今日という日を忘れずに

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【北アルプス】西穂高岳・独標 岩稜と樹氷、壮大な雪景色へ 日帰り雪山登山

   

2019年1月4日に北アルプスの西穂高岳独標へ日帰りで雪山登山に行ってきました。

新穂高ロープウェイを利用して一気に標高2000m超えの白銀の世界へ。樹氷の森を抜けた先に待っていた雪の稜線からの眺め!北アルプスの名峰群が一望できる壮大な絶景が広がっていました。

終日快晴で風もそこまで強くなく、コンディションに恵まれた1日だったと思います。西穂山荘では名物のラーメンを食し、下山後は平湯温泉も楽しんで充実した新年1発目の登山となりました。

 

西穂高岳 日帰り雪山登山

 

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新年最初の記事ということで、まずは明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

2019年の初登りの舞台となったのは北アルプスの西穂高岳。

雪山として訪れるのは6年ぶり2度目で、前回と同じく日帰りで独標(どっぴょう)まで。ロープウェイを利用してお手軽に高度を稼げますが、何と言っても今シーズン最初の雪山登山。かつ、自分でも苦手分野の岩山ということで、やや緊張しながらお仲間さんと共に登山口へと向かいました。

 

2019年1月4日 北アルプス・西穂高岳独標 日帰り雪山登山

今年も早速やってきた冬の北アルプス登山。

西穂高岳に登るべく、やってきたのは通年営業している新穂高ロープウェイ

新穂高ロープウェイ 無料駐車場

早朝の駐車場にはずらりと車が停まってました。ここはロープウェイ乗り場から少し離れた無料駐車場で、上の有料駐車場にもたくさん停まっていたので、結構な人の数が押し寄せていたと思います。

山間にある駐車場は日差しも届かず、物凄い寒かった。山の上よりもこの時が一番寒かった。身体がまだ雪山に全然慣れておらんぞ……

 

新穂高ロープウェイから眺める雪の北アルプス稜線

駐車場から見上げる北アルプスの雪景色。

この時点ですでにこの絶景!山の上からはどんな景色が見れるのか、早くも期待が高まる。

 

新穂高登山指導センター

駐車場のすぐ近くにあるのが登山指導センター。ここに登山届の用紙も置いてあり、提出ボックスもあるので記入して行きましょう。

併設されているトイレもかなり綺麗でした。

 

新穂高ロープウェイ始発を待つ行列

冬季のロープウェイの始発は朝の9時。30分以上前に並びましたがすでにかなりの行列ができていました。

登山客だけでなく、観光客やツアー団体も多いです。早めに並ぶべし。

そしてロープウェイ料金は通常は大人往復2900円かかりますが、JTBの割引チケット2300円!(2019年1月現在)になるのでこれをぜひ利用すべし!事前にコンビニで引き換えておきましょう。

 

新穂高ロープウェイ

人も多かったので、第1ロープウェイに乗れたのは第2便でした。ただ通常30分間隔の所を、臨時運転でどんどん動かしてくれたので、それほど待たずに済んで良かったです。

第2ロープウェイは2階建てなので、すぐに乗り継げました。

 

西穂高口展望台

比較的スムーズに上がって来れて、朝の9時半に西穂高口に到着。

まずは観光客に混ざって展望台へと赴く。

 

展望台から眺める雪の穂高連峰

展望台から眺める西穂高岳と樹氷のクリスマスツリー。北アルプスらしい美しい雪景色を早くもゲット。

これからあの稜線を目指して登って行きます。

 

展望台から眺める白山

1月にしては奇跡的な快晴で、北陸方面も澄み切った青空。

写真奥に見えるのは霊峰・白山。その白きやまなみもバッチリ見れました。

 

新穂高ロープウェイと雪の笠ヶ岳

乗ってきたロープウェイ、その正面に見える尖がった山が笠ヶ岳

西穂高岳に登ると、あの笠ヶ岳のカッコよさに誰もが惚れ惚れするはず。

 

にしほくん

新穂高ロープウェイの展望台にいる『にしほくん』。

雪の量によって姿かたちを変える名物キャラクター、1月4日時点の彼はおむすび型でした。

 

冬の西穂高岳登山口

展望台で軽く遊んでから登山道へ。

いよいよここから新春1発目の登山開始。

 

冬の西穂高岳 樹氷の登山道

まずは西穂山荘目指して樹氷の森を進んでいく。

冬場であればロープウェイ乗り場の周りに雪の回廊ができているはずなのですが、まだ積雪量が少ないので雪の壁はありませんでした。

 

西穂高岳のクリスマスツリー

 

西穂高岳 樹氷の登山道

サクサクと雪を踏みしめる感覚が懐かしい、久しぶりの雪山登山。樹氷も綺麗。

しばらくは登ったり下ったりしながらひたすら森を進んでいきます。

 

樹氷の合間から見える乗鞍岳

樹々の合間から見えたのが乗鞍岳

この先の稜線に出ると、あの乗鞍岳の存在感も際立ったものになります。

 

西穂山荘までの急坂

西穂山荘直下がなかなかの急斜面。

登りは山荘まではアイゼン履かないで歩きましたが、下山は装着した方が良さそう。先行する登山者も多いので、幸いラッセルするような箇所はなかったです。

 

冬の西穂山荘

 

西穂山荘

10時30分、西穂山荘に到着。北アルプスの中では珍しい通年営業の山小屋で、たくさんの人が休憩してました。

この山荘は西穂ラーメンが名物で、それを食すのも今回の登山目的の1つ。下山してきてから食べることにし、アイゼン&ピッケル取り出して独標までのアタック準備。

 

西穂山荘の雪だるま

冬の西穂山荘といえば、この巨大な雪だるまも名物の1つ。

これでもまだ細身で、この先雪が降る毎にどんどん冬太りして丸くぽっちゃり体型になっていきます。

 

西穂山荘 雪のテント場

西穂山荘のテント場。

小屋が冬場でも営業しているので、テント泊で登りに来る人も多いです。

 

西穂山荘から独標へ

10分ほど休憩して、独標目指して登山再開。

ここからがむしろ本番。

 

西穂高岳から眺める雪の白山

この先は樹林帯を越えて稜線に出るので、眺めも一気に開けるポイント。

振り返れば、再び遠くに白山の雪景色。まだ天気も全然崩れそうにない登山日和。

 

冬の西穂高岳 雪山登山

どんどん登る。

アイゼン履いての登山も今シーズン1発目なので、雪山用登山靴と合わせて足が重い……

 

雪の笠ヶ岳~双六岳の稜線

左側には並走するように笠ヶ岳~双六岳の白き稜線を一望!

すぐ隣の山ですが、こちらとは雪の量がまるで違うほどの純白の稜線が連なっていました。あの稜線には、この先も常に目を奪われっぱなしになる。

 

西穂高岳 日帰り雪山登山

西穂高岳の全容が見えてきた。

ここから見て一番目立つ突き出た峰は山頂ではなく、その手前のピラミッドピーク。西穂高岳山頂はこの位置からだと少し山陰に隠れる感じなので、独標までの道のりの中ではピラミッドピークが一番存在感を放つ峰になります。

 

雪の焼岳と乗鞍岳

後ろを振り返れば焼岳乗鞍岳

中央奥の乗鞍岳もなかなかの存在感で、たっぷりと雪が積もっているのが良くわかりました。冬の乗鞍岳も過去に一度登ったことがあるけど、なかなか良かった。

 

冬の西穂高岳稜線

稜線をひたすら進んでいく。

ここら辺はまだまだ平和な道のりで、危険個所もほとんどなし。風も思っていたほどは強くなく、寒さもあまり感じませんでした。

 

西穂高岳・独標 日帰り雪山登山

ピラミッドピーク、その名の通り綺麗な三角形が突き出ておるぞ。

 

西穂高岳・丸山

 

西穂 丸山

西穂山荘から30分ほどで丸山に到着。

稜線上の小高い丘といった場所ですが、360℃の展望があるので眺めは一級品。冬の北アルプスの景色を見るだけであれば、この丸山を目指して登りに来るのも大いにありだと思います。

ここまでであれば、日帰りでも十分時間に余裕をもって来れるし、道中で危険なポイントもほとんどありません。

 

冬の西穂高岳 丸山の稜線

続々と登ってくる登山者たち。

前日に山荘に泊まって早朝アタックをキメていた人も多かったようで、この時間帯ですでに山頂方面から下山してくるパーティーも結構いました。

 

冬の西穂高岳・独標 雪山登山

さらに先へ。

進むにつれて尖がったピラミッドピークの存在感が際立ってカッコええ…!

いかにもピークって感じがするけど、今日はあそこまではいかないんだ。

 

西穂高岳登山道

この先ももうしばらくは普通の雪道。

豪雪の北アルプスとは言え、まだそこまで積雪量も多くはなかったようで、ジグザグに登っていく夏道ルートが薄っすらと見える状態でした。

 

西穂高岳の稜線 雪のピラミッドピーク

独標の黒い岩場が見えてきた。

冬の独標には過去に一度来たことがあるけど、それはもう6年前の話。冒頭で「6年ぶり2回目」とか書いたけど、あぁ、あれはもう6年も前のことだったのかぁ、、と自分で記事を書いていてふと感傷に浸ったりもした。

あの時からアイゼンは買い換えたけど、冬靴とピッケルはいまだ現役でございます。

 

笠ヶ岳~裏銀座の雪景色

真横に見える笠ヶ岳の稜線がとにかく美しい。

双六岳あたりは昨年の夏にも歩いているので、その時の記憶も蘇る。2018年の夏は猛暑だったが、今年はどうなることやら……

 

冬の西穂高岳稜線

雲1つない穂高ブルーの青空。

雪が風で舞い上げられ、踏み込むアイゼンに少しずつ岩の感触を得始める。

 

西穂高岳・独標 日帰り雪山登山

 

西穂高岳・独標

稜線に現れるドデカイ岩の塊。あれが今回目指す西穂高岳独標。

稜線の間隔も少しずつ狭まり、切れ落ちる斜面を見ると高度感が一気に増す。

 

冬の上高地

右手に見えるのが霞沢岳。その眼下に見える谷底の平地が上高地

日本屈指の避暑観光地の上高地も、冬場は完全に閉ざされた世界。上高地もまだ雪が少なそうに見えました。

 

冬の西穂高岳 稜線の岩場

 

冬の西穂高岳 岩場

独標直前、ひと一人分の狭い稜線に岩場が出始める。

足場はしっかりしているので、アイゼンを引っかけて転びさえしなければ、まぁ大丈夫。

 

西穂高岳・独標の岩場

独標直下の岩場。(見上げているのは今年も登場、まさき先生)

冬の西穂高岳・独標までの登山で、核心部といえばここくらい。岩慣れしている人にとっては何てことない道なのかもしれないけど、岩アレルギー全開の自分にとってはこれくらいがちょうどいい相手。

 

独標の岩場

一部だけ鎖場が設置されている箇所もあります。

雪も思ったより少なめで岩も結構出ていた気がします。

 

西穂高岳・独標の急登

先人たちの足跡もあるので、登りは大して難しくない。

それよりも久しぶりの登山なので、大した距離でもないのにここまでで結構歩き疲れた。冬靴はやっぱり重たいぜ……

 

西穂高岳・独標 山頂

 

西穂高岳独標

12時ちょうど、西穂高岳・独標に到着。

お疲れ様でした。

 

独標から眺める雪の穂高連峰

まず目にするのが、独標からさらに先の稜線。

ピラミッドピーク、西穂高岳、さらに奥穂高岳へと続く日本屈指の岩稜ルート。これを見たいがためにここまで登ってきたというのもあります。

 

雪の前穂高岳と明神岳

こちらは前穂高岳明神岳

穂高連峰を形成する岩山はどれも凛々しい姿。雪を纏えばなおのこと。

 

西穂高岳から眺める南アルプスと富士山

東側には南アルプスの展望。さらにその背後には薄っすらと富士山の姿も見えました。

遠目でしか見えないけど、一応これが今年の初富士。2019年も良い年になりますように。

 

西穂高岳独標山頂

独標に続々と到着する登山者たち。

岩のピークですがスペースはそれなりにあるので、あまり窮屈な感じはしませんでした。

 

独標から眺める乗鞍岳

歩いてきた稜線を見下ろす。

山荘から独標まで、時間にしたら2時間もかからない道のりですが、久しぶりの登山としてはこれくらいでちょうど良かったです。

 

西穂高岳から眺める白山

白山もまだくっきりと見えています。その右奥は日本海かな。

ここまで天気が持つとも思っていたなかったので、本当にこのタイミングで来れて良かったです。

 

独標から西穂高岳山頂を眺める

ボーっと西穂高岳を見つめる。

岩場の前ではポンコツなので、ここから先はたとえ時間があっても行く気になれない。こうして眺めるだけで満足なのです。

 

雪の西穂高岳稜線を歩く登山者

独標から見下ろすだけでこの高度感。見れば下に人もいたけど、あそこまでどうやって下りるのかもそもそもわからん(笑)

独標に立つ人の影がくっきり見えて面白がるのが私なりの楽しみ方。

 

雪の穂高連峰

最後に雪の穂高連峰を見納め。

肉眼ではピラミッドピークに立っている人も見えました。

 

独標から下山

独標から下山。

自分にとっての本当の核心部はここ。登ってくる分には何てことない道でも、下ろうとするもんならこの高度感。傾斜が知らぬ間に傾いたんじゃないかってくらい、同じ道とは思えない感覚に晒される。

例によって基本的な三点確保はもちろん、お得意の四点確保(=動けない)を駆使してへっぴり腰スタイルで下っていく。

 

西穂高岳 雪の稜線

独標直下の岩場さえやり過ごせばもう安全。(なかなかの相手だったぜ……)

帰りは乗鞍岳に向かって進んでいく感じが爽快でした。

 

雪の笠ヶ岳稜線

再び笠ヶ岳の展望に浸る余裕も生まれる。

無事に終わって緊張感も緩み、おそらく不敵な笑みを浮かべていた頃。あんな感じのメローな稜線は本当に好きだ。

 

西穂高岳から眺める雪の焼岳と乗鞍岳

ここら辺まで降りてくるともうだいぶ暖かいもんで、体感温度は残雪期に近いような状態でした。

下るにつれて大きくなっていく乗鞍岳と焼岳。雪の時期は焼岳の存在感がイマイチな感じがするけど、夏場だと焼岳もかなり目立って立ちはだかっています。

こんな感じで↓

西穂高岳から夏の焼岳と乗鞍岳

夏の西穂高岳登山より、稜線から眺める焼岳と乗鞍岳)

 

冬の西穂丸山

小高い丘が最初に登った丸山。

丸山っていう山は至る所にあるけど、大抵眺めがいい気がする。三俣蓮華付近の丸山も眺めが良くて好きな場所です。

 

西穂山荘

13時に西穂山荘に戻る。

アイゼンを外して小屋の中でお昼休憩。

 

西穂山荘 レストハウスメニュー

今回の登山の目的の1つでもある、西穂ラーメンを食す。

ここのラーメンが有名なのは知っていたけど、食べるのは今回が初めてでした。

 

西穂山荘 食堂

小屋の食堂

 

西穂ラーメン(味噌・しょうゆ)

西穂ラーメン着丼。

左がみそ、右がしょうゆ。評判通り、どちらも山小屋のラーメンとしては美味しいスープでございました。

 

西穂山荘から下山

ラーメンという目的を果たしたら、頭の中は即温泉モードに切り替え。

暖かい温泉目指して、ロープウェイ乗り場まで戻ります。

 

樹氷の西穂高岳の森

下山はあっという間。この序盤の森歩きも、日差しが届く穏やかな雰囲気で気持ち良かったです。

 

西穂高岳ロープウェイ

通常30分間隔運行の所を、帰りも臨時で15分間隔くらいで動かしてくれていたので、スムーズに下まで下山できました。

冬場も運行してくれるロープウェイにはただただ感謝。正月からお仕事しているスタッフさんもお疲れ様です。

 

新穂高ロープウェイ限定日本酒 槍・穂高

麓の売店にあった新穂高ロープウェイ限定の日本酒。

限定品ということで思わず買ってしまった。槍!っていうラベルが特にカッコ良かったけど、ここは穂高を購入。まだ勿体なくて飲んでない。

 

平湯の森

下山後の温泉は平湯温泉「ひらゆの森」へ。

設備が綺麗で露天風呂がとにかく広い。それでいて日帰り入浴500円という安さなのでおすすめです。

 

予定通り西穂高岳・独標登頂と西穂ラーメン、そして温泉を楽しんでやりたいこと全部できた1日でございました。

 

冬の北アルプスはなかなか晴れる日が少ないですが、西穂高岳独標までであればロープウェイを使って日帰りで登れるし、高度な技術が要求される箇所もないので、ある程度雪山に慣れ親しんだら登れる場所だと思います。展望だけであれば、その手前の丸山からでも十分楽しめるので、丸山を目指すのでも全然ありかと。

 

西穂高岳独標 日帰り雪山登山

北アルプスから始まった2019年の山登り。

どれだけの頻度登りに行けるかわからないですが、今年もどうぞよろしくお願いします。

 

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【日程】
2019年1月4日

9:40 西穂高口(ロープウェイ乗り場)
10:30 西穂山荘
11:10 丸山
12:00 独標
13:00 西穂山荘
14:15 西穂高口(ロープウェイ乗り場)

 

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