今年初の南アルプスへテント泊登山に行ってきました。
場所は鳳凰三山。夜叉神峠からスタートして南御室小屋で1泊。薬師岳、観音岳、地蔵岳と歩いて青木鉱泉へと下りました。
稜線から見た朝日と雲海、そこにそびえる富士山が絶景!
久しぶりに見たオベリスクもカッコ良かったです。
久しぶりの南アルプス登山。
コロナ以降はすっかり疎遠となっていて、振り返って見たら2019年の白根三山縦走以来、4年振りでした。
さらに鳳凰三山に関しては、実に12年振り。
登山始めたての青っちい頃に登ったっきり。懐かしさがこみ上げてきた山登りとなりました。
1日目は夜叉神峠登山口から登って南御室小屋でテント泊。
スタート早々に見た夜叉神峠からの白根三山が初日唯一の展望。楽しみは2日目に取っておいて、1日目は黙々と長い樹林帯を登っていきます。
稜線に出たのは2日目の朝。
4時に南御室小屋を出発して、ご来光のタイミングに合わせて登ってきました。
雲海の果てに聳える富士山が、まず最初の絶景。
ご来光前の淡い空模様が好きです。
視線の先にはこれから歩く薬師岳~観音岳。
白砂と花崗岩の稜線が美しき景色。
5時13分にご来光。
雲海の果てから昇る朝日は何度見ても美しいです。これが見たいがために1日目に長い樹林帯を歩いてきたようなもの。
反対側には北岳~間ノ岳~農鳥岳の白根三山たち。
山肌が真っ赤に染まるモルゲンロートも見れて満足です。
鳳凰三山に登れば、富士山、北岳、間ノ岳の日本の標高トップ3を間近で一望できます。
薬師岳~観音岳までの区間が、本ルートで一番快適に歩けるところ。
どこぞのビーチから持って来たんじゃないかってくらい、真っ白い砂浜の道が続いています。
振り返って眺める砂浜の稜線と富士山。
鳳凰三山は森林限界が山頂付近なので、かなり上の方まで登らないと展望が開けません。辛抱の時間が長いからこそ、この稜線に立った時の達成感は計り知れないものがあります。
純白の稜線はまさに天国。
固有種のホウオウシャジンも綺麗に咲いていました。
9月に入って花もいよいよ終盤ですね。
そして鳳凰三山と言えばやっぱりこちら、地蔵岳のオベリスク。
この山のシンボルです。オベリスクとのご対面も実に12年振り。
天を衝く尖った巨岩が最高にカッコ良くて、北アルプスの槍ヶ岳的な存在だと個人的には思っています。
その後はドンドコ沢ルートを下って青木鉱泉へ。
途中の鳳凰小屋で休憩していると、スタッフさんから「12時のバスに乗るなら時間ギリギリだから、五色滝だけ見て行って。あとは巻いちゃっていいよ」とアドバイス頂いたので、五色滝だけ寄り道してみました。
落差あって迫力十分。確かにこれは見ておいて良かったわ~と親切な鳳凰小屋のスタッフさんに感謝です。
無事に12時15分のバスに乗って帰ることができました。ついでに青木鉱泉で日帰り入浴もできたので満足です。
下山のドンドコ沢ルートが想像以上の激下りで足に堪えましたが、久しぶりの南アルプスを大いに楽しめた2日間でした。
道中、色々な人とお話しできたのも良かったです。
9月に入って朝晩の気温もだいぶ涼しくなり、山の雰囲気も徐々に秋らしくなってきましたね。
夏山が終わってしまうのは寂しいですが、次は紅葉が待っているのでまた色々と巡りたいと思います。
コメント
こんばんは、僕も五年振りに8/26.27で鳳凰三山に
テント泊行ってきました。御在石鉱泉から鳳凰小屋でテント泊して翌日夜叉神へ下山でした。
久しぶりの鳳凰三山は絶景だらけで良かったです。
さざなみさん、こんばんは。
私が登った前の週に行かれてたんですね。御在石鉱泉から夜叉神というと、私が12年前に歩いたちょうど逆ルートです。
稜線まで上がるのが一苦労ですが、それが報われる絶景に出会えて本当に良かったです。
お互い良い山登りができましたね。