【北八ヶ岳】北横岳 雪山入門の山へ日帰り登山(電車・バス利用)

【北八ヶ岳】北横岳 雪山入門の山へ日帰り登山(電車・バス利用)

八ヶ岳の北横岳へ、電車・バスを利用して日帰り雪山登山に行ってきました。

雪山初心者におすすめされる入門レベルの山として知られる冬の北横岳。ロープウェイを利用できるので体力に自信がなくても登れるし、危険個所もないので軽アイゼンでも登頂可能。雪がたっぷり積もればスノーシューハイクもできます。

山頂からの南八ヶ岳、南~中央~北アルプスの展望はもちろんでしたが、北八ヶ岳らしい煌びやかな樹氷の森が爽快でした。

冬の北横岳 登山者と南八ヶ岳

2019年1月27日 八ヶ岳・北横岳 日帰り雪山登山

「雪山」「初心者」「軽アイゼン」などのワードと共に、冬山の入門編として頻繁に紹介されるのが北八ヶ岳の北横岳

ロープウェイが利用できるのでそこまで体力も求められず、合間に山小屋もあるので、雪山初めてという人でも安心して楽しめる山です。

かく言う私も、もうかれこれ7年前…、アイゼンもまだ履き慣れていない青っちい頃にお世話になった身。のんびり雪と戯れたくなったので、久しぶりに初心に帰って登りに行ってきました。

JR茅野駅

都内から電車を乗り継ぎ、やってきたのがJR茅野駅。八ヶ岳は首都圏からの公共交通アクセスも良く、冬場でも路線バスが運行されているのが嬉しいところ。

八ヶ岳は毎年1度は訪れているので、この茅野駅もだいぶ見慣れた駅になってきました。

茅野駅~北八ヶ岳ロープウェイ行きバス

北八ヶ岳ロープウェイまでは往復2200円。乗り場近くの発券所であらかじめ購入しておきましょう。

10時過ぎの第2便でしたが、20人近くの登山者が乗りました。

北八ヶ岳ロープウェイ乗り場

1時間ほどの乗車時間で北八ヶ岳ロープウェイに到着。

冒頭で語った通り北横岳は雪山初心者の頃に一度登りに来た山ですが、それももう7年も前のこと。正直、道がどうなっていたとかあんまり覚えていない…。ロープウェイ乗り場もこんなに立派な建物だったっけ?という感じです。

北八ヶ岳ロープウェイ

バスを降りてすぐにチケット購入してロープウェイに乗車。往復1900円ですが、登りだけロープウェイ使って帰りは徒歩で下山というのもありです。1時間半くらいで下りてこれます。

ピラタス蓼科スノーリゾートというスキー場も併設されているので、スキーヤーもたくさんいました。通常は20分間隔ですが、乗客が多い週末は10分間隔で運行してくれます。

北八ヶ岳ロープウェイからの樹氷風景

ロープウェイから眺める北横岳の樹氷群。

今年は例年に比べるとかなり雪が少ないようですが、前日の降雪のおかげで綺麗なクリスマスツリーが出来上がっておりました。

北八ヶ岳・坪庭

乗車時間7分であっという間に山頂駅に到着。

標高2237mの坪庭、ここが北横岳登山のスタート地点。北横岳の標高が2480mなので、あと200mちょっと登れば山頂まで行けちゃいます。

北横岳のキツツキ

登山口の名物キツツキ。北横岳といえばこれ。

7年経ってもこのキツツキだけはよく覚えてる。

坪庭散策路へ

標識に従って坪庭散策路から北横岳方面へ。

ゆるふわハイクのつもりなので、今回は12本アイゼンではなくチェーンスパイクで歩きだしました。

坪庭の雪景色

坪庭の樹氷風景。

スノーモンスターといえるレベルではないけれど、雪を纏ったツリーと雪原風景がとても綺麗。

坪庭から眺める南アルプス

この時点ですでに展望は開けていて、振り返ると南アルプスを望むことができます。

朝の列車の車窓からも見えていたけど、北岳あたりは真っ白になってました。

坪庭の雪原と縞枯山

坪庭の平坦な散策路。奥に見えている山は縞枯山

山頂まで行かずに、ここら辺を散策するだけの人もいます。装備も軽アイゼンやスノーシュー、ワカンなど様々。ピッケルを持っている人もいましたが、北横岳だけの往復であればストックでも十分対応できます。

冬の北横岳 雪山登山

北横岳方面へ道に沿って進んでいく。

雲1つない八ヶ岳ブルーが爽快すぎる!照り返しが強烈でサングラスと日焼け止めは必須アイテム。

北横岳登山 雪の樹林帯

坪庭を外れると、いったん樹林帯へ。しばらく登りが続きますが、北八ヶ岳はこの森歩きも気持ち良いところ。

冬の北八ヶ岳の森

日差しが適度に降り注ぐので登山道は明るく、雪の煌びやかな景色が最高に綺麗です。

夏は苔むす森が綺麗な北八ヶ岳、冬は冬でまた違った魅力があります。

北横岳 日帰り雪山登山

時刻はちょうどお昼ごろ。雪山入門として人気の高い北横岳なだけあって、行き交う人が多い。

みんな、見事な青空と雪景色にキャッキャしておったぞ。

北横岳登山道から見下ろす坪庭の雪原

少し登ったところから見下ろす坪庭の雪原。たっぷり雪が積もればスノーシューフィールドとしても人気の場所で、麓のスキー場でレンタルもできます。

北横岳 雪の枯れ木

凍った枯れ木。これも北八ヶ岳らしい景色の1つ。

北横岳登山 冬の森の一本道

登りがいったん終わると平坦な一本道がしばらく続きます。

北横岳で個人的に一番好きなのがここら辺。山頂からの展望ももちろん良いけど、北八ヶ岳エリアはやっぱり森を歩くのが気持ち良い。

北横岳の樹氷

北横岳の樹氷 雪山ハイキング

思ってた以上に雪がたっぷりで、樹氷に囲まれた森歩きがなおのこと気持ち良かったです。

これくらいの雪の量、ひと昔は八ヶ岳であれば当たり前に降っていた気がするんだけど、ここ数年の八ヶ岳はどうも雪不足が目立つ。

夏の信じられない猛暑も合わせて、地球がちょっと心配になる。

北横岳ヒュッテ

森を抜けると北横岳ヒュッテに到着。

山頂直下に建てられた山小屋で冬も営業してくれています。(※基本的に週末営業なので事前予約は必須)

7年前に登った時はここに宿泊して、縞枯山と合わせて1泊2日の行程で歩きました。

北横岳ヒュッテの休憩ベンチ

ご覧の通り小屋前のベンチではたくさんの人が休憩中。

北横岳の人気の高さが良くわかる光景。

北横岳ヒュッテから山頂へ

北横岳ヒュッテから山頂までは10分くらい。

距離は短いですが、ここから山頂までがやや急登。

北横岳の雪の森

景色が遮られても、木漏れ日がこれまた美しい。

北八ヶ岳の森は何でこんなに綺麗に映るのだろうか。

北横岳から眺める南八ヶ岳

山頂手前で展望が一気に開ける。

後ろを振り返ればスタート地点の坪庭の雪原、その向こうには南八ヶ岳の山々が見渡せます。

北横岳から眺める南八ヶ岳(赤岳~中岳~阿弥陀岳)

八ヶ岳の最高峰・赤岳や阿弥陀岳、硫黄岳もバッチリ見える。

あちらも降雪があったようで、八ヶ岳全域が薄っすらと雪化粧していました。

北横岳 最後の急坂

北横岳・南峰

急坂を登り切って、北横岳・南峰に到着。山頂はこんな感じで一面開けていて大人数収容できるキャパを誇ります。(なぜかこの瞬間だけ誰もいなかったけど)

遮るものがないので風はやや強めですが、展望は最高。

北横岳から眺める蓼科山と北アルプス

まず正面に見えるまん丸い山が蓼科山。あちらも立派な雪山らしく、頭頂部が光り輝く白さでした。

奥に見える白い山なみが北アルプス。白馬、立山などの北部は雲がかかっていましたが、槍~穂高あたりの南部エリアは綺麗に晴れてました。左の方には乗鞍岳の姿も。

北横岳から眺める南八ヶ岳と南アルプス

背後には南八ヶ岳と南アルプスを一望。

富士山はこの位置からだとちょうど赤岳あたりの後ろに隠れてしまうので見れませんでした。

どこもかしこも、今日は見事に晴れ渡っておる。

北横岳から眺める中央アルプスと御嶽山

中央アルプスや御嶽山も綺麗に見えてます。

前回ここを訪れたときは、何せ登山を始めてまだ間もない頃だったんで、「あれがどの山だぁ」とか大してわかってなかったと思います。

こんなに色々と見えていたんですな。

冬の北横岳 登山者と南八ヶ岳

八ヶ岳と登山者

冬の山に挑んでいる感じがしてカッコええ。

北横岳 南峰から北峰へ

すぐ隣に北峰があるので、そちらにも行ってみることに。

平坦な横移動で、ダッシュで駆け抜ければ1分もかからない距離です。

北横岳・北峰

北横岳・北峰に到着。こちらも広い山頂になっています。

標高はほとんど変わらないですが、北峰の方がやや高いです。

冬の北横岳登山 雪の蓼科山

北峰からもう1回蓼科山。どっしりとした山容していますね。

山全体に小麦粉をまぶしたような、美味しそうな雪化粧。大福もちみたいだ。

北横岳山頂から眺める南アルプスと南峰

北峰から眺める八ヶ岳と先ほどいた南峰。

こんな感じで南峰と北峰は1本の道がストレートに延びています。

モフモフの北横岳登山道

人がたくさん入っていたので登山道は引き締まって歩きやすかったですが、少し道を外せばかなりのモフモフ具合。

八ヶ岳もようやく雪山らしくなってくれたようで良かった。時間があれば今シーズンもう1回くらい八ヶ岳に登りに来たいです。

北横岳山頂

南峰に戻ると人がたくさん登ってきてました。

ツアー団体も多く、もう昼過ぎですがまだまだたくさんの人が登ってきます。ちびっ子も何人か見ました。

冬の北横岳山頂からの展望

北横岳山頂から下山

山頂だけ風が多少強かったですが、それでも日差しが暖かく絶好の登山日和でした。

展望を楽しんで元来た道を下山。

北横岳 雪山ハイク

やっぱりこの森歩きが楽しい。降雪直後の樹氷がこの上なく美しかったです。

最近の雪不足を考えると、降雪直後に狙いを絞って訪れた方が良いかもしれません。

樹氷と太陽

ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンド樹氷

冬の北横岳登山 森の一本道

駆け抜けたくなるストレートな1本道。

樹氷のトンネルを突っ切っていく。

北横岳の樹氷

北横岳・坪庭へ下山

北横岳ヒュッテも過ぎて、再び坪庭の雪原が見えてきた。

ここ最近の雪山では稀なくらい、たくさんの人とすれ違いました。

つらら

山に入ると、氷柱1つでさえ、普段とは違って綺麗に見える。

雪の坪庭 スノーシューフィールド

再び坪庭の雪原ゾーンへ。

スノーシューでバフバフ歩いた跡もありますが、道を外すとかなりの積雪で太もも近くまで埋まりました。

おそらくこれでもまだ例年に比べたら積雪も少ない方。もっとたくさん降ってほしい。

坪庭の雪原ハイク

坪庭から眺める北横岳。

澄み切った青空の下で良いハイクができました。

坪庭から縞枯山へ

少し寄り道をして散策路を縞枯山方面へ。

縞枯山荘の雪原

しばらく歩いて森を抜けると、こちらにも真っ白な雪原エリアがあります。

そこに佇む一軒の青い屋根の山小屋。

縞枯山荘

縞枯山荘

事前予約が必要ですが、こちらも通年営業している山小屋です。冬の八ヶ岳が人気なのも、ほとんどの山小屋が通年で営業してくれているから。有り難いことです。

縞枯山の樹氷

開けた場所は風の通り道。

雪原も時折突風が吹きましたが、雪煙舞うところも冬らしい情景。

縞枯山の樹氷・クリスマスツリー

こちらの縞枯山の樹氷も真っ白で綺麗でした。

整然と立ち並んで、何となく上品な感じがした。

縞枯山分岐点

さらに道を先へ進むと十字路の交差点。

前回はここから縞枯山へと登りましたが、今日は何だかもう満足してしまったのでここまでにしました。時間があれば縞枯山も登って周回してロープウェイ乗り場まで戻るルートがおすすめです。

北八ヶ岳ロープウェイ乗り場

ロープウェイ乗り場まで戻ってきた。

登山というよりはハイキングに近い楽な行程でしたが、求めていた雪景色はしっかり見ることができたので満足。

たまにはこういうゆとりのある山行もいいですな。

ピラタス蓼科スノーリゾート

ロープウェイはピラタス蓼科スノーリゾートのスキー客も利用するので、午後になっても引っ切り無しでロープウェイが運行中。待ち時間もほとんどなく乗れました。

結構このゲレンデも人気なんでしょうかね。たくさんの人が滑っていました。

北八ヶ岳ロープウェイ

帰りもロープウェイで楽々下山。

以前に比べてこういう文明の利器を頼るのに何ら抵抗がなくなってきたのは、歳の怠けからくるものなのか……

北八ヶ岳ロープウェイから見下ろすゲレンデコース

最後まで雲1つない一日でございました。

眼下に広がるゲレンデコースを見ていて、そういえば雪山に登り始めてからめっきりスノボーをしなくなったと思った。(ボードもブーツもついにメルカリで売っちまったし…)

北八ヶ岳ロープウェイ乗り場のレストラン

スキー場が併設されていると、トイレやレストランといった設備面が充実しているのが登山者にとっては嬉しいところ。

こういうのも合わせて、北横岳は初めての雪山登山としておすすめされる場所なんだと思います。

北八ヶ岳ロープウェイからバスでJR茅野駅へ

帰りもバスに乗って茅野駅へ。意外と電車・バスで登りに来る登山者も多くて、そこそこの列ができていました。

タクシーだと駅まで7500円くらいらしいので、4人くらい集まればタクシー利用でも良いかもしれません。

茅野ステーションホテルで日帰り入浴

帰りの温泉は茅野駅のすぐ近くにある「ちのステーションホテル」で日帰り入浴が可能です。料金は500円。

そこまで広くはないですが、ちょうど誰もいないタイミングだったのでゆっくり入れました。電車利用で帰りに入浴したい方にはおすすめです。

こんな感じで、ちゃちゃっと日帰りで登りに行った北横岳の記録を書いてみました。

冬でもバスが運行しているので、都内から朝発の公共交通アクセスでも登りに行くことが可能です。

北横岳 雪山ハイク

雪山の入門編として雑誌でも良く紹介されている冬の北横岳。晴天率も高いですが、ここ最近は逆に雪が降らなすぎる印象もあるので、降雪直後に訪れたほうが北八ヶ岳らしい樹氷の森を堪能できると思います。

雪山登山に興味があれば、ぜひ北横岳でモフモフ山歩きを楽しんでみてください。

【日程】
2019年1月27日

11:40 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
12:30~12:50 北横岳
13:20 縞枯山荘
14:10 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅

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