【東京・荻窪】春の大田黒公園 満開の桜（サトザクラ）

東京都杉並区荻窪の大田黒公園に行ってきました。

春の大田黒公園は桜と新緑が見どころポイント。公園内の一角に植えられたサトザクラは、地元民の中では隠れたお花見スポットにもなっていて、例年だと4月の第2週頃に満開を迎えます。

一般的には秋の紅葉スポットとして有名ですが、春の大田黒公園もなかなかいいっすよ。

今回も東京都内の散策記録。

このブログでも過去に何度かご紹介している荻窪の大田黒公園です。

一般的に有名なのは秋の紅葉シーズン。雑誌に掲載されてからというもの、年々知名度が上がってきている大田黒公園ですが、春には桜も咲きます。

他の桜の名所に比べると規模もそこまで大きくないので、お花見スポットとしての人気はそこまでないですが、その分静かな公園散策を楽しめます。

個人的には春の大田黒公園も推していきたいところ。

2020年4月9日　大田黒公園の桜（サトザクラ）

そんなわけで、人生でもう何十回目かの大田黒公園。

確か過去に記事として書いたのは秋の紅葉シーズンだけで、春の大田黒公園を紹介するのはこれが初めてだと思います。

荻窪駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅地の中にある大田黒公園。

ここ最近、秋の紅葉時期こそ混雑するようになってきましたが、それ以外のシーズンはいつもと変わらず静かな公園。

春に桜が見れるというのも、おそらくあまり知られていないと思います。

いつものようにこちらの門から入園。

入場料は無料。コロナウィルスの影響で園内の記念館などは閉館になっていましたが、公園自体は通常通り開放されていました。

門をくぐってイチョウ並木通りを歩いていく。

紅葉時期は頭上一面を黄色いイチョウが覆って、それはそれは綺麗なもんです。期間限定でライトアップイベントも開催されます。

日本庭園への入り口。

ここ数年は紅葉時期ばかりで、春の時期に大田黒公園に来るのはかなり久しぶりでした。

まず見えてきたのが、眩い新緑の風景。

園内は日本庭園の造りになっていて、純和風な茶屋周辺の雰囲気がとても好き。

人も全然いないので、本当に静かな空間が広がっています。

今回のお目当てはこちら。

公園内の一角に設けられた植木スペース。中に入らずともすでに見えていますが……

ちょうど見頃を迎えていた大田黒公園の隠れた名物、サトザクラ。

株数こそそこまで多くはないですが、限られたスペースに密集して咲くので、その場に立つとなかなか壮観な眺めです。

春爛漫の景色。

例年だと4月10日頃に満開を迎えるサトザクラ。来るタイミングとしては都内のソメイヨシノが散り始めた頃が良いです。

この公園のすぐ近くにある善福寺川公園の桜とも時期が重ならないので、善福寺川と大田黒公園だけでも割と長い期間桜を楽しめます。

2020年4月2日 善福寺川公園の桜

ここの桜があらかた散った頃に訪れるのがベスト。

サトザクラの脇にはシャガの花も咲いていました。

ここ最近はコロナの影響で山に行けていないので、近場を散策する程度しかできていませんが、シャガって意外と都内でも見れるもんですね。

大田黒公園に限らず、結構色々なところで目にしました。

なかなか綺麗だった大田黒公園の桜。

4月9日の時点でほぼ満開という状態。部分的にまだ蕾も残っていたので、強風で散るようなことがなければ、今週中はまだまだ楽しめると思います。

引き続き園内の庭園を散策。

ピンクから一転して瑞々しい緑の風景。

秋は真っ赤に染める紅葉、新緑の姿も生き生きとしていて綺麗ですね。

紅葉シーズンは12月になるので、散策するにもかなり肌寒い季節。新緑の今は春の暖かい日差しの中を歩けるので、気持ちの面でもなんか清々しい。

新緑の中にも赤い葉っぱが残っていました。

通年赤色の樹もあるんですね。

公園内にある大きな池。そのほとりの東屋も紅葉時期は人気の撮影スポット。

特にライトアップされた風景は、ちょっとした京都感もあって幻想的な光景が広がります。

2019年11月29日 大田黒公園の紅葉ライトアップ

池から目にする風景も、今は緑一色。

ここも紅葉時期は水面に映る紅葉シーンを撮影しようと、人がごった返す場所になっています。

（池に映る幻想的な紅葉風景）

池には鯉がたくさん泳いでる。

新潟県から寄贈されたものというのは知らなかった。

おそらくお隣の善福寺川から飛んできたと思われるカモもいました。

園内に流れる小川。

ここ数年は登山ばかりに勤しんでいたけど、春の街中散策というのも悪くないですね。

特にこの現在のコロナ情勢の最中、近場にこういう癒す空間があるのは、すごく幸せなことなのかもしれない。

小川からの眺めもすごく綺麗でした。

特にここら辺は赤い葉っぱも点在するので、紅葉時期に負けず劣らずとても華やか。

まるで小川の清流が鏡のよう。

カメラが趣味の人が訪れたら、かなり唸るものがあるのではなかろうか。

園内には花も結構咲いています。

公式ページにはどの時期に何の花が咲くかという花歴も載っているのでご参考に。

この後もしばらく公園内をのんびり散策。

桜目的で訪れましたが、新緑広がる日本庭園の方が好きかもしれない。これぞ純和風な日本の春という感じ。

心の底から癒されます。

左の建物が記念館、右奥が茶室。

記念館は西洋風の造りになっていて、中にはピアノが置かれていたりします。コロナの影響で残念ながら閉館してました。

この後も写真をつらつらと。

カメラ持ってくれば、きっと撮影したくなるポイントも多いはず。カメラ好きの人にもお勧めしたい大田黒公園。

こうして小一時間の散策を楽しんで帰りました。

日々の多忙な業務から一時的に解放されて、良いリフレッシュになったわ。

ここ最近は紅葉時期にばかり訪れていましたが、春の大田黒公園もなかなか良かったです。

桜（サトザクラ）と新緑の時期が重なるので見どころも多く、静かな癒し空間が広がっていました。