沼津アルプスの香貫山~徳倉山~鷲頭山~大平山へ日帰り登山に行ってきました。
いくつもの峰を縦走するコースですが、標高400mにも満たない低山だと思って油断してたら痛い目見ました……。結構きつかったです。
ただ、メインでもあった香貫山の桜はちょうど満開で文句なしの景色!晴れていれば富士山や海の展望と合わせて楽しめます。
北アルプス、南アルプス、中央アルプス。
一言で「アルプス」と言えば、大抵はこの3つのどれかを指すことが多いですが、日本各地を探せばまだまだ他にもアルプスと呼ばれているところはあって……
今回の沼津アルプスもその1つ。名前の通り静岡県の沼津市に広がる山脈です。
今回歩いたのは香貫山から南下して、横山、徳倉山、志下山、小鷲頭山、鷲頭山、大平山と縦走するコース。
たくさん登るけど、1つ1つの山はちっこいし大したことないだろ。
……なんて思っていたらしっぺ返し食らいました。
沼津アルプス、なかなか侮れないです。満開の桜のインパクトも絶大で、色々と凄い一日でしたよ。
2021年3月31日 桜満開の沼津アルプス縦走登山
やってきたのは沼津駅。
もともと香貫山の桜が見たくてやってきた今回の登山。例年であれば4月上旬あたりが満開なのですが、暖冬の影響なのか今年はすでに3月下旬で開花が始まっているとのこと。
平日と言うのもあって、電車を降りてみれば登山者らしき人は誰もいませんでした。
前回の天覧山~日和田山同様、今回も駅からのアタックです。
沼津駅から香貫山までは徒歩15分ほど。バスも出ていますが、徒歩でも問題なく歩ける距離にあります。
奥に見えてる低い山がそれ。そして空がやたら霞みがかっていますが、この日は黄砂が襲来した日。
この黄砂っていうのはホント厄介。なんたって、沼津に来ていながら富士山が見えなかったんだから……
バスに乗る場合は、この黒瀬バス停が登山口の最寄りになるのでご利用ください。
奥に進んで行けば右手に登山口があります。
こちらが香貫山登山口。街中からのスタートです。
この日はこれからいくつのも山を登り下りして行くことになりますが、楽に登らせてくれたのはこの香貫山だけでした。
そんな先のことなど露知らず、のんびりとしたハイキングコースを登っていく。
入口は階段でしたが、山には行ってしまえばしっかりとした登山道になっています。
登り始めて10分。視界が開けて公園に出たところが、香貫山のメインスポット。
シンボルともいえる五重塔が建てられています。
そして期待通り、桜も満開!
この五重塔があるのが香貫山公園。
ここはまだ山頂ではないですが、山の中腹に広がるこの公園が春は有名なお花見スポットになります。
私は下から登ってきましたが、駐車場もあって車でも来れちゃいます。
3月なのにもう満開。
4月上旬が見ごろと言われている香貫山ですが、それももう昔の話なんですかね。ここに限らず、各地の桜の開花は年々早まっている気がします。
香貫山公園の桜を楽しんだら登山続行。
とりあえずまずは香貫山山頂を目指します。
登山道には桜の他にはシャガの花もたくさん咲いていました。
序盤にして色々な花も見れてご満悦です。
途中、2ヶ所くらいあった水飲み場。
山の中に忽然と設置されていましたが、ちゃんと水は出ました。飲まなかったけど、この先、沼津アルプスを縦走するのであれば水は多めに持っておきましょう。
何度も言うけど、低山だからって舐めてると痛い目見ます。……と言うか、見ました。
そして、唐突に香貫山山頂の標識登場。
一応、ここが最高地点のようですが、一般的な香貫山山頂はすぐ近くの展望台のある場所とされているようなので、そちらに行ってみます。
この標識の場所は展望全くないので、通過でOK。
山頂付近の至る所に桜。
すでになかなかの見応えですが、香貫山で一番すごい桜ポイントはもう少し先へ行ったところになります。
そしてこちらが香貫山展望台。
一般的に山頂として紹介される場所がこちらになります。
展望台は登れるようになっているので、さっそく上がってみる。
展望台からの眺め。
低山とはいえ山の上なので、麓の街を一望。そしてすぐ近くには海も見えます。
……が、それ以上に凄かったのが黄砂ね。もう空気が霞みすぎ。
本来であればこの方角に富士山が見えるはずなんだけど、霞みすぎて全然見えない。。
その手前の愛鷹山さえ影すら見えないって、ある意味凄いわ。
晴れてるのに沼津にいながら、富士山が見えませんでしたとさ。
富士山には背を向けて南の方角を見渡すと、これから歩く沼津アルプスの山並みが見えました(霞んでるけど)。
見たところポコポコと低いお山が可愛らしそうに連なっているので、「なんだ、すぐ終わるじゃん」とか思ってた。この時は。
でも、あいつら、本当やべぇっす。
かなり危険な連中です。
そうとは知らず、余裕しゃくしゃくと次のポイントへ向かう。頭の中ではすでに下山後の飯の妄想が始まってます。
次に目指すのが新桜台。この場所は事前に知っていたわけではなかったのですが、今回見た中では桜が一番きれいな場所でした。
道路沿いにしばらく進んで行くと、辺り一面桜の景色に包まれる。
先ほどの香貫山公園よりもこちらの方が全然凄い。
桜の規模が桁違い!
この桜の木の下にある東屋もなんだか良い雰囲気。
休憩するならぜひここをご利用ください。
新桜台は先ほどの標識にもあった通り、アスレチック広場にもなっていて子どもたちが遊べるようにもなっています。
この日は平日と言うこともあってか、誰もいなくて静かでしたが。
桜の他にもツツジも満開で春爛漫の光景。
なるほど、香貫山の一番の桜ポイントはこの新桜台でした。
山の上に造られた庭園のようになっていて、雰囲気も悪くない。
沼津アルプスの縦走路からは少し外れるけど、ここら辺はぜひ立ち寄ってほしいところです。
ここら辺は桜台だったかな。新桜台と桜台の2ヶ所がありましたが、特に桜が綺麗だったのは新桜台の方だったと思います。
どちらも大して距離はないので、合わせて巡ってしまいましょう。
先ほどの東屋に戻ってきた。
林道が見えている通り、新桜台あたりも車で登ってこれるようです。ただ、駐車スペースはそこまで広くはなかったので、休日はかなり混みそう。
三春滝桜という本場福島から寄贈されたシダレザクラがありましたが、こちらは少し時期が遅かったのかほとんど散っている状況でした。
説明文を見る限り、なかなか価値あるもののようなので、こちらもお見逃しなく。
一通り桜台のお花見散策を済ませて、沼津アルプスの縦走路へ。
標識が指す八重象山という方へ向かいます。
再び登山道。
まずは香貫山から一気に下ります。正直「こんなに登ってきたっけ?」っていうくらいの急坂を下ろされました。
そのまま街中の道路沿いへ下山。
沼津アルプスを縦走する場合はここを左手に進みます。
すぐに見えてくるこちらが沼津アルプス縦走路の入口。
そしてここから地獄の始まり……。
いきなり始まる急登。
これまでのぬるい行程に活を入れるかのような、急転直下の激闘がこれから始まります。身体がショックを受けないように十分気を引き締めておきましょう。
正規の縦走路なだけあって標識は豊富。沼津アルプス、やっぱり「沼ア」って略すんですね。
北ア、南ア、中ア、そして沼ア。
急登が終わるといったん平坦な稜線へ。
本来、思い描いていた沼津アルプスの縦走路はこんな感じ。緩くなだらかな尾根が続くと思ってた。
そんな心の声を聞かれたか、「舐めんな!」と言わんばかりの急登がまた始まる。
この傾斜、ロープがないと結構やばめ。標高300m程度の山なのに、なんでこんな急登が用意できるだ……、ってくらい登らされます。
まず最初の山、横山に到着。
標高183mというのを見て「マジか……」と思いました。
あの急登を頑張ったのに、たったの183mかと。そして、たったの183mなのにこんなに息を切らしてるのかと。
沼津アルプスの怖さと己の情けなさを同時に感じた瞬間です。
まだまだ山は続く。
そして嫌な予感がしたのはこの辺りから。ひと山登ったら、ガッツリと下ろされる。
下りたところが横山峠。せっかく登った標高をほぼチャラにされます。
四方に標識がある通り、この沼津アルプスの助かるところは各ポイントで街へ下りれるという点。
左右どちらかに行けば街へ下山できるので、疲れたと思ったらその辺りでやめてしまいましょう。
早くもその誘惑に駆られそうになりましたが、なんか悔しいので先へ進みます。
案の定、再び始まる急登。
写真ではわからないかもしれないけど、かなりの急斜面。登りはもちろん辛いけど、下山もかなり気を使う傾斜。
雨上がりは特にご注意を。
登り切ったところで、ようやく沼津アルプスもデレてくれた。
いきなり視界が開けて穏やかな芝生が広がる場所を用意してくれてました。
こちらが徳倉山山頂。
標高は256m。職業柄なのか「ニゴロ」と読んでしまいます。
ここでようやく休憩。もうかなりの汗だくで、水分消費量半端なかったです。1.5L持ってきてましたが、正直もっとあっても良かったくらい。
間違っても、沼津アルプスは真夏には登らないようにしましょう。3月でこれなんだから、これ以降の季節はどうなるやら、、、ですよ。
居心地の良い徳倉山を後にし、目にするのは予想通りの下り坂。
滑らないように気を使う斜面。ひと山登ってガッツリ下るとか、それ南アルプスがやることやん!
同じ静岡県内のアルプス。標高こそ圧倒的に違いますが、どこか通じるものを感じました。
で、下りたところにまた標識。御覧の通り、山の名前がたくさん書かれています。
もう、この1つ1つに急登が待っていると思っていていいです。平坦な稜線で連なっている箇所なんてほとんどないんで。
「沼津港グルメ街」という文字に惹かれるものがありましたが、それは最後のお楽しみに取っておくとして、まだまだ先へ進む。
ここら辺からは、沼津アルプスに対する変な意地も出てきた。
少し先へ進んだところにあったのが「太平洋戦争末期の機関銃座の跡地」。
巨大な穴が掘られた場所でしたが、この先にもいくつかの歴史的遺物を見ることができます。
沼津アルプスの縦走は続く。
香貫山以降も実は桜は随所に見られて、それが登山中の癒し風景になっていたりします。
春の沼津アルプスは桜が咲いているので、そういった意味でもハイキングに適した季節だと思います。新緑も綺麗。
そして草原の稜線に出る。
ここら辺は今回の縦走路では一番歩いていて楽しかったところです。
右奥に見える山が鷲頭山。沼津アルプスの最高峰になります。
ここら辺は視界も開けて、右手には海も一望!
さすが沼津なだけあって海も近い。下山後の海鮮グルメがなおさら楽しみになってきた。
しばし平和なひととき。
こんな穏やかな道を想像していたのに、蓋を開けてみれば急登の連続。
桜も咲く草原の稜線が天国に感じました。
稜線に立つひときわ大きい満開の桜。
ここが志下山。そしてさざなみ展望台。
黄砂の影響は相変わらずですが、目の前は大海原。
思い返してみれば香貫山以降は人ともほとんど出会わず、静かな縦走路が続いています。
次に目指すのが鷲頭山。
沼津アルプスの最高峰・盟主とも言えるのがあの山です。南アルプスの北岳、北アルプスの穂高岳、沼津アルプスの鷲頭山、という位置づけでいいですかね。
鷲頭山に向かう途中にあった「きらら展望台」。間の★がキラキラネーム感ありましたが、展望台という割には眺めは良くなかったです。
ぼたもち岩。
割と大きめの岩が登山道の傍らにありましたが、岩で言えばこの先に凄いものが待っています。
例によって下った先が志下峠の分岐点。この手の標識を見たら、「あぁ、急登が始まるんだ…」と思っていていいです。
自分は沼津アルプスを南下しているので南行の標識に沿って進んで行きます。
そして現れたのが中将宮の巨大岩。
広角レンズでないとその全貌を捉えられないほどの巨大な岩、なかなかの迫力がありました。
ここも歴史的な遺産の1つで、標識に説明書きなども記されているのでぜひ読んでみてください。
予想通り始まりましたよ、本日何度目かの急登が。
別に登山だから登るのは構わないんだけど、ここは極端すぎるって。
急登か平坦かの2択。普通の登り坂はないのかね……。
登り切ったところが例によって山頂。
すでにだいぶ疲れてる。こんなはずじゃなかったんだが……
沼津アルプス縦走登山・小鷲頭山。
えぇー!鷲頭山じゃないのか。。
偽ピークというのもアルプスあるあるですね。沼津アルプスもしっかりと織り込んできてますよ。
ただ、小鷲頭山から鷲頭山までは割とすぐ。
沼津アルプス最高峰がこの先にあります。
視界が開けて広いエリアに出たらそこが山頂。沼津アルプスの最高峰・鷲頭山です。
いやいや、香貫山から長かったわ。時間にしたら2時間半程度でしたが、ガッツリ上り下りさせられました。
山頂からはチラッと海の展望。
そして頭上には桜もたくさん。
沼津アルプスは山頂に桜が咲いている山が多いのがいいですね。
急登のご褒美としてこれは嬉しい。
傍らにはシャガの群生も広がっていました。
香貫山で見た桜やシャガが遠い昔のように感じるのは、必死になって歩いてきたからか。
孤独な闘いでしたが、この鷲頭山でようやくお一人先客がいました。
鷲頭山、山頂の雰囲気としてはすごく良かったです。
広い芝生になって適度に日陰もありつつ、傍らにはベンチも用意されているので、休憩するにはもってこい。
想定以上に水分消費しましたが、何とか下山までは持ちそうなので安心しました。
最高峰を終えて、いよいよ残すは最後の山。
例によってロープ付きの斜面を下らされます。
精神的にはここら辺でようやく気楽になって、下山後の海鮮丼のイメージも湧き上がってきました。
チラッと見えた本日最後の山、大平山。
予想していたよりも遠いことに少し萎える。
そしてあの立ち振る舞い、急登が控えてるのがわかる。もう騙されんぞ!
下り切ったらしばらくは穏やかな尾根道。
ここら辺はこれまでと少し感じが違って、足元には岩も多かったです。部分的に片側が切れ落ちている箇所もあるので要注意。
だいぶ記事が長くなってきたので間は省略。
多比分岐点にやってきました。ここから右の多比(海岸)方面が下山する方向ですが、最後にひと踏ん張りして大平山へ向かいます。
多比分岐から大平山へ。この辺りになると、もう急登へのアレルギー反応もなくなって心揺さぶられることなく登っていけます。
地面に桜の花びらが落ちている通り、ここら辺も頭上に桜が咲いてました。
間は端折っての大平山に到着。
沼津アルプスの最終地点。この先もまだ山はあるのですが、地図上では破線ルート扱いになっているので、メジャーな沼ア縦走としてはここがラストになります。
時刻は13時50分。ペースとしては悪くなかったですが、沼津アルプスには完全にやられました。
舐めてました、ゴメンナサイ……。
先ほどの多比分岐点まで戻って海岸方面へ下山。
これまでのアップダウンが嘘のような、穏やかな道でした。
街までの下山はあっという間。多比バス停に到着して無事に沼津アルプス縦走が終了しました。
お疲れさまでした。
多比バス停から眺める大平山。
下から見るとなんてことなさそうな山なんだけどねぇ……。
沼津アルプスは強者だらけでしたよ。
次のバスまで多少時間があったのですが、バス停のすぐ裏が海なのでのんびりと時間つぶせます。
釣り人が何人かおりました。
14時台のバスに乗車。
沼津駅行きですが、途中下車して沼津港へと向かいます。
沼津港へ向かう場合は「ダイハツ前」というバス停で下車するのが良いかと思います。
橋を渡って15分くらい行くと左手に沼津港が見えてきます。
そしてやってきました沼津港。
まず目に飛び込んできたのが沼津バーガー。
沼津バーガー、なかなかそそられるラインナップでした。
深海魚バーガーにサメバーガー、全部食べたいところでしたがここは海鮮丼を優先。
物珍しさがあるので、繁華街に出店すればそれなりにウケるんじゃなかろうか。
平日の15時という中途半端な時間だったのでどの店も空いていましたが、何となく良さげな「沼津かねはち」という店に入りました。
縦走中から頭の片隅にあった海鮮丼。
縦走後の空腹Maxな状態だったので、もう美味かったですよ。
ごちそうさまでした。
沼津港からは徒歩で沼津駅へ。徒歩15分ほどでした。
少し雨がパラついてきましたが、縦走中に降られなくて良かったです。
こうして沼津アルプス縦走登山が完了。
香貫山の桜メインで登りに行ったのに、それが霞むほどの内容の濃い沼津アルプス縦走でした。
沼ア、まさに”沼のアルプス”、低山だからといって舐めてはいけないなと改めて教えられました。
沼津アルプス縦走コース、急登が連続するのでどうかお気をつけて。そして低山ながらも登り応えは非常にあるので、ガッツリ歩きたい方にも強くお勧めしたいです。
春の時期は桜やツツジ、シャガなど花も満開なのでなおさら良し!(黄砂にだけは気を付けてね)
少し長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。
【日程】
2021年3月31日
【コースタイム】
8:45 沼津駅
9:05 香貫山登山口
9:15 香貫山公園
9:50 香貫山展望台
10:05 新桜台
11:00 横山
11:30 徳倉山
12:20 志下山
13:00 鷲頭山
13:50 大平山
14:20 多比バス停
コメント
お久しぶりです。
沼津アルプスにようこそ! 私には地元の山ですが、名古屋方面とか北関東からいらっしゃる方もいて驚きます。みやっちさんなんか近いほうかも?(笑)
香貫山の桜の園は知りませんでした、不覚(><) 今度行ってみます。
大平山の奥はいかがですか? 大平山までとは違う雰囲気で、一興かと思います。
数年前の春、奥多摩の御前山で、「沼ア」と書いた揃いのТシャツの方がいて、聞いたら沼津周辺の山岳会の面々とか。東京の山で、静岡県民に出くわすなんて(・□・;)
ねもさん、こんばんは。
お久しぶりですね。
沼津アルプスで大いに遊ばせてもらいました。桜の名所というのは知っていたので実はずっと前から行きたかったのですが、なかなかタイミングがなく……。今年ようやく行けましたよ。
低山とは思えぬ登り応えですね!楽しかったです。大平山のさらに奥も考えたのですが、どうにも雰囲気がガラリと変わりそうだったので今回はやめておきました(笑)
「沼ア」なるTシャツもあるとは!流石アルプスなだけありますね。沼津や伊豆方面は低山でも楽しい山がたくさんあるので、また遊びに行きたいと思います。