宇都宮にある『大谷資料館』へ行ってきました。
資料館となっていますが、その実態は地下に広がる広大な採石場跡。古代遺跡のような神秘的な空間がここにはあります。
洞窟探検のようなアトラクション要素もあって、大人から子供まで誰にでも楽しめる観光スポット。初めて訪れましたが、想像以上のスケールに圧倒されました。
岩と光が作り上げる巨大な地下神殿へ。
今回訪れたのは栃木県宇都宮の観光地である『大谷資料館』。
訪れたのは11月1日。数回前にアップした日光・霧降の滝~大山登山の翌日になります。
資料館となっていますが、洞窟や遺跡探索と思って行った方がいいです。施設そのものが体験型のアトラクションになっていて、地下に広がる広大な遺跡空間は、まさに現実とはかけ離れた世界観。圧倒されます!
秘境感もあって、登山クラスタにも十分楽しめるスポットだと思います。
2020年11月1日 大谷資料館 神秘の地下宮殿
日光の霧降の滝~大山登山を終えて、宇都宮へ移動。
まだ絶賛GoToトラベル発動中の時期だったので、地域共通クーポンが使えるという大谷資料館にやってきました。
大谷資料館へはJR宇都宮駅からバスが出ているので、公共交通利用でもアクセス可能です。
開館の朝9時に合わせてやってきました。
まずここは、入口の景観から凄いです。
もともと採石場だったのもあって、辺り一帯が巨大な岩壁に取り囲まれています。街中とは思えない岩々しい風景。
宇都宮には他にも古賀志山とか、市街地からほど近い場所に侮れない岩山が隠れているから恐ろしい。
時期は11月初旬ということで、所々に紅葉も残っていました。
入り口横にあるお洒落なカフェレストラン。
こちらが大谷資料館。入館料は大人800円。
朝一でしたが、すでにそれなりに人がいました。
入館を済ませて地下遺跡へと続く階段を下っていく。
ここから先、鍾乳洞と同じように気温がグッと冷え込むので、夏場であっても上書きは用意していった方がいいです。
そして、階段を伝っていきなり目に飛び込んできた景色がこちら。
巨大な岩の柱が立ち並ぶ異様な空間……。空気も冷えて、先ほどまでとはまるで世界観に一気に引き込まれる。
なるほど、これは確かに遺跡だわ。
順路が決まっているので、それに従って移動。
写真撮影は自由ですが、部分的にすれ違い困難な場所もあるので、そこら辺は臨機応変に。
入口の階段。ここだけ切り取っても立派な遺跡。
どこぞのRPGの地下ダンジョンみたい。
はるか奥まで続く巨大な地下空間。
思っていた以上に奥行きがあって、かなり広いフィールドらしい。
これから始まる地下探検に気持ちが昂る!
光の演出はありつつも、荒々しい岩壁と巨大な柱、凛と冷たい空気感がまるで異世界を思わせる雰囲気。
もともとは地下採石場であるこの場所。
資料館らしく、所々に当時の工具や採掘者のモデルなどが置いてあったりもします。
細かい石柱1つ1つがまた雰囲気を盛り上げてる。
部分的に見ればローマ遺跡に見れなくもない…?!
奥に進むと空間はさらに拡大。
天井は3階分くらいの高さまで広がって、周りを取り囲む岩壁の巨大感がさらに増す。
ウニのお化けがいた。
採石場との関りは不明。
想像以上の規模を誇る地下宮殿。ちょっと舐めてました、大谷資料館。
登山のついでとしてやってきたけど、ここだけを単発で訪れる価値も十分にあるなと思った。
赤い空間は少し不気味。
個人的にはあんまり必要ないと思ったけど、光の演出があるので小さい子どもなんかも遊園地のアトラクション感覚で結構楽しそうに見て回ってました。
大人から子供まで、ここは誰でも楽しめると思います。
壁の模様が結構面白かった。
良く見ると繊細な模様が描かれているのもあったり、観光向けにアレンジされたものではあるだろうけど神秘的。
行動できる範囲も広いので、このご時世でも密にならずに見て回ることができます。
本当にゲームの中の地下ダンジョンみたいだ。
1Fを一通り見て回ったので2Fへと進む。
2階はまた少し違った雰囲気。
先ほどまでの巨大空間からは一転して、数個の明かりが灯る大部屋。
かつての採石の残骸?
摩訶不思議な岩のモニュメントが立ち並ぶ。RPGであればどれかの柱を操作すれば道が開けるとか、そんな感じの思わせぶりな置物。
これはかつてここがロケ地になった作品の写真かな。
日本国内探してもあまり類を見ない異世界空間なので、撮影現場として使われることも多いそうです。
遠くに見えたわずかな外の光。
何か現れた。
巨大な地下宮殿はまるで迷路のよう。
ある意味ではここも秘境と言える世界。外界とは隔離された空間で、神秘的な体験ができます。
ここにも赤いウニがいた。
ウニそのものより、岩壁に映し出される影の方が不気味。
かつて使われていたであろう工具の1つ。
いわゆる博物館としての工具や歴史の説明などは、こことは別の地上フロアにちゃんと用意されています。
2Fの探索も一通り終了。
事前にこの地下採石場の写真は見ていたけど、そこから想像するよりも全然広かったです。気づいたら1時間以上も見て回ってました。
注意書きにある通り、現実の世界に引き戻される階段を登って遺跡探検は終了。
脱出完了。
地上を取り囲む巨大な岩壁、これだけでも十分迫力ある景観だけど、それをはるかに超えるスケールがこの地下に眠っていたとは。
恐れ入った大谷資料館。洞窟とか遺跡探検に近い面白さがありましたよ。
外の自販機休憩所1つ取ってもなかなか凄い場所にあるので、時間があればいろいろと見て回ってみてください。
普段どれだけ大谷資料館が混んでいるのかは知らないですが、この日は自分が地下から出てきた時にはチケット売り場に列もでき始めていたので、ゆっくり見るなら朝一が良いのかもしれません。
大谷資料館と合わせて1つお勧めなのが、すぐ近くにある大谷寺の平和観音。
高さ27mを誇る巨大な観音像。こちらもなかなかの迫力があります。
地下採石場と合わせてどうぞ。
栃木県宇都宮の『大谷資料館』。
地下採石場跡の博物館ですが、そこはもはや巨大洞窟というか遺跡というか、摩訶不思議な体験ができる神秘的な空間でした。
個人的にはもう1回行ってもいいくらい気に入った。
日頃の観光は登山メインでこういう街中の観光地ってあまり知らないので、今後はそこら辺も色々手を出していきたいです。
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