三浦半島の仙元山~大峰山へ日帰り登山に行ってきました。
お手軽に登れる低山ですが、山頂からは海と富士山の大展望!下山してからは逗子の街や海岸をハイキングしたりといろいろな楽しみ方ができます。
逗子駅から電車のみのアクセスで登れるのが良いところ。
気軽に登りたい人にはとてもおすすめです。
2024年9月21日【三浦半島】仙元山 お手軽ハイキング
9月のシルバーウィークの三連休。
暑さもひと段落して絶好の登山シーズンのはずでしたが、中日の9月22日が災害級の大雨予報……。
今週も遠征登山は中止にして、近場の山に登ってきました。
やってきたのは逗子駅。
朝まで行き先が決まってなかったですが、海が見たいという気持ちから湘南新宿ラインに飛び乗ってやってきました。
目指すのは仙元山。初めて登る山です。
仙元山の登山口までは徒歩で30分ほど。バスを使えば10分もかからず着けますが、まぁ歩けない距離ではないので歩いていきます。
駅前の道路をひたすら南下。トンネルをくぐった後もひたすら直進。
こちらの左の階段が登山口。バスを使うのであれば、「風早橋」バス停が最寄りになります。
ここから登山道に入って行けるのですが、どうも一般的な登山ルートは正面のトンネル上を迂回していくルートのようです。
自分はせっかちなのでここから突撃しました。
道はやや荒れていたものの、踏みあとは明瞭で迷うことはありません。
15分くらい歩けば正規ルートとも合流して歩きやすくなります。
瞬く間に樹林帯を抜けて視界が開けます。
草原風景に海風が心地よい。
こうしてあっという間に山頂に到着。
石碑とベンチがあるところが仙元山山頂です。
山頂からは海の展望!そしてその向こうには富士山の姿も見えてました。あと、江の島も。
街が近くに見えている通り、標高はたったの118mしかありません。
登山というにはお手軽すぎますが、少し登ってこれだけの展望が得られるんだから素晴らしい。
山頂の標識は海側の手すりのところにあります。
お見逃しなきよう。
山頂にあった石碑。
ベンチが置かれた休憩には最高の場所だったので、ここで遅めの朝食休憩。
ちなみに三浦半島界隈の山ではそうですが、上空にトンビが飛び交っていることが多いので、食べ物を奪われないように注意してください。自分がパンをかじり出した途端に上空を飛行し始めたので、やつら狙ってるぞ。
草原風景が広がる仙元山。良く本で紹介されるアングルはここだと思います。
正面に富士山と海を望める、展望最高の山でした。
仙元山のピークは踏みましたが、登山としてはまだまだ先があります。
仙元山は良い感じに周回ルートが組めるようになっているので、カンノン塚と書かれた方へ行ってみましょう。
仙元山ハイキングコース。
適度なアップダウンもありつつ、道は良く整備されております。
足元に咲いていた怪しげな花。前週の景信山、高尾山でも見ましたが、この花はいったい何でしょうか。
遠目で見ると高山植物のハクサンチドリとかヨツバシオガマにも見える。
階段を下って登り返し。今回の周回コースで一番の急登ポイントと言えばここです。
良い感じで乳酸たまりますぜ。
階段を登って少し行った先が2つ目の山頂。
ソッカ山というピークです。
由来はよくわかりませんが、Mt.Soccaという名前は非常に印象に残りました。
ソッカ山山頂からも海と富士山の展望が望めます。
ちなみに標高は189mで、先ほどの仙元山よりもこちらの方が標高は高いです。
「そっか~、ソッカ山の方が高いのか~、そっかそっか」と言って立ち去りました。
引き続き周回ルートを南尾根登山口の方へ向かって下りて行きます。
この暑い時期のこの天気でありながらも結構な人とすれ違ったので、三浦半島の中でも人気の山なのかもしれません。
行き交う人は多いですが、頭上にクモの巣が張り巡らされているところが多いのでお気を付けください。
カンノン塚との分岐点。
左に行けばさらに山奥へと進む縦走路ですが、今日はそこまで頑張る気はないので右の実教寺の方へ向かいます。
20分ほど下れば登山口に到着。
この時は意識してませんでしたが、正面に見える小高い山が次に上ることになった大峰山だったのかもしれません。
途中に慰霊塔がありました。
葉山町の戦没者を合祀するための塔のようです。
麓まで下山したら、逗子駅とは反対に道路を南下。
Yamapの地図を見たら近くに大峰山という山があったので、ついでに登っておきます。
こちらの「はやま三ヶ丘緑地・つつじコース」という標識が登山道の入り口です。
お見逃し無きよう。
少し登ると登山道に突入。
山頂まで約700mという、こちらもお手軽ハイキングです。
ただし登山道のいたるところに「マムシ注意」という看板があったので、足元は要注意。ヘビとか大の苦手……
登山口にはこんな感じで貸し出し用のストックが用意されてました。
下山口側にも当然あったので、杖が必要であればせっかくなので借りておきましょう。
適度な登り坂の末に山頂に到着。
屋根付きのベンチが用意されているところが大峰山の山頂です。
標識も用意されていました。
ここの山頂には誰もいなかったですが、広くてベンチも用意されていて、しかも海の展望が望めるロケーションは最高の山です。
地元民の憩いの場なのかもしれません。
1つ気になったのが、山頂に置かれたこのなんてことのないマンホール。
実はつい先日読んだ「方舟」という小説が、自分の中ではめちゃくちゃ衝撃で面白く、ラストはゾクゾク感が半端なかったのですが、その物語の主人公たちが地下探索した入口がまさにこういう感じだったはず。
おぉ~怖い。良ければ読んでみてください、方舟。
山頂からの下山路は真名瀬コースとあじさいコースの2つがありましたが、あじさいコースにしました。
アジサイの時期ではなかったけど。
低山であっても海が近いと歩いていて気持ちよい。
9月とは言え気温30℃超えの夏日でしたが、風が涼しくてそこまでの不快感はなかったです。
それでも確実に秋は迫っていて、足元には彼岸花(曼殊沙華)もチラホラ咲いていました。
住宅街に下山してそのまま海へ。登山口から10分程度で来れます。
波の音が心地よい~!
海沿いの道を北上していけば逗子駅の方へ戻れるようになってます。バスも多く行き交っているので、疲れたらバスを使うのも良し。
途中にあった葉山マリーナ。
ヘリーハンセンやノースフェイスが入っているので、良ければ立ち寄ってみてください。
葉山港は日本ヨット発祥の地らしいです。
確かに近くには船がたくさん置かれていました。三浦半島には魅力的な低山がたくさんありますが、湘南と言えばやっぱり海か。
さらに駅の方に向かって歩いてやってきたのが逗子海岸。2ヶ月前のハイキングでも下山後に立ち寄った海水浴場です。
まだまだ暑いということで海で遊んでいる人はたくさんいました。
海辺のハイキングも楽しんで逗子駅へ帰還。
途中、歩き疲れたらバスで戻ってもいいですが、電車のみのアクセスで駅からでも十分歩けるルートでした。
ここ最近は定番となっている、新宿の麵屋武蔵のつけ麵を食して完パケです。
お疲れさまでした。
海が間近に見える三浦半島の仙元山。
お手軽に登れて、山頂からは富士山も望める絶好の展望の山でした。
逗子の街歩きと合わせて楽しめば1日充実したハイキングになると思います。
また1つ、三浦半島で良き山に出会えたので、良ければ登ってみてください。
【日程】
2024年9月21日
【コースタイム】
9:30 逗子駅
10:00 仙元山登山口
10:20 仙元山
10:45 ソッカ山
11:10 仙元山南尾根登山口
11:30 大峰山つつじコース登山口
11:45 大峰山
12:00 大峰山あじさいコース登山口
12:45 逗子海岸
13:10 逗子駅
コメント
こんばんは。
私もまさに今日から方舟を読み始めて、すごくタイムリーだったので思わずコメントせずにはいられませんでした…!たしかに写真のマンホールを見ると、それっぽく見えていろいろ想像してしまいます。。まだ序盤ですが、この先のゾクゾク感楽しみです。
今回もブログを楽しく読ませていただきました\( ¨̮ )/(そっかそっか〜)
saiさん、こんばんは。
方舟読み始めたんですね!方舟の方でコメントくれるとは嬉しいです。あの衝撃を誰かと共有したかったので(笑)
山に行くときは毎回文庫本を持っていくのですが、今年読んだ中でも一番というくらい面白い作品でした。
最後まで読んで頂けたらゾクゾク感も納得してくれるはずです!最後まで楽しんでください~
こんにちは。
度々コメント失礼致しますm(__)m
方舟読了しました。どのようなゾクゾクが待っているかと思うと先が気になり過ぎてネタバレを見たくもなったりしたのですが(笑)…読み終えて衝撃でした。ひたすら怖かったです。最後の方妙に冷静な犯人も怖かったです。これは夜読んではいけないやつでした。。
ミステリー系のお話結構読まれますか?外で読むのは怖くないですか?(変なこと聞いてすみません)
おすすめの本がまたあれば教えてほしいです☺︎
saiさん、こんばんは。
方舟読み終わりましたかー。私のゾクゾク感がわかっていただけたようで良かったです(笑)
ミステリーは結構読むのですが、最近読んだ中では一番の衝撃でした。まだ文庫本は出てないですが、同じ作家の「十戒」もなかなか面白かったですよー。
あとは少し前に話題になった「六人の嘘つきな大学生」も面白かったです。こちらは方舟のような怖さはないので、夜読んでも大丈夫です!(すでに読んでいたらすいません…)
みやさんこんばんは。
さっそく本の紹介ありがとうございました。どちらもまだ読んだことはないので読んでみたいと思います!
(方舟を思い出しては今でも怖さで鳥肌がたちます…笑)