栗駒山(東北) 秋の紅葉登山 ~~山を真っ赤に染める日本屈指の紅葉~~

栗駒山(東北) 秋の紅葉登山 ~~山を真っ赤に染める日本屈指の紅葉~~

国内屈指とも言える紅葉の山、東北の栗駒山へ行ってきました。

他の山よりも紅葉時期が一足早く、9月下旬には見ごろを迎える栗駒山。今年はさらに例年よりも色づきのペースが速かったようで、9月の連休ですでに山頂部はピークを迎えていました。

そこまで大きい山ではないですが、登山ルートが豊富に用意されており、今回は公共交通利用の利点を生かして登山口と下山口を真逆に設定。中央コースから登って須川コースへ降りるという、南から北への縦断ルートにしました。

中央コースは栗駒山の中でも最も山肌が紅く染まっていた場所で、登山道から見える華やかな色づきにひたすら感動!これまでの登山では見たことがないほどの紅葉風景が広がっていました。

須川コースは地獄谷や昭和湖、湿原の草紅葉といった活火山特有の景観が広がって、栗駒山本来の姿を見ることができたルート。中央コースとはまた違う面白さがありました。

下山後の須川温泉も楽しめて、短い時間ながら変化に富んだ景色で錦秋を大いに満喫できた山旅。電車・バスを利用していくのであれば、このルートはオススメです。

 

錦秋、東北の栗駒山―――

 


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前回の朝日岳~雪倉岳の登山が終わった直後からのお話し。

例年、9月下旬から10月上旬に紅葉の見ごろを迎えると聞いていたので、もともとはシルバーウィークの翌週、9月27日あたりに行くつもりで考えていた栗駒山の紅葉登山。

年によって紅葉の時期が多少ずれるのは当たり前のことなので、事前の紅葉状況確認ということで、雪倉岳下山後の帰り道に栗駒山を調べていたところ、、、

何とすでに山頂部はピークを迎えているらしい…?!

しかも予定してた9月最終週の週末が低気圧到来で、天気がどうにも悪いとのことで、、、

 

前回の記録にも書いた通り、もともと2泊3日で南アルプスを縦走する予定だったシルバーウィーク。それが予定変更で1泊2日の北アルプスになったので、シルバーウィークに一応空き日が1日あった。

ということで、連休の最終日にやや強行で栗駒山の日帰り登山をねじ込んでやりました。

 

日帰りでの東北の旅はやや勿体ない気もしたけど、東北の山にはこれまで裏切られたことがないので、行けば満足できるだろうと思って行ってみた。

 

そしたら、やっぱり満足できた(笑)

まだ秋はこれからという時期に、一足先に錦秋に浸ることができた旅となりました。

 

そんなわけでシルバーウィーク第2弾、東北の栗駒山へ。

 

~~ 2015年9月23日 栗駒山紅葉登山 ~~

岩手県、宮城県、秋田県の3県にまたがる栗駒山。今回は電車・バスの公共交通手段を使ったので、その特権を生かして登山口と下山口を全く別のところに設定。宮城側の中央コースから登って、須川コースを使って岩手県へと下りました。

中央コースは栗駒山の中でも最短で登れるルートで、なおかつ山肌が最も紅く染まる場所。対して須川コースは、栗駒山の活火山の面影を存分に感じられる道で、昭和湖や地獄谷、ゼッタ沢など、中央コースにはない魅力が詰まっているルート。

栗駒山の2大王道ルートを一気に歩けるので、バスを利用しての登山としてはかなりオススメです。

 

栗駒山までの行き方としては、まず仙台まで夜行バスで移動。シルバーウィークも最終日だし、仙台行きのバスは本数が多いので楽に取れるだろうと思っていたら、ギリギリの残席でやや焦った。

そして、実際にバス乗り場に行ってみたらもっと焦った……。やたら若い女の子が多いこと多いこと。

何でこんなことになっているのか「???」だったけど、何気なく飛び込んできた会話を耳にしてすぐに理解した……。

 

連休中、仙台で嵐のコンサートやってるんだったっっ; ̄ロ ̄)!!

(しかも華の最終日じゃん…)

 

スノボーのツアーバスみたいにうるさくなるのかと思ったけど、幸い車内は静かなもんで、いつも通りの夜行バス快眠スキルを発揮して無事に仙台に到着。

盛岡駅へは登山で何度も行ってるけど、仙台に降り立ったのはこれが初めて。ここからくりこま高原へ行く始発列車まで時間があるので、朝ごはん食べつつ駅前をブラブラ。ここで何気なく立ち寄った券売機で帰りの新幹線チケットが取れたのは、後々考えると運が良かった。

 

電車移動して仙台から数駅隣のくりこま高原駅に到着。ここから紅葉のシーズン中だけ「栗駒山紅葉号」という臨時バスが出ています。

ただ、そのバスの時間が結構遅くて、それに乗ろうとすると登山口に着くのが10時20分になってしまいます。これだと行動時間が少なくなる。(それに、そもそもシルバーウィーク中はまだ紅葉号は運行してなかった)

なので始発列車に乗ってきたらタクシー使うしかない。バスよりは割高だけど、紅葉シーズンであれば同じこと考えているハイカーがいるはずなので、駅で相乗り募って行くのが賢いやり方。

タクシーは駅前にたくさん停まっていたので、予約とかはする必要なさそうです。

 

こうして8時に宮城県側の登山口、いわかがみ平に到着。タクシーの恩恵あって、バスに比べたら2時間以上早くスタートできる。

朝早かったからなのか、連休最終日だったからなのか、駐車場はまだ空きもあって思っていたよりは静かなもんでした。

 

駐車場から見える栗駒山山頂。いきなり真っ赤に染まった山肌を見せつけてくる。

ここまで目に見えて赤いのはかなり珍しい。というか、これまで見たことがないと思う。早くも栗駒山への期待が高まった瞬間だったな。

 

早速登山開始。中央コースは栗駒山の中でも最短ルートで、普通に歩けば1時間半で登頂できちゃいます。道も写真のような石畳が続くので、何ら難所もなし。もう1つ、東栗駒コースというのもあって気になっていたんだけど、まずは王道ルートということでこっちにしました。

時間を気にせず、紅葉愛でながら進むにはちょうどいい。

 

紅葉は登山口からすでに始まっていた。ピークはまだ山頂部だけど、下の方は緑が混じっていたりもして、それはそれでまた違う綺麗さがあります。

 

意外にも、登山道脇には花が豊富に咲いてました。紅葉目的だったのに、序盤はむしろ花のほうが見ごたえあったくらい。

 

ナナカマドの実も豊富に実ってます。

 

中盤まではこのような石畳の緩やかな登りが続きます。両脇の色づきが徐々に深まっていくのが面白いところ。

今日は登山というよりも紅葉狩り。観光みたいなものなのでじっくり歩く。

 

樹に実るどんぐり。

この子も秋の訪れをひしひしと感じさせてくれる存在。

 

石畳が終わるあたりから、栗駒山の全容が見えるようになる。

山が色づいているのも一目瞭然。

 

一面真っ赤に染まっているところもあったり、緑や黄色の斑になっているところもあったり。

カラフルな花が咲いているようにさえ見えた素晴らしい紅葉!こんな景色、関東近隣じゃそう簡単に見れるもんじゃない。

 

真っ赤な絨毯の間を縫うように登山道が敷かれている。下山は須川コースを歩いたけど、色づきの良さで言えばここら辺が一番でした。

 

実際に歩いていると、両脇は草もあったり紅葉が背丈を越えているので、そこまで綺麗には見えない。

一段上から振り返って見てこそ、絶景が広がる。

 

こんな感じで。

これは本当にすごいよ…。写真で見ても十分綺麗だけど、生で見るとその数倍の感動は味わえる絶景。雑誌で見た以上の紅葉風景が目の前に広がっていました。

 

これほどの紅葉なのに、登山道に人が少ないのが不思議だった。最短ルートなのでもっと混んでいるかと思ったけど、実際は北側の須川コースから登る人の方が多いみたいです。

 

遠い紅葉は色がつぶれてうまく撮れない……。もともとカメラ技術もなくオート機能に頼っている身なので、紅葉は難しすぎるぜ…

見た感動の10分の1も伝わらない写真だけど、本当に華やかな紅葉が広がってるんです。

 

振り返って見る紅葉があまりに素晴らしいので、全然歩みが進まない。

紅葉が綺麗な山は他にもたくさんあるけど、ここまで赤が強い紅葉ってそんなに多くはない気がする。自分がこれまでに見た紅葉は、どちらかというと黄色メインの紅葉が多かったし。

 

依然として歩きやすい登山道。 毎度来るたびに思うけど、標高1500mに満たない標高でこの展望が待っているっていうのは、東北ならではの魅力。

やっぱり東北は期待を裏切らない。すでに来た甲斐が十分にあったと思えてます。

 

隣の東栗駒山方面には湿原が広がっていて、金色の草紅葉となってました。

東栗駒山経由のコースの方が登山としての面白味はありそうなので、次来るときはあちらを歩いてみたいところ。

 

 

雑誌やガイドブックなんかでは「赤い絨毯が敷かれる栗駒山」みたいなことが書かれてたけど、その通りとしか言いようがない。

山の斜面が緩やかで全体的に標高差が少ないから、色づきのタイミングも重なって、これほど一斉に紅葉するんだろうね。

栗駒山の紅葉は部分的にではなく、一気に紅葉して一気に終わるタイプ。

 

終盤は階段の登山道。ここまで来ると紅葉ゾーンはいったん終わる。

 

登っている間に徘徊していたヘリコプター。NNNとうほくって書いてあるから取材か。

「ご覧ください!!栗駒山の紅葉、真っ赤っかです!」みたいなこと言ってのかな?

ヘリからの映像も見てみたい。

 

遥々やってきて、こういう青空のもとで紅葉を見れたのは本当に良かった。気温もこの時期にしてはかなり暖かった。

唯一残念だったのが、気温が上がった分、空気が霞んで遠くが見えなかったことか。展望はそこまで効かなかったので周囲の山はあまり見えなかったです。

 

山頂直下は一面草紅葉。風が吹くとさらさらとした笹の音が心地よかったです。

 

山頂到着。標高1627m、日本二百名山にも選ばれている栗駒山。

山頂は逆側から登ってきた人もたくさんいて賑わってたけど、それなりに広いので休憩場所には困らないです。

1時間半で着くところを2時間近くかけて歩いてきました。

 

山頂から歩いてきた道を見てみる。山頂付近が金色の草紅葉で、その下に真っ赤な紅葉が広がる景色。

赤だらけに見えた紅葉も、上から見下ろすと黄色と緑が加わって見事なバランスに感じる。

 

歩いてきた中央コースが紅葉を縫うように伸びているのが良く見える。右上の方にわずかに見えるのがスタート地点の駐車場。標高差で言ったら500m程度しか登ってきていない。

 

休憩中、五竜Tシャツ発見!(笑)

東北もだいぶ来慣れてきたもんで、以前ほど遠くには感じなくなった。何だかんだ6月から毎月登りに来てるし、今年に関しては北アルプスや南アルプスよりも東北の方が多い。

秋田駒ヶ岳鳥海山も良かったけど、栗駒山もまたそれらに劣らずの名峰でした。

 

山頂でしばらく休憩して紅葉狩り再開。

車の回収がなくて好きなところに下りられるのが公共交通利用の特権。下りは真逆の北側のルートを歩いて須川温泉へ下山。栗駒山は北と南でその顔がまるで違うのを、この後思い知ります。

ちなみに、写真に写っている稜線コース(秣岳コース)も激しく惹かれた道。栗駒山自体はそこまで高い山ではないけれど、全体を堪能するとなると1回の山行では無理なほどそそられるポイントが多い。

 

まっすぐ昭和湖へ降りるつもりだったけど、何となく産沼というのが気になったので、産沼経由のほうで下りてみる。

 

下り始めて早々に藪漕ぎに近い状態になったので失敗したかと思ったけど、少し行くと道もしっかりしてきます。

ただ、道幅がかなり狭いのですれ違い困難。

 

こちらにも赤い絨毯が敷かれていました。そして、ここらが1つの撮影スポットになっているそうで、三脚構えたカメラマンが何人かおりました。

 

その方たちを真似て横に並んで同アングルで撮ってみた。赤い栗駒山。

なるほど、南側は山頂部が草紅葉だったけど、北側は山頂まで赤く染まってるわけね。

 

こちらが産沼。沼を取り巻く草木の色が原色に近いはっきりとした色で、人の手で造られた感じの色使いがまた違った趣。どことなく日本庭園を思わせる雰囲気がありました。

池についてはそれほど大きな特徴もないので、無理に来なくてもいい場所だと思います。

 

途中、三途の川を渡る。標識がニ途の川になってるけど、三途の川。

この日は楽に渡れたけど、増水時は水かさが一気に上がって渡渉困難になることもあるらしいです。(ヤマレコ参照)

それと、この近辺はぬかるみが激しかった。

 

紅葉のトンネル。展望がなくても紅葉があれば、気分も晴れる。色づいた葉がランプのように光って、登山道も明かり2割増しといった感じ。

 

トンネルを抜けると草紅葉が広がる。ここら辺まで来れば自然観察路として観光客でも歩けるくらいに整備された道になります。

終盤もぬかるみがひどかったので、産沼経由のルートは雨上がりは避けた方が良さそう。

 

2つ目の川渡りはゼッタ沢。硫黄臭が立ち込めて、水にも温泉成分が入っているとわかるほど濁ってます。

いよいよ火山帯に入ってきた感じ。

 

昭和湖経由の分岐点。須川温泉に行く前に、この昭和湖だけはどうしても立ち寄っておきたかったので、そちらに行ってみます。

分岐から30分ほどで着く距離。

 

ここから先はススキが綺麗な道になる。紅葉も合わさって、さらに秋色が深まった世界が広がる。

 

先ほどのゼッタ沢を渡って昭和湖へ。須川温泉から昭和湖までは観光客も歩くルートになっているので普段着の人も多いです。

 

昭和湖まで敷かれた遊歩道。こちらが須川コースの本ルートなので、道も格段に整備されている。

 

再び赤く染まった栗駒山が見えてきた。

そして、それ以上に目を惹くのが手前の地獄谷。目立った噴煙は見えないけど、硫黄臭が強烈。南側の中央コースにはなかった活火山の荒々しい姿。

先ほどまでとは一転して世界観が変わります。

 

活火山の栗駒山にとっては、こちら側から見る景色が山の本当の姿なのかもしれない。

北と南でまるで違う世界が広がっているのも、栗駒山の魅力。

 

紅葉の栗駒山、その神髄を象徴するシーン。

真っ赤に染まる山頂、中腹にかけての彩り豊かな紅葉、目の前の草紅葉。まさに錦秋と呼べるに相応しい景色。

今シーズン紅葉登山2回目にして、早くも最高潮になりえる絶景に出会えました。

 

その感動の先に待っていたのが、お目当ての昭和湖。紅葉と合わせて栗駒山で絶対に見ておきたかった場所。

 

こちらが昭和湖

思っていたよりも全然大きかった!池ではなく湖というのも納得。

火山湖特有の白濁した緑色の水が、何というか不思議な感じでした。

 

湖畔は広くてベンチもたくさんあるので、休憩スポットにも最適です。

 

湖を周回することはできないけど、ここの周りにも草紅葉広がってます。荒々しさがありつつも長閑な雰囲気を醸し出す不思議な空間。

 

昭和湖からの栗駒山。山頂部の紅葉については、ここからが一番綺麗に見えました。

 

昭和湖のほとりに建つ小屋。有難いことにトイレまで用意してくれてます。

 

昭和湖と栗駒山。

栗駒山が火山たる象徴にもなっている昭和湖。湖の予想を上回る大きさにも驚いたし、山頂方面の眺めも良かったので寄り道して正解だった。ここはぜひ訪れてほしいところ。

極端なこと言えば、山頂に行かずにこの昭和湖だけでも、ここからの景色と紅葉を合わせれば栗駒山を7,8割堪能できたと言えると思う。

 

昭和湖も予定通り見れたので来た道を戻る。

登りの中央コースは石畳の道で歩くには非常に快適だったけど、登山道としての面白さはあまりなかったので、個人的には須川コースのほうが見どころも多くて気に入りました。

 

 

須川温泉の手前にもう1つ観光ポイント。名残ヶ原というこの広大な草原が広がっています。

 

名残ヶ原からの栗駒山。この位置からでも山の赤さがはっきりとわかるってすごいな。

今回は歩かなかったけど、草原の周りには観光客向けの周回コースも用意されていました。

 

須川温泉が見えた。建物や車がたくさん見えるけど、標高はまだ1000m以上の地点。山の上の温泉郷です。

あそこに行く前にもう1つ気になった場所があったので寄り道。

 

遊歩道を少し外れたところにあった旧噴火口。

すでに退役している火口には興味を持たれないのか、誰もいないひっそりと静かな場所でした。

 

一通り見たいものは見れたので、須川温泉へ下山。

 

下りたところがちょうど県境。

こちら左手が秋田県。見える建物が栗駒山荘。

 

右手が岩手県。こちらは須川高原温泉。

どちらの駐車場にも車が入りきらないくらい停まってました。須川温泉、かなり人気スポットのようで。

 

湯量豊富と言われる須川温泉。足湯も用意されていました。

 

登山者も多いとは思うけど、それ以上に観光客が多い。山の上とは思えない、賑わいっぷりでした。

 

温泉はどちらでも良かったけど、栗駒山荘のほうが建物が綺麗だったのでこちらにしました。

ここが本当に気に入った温泉で、露天風呂からの展望がとにかく絶品!須川高原が目に前に広がって大パノラマ楽しめました。栗駒山荘の露天風呂、かなり良かったですよ。

 

温泉後に食べた天ぷらそば。行動中は日焼けしそうなほど暑かったので、冷たいそばが美味かった!

 

15時、一ノ関駅行きのバスに乗って帰る。

帰りのバスはこの1本だけなので、乗り過ごしたらアウト。お気を付けください。

 

一ノ関駅。シルバーウィークの最終日の夕方、駅の中は結構混んでた。

 

当たり前だけど、終日満席だと。

今朝、何気なく帰りの座席確保しておいて良かったわ。まぁ、もし電車座れなかったとしても、鳥海山でもやったように帰りも夜行バス使ってそのまま出社する手もあったし、あんまり気にはしてなかった。

 

その日のうちに東京に帰れて、翌日から現実(仕事)へと戻って行きました。

 

結果的には予報通りにその次の土日の天気が良くなかったので、連休最終日に栗駒山をねじ込んで良かったと思ってます。

何といっても、これまで見たことのないような真っ赤に染まった山に出会えたわけだから。

 

この色の染まり様は、少し異常なほど。紅葉で有名な栗駒山ではあるけれど、そこらの紅葉とはわけが違うレベルだと思います。

今回は2つの王道コースを歩きましたが、登りで使った中央コースは、この真っ赤な紅葉の間を突っ切るように歩けます。道も緩やかで親切なほど整備されているので、誰にでも登れる。高尾山に登る方がたぶん疲れるくらい(笑)

 

対して下りで利用した北側の須川コースは、栗駒山が活火山であることを思い知らせる光景が広がっていました。中央コースとはまるで違う世界観。

地獄谷や昭和湖、ススキの草原に草紅葉と、見どころがとにかく豊富で歩いていてとても楽しかったです。登山としての面白さは須川コースの方が良かったように思えるので、もし車を使っていくなら須川コースルートをお勧めします。

公共交通を利用するのであれば、ぜひ今回通ったルートで南から北へ駆け抜けてほしいです。栗駒山の見どころポイントは大抵抑えられます。

バスの本数がもう少し増えてくれればさらに登りやすいので、今後増やしてくれることに期待!(笑)

 

本州の中では色づきが異常に早くて、他の山と紅葉時期がずれてくれる点もありがたいところ。狙い目は9月下旬あたりです。

秋の栗駒山、そこらの山とは一段レベルの違う紅葉風景が待っているので、ぜひ行ってみてください。

 

錦秋の栗駒山の旅

 

おしまい

 

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【日程】

2015年9月23日 快晴

【コースタイム】

いわかがみ平(8:00) — 中央コース — 栗駒山(9:45~10:15) — 須川コース — 産沼(11:00) — 昭和湖(12:00) — 須川温泉(13:30)

 

 

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