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二子山(秩父) 日帰り登山  ―― 鎖場と大迫力の岩稜歩き ――

      2015/02/12

今宵お伝えするのは、秩父に存在した異端児「二子山」。名前から想像がつくかもしれませんが、双耳峰を有した石灰岩の岩山です。(※奥武蔵に同名の山があるみたいですが、そちらじゃありません)

標高は1166mと決して高くない山ですが、、、とにかくこの山、クレイジーすぎます!かなり危険です。でも、危険と面白さってのは紙一重なわけで、、もうめちゃくちゃ面白い山!!なんでもっとフューチャーされないのか、不思議でしょうがない。そんな山でした。

俗にいう、”もっと評価されるべき”二子山のレポスタート!

 

秩父のクレイジーマウンテン、二子山―――

 

【日程】

2012年11月24日

【コースタイム】

坂本BS(10:30)→坂本登山口(10:50)→股峠(11:25)→東岳(11:50)→股峠(12:25)→二子山西岳(13:15)→国道下山口(14:45)→坂本BS(15:30)

 

 

都内に住んでいる人にとって、近場の登山エリアって大きく3つあるんじゃないでしょうか。「奥多摩」、「丹沢」、「奥武蔵・秩父」の3つ。(本当なら高尾・大月も入れたいんですが、あんまり人気なさそうなんで、、)

 

個人的な感想ですが、奥多摩、丹沢に比べて奥武蔵・秩父ってすごい地味な感じがします。。なんでかよくわからないけど、他の2つのエリアに比べて若い登山客がものすごい少ないんですよね。。。かくいう僕も奥武蔵・秩父はあまり足を運んでいないエリア。

 

そんな僕でも、奥武蔵・秩父で登りたいと思ってる山が2つ残ってたんです。それが四阿屋山と二子山。どちらも共通しているのが、えぐい鎖場があるっていう点。面白そうじゃないですか!

で、11月の3連休、山友ののぶさんが二子山を攻めるっていうんで、ご一緒させてもらったわけです。

ちなみにこの3連休はセブンイレブンで絶賛おにぎり100円セール中!

 

二子山は岩稜歩きが特徴の鋭利な山で、凍結する冬場は危険との情報。これは面白そう!!ってことで期待大で向かったんですが、前日に雪がパラついたらしくて、油断は禁物。真面目に行ってきます!!

・・・というわけで、いつの間にか西武秩父駅に到着。三峰神社行きのバス停だけが混んでました。みんな雲取山かな?

 

対してこちらは1番乗り場の小鹿野車庫・栗尾行きに乗車。土日の場合、9:15発のバスを逃すとアウトなので要注意です。

車内はガラガラ。。ハイカーらしき人は自分たちだけでした。

 

30分ほどバスに揺られて、小鹿野町役場前で下車。ここでバスの乗り継ぎ。接続はちゃんとしているので、少し待っていると10:00発の坂本行きのバスがきます。それに乗って終点の坂本まで行きます。

 

結局、坂本行きのバスに乗ったのは自分たちだけでした。ずいぶん人気ないね。。。貸切バスで坂本バス停に着いたのは10時半。運転手が親切に登山口で下してくれたのに、軽く迷いかけました。。。写真の場所が登山口への道。

 

少し歩くと早くも今回のターゲット登場!遠くでも岩の山ってのがよくわかる。迫力あるね!(・・・というか、どうやって登るんだ、あれww)

 

民家の脇を抜けていくと荒れた登山道になりますが、ここは林道の単なるショートカット。道が少し不明瞭なので要注意ですが、すぐに林道にぶつかります。

 

林道に出て見える家屋が「民宿登人」。あの先に登山口があります。

 

こちらが登山口。この登山口の手前には綺麗なバイオトイレがあります。あと、駐車場もあって6,7台止まってました。

「とっていいのは写真だけ 残していいのは足跡だけ」。名言きたね、これ!

 

11時前、いつもよりだいぶ遅い時間ですが登山スタート!序盤は単調な登りです。やや急登なので頑張りどころ。

 

まだまだ秩父の紅葉は綺麗でした。天気も青空が広がって気温も上がり、絶好の登山日和~

 

登山口から30分ほど歩いて股峠に到着。ここから右に行けば東岳、左に行けば西岳。まずは東岳に寄るため、右へ。ここで初めて他のハイカーに会いました。

 

東岳へ!往復で1時間程度です。「ゴミと命はもちかえり」ってのも名言だね。でも実際、この言葉通り、気を抜くと死ぬ危険もあるので、気を引き締めていくべし。命は持ち帰らないとね。

 

東岳まではそこまで危険ではないですが、それでも落ちたら死んでしまうような場所はあります。鎖もあるのですが、足場が不安定な個所もあるので、要注意。

 

岩場をある程度登りきると展望が一気に開けます。目の前にあるのが両神山。

そして、背後にあるのが・・・・・・

 

二子山の片割れ、西岳!すごい迫力!!笑ってしまったわww

と、この時、なんと西岳で落石発生!こちら側まで音が聞こえるほどのかなりの落石でした。。。冷や汗かいたわ・・・。相変わらずどう登るのかわからない西岳・・

 

こちらがまず目指す東岳。山頂は目の前に見える岩場ですが、その先に展望台があるので、ぜひ立ち寄ってみてください!

 

荷物デポって東岳へ。左右が崖の岩稜を進んでいきます。展望がいいので、最高に気持ちいい道!風が強いと悲惨ですが、この日はそこまで風が強くなかったので良かったです。

 

こちらが東岳山頂。展望はあまりないですが、この先に展望台がありますので絶対に寄るように!

 

こちらの岩場が展望台!まさに展望台だね!眺めと迫力最高です。

 

記念撮影~。誰もいなかったので独占でしたw

 

高度感も半端ないです。落ちたらおそらく死んでしまうので、足を踏み外さないように。

 

東岳を登って、お次はあいつ「西岳」。相変わらずの迫力。この岩を見ていて、瑞牆山の大ヤスリ岩を思い出した。瑞牆山ほどの美しさはないけど、迫力は全然負けてないよ!

 

股峠まで登って次は西岳へ。写真のマップを見てもらうとわかるのですが、赤線の上級者コースがえぐすぎますw 警告の看板もあるし、面白そうだね!

 

・・・と、二人とも上級者コースに挑む気満々だったのですが、気づいたら巻いてしまっていて普通のコースに来てしまいました・・・orz

事前調査が足りなかったようで、どうやら上級者コースへ入る道は非常にわかりづらいみたい。その道を見つけるところから上級者コースってわけねw

 

普通のコースと言っても、こちらも鎖場や急な岩場があって、なかなか面白いです。低山ながらも登り応えは大いにあり!

 

・・・で、登りきると、、、

 

西岳の山頂が見えました。他の登山客もチラホラみえて、本当に岩峰に立っているのがわかるかと思います。

西岳以降、こんな感じの岩稜がしばらく続きます。

 

山頂手前で良い展望スポットがあったので、ここでお昼休憩~。

この場所、とにかく眺めが迫力ありすぎなんです!

 

こちらが先ほど東岳から見えていた、西岳東峰。(※西岳は東峰、中央峰、西峰の3峰から成っています)。気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、、

 

クライミングしてました。すげぇーー!

ちなみに上級者コースがあちら・・・ではないみたい。。あれが上級者コースだったら、自分たちにはまず無理だったねw この山は、クライミングにも最適みたいで、よく練習しにくる方がいるみたいです。

それにしてもどこで道をはずしたんだか、、、、上級者コースを逃したのが、今回の登山で唯一悔いが残ったところ・・・

 

お昼ご飯を食べ終えて、西岳山頂に到着。なかなか立派な標識がありました。ここからの展望はもちろん最高!

 

西岳以降も岩稜はしばらく続きます。こんな感じで、道は狭くてなかなか険しい~!近場にこんなデンジャラスコースがあるなんて知らず、二人してテンション上がりまくってたわ!!ここ面白すぎっ!

奥穂だか西穂ってこんな感じなのかな?今年、穂高は登り損ねたもんで、、、

 

落ちたら間違いなく死にます。毎年滑落事故が発生しているので、油断はできないです。ましてや、雨が降っているときなんて危険すぎるので、絶対に晴れの日を狙って、かつ雨上がりでない日に歩いたほうが無難です。

冬場は凍結するらしいので、時期的にはギリギリだったのかもね。

 

これが西岳の姿。見た目は道がないように見えますが、特別な技術がなくても登れます。多少の度胸は必要ですが、、、普段の樹林帯を歩くような登山に飽きた方は、絶対にお勧め!

これぞ、まさに秩父のジャンダルムだね!(ジャンダルム、登ったことないけど・・・)

 

岩稜上は鎖場のような親切なものはないので、岩に捕まりながら進んでいく感じ。何度も言いますが、慎重に歩けば特別なクライミング技術とかはなくても全然歩けます。ちょっと怖いだけ。

 

よく見ると、岩に蜂の巣がありました。1つだけじゃなくていくつかあった。この岩稜で蜂に襲われたら、、シャレにならないね。。

 

こんな感じで岩が乱立しているところが、岩稜の終点。楽しい道の終わり。時間的には大したことなかったけど、緊張感があるのでたっぷり歩いた感じがした。もう最高だねこの山!

 

最後に展望を拝む。白っぽい所は石灰採掘の工事場。周りは低い山ばかりで、秩父の山脈を一望できます。富士山やらアルプスやら八ヶ岳が見えるわけじゃないので、そこら辺が地味に思われがちだけど、これはこれで素晴らしい!特に今回はルートが楽し過ぎたしね。

 

これで後は下山するだけなのですが、最後にちょっとした難関が待っています。

 

それがこちらの鎖場。ほぼ垂直で、登る分には問題ないけど下るとなると足場が見えないのでちょっと怖い・・・。まぁ楽しめるレベルの怖さだからいいけど。

 

鎖場を過ぎれば、岩場は終了。普通の登山道に戻ります。西岳の脇を通った時は、再度その大きさに圧倒されたよ!すごいよ、二子山!

 

自分たちがちょっとだけ迷ったのがこの分岐。坂本BSに戻るなら直進が正しいのですが、標識に坂本の文字がなくて、少し迷った・・・。一応、書いておきます。

 

すすきが綺麗な尾根道を下って行くと、途中で二子山の全貌を見ることができます。

 

それがこちら。奥に見える1つの岩峰が東岳。左が西岳で、西岳が岩稜続きっていうのがよくわかりますなぁ~。あれをずっと歩いてきたんだね。

下から見ても迫力ある山。もっと有名になってもいい山なのに・・・。アクセスが悪いからなのかな??

 

ラストは落ち葉が敷き詰められた道を歩いて終わり・・・。歩行時間は4時間程度なのに、すごい充実感!久しぶりにヒットした山だね。

 

林道に出たら、ひたすら道なりに下って行くだけ。そうすると、登り始めた登山道にぶつかります。

 

15時半、坂本バス停に到着。ここのバスの本数は限りなく少なくて、土日は12時半の次が16時半・・・。あと1時間も待たないといけないので、少し先のバス停まで歩くことにしました。

 

夕日に染まりつつある二子山。離れるのが惜しい位、愛おしい存在になってしまったさw

後ろ髪をひかれる思いで、二子山を後に。ひたすら道路を歩いて行きます。

 

で、40分くらい歩いたところかな、、、突然1台の車が自分たちの脇に止まって、、、

こ、、これはまさか・・!?

 

「西武秩父駅まで行くから乗って行きなよ!」

 

と!!うぉーー!ラッキ~~!なんて有難いんだっ!!

 

親切なおじさんに乗っけてもらいました。時間もお金も浮いて、、ただただ感謝!ありがとうございます!!

 

幸運もあって、16時半過ぎに西武秩父駅に到着。ちなみにあのままバスに乗っていた場合、行きと同じく接続はしっかりしていて、17時40分頃に西武秩父駅に到着する予定でした。1時間も早くついたので、駅前で夕食。

 

わらじカツ御膳。ずっと緊張していたからなのか、歩行時間は大したことないのにすごいお腹空いてた…。大変おいしゅうございました。

 

こうして、また今日も楽しい楽しい登山が終了~

 

 

どうでしたかね、秩父の異端児「二子山」。クレイジーマウンテンと言ったのがちょっとわかってくれたでしょうか。。

秩父・奥武蔵は、地味な山が多いという世間的な評判。それはまぁ確かに間違ってはいないと思います。自分もそういう印象を持っている一人だし・・・

でも、今回の二子山はそれを覆しかねない、そんなインパクトを残した山でした!自分の中でもかなり衝撃的だった!!奥多摩、丹沢、大月エリアを振り返って見ても、これほどの岩稜を体験できる山ってないんじゃないかな。。。

まだ登ったことのない人はもちろんですが、普通の登山にだいぶ慣れてきて、一味違う山歩きをしたい方にもおすすめ!公共交通で行く場合、バスを2回乗り継ぐ必要がありますが、その手間をもってしても行く価値がある山だと思います。

 

二子山、時々でいいから思い出してください。

 

 

一味違う山登りを味わえて、満足の1日でした!

お疲れ様~

 

 

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