【三浦アルプス】田浦梅の里〜二子山 満開の梅と海の展望!駅から歩く春の登山

【三浦アルプス】田浦梅の里〜二子山 満開の梅と海の展望!駅から歩く春の登山

神奈川県の田浦梅の里(田浦梅園)三浦アルプスへ縦走登山に行ってきました。

春の暖かさが感じられる3月中旬、田浦梅の里では梅の花が満開となる時期です。三浦半島で唯一の梅林でもあり、公園の展望台からは街や海を一望!

三浦アルプスの縦走起点にもなっていて、春のハイキングと合わせて楽しむことができます。

今回は乳頭山~二子山方面へ歩きましたが、道が入り組んでいるのでやや注意が必要です。

 

【三浦アルプス】田浦梅の里〜二子山 満開の梅と海へ!駅から歩く春の登山

 


雪山登山はお休みして、今回は春を感じに近場の里山へハイキング。

3月中旬あたりは桜にはまだ早く、が見頃を迎えている時期。低山として気になっていた三浦アルプス縦走をまず思いつき、調べてみたらちょうどスタート地点に「田浦梅の里」という梅林があると知ったので、ここに決めました。

今回もバス要らずの電車のみでアクセス可能。公共交通利用でのアクセスが容易で、都内からのコスパも良し。

花も海も見れるんだから、もう満足でした。

 

2022年3月12日 田浦梅の里~三浦アルプス縦走登山

田浦梅の里と三浦アルプスは繋がっているので、梅とアルプス、どちらを先にするか選べますが、今回は梅から行くことにしました。

近場は朝の出発もゆっくりでいいから楽です。

京急田浦駅

スタートは京急田浦駅。最寄はJR田浦駅ですが、京急の方が運賃が安いのでここから歩きます。

電車登山をしているとよくわかる、山梨方面のJR中央本線はやっぱり高いわ……

 

京急田浦駅から田浦梅の里(田浦梅園)へ

しばらくは道路沿いを歩いて行きます。

写真左手が海ですが、海上自衛隊の敷地内になるので、海は山の上に行くまで見えませんでした。

 

田浦梅林道順

田浦梅林までは駅から徒歩40分ほど。横須賀街道の途中を右折して住宅街を進んでいきます(田浦町三丁目の信号を曲がるのがわかりやすいかもしれません)。

こんな標識が目印。

 

三浦半島・田浦梅の里

坂を登って遊歩道が出てきたところが「田浦梅の里」の入り口。

日本庭園のような風情感じられる雰囲気。悪くないです。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林)

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林)

ベンチも用意されていて気軽に散策できるようになっています。

梅も開花していましたが、ここら辺はまだ5分咲きといったところ。

同じ梅園でも、日当たりや品種によって開花時期は微妙にバラつきがあります。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 園内マップ

梅の里の園内マップ。

広範囲に梅が植樹されていて、山の上には展望台も用意されています。

そして、梅の花も上に行くほど群生が凄いことになっていく。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 梅の花

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 梅の花

色とりどりの梅の花。

桜よりも時期が早く、3月中旬あたりに満開を迎えます。冬の雪山登山がひと段落して、梅の花が見れるようになってくると、「いよいよ春だなぁ〜」という感じがします。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

上に行くにつれて、徐々に開花した梅の花も増えてきました。

花びらを見るとそれぞれ微妙に品種が違うようですが、私の中ではすいませんが区別がつかないので「梅」で統一させてもらってます……

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

もう間も無く展望台というところで、梅のホットゾーンに到着。

遊歩道を覆い被すように梅の花のトンネルが作られていました。

見上げる花がとても可憐。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花と三浦アルプス縦走登山

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花と三浦アルプス縦走登山

山頂付近の梅の木はちょうど見頃で、満開となって咲いていました。

遊歩道沿いの群生もすごいですが、もっとすごいのが山の斜面。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花と三浦アルプス縦走登山

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

あたりを覆い尽くすほどの梅の花。

2000本以上の梅が咲き誇る三浦半島唯一の梅林とのことですが、なるほど、これは確かにすごいわ。

見事なまでの群生。ドローンで上空から見下ろしたら、さぞ華やかに見えるんでしょうね。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 山頂の芝生

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 山頂の芝生

上まで登ってくると、梅の里の山頂はこんなに開けた芝生スポットになっていました。

ベンチも用意されていて、休憩するには打ってつけ。

ここなら密になることもないから安心でしょう。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

ところで、このたくさん植えられた梅ですが、説明書きによると麓の横須賀の名産品である梅酒の原料となるそうです。

だから落ちた実を採ったりしないでね、と書かれていたので梅は取らず写真を撮るだけにしておきましょう。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 展望台

あちらの白い塔が展望台。

階段で上に登れるようになっています。 

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 展望台からの海の眺め

展望台からの眺め。

ここで初めて海を見渡すことができました。横須賀なので、海のすぐ近くです。

改めて山頂を見てみると、まだ花が咲いていない梅の木も結構ありました。ピークより少し早かったかもしれないので、最盛期に来ればもっとすごい景色が見れそうです。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 展望台からの梅の群生

梅の花は広範囲に広がっていて、立ち入れない遠くの山の斜面も色づいていました。

白、ピンク、薄ピンクなど微妙に色彩が異なるので、グラデーションのようでとても綺麗。

そして、空は春らしい霞っぷり。都心方面は全く見えませんでした。

 

田浦梅の里

展望台から少し下ったところに、「田浦梅の里」と大きく書かれた看板があるので記念に見ておきましょう。

まだ登山前ですが、無事に梅の花を見れたので今日の目的はほとんど達成したようなもんです。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) ちょうど見頃

山を彩る満開の梅の花を見せてくれた田浦梅園でした。

 

田浦梅の里から三浦アルプス縦走登山へ

では、ここから登山へ。

先程の展望台の裏手を進んでいくと、三浦アルプス縦走路へと入って行きます。

ここから先、しっかりとした山歩きとなるので登山装備は必須。低山とはいえ、結構タフな道が続きます。

 

田浦梅の里から三浦アルプス縦走登山へ 高速道路の陸橋

三浦アルプスの入り口とも言える場所がこちら。

ヤマレコやYamapなどの記録をみると、必ずと言っていいほど写真が載る陸橋「田浦橋」です。

下を走る高速道路(横浜横須賀道路)を渡って、反対側の山道へ入って行きます。

 

三浦アルプス縦走登山 細い登山道

道は細い。とてつもなく細い。

もちろん、全部が全部こんな感じというわけではないですが、登山道に入ってしばらくはすれ違いもやっとなほどの幅でした。

力士並みの大男が前から来ようものなら、おそらく引き下がるしかなかった。

 

三浦アルプス縦走登山 登山道の岩場とロープ

そして突然の岩場も登場。

ロープが垂れされていて、ガッツリ登らされる。

去年の沼津アルプスを彷彿とさせましたが、あそこまでのアップダウンはないのでご安心を。

 

三浦アルプス縦走登山 乳頭山

三浦アルプス縦走登山 乳頭山

高速道路を渡って15分くらい登ると、まず最初の山「乳頭山」に到着。

傍から見るとそんな形してるんですかね。確かに山頂手前は急斜面でした。

 

三浦アルプス縦走登山 乳頭山からの展望

展望は海側が少し開けています。

この山頂から先へ進むと仙元山方面へと続きますが、今回は二子山方面へ向かいたかったので少しだけ戻ります。

 

三浦アルプス縦走登山 乳頭山から二子山へ

乳頭山山頂直下の分岐をこちらへ。

ご覧の通り「×」マークが書かれていますが通行止めというわけではなく、遭難事故多発だから注意しろ、とのこと。

実際、ここから先は分岐が多くなって迷いやすいエリアに入っていきます。

 

三浦アルプス縦走登山

登山道自体は踏み跡がしっかりつけられて、いたって明瞭な道。

細かいアップダウンこそありますが、滑落しそうなポイントなども特になかったです。

 

三浦アルプス縦走登山 分岐

三浦アルプス縦走登山 中尾根ルート

注意しなきゃいけないのが、こういった分岐。先ほどの看板にあった通り、ルートが入り組んで枝分かれのようになっています。地図に書かれていない分岐もいくつかありました。

中尾根という道を進みますが、北沢・南沢へ下るルートも存在します。後ほど合流できる道もあれば、全然別の方に進んでしまう道もあるので、ここら辺は地図やGPSをよく見ながら進みましょう。

 

三浦アルプス縦走登山 登山道から見えた二子山

進み始めて早々、右手に緑の建造物が見えた。

あそこが目指す二子山。かなり近そうに感じたのですが、大きく迂回してしかも登り返すことになるので、あそこに行き着くまでには結構時間を要しました。

見えてからが遠かった二子山。

 

三浦アルプス縦走登山

道は相変わらず狭いですが、快適に歩ける区間も多いです。

そして、この尾根道に入ってから人もすっかりいなくなり、とても静かな登山道。

誰にも会わなすぎて、道間違えたんじゃないかと少し不安にもなったりしましたが、GPSは正しいルートを示しているのでそれを信じて進みます。

 

(その後も樹林帯に包まれた静かな尾根をゆく……)

 

三浦アルプス縦走登山 沢の分岐

二子山に行く前に急な下山路に入ったので、「あれ?さっき見たのは二子山じゃなかったのか」とも思った迷宮チックな三浦アルプス。

道なりに下って沢沿いに出ました。

 

三浦アルプス縦走登山 二子山へ

二子山から少し離れるように下ってきましたがルートは合っていたようで、この分岐で初めて「二子山」の文字を見ました。

順路に沿って進んでいきます。

 

三浦アルプス縦走登山 二子山登山

しばらく沢沿いを歩いてから登り返し。

ここら辺も道がややわかりづらい部分ですが、少し登ると反対側の公園からのメインルートと合流します。

 

三浦アルプス縦走登山 二子山登山

こんな感じの広い道に出れば、山頂も近いです。

観光客でも登れるくらい整備されていて、ここでまた人も増えてきました。

 

三浦アルプス縦走 二子山山頂

二子山山頂に到着。

山頂は広く開けていて、ご覧のように展望デッキも用意されています。

 

三浦アルプス縦走 二子山山頂からの展望

山頂からの展望。

都心方面が見渡せますが、やはり霞んでいるので高層ビル群が見えるような見えないような……

田浦梅の里よりも内陸に来たので、「海を見渡す山」という感じではなかったです。

 

三浦アルプス縦走 二子山山頂の電波塔

そして山頂の裏手にあった、あの緑の建造物。「なるほど、やっぱりここが二子山だったんだ」と確認しつつ、これが見えてからだいぶ歩いたなと思いました。

三浦アルプス縦走、低山ながらもなかなかの歩き応えでした。

緑の建造物はどうやら工事中だったよで、しかも電波塔らしいので立ち入ることはできませんでした。(遠目から見たら展望台だと思ってたけど、違った)

 

三浦アルプス縦走 二子山山頂から通行止めルート

ここから麓の公園に下りる登山道は通行止めになっていました。

登ってくる人はいたので、通れないことはないようですがやめておきます。

 

三浦アルプス縦走 二子山から逗子・葉山駅へ

来た道を戻って遊歩道ルートから下山。

写真では誰も写っていないですが、子ども連れも多く、普段着姿の観光客も多かったです。

 

南郷上ノ山公園

 

南郷上ノ山公園

下山したところにあるのが南郷上ノ山公園

かなり広い公園で、テニスコートやグラウンドなどが設備されていました。

 

南郷上ノ山公園

グラウンドでは小学生たちによるサッカーの試合が開催中。

ここはまだ山の中腹あたりなのですが、車であればここまで上がってくることができます。

 

三浦アルプス縦走 二子山から逗子・葉山駅へ

南郷上ノ山公園から駅までは1時間ほどの舗装路歩きとなります。

途中にはコンビニや飲食店のほか、葉山ステーションという道の駅っぽいものもあるので、時間潰しながら帰れます。

それと道路沿いに温泉スタンド(お湯だけ汲めるやつ)がありました。入浴施設もあれば完璧だったんですけどねぇ……

 

逗子・葉山駅

こうして逗子・葉山駅まで歩いて下山完了。

駅から駅を繋いだ三浦アルプス縦走登山でした。

 

三浦半島・田浦梅の里(田浦梅林) 満開の梅の花

今回のメインでもあった田浦梅の里ですが、ちょうど見頃を迎えていて満開の梅の花がとても綺麗でした。

三浦アルプス縦走もなかなかの歩き応えだったし、何よりも駅から駅へ歩けたのが個人的には最高!バスの時間を気にしなくていい精神的ゆとりは山の満足度を高めてくれます。

 

調べてみると、今回のように里山ハイキングと合わせて回れる梅林というのは各地にあるようなので(丹沢とか秩父とか)、来年も梅と山登りの組み合わせはどこかでやりたいです。

 

楽しい1日でした。

 

【日程】
2022年3月12日

【コースタイム】
8:40 京急田浦駅
9:10 田浦梅の里
10:00 田浦橋
10:15 乳頭山
11:30 二子山
12:50 逗子・葉山駅

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