【奥秩父】乾徳山 電車・バスで行く日帰り登山

【奥秩父】乾徳山 電車・バスで行く日帰り登山

2011年GW2回目の登山は、奥秩父にある標高2031mの「乾徳山」です。二百名山の1つで、男体山以来の2000m越えの山になります。

天気はあいにくの曇り、、、しかも黄砂も襲来中で、景色はそこまで良くありませんでした。

バスの最終便が15:55ということもあり、行く前にはタイトなスケジュールを組みましたが、割と余裕を持って登れました。

【日程】

2011年5月3日

【コースタイム】
JR塩山駅(7:50)→西沢渓谷線バス(8:10発)→乾徳山入口バス停(8:45着)→登山道入り口(9:07)→銀晶水(9:30)→駒止(9:45)→錦晶水(10:08)→国師ヶ原(10:18)→月見岩(10:40)→扇平(10:52)→乾徳山山頂(11:43)→→→昼休み→→→乾徳山下山開始(12:57)→高原ヒュッテ(13:58)→国師ヶ原(14:03)→道満山(14:40)→乾徳山入口バス停(15:30着)→塩山駅行バス(15:55発・最終便)→JR塩山駅(16:30)

ネットで調べたら、始発のバスが9:05ということだったので行きはタクシーで登山道入り口まで向かう予定でしたが、8:10のバスがありました!

バスに乗り込むのはみな登山姿の人ばかり。西沢渓谷入口行に乗り、途中の乾徳山入口に向かいます。


意外にも乾徳山入口で降りたのは、自分たちとおじさん1人のみ。乾徳山入口となっていますが、登山道口までは20分ほど歩かなければなりません。

登山道入り口までは、しばらくアスファルトの整備された道が続きます。20~30分ほどで登山道入り口に着きますが、地味に疲れます。登山道入り口手前にはガイドマップがあるので、地図を持っていない方はここでコースを確認するといいと思います。

ちなみにタクシーで来た場合は一気に登山道入り口まで行けるので、体力・時間を節約できますよ~

登山口近くの「熊出没注意」の看板を尻目に、しばらくは林道が続きます。

しばらく歩くと、第一のチェックポイントである銀晶水にたどり着きます。この日は水量が全くなかったので、特に面白味はありませんでした。下手をすると気づかずに通り過ぎてしまう感じの場所です。

銀晶水を過ぎてしばらく行くと、林道から岩道へと姿を変えます。足への負担が大きくなるので、要注意!

岩道の先には錦晶水があります。ここは銀晶水よりも水量があります。錦晶水を過ぎると、徐々に視界が開けてきて目指す頂が姿を現します。

この先には国師ヶ原・四辻があります。ここは4つの道が交錯する場所で、自分たちもこの場所を中心に八の字にコースを取りました。どのコースを行くにせよ、必ず通過する場所です。ここで、前を歩いていたおじさんに乾徳山のコースを教えてもらうことに。登山では、こういった知らない人との談笑もまた楽しみの一つです。

自分たちはここから月見岩方面へと進みました。この先には乾徳山でぜひ目にしておきたい扇平の草原があります。

草原の途中に月見岩という大きな岩があるので、そこで休憩~。天気は良くなかったですが、周りの山々と見渡す限りの草原がきれいでした。初めて見た稲穂に囲まれたような光景は、とても山の上とは思えず疲れを忘れさせてくれます。

秋になれば紅葉と相まってさらに素晴らしい景色が見れるはずです。次来ることがあれば、紅葉シーズンの晴天を狙って行きたいですね!

目指す頂も残り1時間ちょっと。ラストスパートをかけたくなりますが、ここからが気を引き締めるところ。いよいよ軍手が必要なほどの岩場が続きます。

木の階段や・・・

鎖場も登場します。

アスレチックのようで非常に楽しいです!ただ、ひとたび手が滑れば大怪我を免れないような場所が続くので油断は禁物です。頂上付近には雪も所々残っているので足を滑らせる危険もあります。

頂上の手前には最後の難関が待っています。乾徳山を紹介する上で必ず登場する、20mほどの鎖場です。

一緒に行った、S君も奮闘中。

最後の鎖場は迂回路もあります。自信のない方はそちらから登って頂上を目指すことができます。

鎖場を登ればそこが頂上です。そこそこ人がいました。

ガスがかかっていて景色はそれほどよくありませんでしたが、道中はとても楽しめたので満足!

頂上が岩場な上に狭いので、混んでいる場合は下に降りてからお昼ご飯と食べたほうがいいかもしれません。自分たちは頂上から少し奥に行った岩場でお昼休憩~。曇り空の肌寒い中では、汁物がより一層身に沁みます。

お昼ごはんを食べている最中に、近くに座っていたおじさん3人に話しかけられしばし談笑。聞くと全員60代らしかったのですが、どう見ても60代には見えないほどの若々しさ!普段、このような年代の方と話す機会がないので、しばらく話し込んでしまいました。いろいろと面白い話も聞けて楽しかったです!

1時間以上の休息を取り、下山開始。下山コースは高原ヒュッテに向かう林道コースです。ひたすら木々に覆われた道を歩きます。迷わないように赤・ピンクのテープが所々にあるので、それを目印に進みます。

単調でつまらない道でしたが、途中でまたしても野生のシカに出会いました。大山塔ノ岳に続いて3回連続のシカとの遭遇です。

長い道を行くと、高原ヒュッテが見えます。無人の廃墟といった感じです。ヒュッテの前でキャンプをしている集団もいました。

高原ヒュッテの先には、行きで通った四辻に戻ってきます。自分たちはここから大平方面へ行き、道満山を目指します。道満山までは40分ほどの道のりでしたが、特に面白い道ではありませんでした。。道満山も「えっ!これが頂上?」という感じの場所です。

ここを過ぎればあとはひたすら下るだけ。ふもとに着くころには雨がパラついてきました。この時間帯に降ってくれたのが不幸中の幸い。行きの鎖場で降られていたら、また大変だったと思います。

帰りのバスに間に合わないだろうと思って頂上を出発したのですが、20分ほどの余裕をもって最終便に間に合いました。バス停では、マイカーで帰る途中だった頂上のおじさんたちが、自分たちを見つけてくれて声をかけてくれました!一期一会の出会いだと思いますが、またどこかの山で逢えたらいいです。

雨の降る中帰路に。。16時30分に無事に塩山駅に到着し、そのまま八王子で反省会。久々の中華を食べた後に居酒屋へ~

全体的な感想としては、行きのコースが変化に富んでいてかなり面白かったです!本格的な鎖場や初めての草原地帯など、新鮮な体験ができました。帰りのコースは単調でつまらなかったので、行きの道を引き返すコースでもよかったかもしれません。

以上、乾徳山お疲れ様でした~

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