大杉渓谷~大台ヶ原 秘境の峡谷トレッキングと海の大展望登山

大杉渓谷~大台ヶ原 秘境の峡谷トレッキングと海の大展望登山

GWに近畿の秘境と言われている大杉渓谷と日本百名山の大台ヶ原を歩いてきました。

北アルプスの黒部峡谷と並んで日本三大渓谷の1つに数えられている大杉谷。国の天然記念物にも指定されており、美しいエメラルドグリーンの清流と無数の滝、大迫力の峡谷を目の当たりにしながら歩ける日本屈指の秘境トレッキングコース。

大台ヶ原まで登山道が続いているので、渓谷歩きと登山が同時に楽しめる贅沢ルートです。

ゴールデンウィーク中はちょうど新緑の時期と重なるので、瑞々しい苔と合わせて緑豊かな峡谷がまた一段と綺麗でした。行程が長いので日帰りでは困難なコースですが、山の奥深く、日常とはかけ離れた秘境感漂う神秘的な空間がそこにはあります。

 

秘境・大杉谷と大台ヶ原トレッキング―――

 

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4年前に歩いた北アルプスの黒部峡谷。現実とはかけ離れた秘境感漂う大渓谷に心底感動した思い出深い山旅。

こんな場所をもっと歩いてみたいと思い、色々と調べていく中で見つけたのが今回の近畿の秘境・大杉渓谷

もともと黒部峡谷と同様に秋の紅葉シーズンにずっと狙っていたのですが、東京からだと黒部峡谷以上にアクセス難なのでなかなか実現できなかった旅でした。

大杉谷は日本百名山の1つでもある大台ヶ原の麓にあるので、大台ヶ原登山と合わせて歩くのがお得ですが、大杉谷から大台ヶ原へ抜けるとなると公共交通利用は必須となるので、色々と事前にやりくりが必要。

特に今回は欲張って大峰山の縦走も盛り込んだので事前準備がやや大変でしたが、あまり歩いたことのない西日本の山を存分に堪能できたので、大満足の旅となりました。

 

大杉谷~大台ヶ原~大峰山と紀伊半島を横断する2泊3日のトレッキング。

まずは前半の大杉谷~大台ヶ原の記録になります。

 

~~ 2016年4月29日~30日 大杉渓谷トレッキング ~~

大杉渓谷までは、まず登山口まで行きつくのが大変。三重県という都内からの遠さもあるし、事前に登山バスの予約も必要になります。

マイカーならいくらでも融通は利くけど、今回みたいに大台ヶ原へ抜けるとなると三重県から奈良県へと横断するので車の回収も困難。公共交通利用のほうがまだ現実的かもしれません。

 

大杉谷までの登山バスが出るのは三瀬谷というJR東海紀勢本線の駅。都内からこの駅に行く最安の方法は、おそらく松阪駅まで夜行バスで行ってそこから紀勢本線で三瀬谷駅までアクセスする手段だと思うけど、これだとかなり待ち時間が発生するのであまり現実的じゃない。

三瀬谷駅から出る登山バスは都内から新幹線を乗りつけば始発で間に合うので、朝発で行くのが身体にも優しいです。料金的にも新幹線&特急は割引が効くので、実は夜行バス利用とそれほど大差なかったりする。

そんなわけで早朝に都内を出発して、名古屋駅から特急南紀1号に乗車。

 

初めて乗ったJR東海の特急列車。この南紀1号に乗らないと三瀬谷駅からの登山バスには間に合わないので、乗り換えにはご注意ください。

特急南紀からの車窓風景。徐々に田園が広がっていく様子が旅の実感を奮い立たせてくれて心地よかった。初めて乗る電車は見るものすべてが新鮮でワクワク感がたまらない!

 

9時47分、JR三瀬谷駅に到着。東京から始発でたどり着けるのがこの時間になります。そして、この時間に合わせて登山バスが出てくれるのが有難いところ。

 

JR三瀬谷駅の風景。周りにお店も特になさそうなローカル感漂う田舎の駅。登山をしていなければまず降りることのない駅だけど、こういう場所に降り立つことも電車の旅の楽しさの1つ。

 

こちらが大杉渓谷まで連れて行ってくれる登山マイクロバス。このバスは3日前までに予約が必要になります(完全予約制)。直前まで天気を見定めることができないのがややネックだけどこればかりは仕方ない。

通常、このバスは10時半出発ですが、GWなどの繁忙期は9時50分に第1便を出してくれるのでそれに乗車できました。この日は登山客も多くて計2台のマイクロバス。受付で名前を言って、どちらのバスに乗るか指示されます。予約制なので全員座れる分の台数は確保してくれるみたい。

 

最初の感動はマイクロバスから訪れる。車窓からの眺めがとにかく素晴らしく、森の中を縫って流れる宮川の清流に心底癒される。バスに乗ったら向かって左側の座席に座るのがお勧めです!

この川の源が、まさにこれから目指す大杉谷であり大台ヶ原。早々にこんな絶景を見せられて期待せずにはいられない。

 

大杉谷までは1時間半ほどかかるので、途中の大杉谷自然の家でトイレ休憩があります。登山届もここで提出。

携帯の電波が入るのはここまで。これから先は大台ヶ原山頂に行くまで電波は入らないので、日常とはしばしお別れ。自分は大台ヶ原からさらに大峰山へと入るので、ここから先しばらくは山と向き合う生活になる。3日連続で山に入るのはいつぶりだろうか……

 

11時20分、昼前にようやく登山口に到着。ゴールデンウィークというだけあって、大杉渓谷入口の駐車場は満車でした。

 

宮川第三発電所の脇を通って登山道へと入っていきます。

登山を始めるにはだいぶ遅い時間帯だけども、今日泊まる山小屋(桃の木山の家)までは4時間ほどでたどり着けるので、これくらいのスタートでちょうどいい。

 

大杉渓谷トレッキング、いよいよスタート!

本日は桃ノ木小屋までの6.2kmを歩きます。日出ヶ岳まで登る2日目のほうが距離、高低差ともに長いので1日目はあくまで足慣らし。

 

山小屋まで高低差はそこまでないけど、スタート早々からこの峡谷歩き。いきなり黒部峡谷の水平歩道を彷彿させる道が現れます。

 

エメラルドグリーンの清流見ながらのハイキング。この川の水量については前日までの雨や上流のダムからの放水によってかなり違うそうです。

この日も前日が雨でしたが、降水量が少なかったからなのか、川は比較的穏やかでした。

 

鎖場が備え付けられた登山道。山小屋までのルートは比較的整備されていて危険個所も少ないので安心してトレッキングができます。

それでも台風や豪雨によっては道が閉ざされることもあるので、コンディションについては直前まで目を光らせておく必要がある。

 

ゴールデンウィークはちょうど新緑の季節。前日の雨もあって苔も瑞々しく、新緑もひときわ綺麗でした。

大杉も立ち並ぶ登山道。杉と苔というと屋久島を思い浮かべるけども、新緑のこの時期はそれに近しい雰囲気が出てました。

 

最初の吊り橋、大日嵓吊橋。渓谷沿いを歩くだけあって、この先いくつもこういった吊り橋を渡ることになります。

 

エメラルドグリーンの清流がとにかく美しい。これこそ峡谷トレッキングの醍醐味。

 

2つ目の吊り橋、熊谷吊橋。大杉谷にはいくつもの吊り橋があるけども、1つ1つの造りがとてもしっかりしています。

 

渓谷沿いの狭い水平歩道が続く。高度感もあって適度なスリルある登山道。

飽きることのない道。

 

森の陰から見る清流がまた綺麗。黒部峡谷と違って流れも穏やかなので、リラックスして歩くことができます。

 

歩き始めて1時間ほどで到着した広い河原。休憩スポットになってました。

 

真夏なら間違いなく飛び込みたくなるエメラルドグリーンの泉。

歩いている最中はもちろん気づかなかったけど、この日は寒気が流れ込んで山の上では雪がちらついていたようです。

 

さらに進んで日浦杉吊橋に到着。橋からの眺めもまた一級品。

新緑に覆われた渓谷がとにかく綺麗。もともとは秋の紅葉シーズンを狙っていたけども、新緑時期も素晴らしい景色を見せてくれる大杉谷。

 

清流、苔、森、と瑞々しい緑を見せてくれる景観がとても気持ちいいです。大杉谷序盤にしてすでに秘境感味わえてます。

 

奥に進むにつれて増えてくる滝。大杉渓谷トレッキングの魅力の1つが、大小様々な滝でもある。

 

ツツジもちらほら咲いてました。

 

 

千尋滝休憩所。ここから1つ目の大きな滝が見れます。

 

こちらが千尋滝。見上げるほどの高さにある滝で、なかなかの落差がありました。

 

さらに奥へ進むと、切り立った岩壁の合間に出る。個人的にはここが一番気に入った場所でした。

 

猪ヶ淵(シシ淵)。峡谷の奥深くに広がる、静かで神聖な雰囲気漂うなんとも不思議な空間。

 

静かで透き通った清流。

 

一番の絶景はこの景色。泉のような水面のはるか奥に1つの大きな滝が流れる神秘的な光景。

 

滝の名前はニコニコ滝(笑)

名前の可愛さに肩透かし食らうけど、透き通った水と陽の光がまた絶妙で、幻想的な世界観を演出してました。

あの滝については、登山道を進んで行くともう少し近くで見れます。

 

岩壁に囲まれたこの場所は、実際に立ってみてぜひその雰囲気を味わってほしい。これぞ「秘境」と呼ぶにふさわしい、奥深い渓谷の雰囲気を存分に感じられます。

 

光の陰影が絶妙。

現実とはかけ離れた世界観の猪ヶ淵、素晴らしい場所でした!

 

 

登山道のすぐ脇にも滝が流れる。

ここら辺は岩場も濡れてやや危険なので、鎖をしっかり握って慎重に進みます。水の滴る中を進んだりとアトラクション要素は満載。

 

先ほどの猪ヶ淵を上から。こういう岩壁をのぞき込める場所もたくさんありますが、手すりのような親切なものは何もないので、注意が必要。

毎年滑落事故も起きてるみたいです。

 

先ほどのニコニコ滝。近くで見ると改めてその大きさがわかる。

大杉谷の中で、なぜかこの滝だけかわいい名前が付けられてます。命名者はどんな思いで名付けたんだろうか…?

 

平等嵓吊橋。大岩壁を目の前に立派な橋が架けられてます。たくさんある吊り橋の中でも、この平等嵓吊橋からの眺めが一番良かったです。

峡谷トレッキングをしている感じがすごい出てる。

 

あまり写真は載せなかったけど、登山道は苔も見どころの1つ。苔好きにもたまらないトレッキングコースだと思います。

 

15時過ぎ、本日の宿の桃の木山の家に到着。峡谷の合間に建てられた独特の雰囲気ある山小屋です。

大杉渓谷から大台ヶ原へ抜けるなら、ほとんどの人はここで1泊することになります。

 

寝室はこんな感じ。事前に予約すれば個室もあるみたいです。

ゴールデンウィークなので結構混んでましたが、布団1枚で寝れたので十分。

 

夕食はカツカレー。カレーはおかわりし放題。

この山小屋にはお風呂もついてます。ただ、定員3名なのでかなり行列できてました。自分は入らなかったけど、空いてる時なら良いかもしれません。

 

約4時間のトレッキングで1日目は終わり。ここから大台ヶ原(日出ヶ岳)まではまだ5時間ほどかかる上に、高低差が1000m以上あるので、2日目はそれなりの登山になります。

そんなわけで、この日は早めに就寝。

 

2日目へ。

 

~~ 2016年4月30日 大杉谷から大台ヶ原へ ~~

2日目は朝5時起床。

大台ヶ原からのバスは、週末だと14時30分と15時30分の2本があって、これに間に合わせる必要があります。

ただ登るだけなら少し遅めでも問題ないけど、大台ヶ原山頂を周回して大蛇嵓まで行きたかったので早めに準備。朝ごはんは抜きにしてお弁当だけもらって6時前に出発しました。

 

引き続き渓谷を奥に進んで行く。

山小屋から先は道も険しくなってきます。高度感も出てきて、黒部峡谷の水平歩道にかなり近い雰囲気。

 

出発してすぐに見えてくるのが七ッ釜滝。日本の滝百選にも選ばれている大杉谷の中でも有名な滝です。

大台ヶ原まで登らずに大杉谷を日帰りで歩く人は、この滝を見て折り返すことが多いようです。

 

なかなか道が狭い。逆ルートで歩く人はほとんどいなかったので問題なかったけど、すれ違い困難な場所もいくつかあります。

 

この先も滝ラッシュ。光滝隠滝与八郎滝など色々と出てきます。

写真は与八郎滝。雨が多く水量豊富な山域なだけあって、1つ1つが立派な大きさ。

 

渓谷歩きの終点のダムに到着。だいぶ省略したけど、山小屋から先は割と登りが増えてきて、ここまで来るのにも2時間近くかかります。

 

いくつもあった吊り橋もこの堂倉滝吊橋で最後。これを超えると、いよいよ渓谷歩きは終わりとなって単調な樹林帯の登りが始まります。

 

吊り橋から見えたのが堂倉滝。こちらも最後の滝。なかなかの水量誇ってました。

 

堂倉滝から先はひたすら登り。高低差1000m以上あるので、かなりがっつり登らされます。

 

1時間ほど急登に我慢していったん林道に出る。

 

堂倉避難小屋。確認はしてないけど先ほどの林道を進んで行くと、粟谷小屋という山小屋もあるようです。

 

その後もシャクナゲ坂の急登を登って標高を上げていく。シャクナゲ平を過ぎてミネコシという場所まで来ると、ようやく風景が変わってくる。

大台ヶ原と言えば、この枯木のイメージが強い。

 

10時過ぎ、大台ヶ原・日出ヶ岳山頂に到着。サラッと書いているけど、なかなかタフな登りでした。

山頂には展望台が用意されています。

 

こちらは三角点。山頂を示すものはこれくらいで、特に標識などはありませんでした。

 

展望デッキから登ってきた方面の眺め。

 

登っている間は気づかなかったけど、海がすぐ近く!

紀伊半島南端の熊野灘。薄っすらと志摩半島まで見えました。案内板に書いてあったけど、天気が良くて空気が澄んでいると富士山が見えることもあるらしい。

 

大台ヶ原山頂一帯。ここら辺の台地すべて含めて大台ヶ原という山で、観光客向けに周回コースも整備されています。

 

こちら西側の展望。アルプスのように連なったこの山脈が大峰山。この翌日に縦走することになったけど、見た目に反してアップダウンが多く、結構しんどかった。。。

 

山小屋でもらった弁当食べてしばし休憩。登り5時間で見積もってたところを4時間ほどで登れたので時間には余裕ありました。

 

大台ヶ原で有名な大蛇嵓まで見て回れそうだったので、そちらに行くことに。

ここから先は木道が整備されているので歩きやすい。登山というよりは観光。

 

周回コースにはこんな説明書きがいくつもあります。大台ヶ原という山を知るうえで色々重要なことが書かれているので、かなり有難い。

海が近いが故に日本屈指の豪雨地帯で、降水量は屋久島に並ぶとか。渓谷で見た無数の滝や苔を見れば、それもうなずける。

 

快適な木道散策。この日は雲1つない快晴で、海の眺望が本当に素晴らしかったです!

 

大台ヶ原のイメージがこの枯木立ち並ぶ風景。これはシカの採食による影響らしく、「昔はこんな緑生い茂る森でした」という写真もありました。

樹林がないことで展望に恵まれているというのもあるだけに、なかなか難しいところ。所々に鹿よけの柵も設置されていて、森林再生を目指しているようです。

 

草原の中に敷かれた1本の木道。大杉谷からの登りに比べたら、なんとものんびりとした道が続く。

休憩スペースも途中にたくさんありました。

 

途中にあった神武天皇像。眼下に広がる熊野灘の海岸を望んでました。

 

そしてこちらが大台ヶ原の有名観光スポット、大蛇嵓。断崖絶壁の展望台です。

先端までは緩やかな傾斜になっているので岩が雨で濡れていたりすると結構危険かも。

 

大蛇嵓の先端。目の前が切れ落ちているのでものすごい高度感!

すぐ目の前にある尖がった岩山が不動返し嵓

 

見渡す限り山、山、山……。渓谷を歩いていたので気づかなかったけど、ずいぶんと山の奥深くにまで来ていたようです。

 

ちょうど誰もいなくなったので、記念に1枚撮ってもらいました。

目の前に広がる大峰山脈、早くあっちも歩いてみたい。

 

帰りがけ、巨大な岩場に張り付くクライマー発見。大台ヶ原・蒸篭嵓のブッシュマンというクライミングルートらしい。

切れ落ちた岩壁。見ているこっちが怖かった……

 

一通り大台ヶ原を回って駐車場へ。大台ヶ原だけを登るなら、普通はここからスタート。30分ほどで山頂まで登れてしまいます。

ゴールデンウィークということで、駐車場は当然満車。下の方まで路駐が続いてました。

 

ビジターセンターに立ち寄ってみて知った衝撃の事実!この時期としては異例の霧氷がついたそうです。

ちょうど自分が大杉谷の山小屋に泊まっているとき、山の上は氷点下だったのか……。

 

帰りのバスまで少し時間があったけど、売店もあったので適当に時間つぶせました。携帯の電波もdocomoは問題なく入りました。

前日の霧氷が嘘なくらい暑くて、登山後のサイダーが身に染みた。

 

帰りの大和上市駅行きのバス。14時30分発のに乗ったけど、なかなかの行列ができてました。行きの三瀬谷駅で一緒だった人たちはだいたい同じ行程を取ることになるので、見知った人も何人かいました。

14時30分は2台出してくれて、全員座れてました。大和上市駅まで行くとなると乗車時間2時間近くになるので、立ちっぱなしはきつそう。。

 

自分は駅まで行かずに途中の和佐又山登山口バス停で下車。ここからうまい具合に大峰山へ入ることができます。帰りのバスが次の山の登山口に直結しているのは公共交通利用をフルに活用している感じがあって気分がいい(笑)

同じこと考えている人が少しはいるかと思ったけど、ここで降りたのは自分一人だけでした。やや心細い……。

 

登山口バス停から本日泊まる和佐又山ヒュッテまでしばらく歩きます。

林道をそのまま登っていく。

 

途中、沢ルートへ入る標識があるのでそちらへ。

この大台ヶ原から和佐又山登山口で途中下車して大峰山へ登るのは、調べてもあまりやっている人がいないので、意外と盲点なのかもしれない。無駄な移動距離も少なくてぜひ帰ったら人に薦めようと思ってたんだけど、、、

実はこの和佐又山ヒュッテまでの登りが地味につらかった……。地図で見るとそれほど距離はなさそうに見えたんだけど、実際はバス停から4km弱、高低差も300mほどあるのでひと山越える感じで登らされます。

すでにこの日の登山は終わったつもりでいたので、本当にここは疲れて嫌になったぜ。。

 

1時間ほど歩いて和佐又山ヒュッテに到着。結構飛ばしたので、実際はもう少しかかるかもしれません。

思った以上に車の台数があったけど、これらのほとんどはキャンプ場利用のお客さん。

 

小屋の目の前に気持ちよさそうな芝生のキャンプ場がありました。あとバンガローもいくつかあって、なかなか賑わってた。

良く見るとキャンプ場脇にはまだ桜も咲いてました。

テント持って来ればここに張ることもできます。

 

自分は重い荷物背負ってこのルートを歩き通せる自信がなかったので、今回は山小屋に頼る。

山小屋は空いていて、50人ほど泊まれる大部屋に10人ほどの宿泊客。どこでも好きなところに寝れました。

 

和佐又山ヒュッテまでの道のりには疲弊したけど、ここにも風呂があったのですっきりできました。

そして何よりも夕食が旨すぎた!!!山小屋の夕食とは思えない豪華さ。取れたての山菜が特に美味しかったです。

ここの夕食は日によってだいぶ違うみたいなので、何が出るかはお楽しみ。

 

こうして2日目も無事に終了。3日目はここから大峰山縦走になるわけですが、行程としては3日目が一番きついので、この日も早めに就寝しました。

 

ひとまず前半の大杉谷~大台ヶ原を巡ってみた感想としては、やっぱり大杉渓谷が素晴らしい場所でした。

 

近畿の秘境と言われて、十分納得できる神秘的な雰囲気漂う渓谷。新緑も苔もエメラルドグリーンの清流も、見るものすべてが綺麗で現実とはかけ離れた空間に浸ることができました。

アクセス難だけど、泊りで行く価値は大いにある場所だと思います。

 

大台ヶ原については大杉谷の静けさからは一転して観光地という感じでした。森林消失によるものだけど、展望に優れていて海の眺めは爽快!

特に大蛇嵓からの眺めは、有名スポットなだけあってスリルある断崖絶壁が迫力ありました。大台ヶ原の山深さも感じ取れる場所なので、ぜひ時間があれば回ってみてください。

 

こんな感じで、大杉渓谷・大台ヶ原編終了。

 

大峰山縦走編へと続く―――

 

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【日程】

2016年4月29日~30日 快晴

【コースタイム】

・1日目

JR三瀬谷駅(9:50) — 大杉谷登山口(11:20) — 千尋滝(13:15) — 猪ヶ淵(13:50) — 桃の木山の家(15:10)

・2日目

桃の木山の家(5:50) — 堂倉滝(7:40) — 堂倉避難小屋(8:30) — 大台ヶ原・日出ヶ岳(10:15) — 大蛇嵓(12:00) — 大台ヶ原駐車場(13:15) — バス発(14:30) — 和佐又山登山口(15:20) — 和佐又山ヒュッテ(16:20)