそうにない。

 

大日岳アタックも終えて御西小屋まで来た道を戻る。

 

気温も上昇して夏の空模様に。雲がとにかく近い。

 

御西小屋でザックを回収して、お次は飯豊本山へ。この御西小屋から飯豊本山までの稜線!!ここがまた広大で抜群の開放感なのさ!!

実際に歩くときは、存分に期待しちゃって大丈夫です。

 

どや!!この穏やかな稜線。稜線フェチにはたまらない!

 

脇には当然ながらお花畑が広がる。本当に高山植物の宝庫。花が途切れることを知らない。

 

 

残雪がアクセントのカールがまたたまんない!

 

登山中ずっと感じてたけど、3連休とは思えない人の少なさがまたいいよ。飯豊山ホント気に入った!!この部分の稜線だけでも、また歩く価値がある。

目の前に見えるのが飯豊本山の前衛、駒形山。

 

ここら辺はサクッと登ってしまってよし!さっきまでの稜線を歩けば疲れも吹っ飛ぶさっ!

 

駒形山から歩いてきた稜線を振り返る。飯豊山の写真でよく目にする広大な稜線がここ。

いろんなコースはあるけど、御西小屋から飯豊本山までのこの稜線は絶対に歩くべき!

 

駒形山から飯豊本山へ。緩やかな稜線ハイクが続く。

 

途中、先行するたくみーに写真撮ってもらった。右下にポツンといるのが僕。この雄大な稜線を独り占めしてる感じで最高にテンション上がってたな(笑)

 

14時、予定より少し遅れてるけど、飯豊本山に到着。大日岳より標高は低い2105mだけど、飯豊連峰の主峰とされているのはここ。

標識に亀裂が入っているのは雷が落ちたかららしい……。(怖っ…)

 

改めて歩いてきた稜線を振り返ってみる。何度見ても惚れ惚れするわ~。

これだけの稜線に人が誰もいないってのがまたいい。飯豊山、本当におススメしちゃうよ。

 

もう1つの絶景がこちら。本日歩いてきた稜線。歩いているときはガスってたけど、この時は見事に晴れてくれました。

まさにこの景色が見たかったのよ!7月でもこの雪の残り具合。豪雪地帯ならではの雪のアクセント、最高でしょ!もう言うことなしだわ。

 

飯豊本山も登り終えて主要なピークはほぼ終了。達成感噛みしめながら本山小屋へ。

 

本山小屋まではイワギキョウの群生が見どころ。疲れて下を見て歩くことになっても楽しませてくれる。

 

14時すぎ、本山小屋に到着。この小屋でのみ、登山バッチが売っているので、ぜひ購入すべし!!!

登山バッチは2種類で、イイデリンドウかヒメサユリ。

 

普段は登山バッチを買わないけど、流石にこの感動を得られたら買うしかないっしょ!!

ってことで、やっぱり固有種のイイデリンドウのバッチを購入。バッチを買うと無料で登山証明書ももらえますぜ。

みやっち殿、平成26年7月21日登頂!!…だってさ!(`・ω・´)

 

ここでも地元の方が話しかけてくれて、東北のおススメの山やら登る時期やらを教えてくれた。暖かく迎えてくれる人ばかりで涙が出そうになったぜ…(T_T)

この方の話を聞いて、次のこのメンバーでのアタック先もだいたい決まった。

 

時間が押してるけど、天気は持ちそうなので焦らず切合小屋へ。本山小屋からは順調にいって1時間半の行程。

ここからの風景は、どことなく北アルプスを思わせる雰囲気。砂地が出てきたからかな。

 

 

振り返ってみるたびに見惚れてしまう飯豊山の稜線。これだけ平坦で広大な稜線ってなかなかないよ。この時期にこれだけの雪が残ってるってのも稀だし。

 

登山道は相変わらず色とりどりの高山植物で埋め尽くされてる。

 

本日の最後のピーク、草履塚。あの裏側に切合小屋があります。

 

途中、今回のルートで初めての岩稜&鎖場登場。岩稜の左側が絶壁なので高所恐怖症には若干つらい…。

まぁ、特に顔色一つ変えることなくクリアしましたけどね!(キリッとね)

 

草履塚から飯豊本山。こちらはこちらでこれまでにない岩稜とかもあったりして面白いルート。

 

草履塚を超えたら、後は雪渓を下って切合小屋へ。写真だとわからないけど、遠目に見てすでに数張りテントが張られているのがわかった。

 

16:20、予定より少し遅れたけど切合小屋に到着。ここのテント場も500円ナリ。

 

ここのテント場は結構広くて、すでに何張りか幕営してました。水も豊富な山小屋で眺めも良く、梅花皮小屋と同じく居心地最高でした。

 

テント設営後、前日と同じく夕日を見に少し先の開けた場所へ。

 

相変わらず夕日だけは綺麗に見えるジンクス。まぁ、これはこれで良し!いいもの見させてもらったし。

飯豊山の稜線から漏れる光の筋が印象的でした。

 

19時には夕食を食べ終え、2日目は星空を撮る余裕もなく就寝Zzz。。。

この日は結構歩いたもんね。朝4時半スタートだから12時間行程か。アップダウンもそこまで多くなかったから、高低差で言えば大したことないコースだったけど、それでもやっぱり疲れた…。

充実した疲労感がまぁ心地よかったさ。数えきれない種類の高山植物にも出会えた。

 

あっという間の2日間。明日下りるのが勿体なくも感じたけど、最終日の3日目へ。

 

 

【3日目】

7/22:切合小屋~三国岳~上ノ越~弥平四朗登山口~弥平四朗

 

この日は下山するだけ。でも行程で言うと6時間くらい。まぁそこそこ歩くね。

 

11時すぎの帰りのバスを予約しているので、余裕を持って2時半起床、4時スタートの3日目。(2時半起床って、、、初めてだわw)

 

この日が一番天気良いと思ってたけど、意外と悪かった。朝日は見れたけど雲多め。相変わらず雲海だけはバッチリ綺麗なんだけどね。

結果的に2日目が一番天気良かったんで、万々歳だったな。あの稜線をずっとガスの中歩き続けてたら不完全燃焼だったしね。

 

所々に鎖場やハシゴ。疣岩山っていうところまでは適度なアップダウンが続きます。

 

1時間半ほど歩いて三国岳の避難小屋に到着。

三国岳……、名前から想像つくと思うけど、ここが山形、新潟、福島の3県の県境。この先からいよいよ福島入り。

 

疣岩山、巻岩山を経て上ノ越方面へ。

 

久しぶりの樹林帯。日差しが弱くてそこまで暑くなかったのが幸い。トンボが多いからブヨも少なくて助かったわぃ。

 

だいぶ記事が長くなっちゃったので、かなり端折ってるけど、7時半に上ノ越到着。ここから登山口まで1時間ってなってるけど、これはちょいと嘘でしょ。普通に歩いてたらもっとかかると思われます。

展望のきかない道がひたすら続くし、地味な登りや急な下り坂もあるので、ここは嫌だった。。

 

ギンリョウソウ、別名ユウレイタケ。見どころといえばこれくらいだったかな。後は出来立てホヤホヤの熊の爪痕。

 

8:40、クタクタになりながら弥平四朗登山口に到着。どうにか無事にここまで下りてこれた。時間も十分余裕あり。

 

正直、上ノ越からここまでが一番疲れたところだったかも。精神的にもやられた…。

天国を見すぎたからか。平凡な樹林帯がこれほどきついとは……

 

ラストは1時間ほどの林道歩き。かなり疲れてるけど、旅を振り返るにはちょうどいい平坦な道のりでもある。

 

10時、弥平四朗に到着。町というより、人里離れた集落という佇まい。

 

廃校になった小学校。この建物の前にバスがくるのでお間違いのないよう。

バスまで1時間近くあったので、装備品洗ったり干したりして時間つぶした。やっぱり下山後は炭酸が飲みたくなるけど、売店とか自販機とかは一切なく、、、

 

温泉まで諦めようと思ったけどさ、

 

優しいおばあちゃんが、なんとファンタ1本くれた!!!家に冷やしてあるのを取ってきてくれたそうで、、、

何とお礼をしたらいいのやら。。。この度で出会った人たち、ホント素敵な方ばかりでした(ノД`)

麓の町を散策したり人と交流できるのも、電車・バスを使った旅ならではだと改めて思った。

 

11時過ぎにデマンドバスが到着。このバスは前日までに予約が必要。今回の行程で事前に予約が必要だったのは行きの夜行バスとこのデマンドバスね。

このバスのすごいところは野沢駅まで50分近く走るのに、1人たったの300円。明らかに赤字。こんな安くて大丈夫なの?って逆に心配になるわ。

運転手の方もまたいい人で、乗客が自分たちだけだったので、野沢駅近くの温泉へ直で行ってくれることに。ありがたや~~!

 

西会津温泉施設「ロータスイン」。野沢駅近くの温泉施設だとここ一択になるんじゃないかな。

下山したところに立派な温泉施設があって助かった。

 

温泉後といえば、これまた牛乳一択だろ!このサイズのビンだとすぐに飲んじゃうから、もう少し大きめの売ってくれないかなっていつも思う。

背後では地元のおじいちゃん、おばあちゃんがバタバタ倒れてお昼寝中~。ゆったりとした時間が流れてた。

 

温泉後はタクシーで野沢駅へ戻る。900円くらいでした。

 

野沢駅からは高速バスで会津若松へ。電車の本数が少ないので、時間見てバスか電車か選んだ方がいいです。

 

このバスに乗って、ようやく街に帰ってきた感じがした。本当に山深い場所でしたよ。

 

郡山駅まで行きたいので、途中の会津アピオ前で下車。郡山行きを待つ。接続は15分くらいでまぁまぁ良かった。

安く帰りたいのであれば、このまま会津若松まで行って新宿行きの高速バスに乗るとか。調べれば他にも帰る手だてはありますぜ。

 

16時半過ぎ、すでに下山して6時間以上経過(笑)

帰りも帰りで色々と乗り継ぐから、時間はかかるね。でも、これくらいはもう慣れてる身だから、そこまで苦にはならない。

飯豊山を電車・バスで行くなら、公共交通手段にそこそこ慣れておいた方がいいと思います。行きも含めて結構やり繰り多い山だから。

 

んで、最後は新幹線~!!長旅お疲れちゃんの自分へのご褒美。郡山から東京までは1時間ちょっとで着いちゃいます。

JRの駅員さんがたまたま山やる人で、荷物置けるように考慮して一番後ろの座席手配してくれた。ありがたや~~!

話したら今度立山行くんだってさ。良い旅になりますよに!

 

ここまで来れば、もう安心!今日中に東京に帰れる。無事に旅が終わったことを祝して乾杯!

あつし、たくみー、ホントお疲れ様!!

 

ちゃっかり飯豊山の雪解け水で作られた地酒購入。まだ飲んでない。開けるの楽しみ♪

 

こうして19時過ぎに家に帰ってこれました。弥平四朗に下りたのが10時だから、帰りも9時間くらいかww

まぁ、飯豊山くらい遠いとこうなるよね。途中温泉に入ったりお土産見たりもしたし。行きと合わせても山と旅を両方楽しめた山行になりました。

 

いろいろ飯豊山については思いの丈があるけれど、まとめてしまえば「素晴らしい山だった」の一言。穏やかな稜線は自分の好きなところでもあるから余計に相性いいもの感じました。

高山植物はブログを書いていても、こんだけ載せたことは初めてじゃないかな。実際に目にした花はまだまだこんなもんじゃないから!これはもう実際に行ってみて肌で感じてください。

 

花については固有種のイイデリンドウは特に外せないと思うので、探してみてね。

 

飯豊山、雄大な稜線と高山植物の宝庫は、思い描いてた天国の山そのものでした。なかなか行こうと思って簡単に行ける山ではないけれど、猛烈に人に薦めたい山となりました。

 

こんな景色が待ってるからさ!ぜひ登ってみてください。

 

かなり長い記事になってしまったけど、前編と後編を読んでくれた方、ありがとうございました!

8月も一度くらいはこういう大きい山行できたらいいなと思っております。

 

では、また!

 

 

飯豊山テント泊縦走(完)

 

【日程】

2014年7月20日~22日

【コースタイム】

・1日目

飯豊山荘(9:20) — 石転びの出合(12:00) — 石転び沢雪渓 — 梅花皮小屋(15:40) — 幕営後、北股岳(往復40分程度)

・2日目

梅 花皮小屋(4:40) — 烏帽子岳(5:40) — 御手洗の池(7:00) — 天狗の庭(7:50) — 御西小屋(9:00) — 大日岳(10:30) — 御西小屋(11:45) — 飯豊本山(14:00) — 切合小屋(16:20)

・3日目

切合小屋(4:00) — 三国小屋(5:20) — 疣岩山(6:10) — 上の越(7:30) — 弥平四朗登山口(8:40) — 弥平四朗(10:00)

 

 

 

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