東京・高円寺周辺の寺院巡りに行ってきました。
今回紹介するのは、自分も初めて訪れた真盛寺と妙法寺。最寄り駅は丸ノ内線の新高円寺駅になります。
入口の桜が綺麗だったので境内を散策してみましたが、どちらのお寺も意外と広くて見応えありました。
桜咲く春の時期がおすすめかもしれません。
今回も登山記録はいったん中断して、街ブラ散策編。
新型コロナの影響で遠出ができない日々が続きますが、あえてポジティブに捉えるなら、自分の生活圏内に目を向ける良い機会なのかもしれない。
普段は特に意識しない、当たり前のように存在する身近の風景。意識的に見てみると結構面白い景色というのは隠れているもんで、近場でも色々な発見があります。「なんでここスルーしてたんだ」っていうね。
今回の真盛寺と妙法寺も存在自体は前から知っていたのですが、境内に足を踏み入れたことはこれまでなく、たまたま入口の桜が綺麗だったのでフラッと入ってみました。
時期は少し前の4月4日。
まだ都内のソメイヨシノが咲いていた頃です。
まず立ち寄ったのは真盛寺というお寺。自分は生活圏内なのでもちろん徒歩で立ち寄れる場所ですが、電車で来るなら丸ノ内線の新高円寺駅が最寄になると思います。
住所で言うと杉並区梅里。堀ノ内に近い場所です。
あんまり身近のことを書きすぎると自分の住んでいる場所を公表するに等しいですが、まぁ知って得する人なんていないだろうから気にしない。
環七沿いにあるのですが、いつも素通りして中に入ったことはなかったです。
参道の桜が綺麗だったので、何の気なしに少し散策してみることにしました。
満開の桜。来訪日は4月4日で、前記事の大田黒公園よりも前のことになります。
ソメイヨシノが咲くので、都内の開花に合わせてくるのが良いかと思います。
桜に引き寄せられるように境内へ。
参道脇にはシャガの花もたくさん咲いていました。
大田黒公園もそうでしたが、シャガの花って探してみると都内にもたくさん咲いてますね。
登山へは花目的でも繰り出すくせに、街中の花にはこれまであまり興味を示さなかった俺……
参道横の塀も、外側から見ると雰囲気あって意外と素敵です。
一眼レフに三脚持ったおじいちゃんも、この風景を熱心に撮影してました。
入口の門構え。
これがまた実際にくぐってみると結構大きい。
初めて訪れた真盛寺の境内。
奥行きがこれまた想像していた以上に広くてびっくりしました。
奥の本殿に行く前に、脇から攻めていく。
大田黒公園にも通じる落ち着いた日本庭園風景。
街中ではすでに新緑も芽生える季節とあって、瑞々しい緑がまた癒し系でした。
境内にも桜が咲いて春爛漫。
お寺の目の前は環七の大通りですが、奥まで来れば車の音も聞こえず、ずごい静かな雰囲気です。
本殿前に鎮座する仏様
こちらが本殿かな。
神社・仏閣には疎いので「大きいな~」という感想しかないですが、立派な佇まいでした。
寺院内に咲くシダレザクラ。
今年は都内の開花も早く、4月4日の時点でもう見頃終盤という感じでした。
仏像にも疎いので大した感想は言えないですが、なんかすごく「カッコ良かった」です。
千手観音とか、あの手の仏像を見るのは好きなので寺院めぐりというのは割と自分に合っているのかもしれない。山岳信仰と関わりのある山でも、この手の石仏は結構目にすること多いし。
ひときわ綺麗に咲いていたピンクの椿。
見事に形が整った美形さんでした。
寺院の静かな雰囲気と桜を楽しめ、思っていたよりも時間潰せました。
特に桜は名所とはいかないまでも、参道あたりの咲きっぷりは見事でしたよ。
続けてやってきたのが妙法寺。写真に映っているのは入口の仁王門。先ほどの真盛寺から近くて、徒歩5分くらいのところにあります。
先ほどの真盛寺はひっそりと佇まむお寺という感じですが、この妙法寺は環七沿いにも案内標識があるあたり、参拝促進にも積極的。
新学期を前に、入学祝いの写真を撮っているご家族もいらっしゃいました。
やくよけ祖師・堀之内妙法寺
日蓮宗の本山らしく、国の重要文化財にも指定されているというのも今回初めて知りました。
妙法寺を見学。ここも中に入ったのは今回が初めて。
本山なだけあって、寺院内の建物1つ1つもかなりしっかりした造り。
こちらにも桜がしっかりと咲いていました。
妙法寺の祖師堂。
このお寺の中では最大のお堂。除厄けの神様が祭られていて、参拝客はここでご祈祷します。
お寺に咲く桜も綺麗。
ここも桜を愛でながらの散策にはピッタリのお寺です。
鐘楼
大晦日~元旦の除夜の鐘としても響き渡るそうです。
妙法寺では写真をあまり撮らなかったですが、真盛寺よりも広く除厄けのお寺としても有名らしいので、このご時世だからこそ来ておいて良かったと思いました。
というか、自分の身近にこれほど立派なお寺があるのに、今まで訪れたことがなかったのが少し恥ずかしかった…。
妙法寺を後にして南の方に歩き続けると善福寺川に行きつきます。
少し前に何度も善福寺川の桜の記事を書きましたが、あのお花見散策した場所からはだいぶ下流の位置。
ここを遡っていくと、杉並区内では有名な神社があるので、次はそこへ向かいます。
善福寺川沿いの桜も満開。
有名な桜並木スポットからは少し離れていますが、広い芝生や公園もあってのんびり歩くには最適なポイント。
善福寺川沿いをひたすら歩いて、やってきたのがこちらの大宮八幡宮。
杉並区内では名の知れた神社です。
大きい鳥居をくぐって境内へ。
ここは過去に来たことはありますが、それももうだいぶ昔のこと。十数年ぶりくらい。
大宮八幡宮の御社殿。
毎年3月下旬から4月上旬にかけては桜祭りも開催されて、週末は夜間ライトアップも実施されるようです。
今年はコロナの影響で中止になっていました。
大宮八幡宮のすぐ裏手にあるのが和田堀公園。
大きな池もあって、杉並区内でも特に自然豊かな場所です。
公園内にも桜がたくさん咲いています。
ここら辺は自分も良く散歩に来る場所。都会の喧騒とはかけ離れた緑豊かな公園、すごい落ち着くんだ。
さらに上流に向けて歩き進める。
川の両岸には芝生スペースや公園もあって家族連れも多い。ジョギングやサイクリングをしている人もたくさんいます。
こうしてやってきたのが、結局いつもの善福寺川の桜スポット。
今シーズンだけで何度見たかはわからないですが、まだまだ見頃が続いてました。
自分は良く知る場所なので歩いてきましたが、真盛寺からだとなかなかの距離になります。街ブラというよりはハイキングに近い歩き応え。
桜も終盤に差し掛かっているようで、川に散る桜の花びらも目立ってました。これはこれで乙なもので。
今年は遠出ができない分、例年以上に善福寺川の桜を楽しませてもらいましたよ。
一刻も早い新型コロナの終息を桜に祈る。
早く元通りの暮らしに戻りたいわ、ほんと。
こうして街ブラという名の杉並区内ハイキングが終了。真盛寺~妙法寺~大宮八幡宮~善福寺川というコースでした。
リフレッシュできるくらいの歩き応えはあったし、意外な穴場も見つけられたので有意義な時間でした。自分の住み慣れた街でありながら、実は大して街のことを知らなかったとも痛感。
桜と寺院・神社、春の散策にピッタリの場所が身近にありましたとさ。
次からはまた過去の登山記録に戻る予定。
おしまい。
コメント
先日Twitterで拝見して生活圏内が近そうなので気になっていました。記事にして頂けてありがたいです。
いつも山の記事も行く時の参考にしたり行ってみたいなと思いを馳せて楽しませてもらってます♪今後も楽しみにしてます!
Shuwa Wakaさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます!
すごく近場のローカルなネタですが、そうおっしゃっていただければ書いた甲斐がありました。少しでも参考になれば幸いです!
また山の記事も見ていただいてありがとうございます。
15年位前に妙法寺の近所に住んでいたので、とても懐かしく拝見しました。
あの辺りは蚕糸の森公園も有って、自然に恵まれてますよね。
いつも自分ではとても行けないような山の景色をとても楽しみにしておりますが、都内の写真も嬉しいです。更新ありがとうございます。
ユカさん、こんばんは。
蚕糸の森公園!ごくたまに杉十小学校のプールに行ったりもしているので、良く知っている場所です。
都会にいながら、近場には意外と自然も多いんだな~と改めて思いました。登山に行けない分、身近な場所にとても親しみを感じる毎日です。
みやっちさん、こんばんは。
なるほど、地元に目を向ける、良い機会ですね!
私も花を見に遠出をし、地元のは大した事ないだろうとあまり足を運んでおりませんでした。
素敵なお寺ですね、和みました^_^
ゆかぽんさん、こんばんは。
もともと寺や神社の多い区域というのは聞いていたのですが、遠征ばっかりで近場にはそれほど目を向けたことがありませんでした。
知名度こそ全然ないですが、自然豊かで色々とリフレッシュできる場所も見つけたので、なんとかしのげています(笑)