【九州】開聞岳登山 海の大展望と長崎鼻からの薩摩富士の夕日

【九州】開聞岳登山 海の大展望と長崎鼻からの薩摩富士の夕日

九州遠征登山、第1弾は鹿児島県薩摩半島南端の開聞岳へ登ってきました。

標高924mの低山ながらも、富士山にそっくりな見事な円錐形で「薩摩富士」とも呼ばれている開聞岳。街中から見るその存在感は圧巻で、海辺に聳え立っているので山頂からの展望も抜群。海を間近に眺めることができます。

山のすぐ近くには薩摩半島の最先端の岬である長崎鼻があって、そこから見る開聞岳がまた素晴らしく、夕陽の名所にもなっています。

この時期はちょうど夕日が開聞岳の山頂に沈む”ダイヤモンド開聞岳“も見ることができるので、時間があればぜひ立ち寄ってほしい場所です。

 

かいもん山麓ふれあい公園キャンプ場から見上げる開聞岳

 


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屋久島以来、実に4年ぶりの九州遠征登山。

6月初旬に良いタイミングで九州への用事が入ったので、ついでという形で遠征登山が実現。

九州はまだ屋久島しか登ったことがないので、登りたい山が豊富で色々と迷ったけど、2日間しか自由には動けなかったので割と手軽に登れる鹿児島県の開聞岳霧島山にしました。

この2つはどちらも日本百名山に選定されているので登山道も整備されて登りやすく、加えて鹿児島市街からのアクセスも悪くないので移動時間込みでも2日間あれば両方登ることができます。

 

そんなわけで、まずは1日目の開聞岳登山編。

 

2017年6月3日 開聞岳 日帰り登山

登山の舞台が九州と言うことで、今回の交通手段は珍しく飛行機。

高速バスと違って安易に日程をずらせないので天気は運に任せるしかなかったけど、どうにか晴れてくれそうなので一安心。

 

羽田空港

久しぶりの羽田空港。土曜の早朝便で鹿児島へ向かいます。

 

羽田空港・ジェット機

飛行機に乗るのも本当に久しぶりで去年3月の高地出張以来。

飛行機への免疫がついてないので、空港に来ただけでやたらワクワクしちまうぜ。

 

飛行機から見る富士山

飛行機から見る富士山。6月に入ってもなお雪が残ってるのを見て、「今年は雪がしっかり降ったな~」としみじみ。おかげで今年は充実した雪山シーズンが過ごせました。

北アルプスなんかも上から見たら、まだ真っ白でしたよ。

 

鹿児島空港

空の上はあっという間で、2時間かからずに鹿児島空港に到着。

鹿児島は4年前の屋久島で来たことがあるけど、あの時は空港についてすぐ高速船で島へと向かったので、本土の鹿児島は見て回るのはこれが初めて。

 

鹿児島空港 足湯

鹿児島空港名物、天然温泉の足湯。

時刻は10時過ぎで、自由に動けるのは土日しかないので、すぐさま移動開始。まず向かうのは薩摩半島の端っこに位置する開聞岳へ。

 

指宿スカイライン展望台駐車場

開聞岳の近くにはJRの駅もあるので公共交通でも行けなくはないけど、時間制約が大きすぎたので今回は車移動。

九州自動車道と指宿スカイラインを使って、開聞岳麓のかいもん山麓ふれあい公園を目指します。鹿児島空港からだと距離はだいたい100km、時間にして2時間くらい。

ちなみに指宿の読み方は「いぶすき」。ゆびやどじゃないよ。

 

指宿スカイラインから見る開聞岳

指宿スカイラインを走っていると、早くも見えてきた三角形の黒い影。

 

指宿スカイラインから見る開聞岳

こちらが今回登る開聞岳。開聞岳自身は標高1000mに満たない山ですが、周りに高い山が他になく、加えてこの綺麗な円錐形なのでとにかく目立つ!

鹿児島の南端に佇むラストダンジョンの雰囲気全開の名峰です。

 

指宿市・池田湖

開聞岳に行く前にまず立ち寄ったのが池田湖。かつての火山活動によってできたカルデラ湖で九州最大の湖でもあります。

指宿市の中でも有数の観光スポットで、特に3月の菜の花畑は一面が黄色い絨毯になることで有名。

 

池田湖のイッシーくん

池田湖のマスコットキャラクター・イッシーくん。

この池田湖には巨大な未確認生物が住んでいると噂され、あの有名なネズ湖のネッシーにちなんで池田湖のイッシー。

 

池田湖お土産屋

池田湖の名物と言えばオオウナギ。天然記念物に指定されており、日本でも暖かい限られた地域にしか生息していないうなぎ。

天然記念物なのでうな重が食べられるとかいうわけじゃなく、近隣のお土産屋なんかに入ると観賞用として水槽で飼われているのを見たりできます。

 

池田湖から見る開聞岳

池田湖から眺める開聞岳。この池田湖越しの開聞岳も有名なアングルで、可憐な花がたくさん咲いてました。3月の菜の花が満開のシーズンにもぜひ来てみたいところ。

ここは開聞岳に向かう途中にあるので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください。これから登る開聞岳の雄姿を間近で見ることができます。

 

池田湖の屋久杉

池田湖にあった屋久杉。

屋久島に行ったことがある人なら、おそらく開聞岳の姿は目にしたはず。屋久島へ向かう高速船からも綺麗な三角形を見れます。

 

屋久島高速船から見る開聞岳

こちら。4年前の懐かしい写真を引っ張り出してきた。

あの時の記事で「開聞岳もいつか登りたいな~」なんて書いてたけど、それが4年後の今日になってようやく実現。

 

枚聞神社

続けてやってきたのが開聞岳の麓にあった枚聞神社(ひらさきじんじゃ)。

 

枚聞神社鳥居

枚聞神社境内

開聞岳をご神体として崇める神社。これから登る山に深い関わりのある神社なので、登山前に参拝して安全祈願。

ここも開聞岳へ向かう通り道にあるので、立ち寄るにはちょうど良い場所です。

 

かいもん山麓ふれあい公園

こうしてかいもん山麓ふれあい公園に到着。色々と寄り道をしたので現地に到着したのは13時になってしまいました。

枚聞神社からふれあい公園まではすぐですが、公園入口手前の交差点を左に行くとファミリーマートがあるので、そこで登山の買い出しができます。

 

開聞岳登山口駐車場

かいもん山麓ふれあい公園の登山者用駐車場。かなり広いので、この時間に来てもだいぶ空きがありました。

……というか、もう昼過ぎなのですでに登山を終えて帰った人も結構いそう。

 

開聞岳登山口の自販機

駐車場わきの自販機。キャンプ場が併設されているので、トイレや水場もあります。

 

かいもん山麓ふれあい公園ログハウス

13時過ぎに登山開始。こんな時間から登り始めるのは初めてかもしれない……

開聞岳は標準タイムで登り2時間40分、下り1時間50分、往復4時間半の行程。幸い1年の中でも陽が長い時期なので、この時間から登っても明るいうちには降りてこれそう。

 

かいもん山麓ふれあい公園キャンプ場

まずは標識に従ってキャンプ場脇を歩いていきます。

テントサイトの他にコテージもあって、結構大きめの公園でした。

 

アジサイ

登山道わきに咲いていたアジサイ。温暖な鹿児島・薩摩半島では、6月初旬で早くもアジサイの時期。

 

赤いツツジ

紫のツツジ

色とりどりのツツジも満開で、スタート早々華やかな道でした。

 

かいもん山麓ふれあい公園キャンプ場から見上げる開聞岳

キャンプ場の芝生から眺める開聞岳。遠くで見ても大きかったけど、真下から見るとさらに威圧感を感じる。

924mという3桁の標高とはとても思えない風格があります。

 

開聞岳

基本的に山は一面緑で覆われているので、登山道の大半は森の中を歩いていくことになります。

標高924mの山ですが、完全に麓からのスタートとなるので高低差も700m以上。それなりにしっかりとした登山になるので、準備は万全に。特に途中に水場もないので、水は多めで。

 

麓の公園から見る開聞岳

登山口目指して開聞岳へと近づいていく。

13時というのは1日でも一番気温が高くなる時間帯。スタート早々暑さが応える。。

 

開聞岳麓に咲いていたアジサイ

炎天下の中でも綺麗に咲いていたアジサイが最高の癒し系でした。

 

開聞岳二合目登山口

しばらく歩いて2合目登山口に到着。ここが登山道の入り口になります。

1合目は街中にあるらしく、道路わきに標識が立てられているそうです。JR開聞駅から登る場合は目にするのかもしれません。

 

開聞岳登山道

2合目から本格的に登山開始。鬱蒼と生い茂る緑豊かな森を進んでいく。

しばらく展望はないですが、日差しが遮られて体感的にかなり涼しくなったので気分は悪くない。

 

開聞岳 日帰り登山

基本的に開聞岳は1本道。登山者は全員このルートを歩くことになります。

時間も時間なので、写真には写ってはいないけど序盤から下山者とすれ違うことが多かった。

 

開聞岳3合目

あっという間に3合目。1合目ごとに標識が立てられているので、良い目安になります。

山頂まで早くもあと2.9km。

 

開聞岳 登山道

ガツガツ登る。開聞岳のような綺麗な円錐型は、アップダウンがない反面、常に登りが続きます。

展望も序盤は期待できないので、休み休み登るのがいいかと。

 

開聞岳4合目

4合目。こんな形で場所によってはベンチも用意されています。

すれ違う人を見ると、ジャージ姿やスニーカーで登っている人もいて観光向けの山という印象。

確かに道は整備されて迷うこともないですが、それなりの高低差があるので普段歩き慣れてないとしんどい山だと思ったんだが……

 

開聞岳登山道 石の階段

遺跡チックな石の階段も出てきたり。

地図を見ると良くわかりますが、登り一辺倒でも山頂まで直登しているわけではなく、渦巻き状に登って行くので傾斜がそこまできつくないのは幸い。

このあたりは下山はあっという間でした。

 

開聞岳5合目

半分の5合目に到着。ここは割と大きめのベンチが用意されていて、展望もいったん開けます。

 

開聞岳5合目から眺める海

5合目の展望台から眺める景色。早くも海が見えました。

手前の右に突き出た岬が帰りに立ち寄る長崎鼻。海の向こうに見える大陸は大隅半島

 

開聞岳登山

まだまだ続く樹林帯の登山道。

新緑の青葉が瑞々しくて目に優しい。

 

開聞岳で見た白い花・コガクウツギ

5合目以降にチラホラ咲き始めていた白い花・コガクウツギ

関東では見られないアジサイの花で、山頂手前にすごい規模の群生地がありました。

 

開聞岳6合目

6合目に到着。

 

開聞岳 岩の登山道

6合目に入ると登山道にも岩が目立つようになってきます。

下りは滑りやすいのでやや注意。

 

開聞岳7合目

続けて7合目。ここまででだいたい駐車場から1時間。

7合目自体には展望がないですが、すぐ先に7.1合目の展望台があって、そこで一気に展望が開けます。

 

開聞岳7.1合目展望台

こちらが7.1合目展望台

 

開聞岳7.1合目展望台からの眺め

目の前に広がる大海原。先ほどの5合目よりはやや南に方角を変えた位置。

 

開聞岳から眺める長崎鼻

薩摩半島の最南端、突き出た岬・長崎鼻。タツノオトシゴの鼻みたい。

今は東側の展望が見えていますが、ここから登山道は南から西側に回り込んでいくので、長崎鼻方面の展望はここが一番よく見えます。

 

開聞岳 仙人洞標識

展望台の先にあったのが仙人洞。〇合目の標識以外では、ルート上で唯一のチェックポイント。

 

開聞岳 仙人洞

かつて修験者が修行の場として使っていた洞窟だそうです。

 

開聞岳 苔と緑の登山道

歩いていると気づかないけど、スタートの駐車場とは反対側の開聞岳の南側へとグルッと回り込んでいる地点。

岩に加えて海風の影響で湿度が高めなのか、苔の緑が綺麗でした。

 

開聞岳8合目

8合目に到着。テンポ良く登っているように見せてますが、確かこの7合目と8合目の区間が結構きつくて、どっと疲れが出たところでした。体感的にもこの区間は他に比べて長くて、最後の残り1.0kmがやたらと遠く感じたよ、、、

 

開聞岳 登山道のロープ

岩場にロープも出てきたり。道も急になってきていよいよラストスパート。

 

開聞岳9合目

9合目に到着。山頂までの残りはわずか400m。

 

開聞岳9合目展望台

山頂手前、9合目の岩場の展望台。

 

開聞岳9合目から眺める海の展望

展望台からの眺め。見事なカーブを描く枕崎方面の海岸線。

先ほどまでの長崎鼻とは反対の西側の海になります。短い区間で見える方向が変わるのが、開聞岳の渦巻きルートの面白いところ。

 

開聞岳のツツジ

 

開聞岳に咲いていたツツジ・カイモンサツキ

山肌にはチラホラとツツジが咲いていました。おそらくこれがカイモンサツキ

開聞岳を代表する花の1つ。

 

開聞岳 山頂までもうすぐの地点

山頂もだいぶ近づいてきた。ここまで登ってきて、ようやく空を見上げらえるようになります。

 

開聞岳救助第2ポイント

ちなみに、所々にある開けた展望台は救助ポイントになっていて、こんな感じの標識が立てかけられています。

危険個所はほとんどないけど、観光客もたくさん登りに来るので、こういうのが必要なのかもしれない。

 

開聞岳 山頂直下の階段

山頂手前の有名なハシゴの階段。これが見えたらゴールは目前。

 

開聞岳 コガクウツギの群生

山頂手前、ゴールを歓迎するかのように見事な群生が広がっていたコガクウツギの白い花。

突然現れたこの満開のお花畑にはビックリした。

 

開聞岳に咲いていたコガクウツギ

白いアジサイ・コガクウツギ。関東では見れない種の花らしいので、良いタイミングで登りに来ることができました。

普段見れない花に出会えるのも遠征登山の醍醐味。

 

開聞岳 山頂まで残り52m

山頂まで残り52mの標識。1m単位で刻むとはなかなか細かい(笑)

 

開聞岳山頂 御岳神社の鳥居

山頂にある御岳神社の鳥居。

御岳神社は来るときに立ち寄った枚聞神社の奥宮にあたる神社。

 

開聞岳山頂

14時50分、開聞岳山頂に到着。駐車場から2時間弱でした。

 

開聞岳山頂からの海の展望

山頂からの展望。周囲に高い山が全くないので、遠くまで良く見渡せます。

海と鹿児島の街並みを一望。

 

開聞岳山頂から眺める池田湖

すぐ近くに見えるのが、来るときに立ち寄った池田湖。こうして上から見ると、かなり大きい湖というのがわかります。

空気が澄んでいると、この池田湖の方角に桜島や翌日登る予定の霧島山も見渡せます。

 

断崖絶壁の開聞岳山頂

山頂は切り立った崖のような岩場となっているのでかなりの高度感。

真下に麓の街が良く見える。

 

開聞岳山頂

遅めの登頂だったので、山頂にいたのは自分の他にはソロの男性の方だけでした。そこまで広い山頂でもないので、これくらいの空き具合がちょうどいい。

山頂部は樹林に覆われていないので開放感抜群!海風も気持ちよく、休憩には持って来いの場所です。

 

開聞岳山頂の展望案内図

山頂にあった展望案内図。これを見る限りでは空気が澄んでいれば屋久島まで見えるようです。

 

空が近い開聞岳の山頂

山頂は陸側の展望が開けているので、池田湖方面の眺望がメイン。

海を眺めるなら途中の7.1合目や9合目の方が良く見えました。

 

開聞岳山頂から下山

しばらく休憩して15時過ぎに下山。思っていたよりも早く登れたので、この分なら十分明るいうちに降りれそう。

 

開聞岳 山頂手前の階段

下りの階段。自分が下山している最中にも2,3人の方がまだ山頂目指して登っていました。

まぁここなら真っ暗になってもルート上迷うポイントもないし、何より九州は熊がいないのが心強いですね。

 

開聞岳9合目からの海の展望

相変わらず見事なカーブの海岸線。

空と海の青色がまた爽快で気持ちいい!

 

開聞岳から望む煌びやかな海

煌びやかな海。今日も1日良いお天気でした。

 

開聞岳7.1合目展望台

開聞岳展望台から眺める大海原

7.1合目展望台からの大海原。

下山は速いもので、特に岩場がない5合目より下はあっという間でした。

 

開聞岳から下山

山頂から1時間かからず2合目登山口に到着。

後は道なりにキャンプ場へと戻れば本日の登山も終了。

 

開聞岳登山口駐車場

16時15分、駐車場へ下山完了。もうほとんどの車が帰った後でした。

往復3時間程度でしたが、ずっと登りが続いたのでそれなりに歩き応えのあった日帰り登山となりました。少なくともお手軽ハイキングというレベルの山ではなかったです。

 

下山後は温泉へと向かいますが、その途中にぜひとも立ち寄っておきたい場所があったのでそちらに移動。

 

JR西大山駅

開聞岳から車で10分ほどのところにあるJR指宿枕崎線の西大山駅

 

JR最南端の駅 西大山駅

この西大山駅はJR最南端の駅

普段公共交通利用の登山が多いのでできれば開聞岳も電車使って来たかったけど、時間制約が大きかったので今回は断念。

 

JR最南端の駅・西大山駅から眺める開聞岳

このJR最南端の駅の標識と開聞岳の構図は有名。池田湖と並んで開聞岳の絶好の撮影スポットになっています。

駅自体が観光地となっているので、自分の他にもたくさんの観光客が写真撮ってました。

 

指宿のマンゴープリン

駅前の売店で売られていたマンゴープリン。指宿はマンゴーに力を入れているらしく、マンゴー推しがすごかったので1つ購入。

下山後の火照った身体に冷えたプリンは旨かったです。

 

指宿 たまて箱温泉

JR最南端の駅の寄り道を済ませて温泉へ。やってきたのはヘルシーランド「たまて箱温泉」。

指宿市内でもかなり人気の露天風呂で、海辺にあるので海を眺めながら入れます。和風と洋風があって奇数日と偶数日で男女入れ替わり制。開聞岳が見えるのは和風になりますが、この日は残念ながら男性が洋風でした。

510円という安さながら、露天風呂も広くてかなり満足度の高い温泉でした。

 

指宿・竹山

ちなみに洋風の場合は、このすぐ近くに聳える竹山という奇岩と海を眺めながら入れます。

なかなか迫力ある岩壁でしたよ。

 

山川製塩工場跡

温泉のすぐ前には山川製塩工場跡という源泉の湯けむりが立ち込める場所があります。

 

伏目温泉の源泉

グツグツ煮えたぎる源泉。プシューっと蒸気が噴出されていたり、物々しい雰囲気の工場跡地。

 

湯けむりと開聞岳

湯けむりと開聞岳

 

伏目温泉の砂風呂と開聞岳

指宿と言えば砂むし風呂が有名。たまて箱温泉のすぐ近くに伏目温泉の砂むし風呂「砂湯里」もあります。

緑の屋根のところが砂風呂。今回は時間も遅かったので入りませんでしたが、たまて箱温泉とのセット券もあるので良ければ入ってみてください。

 

浦島太郎伝説の長崎鼻

温泉の後は開聞岳からも見えていた薩摩半島の最南端、長崎鼻へ。

標識を見て知りましたが、浦島太郎伝説の地らしいです。

 

夫婦喧嘩のため臨時休業

なんか良からぬ理由で臨時休業していたお土産屋。積極的にPRしているあたりネタでしょうけど、なかなかユーモアがある。

調べてみたら、普通に開店している時でもこの標識は出していあるようです。

 

長崎鼻 龍宮神社

長崎鼻 竜宮神社

長崎鼻にあった竜宮神社。浦島太郎伝説にあやかって建てられたのであろう、竜宮城をイメージした神社です。

 

鹿児島・長崎鼻

薩摩半島最南端の長崎鼻到着。一眼カメラ構えたおじいちゃんがいますが、ここは開聞岳と夕日を望む絶好の展望スポットにもなっています。

 

長崎鼻からの夕陽と開聞岳

長崎鼻から眺める夕暮れ時の開聞岳。海の縁に富士山型の綺麗な山が立ってるのはなんか不思議な光景。

海に囲まれているので1つに島のようにも見えます。

 

長崎鼻の浦島太郎

横には浦島太郎がいました。この長崎鼻から竜宮城へと旅立たれたそうです。

 

長崎鼻

遊歩道が敷かれていたので岬の先端へ。

 

長崎鼻 岩の海岸

岬の片側はゴツゴツした岩がひしめく断崖絶壁。

荒々しい海岸になっていました。

 

長崎鼻 火山岩の海岸

こちらは岬の先端部。火山岩でできた岬で、岩を伝っていけば奥まで立ち入ることもできます。

時間もだいぶ遅かったけど、観光客がチラホラいました。

 

長崎鼻の灯台

長崎鼻の灯台

 

長崎鼻からの夕日と開聞岳

改めて眺める夕陽と開聞岳。

長崎鼻から開聞岳までの間には海しかないので、見事な夕日スポットとなっています。

やはり富士山型の山が海辺に佇んでいるのは、ここでしか見れない唯一無二の光景。低山ながら開聞岳が日本百名山に選定されている理由が良くわかります。

 

長崎鼻からの夕焼けと開聞岳

6月と言うことで陽も長い時期なので、18時を過ぎてもまだこの高さにある太陽。

温泉から出る頃にはすっかり暗くなっているかと思ってましたが、無事に夕陽まで見れて良かったです。

なかなかいい角度で開聞岳の山頂に沈みそうでしたが、待っているのも面倒だったので駐車場に戻ることにしました。

 

鹿児島県出身の有名人

駐車場へと戻る途中、売店などはすべて営業終了してましたが色々と面白い看板がありました。

鹿児島出身の有名人。

 

鹿児島弁検定

鹿児島弁検定。

夫婦喧嘩の臨時休業もそうだけど、長崎鼻へ向かうまでの商店街はなかなかユーモアあるところでした。

 

ダイヤモンド開聞岳

帰りがけ、まさかの駐車場から見えたダイヤモンド開聞岳。開聞岳が薩摩富士と呼ばれているあたり、これもある意味ではダイヤモンド富士か。

ちょうど山頂に夕日が沈む瞬間でした。

 

最後の最後で縁起の良いもの見れて万々歳!意気揚々と翌日の霧島山へと登るべく、鹿児島空港方面へと戻りました。

 

鹿児島・黒豚丼

鹿児島名物、黒豚丼を食して1日目は終了。

 

東京から海を越えて遥々やってきた鹿児島県。1日目の開聞岳は見て良し登って良しの山でしたが、どちらかと言うと、その見事な山のシルエットからも傍から見てえらく感動する山だと思いました。

池田湖から見る開聞岳

池田湖、JR西大山駅、長崎鼻など、開聞岳を眺められる展望スポットはたくさんあって、低山とは思えない存在感と風格があります。

特に個人的には最後に見せてくれたダイヤモンド開聞岳にとても感動したので、この時期に登るのであれば長崎鼻からの夕日もぜひ狙ってみてほしい所です。

 

まだまだ続く九州遠征登山、2日目へ続く。

 

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【日程】
2017年6月3日 快晴

【コースタイム】
13:00 開聞岳登山口駐車場(かいもん山麓ふれあい公園)
13:40 5合目
14:00 7合目
14:50 開聞岳(~15:10)
16:15 開聞岳登山口駐車場

 

 

 

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