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【秀麗富嶽十二景】本社ヶ丸~清八山~三ッ峠山 日帰り登山

      2016/07/04

春に絶対歩きたいと思っていたのが、この本社ヶ丸~清八山~三ッ峠山の縦走コース。三ッ峠は日本二百名山にも選定されているので結構有名ですが、本社ヶ丸、清八山も侮ってはダメです。なんたってこの御二方、あの秀麗富嶽十二景の大トリのNo12を務めるコンビなんですから!

この本社ヶ丸と清八山、実は2月のササガン単独登山の帰りに見つけた山で、その時からこのルートをひそかに計画。秀麗富嶽十二景2つと二百名山1つを合わせて登れば、それはそれは楽しい登山になること間違いなし!、、、だったのですが、三ッ峠まで行くとなると標準タイムで10時間オーバー。。。陽が長くなる春までずっと温めてました。

・・・で、ようやく決行したのがこの週末!おそらく今年の日帰り登山では最長&最高低差のコースとなりましたが、果たして・・・

 

雲海、富士山、桜、カモシカ!?―――

 

【日程】

2012年4月15日

【コースタイム】

JR笹子駅(7:15)→角研山(8:45)→本社ヶ丸(9:30~10:00)→清八山(10:20)→御巣高山(11:50)→三ッ峠山・開運山(12:00)→展望地(12:15)→→→お昼休み(~12:45)→木無山(12:50)→八十八大師(13:35)→さくら公園(14:40)→富士急行三つ峠駅(15:05)

 

 

このコースの最大の魅力がバス利用なし、ってところ。先週の檜洞丸で長ったらしいバスにうんざり気味だったのもあるしね。時間とお金に優しい分、コースの距離はかなり長くなるので、スタート時間はできるだけ早めたい。

といことで、

朝7時過ぎにJR笹子駅に到着。天気は曇りで、気温がかなり低い。。吐く息白かったです・・。ハイカーは自分入れて5人ほどで、この駅からはNo4のササガン、滝子山へも登れるので、みんなバラバラに散っていきました。

 

自分も準備体操をして出発。まずは登山口へ向かうため、線路の南側を歩いていきます。

 

スタート直後鶴ヶ鳥屋山の標識が見えますが、そちらではないのでご注意を。あと熊にも注意。自分はビビりなんで、この日のために熊鈴をパワーアップさせておきましたb

 

5分ほど歩いて登山口に到着。序盤から急坂が続くので要覚悟!

 

前日の雨で道がぬかるんでいるので、とにかく滑りやすい。。でも、こういうつまらない道はサッサと登ってしまうに限るので頑張る。(今日は先も長いしね)

 

その後、何本か送電鉄塔が現れるので適当にスルーしつつ、単調な急坂を登っていくと何やら雰囲気が変わった場所が。ここから何か変わるのか!?と期待したら…

 

道路に出ましたorz 頑張って登ってきた先に普通の道路があると軽くショック。。。やる気を削がれながらも、左に進めばまた登山道再開です。それにしても霧が濃くて視界が悪い。晴れるって言うてたのに。。。

 

正直、最初のポイントの角研山までは踏ん張りどころ。標高差1000m以上を一気に登るので、かなり疲れます。展望もないので、楽しむとしたら送電鉄塔をしたから撮って「わ~高いなぁ~、霧がかってきれいだなぁ~」とかするくらい。

 

そんな感じで気持ちが沈み始めてきたころ、太陽の光が差し込んで天気が回復。と同時に自分のやる気も回復!太陽の力ってやっぱりすごいわ。

 

気力も回復して、気づけば角研山に到着。今考えたら、ここまでが一番つらかったかも。。。

角研山に着くころには天気も恐ろしい位に回復。こんな一瞬で変わるものなの?って思ったら、、、

 

なんと雲の上に出てました!この時点ではまだ標高は1300m台。まだ早朝だからなのかな?予想外の雲海で思わず笑ってしまったw

 

雲の上にいるとわかった途端、疲れも一気に吹っ飛び、軽やかな足さばきで尾根道を歩きます。ここらでスキップなんかしてもいいかもね。(誰も見てないし)

 

相変わらず送電鉄塔がしつこいですが、ここから先は時々展望が開けます。標識上では、この送電鉄塔から本社ヶ丸までは約70分。

 

この時点ではまだ富士山は見えないですが、目指す三ッ峠山を見ることができます。結構距離あるねぇ~・・・

 

雲海に消えゆく送電線。これはこれで絵になってるね。

 

あと1時間ほどで山頂ですが、まだ標高差は300m弱残しているので登りは続きます。ただ、この頃になってくると足腰がいい感じで活性化されているので、序盤ほどは疲れを感じません。

 

しかも山頂に近づくにつれて、三ッ峠の背後から富士山が見えてきます。この時点でもすでに立派な眺め!

 

山頂付近にはまだ雪が残っていたりします。・・・というか、踏んだ感じが新雪フカフカ!どうやら前日に降ったっぽい。標高1500mを超えると、まだまだ雪が降るんですね。

 

午前9時半、予定よりだいぶ早く本社ヶ丸山頂に到着!標高1630mは、これまで登ってきた秀麗富嶽十二景の中では、今のところ最高峰です。

そんなわけなんで、眺めが悪いわけがない!ってことで、

 

まずは秀麗富嶽十二景おなじみの富士山。その手前が最後に目指す三ッ峠。オプションで雲海~

 

西側には南アルプス。

 

北西には八ヶ岳。

 

カメラでは捉えづらいですが、北~東にかけては金峰山、瑞牆山、大菩薩嶺なども見えました。

 

【動画:本社ヶ丸山頂から】


ちなみに山頂はこんな感じ。広くはないですが、誰もいないのでゆっくり休憩~。(ふと、この時点でまだ誰ともすれ違っていないことに気付いた。。やっぱり人気のない山なのかねぇ~)

 

登山の時は常にザックに忍ばせているウイダ―。ここぞという時しか飲まないですが、今日はまだまだ先が長いのでチャージ。

この時点で気温は15℃を越えている(と思った)ので、半袖でも十分。風もない穏やかな陽気なので、時間が許すなら昼寝したかったー

 

そうそう、今回のルートを取る場合、地図が2つ必要になります。ここまで来るのに必要だったのが「24.大菩薩嶺」、ここから先は「31.富士山」に切り替え。

地図上でも隅に追いやられてかわいそうな本社ヶ丸。全然関係ないけど、「ほんじゃかまる」ってひらがなにすると何だかかわいいねw

 

予定よりだいぶ早く到着できたので、20分くらいのんびりしてました。つまらない道はさっさと進み、気持ちいい所でゆっくり休む、これに限るね。

体力も回復して、次は清八山へ。約35分の道のり。

 

清八山までは岩場がメインになります。雪もあるので慎重に。

 

ちなみに、本社ヶ丸を下から見上げるとこんな感じ。かわいい名前の割にはゴツゴツした奴です。

 

先週の檜洞丸を思い出させるような稜線沿いと岩場。

名前もないただの岩場ですが、

そこからの眺めは絶景!いつも不思議に思うんだけど、なんで秀麗富嶽十二景ってもっと有名にならないんだろ。。

 

崖っぷちに立てば、なかなかのスリルも味わえます。ここら辺は、あの御前山と似てるね。(御前山、奥多摩じゃないよ!)

 

今回は岩場はほとんど下っただけですが、逆ルートにするとこんな岩場を越えていくことになります。面白そうなんで、次は逆ルートで来よう!

 

そして、もう少しで清八山山頂に着こうとしたところで、、

 

でました!「まどわしの分岐点 その2」(笑)

今回のパターンは、えげつないことに「この先危険」なんて甘い誘惑を仕掛けています。これは、あれだね。「押すなよ、絶対に押すなよ!」的なノリで行けってことなんだろうけど、あいにく標識に素直に従う心を、ついこの前から持ち合わせることにしたので、ここは右へ。左に行ったらどうなるのかは、、、気になるけど気にしない( ̄^ ̄)

 

清八山山頂に到着。本社ヶ丸から20分ほどでしたが、かなり楽しい道のりでした!No12、大トリとしての貫録を見た感じです。

 

ここからももちろん富士山がバッチリ!(ちょっと光っちゃってるけど。。)

こちらも山頂は広くはないですが、相変わらずの空きっぷり。少し寂しい気もするけど、こういった静かな雰囲気が秀麗富嶽十二景らしさでもあるから、これでいいのかもね。

 

時刻はまだ10時半前。お昼ご飯には早いので、三ッ峠山まで頑張ります。目指すのはあの鉄塔が立っているところ。近いのか遠いのかよくわからない距離。

特に問題なかったけど、この時、北側斜面の雪がちょっとだけ気になったり……

 

三ッ峠までは標識を頼りに行けばいいのですが、、これも嫌がらせだよなぁ~。ちょっとでも雪が積もったら見えなくなるじゃん!まぁ、ここは素直に階段を下ればいいのでそんな問題なし。

 

こうやっていくつかの山を縦走するとき、いつも心で叫んでいるのが「なるべく標高を下げないでくれ~」ってことなんだよね。登りは嫌いじゃないんだけど、やっぱりせっかく登って稼いだ標高を下げて、また登りなおすってのは、、、ちょっとキツイ。できれば平坦な尾根道をゆっくり歩きたいなぁ~なんて贅沢考えるんですが、ここでもいったん下って、きつい登りが待ってます。

 

登りに差し掛かる手前で、自衛隊の車両発見。何しているのかよくわからないけど、お疲れ様です~

たぶん今回のコースの中間地点はここら辺。体力・時間ともに大丈夫そう。

 

相変わらずの青空ですが、振り返ると徐々に雲が上がってきました。これはちょっと急いだ方がいいかも・・・

 

途中に送電鉄塔があるのですが、それを過ぎたらいよいよ急坂開始。やっぱり雪が残っていました。滑るし歩きづらいし、これは結構疲れそう。。

 

途中、休憩するようなポイントもないので、ここは頑張るしかない!ここを乗り越えれば今日の登りは終了です。

 

長い急坂の果てに待っているのが、本社ヶ丸から見えた電波塔。三ッ峠を探すときの目印になってるやつです。

ここが御巣鷹山山頂ですが、電波塔以外特に何もないので次に進みます。

 

次に目指すのは、あの人工物。あれはNTT中継局で、あの建物の裏に三ッ峠山頂があります。

 

こちらがNTT中継局。隣にはFNF中継局もあり、何だか平地にいるような感覚。。

 

反対側の登山道と合流。ここに来て、一気に人が増えました。ホント別世界のようなにぎやかさ。

 

12時ちょうど、開運山到着!三つ峠は「御巣鷹山」「開運山」「木無山」の総称ですが、三ッ峠山頂と言えば、この開運山を指します。

開運祈願でもしたかったのですが、あまりの人の多さにゆっくりできず。。

 

山頂からの眺めはやっぱり絶景!富士山との間に遮るものがないので、その姿を一望できます。

 

お昼時間だったけど、山頂があまりに混んでいるので場所移動。左奥に見える開けた展望地まで行きます。

 

こちらも有名な反射板。近くで見るとなかなかの大きさ。反射板設置できるくらい開けてるってことなんだろうね。

そういえば、帰って気づきましたが、身体めちゃくちゃ日焼けしてました。雲の上にいたんだから当然か。。

 

下っていると、若い山ガール&おじちゃんパーティーとすれ違い。どういう関係なんだろ。。。

 

山小屋「四季楽園」。自販機、トイレなどがあります。やっぱり人気の山は山頂も充実してるね。(ほんじゃかまるとは大違いだ)

 

山小屋の前にはベンチもあるので、みんな思い思いに食事をしてました。山ガール率高っ!

 

展望地に到着。運よくベンチが空いていたので、ようやくここでお昼休憩。5時間登りっぱなしだったので、流石に腹ペコ。

 

食後に抹茶と大福。富士山を見ながら「和」の雰囲気に浸ろうと思ったけど、この頃になると、もう富士山なんて見飽きてしまってたり。。。

 

お昼ご飯を食べ終わる頃、さっきすれ違った山ガール&おじちゃんパーティが横にきてお昼にしてました。三ッ峠単体なら、やっぱり大勢で来たほうが楽しそうだね。

そういえばこの展望地、地面から白い湯気みたいなのが出ていました。写真で薄っすら見えるのは砂埃じゃなくて、地面から出てる蒸気。

 

昼休憩も終えて行動再開。せっかくなので、三ッ峠の最後の峠「木無山」に寄っていきます。ベンチもチラホラあって、ホントに観光向けの山なんだね。

 

展望地から数分で木無山に到着。山頂の標識はありますが、ただの分岐点です。

これで3つの峠もまわったので下山。帰りは三つ峠駅へ下るコースなので、いったん四季楽園まで引き返します。

 

引き返す途中に展望台があったので、寄ってみることに。

 

あいにくガスってました。。。

と思ったら数秒後には・・・

 

青空復活。雲の移り変わりが激しくて、陽が差したり曇ったりの繰り返しでした。他のハイカーが「谷川岳みたい」なんて言ってましたが、ホントその通りだと思う。

 

展望地まで戻ってきました。開運山はこんな岩壁。ここはクライマーの聖地らしくて、

 

いました、クライマー。自分には真似できそうにないな~

 

と、クライマーに目を奪われて、いざ帰ろうかと振り返って見ると、、、

 

!?

えっ?

 

カモシカ発見。あまりに普通にいるので、最初は犬かと思った。

登山初のカモシカでしたが、意外にあっけない出会い。まだ見ぬ雷鳥との出会いも、こんな感じであっけないのかも・・(笑

 

雲海以上に予想外のカモシカにも出会えて、満足!何も思い残すことはなく、下山します。

 

三ッ峠駅までのルートは、クライマーがいた岩壁の脇を通れるのでなかなか迫力があります。下からの眺めは圧巻なので、一見の価値あり。

 

さっき遠くから見えた赤い服のクライマーがいました。他にもたくさん練習してて、結構な人数でした。

 

(この後も色々あったけど、長くなってきたのでちょっと省略~)

 

途中にある八十八大師。像すべての顔が異なっているらしいので、見てみると、

 

結構みんな、大変なことになってます( ̄Д ̄;;

 

さらに進むと「股のぞき」。せっかくなので股から富士山をのぞいてみましょう。(股のぞきながら写真撮ったけど、なんのこっちゃわからないない画だったので、ここも省略w)

 

帰りはこんな感じで、所々にベンチが置いてあったりするので、歩きやすいコースです。人気の山は登山コースも整備されてますね。

 

歩き続けて14時ごろ、登山口に降りてきました。

 

こちらが登山道入り口に置いてある達磨岩。(実は三ッ峠駅にも色違いのがあります)

 

山はゴミ箱ではありませ~ん。一気に肩の力が抜けたw

 

下から見上げる三ッ峠。今日の登山もこれで終わりかぁ~としみじみ。。

 

あとは道なりに駅へ目指すだけ。途中には、滝見遊歩道や公園があるので、割と楽しい帰り道。

 

駅までの途中にあるさくら公園。まだ満開ではなかったですが、それでもなかなか綺麗でした。登山口付近はまだ全然咲いていなかったので、来週あたりはかなりベストな状態で花見ができるのではないでしょうか。

 

桜を見ながらのんびり歩いて、15時に無事に三つ峠駅に到着。長い旅の終わり。

当初の予定よりはだいぶ時間に余裕があったので、そんなに構える必要もなかったかも・・・。とりあえず日没までに下山できて一安心。

 

15:13発の快速がちょうど来たので(快速なんてあったんだ。。)、それに乗って帰宅。

そして今回は、ついに、、

ついに!

人身事故に巻き込まれることなく帰れました!秀麗富嶽十二景に登るたびに巻き込まれていたので、ようやく呪縛から解放された感じ。もう大丈夫だ!w

 

 

と、こんな感じで、いつもよりも長めのブログになっちゃいましたが、今回もかなり面白い登山になりました!コースが長かったので、とにかく色々ありすぎた・・・(自販機から全然違う飲み物が出てきたのもいい思い出~笑)

秀麗富嶽十二景はもうすでに6,7個登ってますが、今回の本社ヶ丸・清八山は、今まで登った中では最高だったかもしれません。たぶんこのNo12が一番富士山に近いんじゃないかな?これまで登った中でも特に富士山が大きく見えました。

 

三ッ峠も良い山だったんですが、こちらはとにかく人が多かった。。。三ッ峠単体であれば大勢で登った方がいいかもしれないです。

 

結構長めのコースですが、自分としてはかなりおススメのルートでした!バス乗らなくていいので、時間もお金も節約できるし、登り応えもあるし、展望最高だし、、ホント文句のつけようがないルート。特に本社ヶ丸~清八山はかなり気に入ってしまったので、絶対にまた登りたいと思います!

 

ガッツリ登りたい人はぜひ行ってみてください。

以上、お疲れ様でした~

 

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