12月下旬に冬の北アルプス・焼岳へ登ってきました。
登山行程としては日帰りですが、今回は登山口の中ノ湯温泉旅館に宿泊。焼岳登山と合わせて秘湯温泉も楽しむ1泊2日の行程で行きました。
公共交通利用で行く場合、中ノ湯温泉旅館に宿泊すれば登山行程が楽になるだけでなく、松本駅までの無料送迎も行ってくれたりするので、コスパも悪くないです。釜トンネルまでの送迎も頼めるので、時間があれば上高地スノーシューハイクを合わせて楽しんじゃったりすることも可能。まさに良いこと尽くめ。
まぁ、登山自体は天気があまり良くなく、久しぶりのホワイトアウト山行になっちゃいまして……。状況としては少し厳しめでしたが、つかの間に見れた青空と雪景色が素晴らしく綺麗で印象的なシーンでした。
2017年クリスマスイブに野郎3人で行く『冬の北アルプス・焼岳雪山登山』
今回の冬の焼岳も秋の朝日連峰と同様に、数年前から計画は立てていたものの、毎年天気に泣いて流れに流れたプラン。
冬の北アルプスは路線バスの交通網があらかたストップするのですが、焼岳に関しては通年営業の中ノ湯温泉に宿泊すると送迎バスが利用できるので、公共交通利用でも行くことが可能です。
もともとの予定は1日目に旅館でのんびりして2日目に焼岳アタックのつもりでしたが、天気予報を見るとどうも1日目の方が良さそう。先に登山を済ませたほうが心して温泉を楽しめるというのもあったので、急きょ夜行バスを確保して早朝に松本入り。1日目に登ることにしました。
結果的には2日目に登るのが正解だったわけですが……、まぁそれでも楽しい登山になりました。特に中ノ湯温泉は綺麗だし料理は旨いしスタッフの方は親切だし、至れり尽くせりで言うことなしだったので、このプランはまた実行したいと思ってます。
2017年12月23日~24日 北アルプス・焼岳(中ノ湯温泉泊) 雪山登山
東北の飯豊山、朝日連峰、北アルプスの唐松岳、乗鞍岳と電車・バスを駆使して登ったメンバーとの冬の焼岳。今回も当然ながら電車とバスの公共交通を駆使して焼岳に向かう。
とりあえずまずは松本駅に来ないと始まらない。夜行バスで早朝5時過ぎに松本入り。
駅前に新しくセブンイレブンが出来ていたので、ここで必要なものを買い出し。
松屋で朝食を済ませて、松本始発6時31分の新島々行き上高地線に乗車。この時間帯に電車があるのは、公共交通利用者としては嬉しい限りです。
車内はご覧のようにすっからかん。。。
途中まで乗車していた人はいましたが、終点の新島々まで乗っていたのは自分たち3人だけでした。もうちょっと他に登山客がいるかと思ってましたが、冬はこんなもんなんですね。
7時に新島々駅に到着。
新島々まで来たら、そこからは予約しておいたタクシーに乗車。ここはタクシー利用になりますが、中ノ湯温泉旅館に宿泊するなら無料で松本駅から宿までの送迎バスを頼めます。
ただ、これだと現地到着が午後になってしまうので、1日目に登山を済ませたかった自分たちは行きだけタクシー使いました。
タクシー利用区間は新島々から釜トンネルまで。料金は10000円弱、新島々から40分ほどでした。
この釜トンネルの先を行くと上高地にたどり着きますが、冬はご覧の通り閉鎖されているので、上高地に入るならここから歩かないと行けません。
ここまでタクシーで来たら、今度は宿に連絡して釜トンネルまで迎えに来てもらいます。事前に宿に電話して手配しておきましょう。
やってきたジャンボタクシーに乗車。入れ替わるように上高地へ入っていく登山者がいました。1泊してみてわかりましたが、中ノ湯温泉に泊まる客は、焼岳登山でなく上高地ハイキングの目的で泊まっている人も多かったです。
こうして中ノ湯温泉旅館に到着したのが朝の8時。公共交通利用でも最速でこの時間に到着できるので、この日のうちに焼岳登山も可能になります。
『日本秘湯を守る会・中ノ湯温泉』
先ほどからご覧の通り、晴れるどころか雪が降ってまいりました。。
ひとまず宿泊受付と登山届を提出。
まだチェックインはできないですが、お風呂場で着替えさせてもらえるのと、不要な荷物を預かってくれるので助かります。
ホテルロビー
山の中の温泉とはいえ、造りは立派な旅館。雪が降りしきる優雅な朝にピッタリのクラシック音楽が流れていました。
この日のうちに登山をするので、温泉で着替えさせてもらう。
湯船を目の前に、思わず入りたくなるけどここは我慢。露天風呂もありました。
宿泊すれば朝の10時まで温泉に入りたい放題なので、朝風呂も可能です。
温泉前の駐車場。この温泉に来るには下の林道入口のゲートを開ける必要があるのですが、旅館に電話すれば日帰りの人でもここまで入ってきていいらしい。
これだけの車が停まっているのを見て、先に焼岳に入山している人がいそうとわかったので一安心。トレースを有り難く頂戴します(笑)
しばらく様子見して、雪が止んだところで登山開始。時刻は8時40分。
旅館の裏手に登山道があります。
まずは旅館の裏手を上がっていて、少し先の登山口を目指す。
トレースがあるとはいえ、さすがに北アルプスなだけあって積雪量がものすごい。ズボズボ埋まります。
ワカン、スノーシューは各自持ってきていたけど、結局この日は使いませんでした。
いったん林道に出て道なりに上へ進んでいく。スタートして早々、ご年配の夫婦を追い抜きましたが、この御二方は冬の焼岳の経験もあるらしく、ペースもコンスタントに早かった。あとで追い抜かれます。
地図を見ると、この林道をショートカットする登山道があるようなので、ここはもしかしたら歩かなくて済んだのかもしれません。少し探したんだけど、自分たちは見つけられませんでした。
こちらが登山口。この雪道でも、ここまで車上がって来れるんですね。
3,4台ほどがここに車を停めてました。中ノ湯温泉の駐車場は宿泊者優先なので、日帰りの人はここに停めるのが正しいのかな?
焼岳登山口の看板。
名前からも想像はつくけど、焼岳は今もなお活動を続ける活火山。標高こそ他の北アルプスの名峰に比べたら低いですが、山頂では高らかに噴気を上げる荒々しい山です。
ここから登山道。歩くのは新中ノ湯コースになります。
活火山とはいえ、中盤まではごく普通の樹林帯の登山道が続きます。明け方降っていた雪も大した量ではなかったので、幸い道も明瞭でした。
こんなところからラッセルだったら、いくら中ノ湯宿泊と言っても8時40分スタートでは到底山頂まではいけないっすね。
トレースがない場合はこのピンクテープが目印になります。
見たところ全体的にかなり多めにマーキングされていたので、地図を見ずとも向かうべき方向はよくわかりました。
焼岳は自分が初めて北アルプス登山した場所ということで、少し思い出のある山(その時の初々しき記録はこちら)。その時は上高地側のルートから登ったので、このコースを歩くのは今回が初めてでした。
それにしてもすごい積雪量。12月でこれなんだから、1月、2月は相当でしょうね。
実は去年は1月の3連休にこの焼岳登山を予定していたんだけど、悪天候により断念。今考えれば、この雪がさらに増えた状態じゃあ、いくら晴れていても山頂まで行けてなかったかもしれない。
さっきまで雪が降っていたので、樹氷に関しては完成直後の出来立てホヤホヤ~♪
曇っているので写真写りは悪いけど、見上げる樹々の白さは清涼感あって綺麗です。
ミニクリスマスツリー
なんつってもこの翌日はクリスマスイブ。都会が煌びやかなイルミネーションに彩られる中でわざわざ北アルプスの山の中で過ごそうって言うんだから、逆に清々しい気分だぜ。
しばらくは単調な樹林帯。
一応、天気予報によると午後の方が天気回復が見込まれるということだったので、ここら辺は時間稼ぎの意味で牛歩作戦で行きました。
(でも、全然晴れなかったけど……)
ある程度登ると、徐々に大型のクリスマスツリーが立ち並ぶエリアに入っていく。
空も開けてくるようになります。
見上げるほど巨大なツリーに囲まれる。
見上げる空には絶望感しか感じなかったけど、ここら辺のツリーエリアの雰囲気は良かったです。
風が終日強い予報だったので、なるべくなら樹林帯にいるうちに天気回復してほしかったけど、曇りのまま森林限界を迎えようとしてました。
途中で引き返してきたという登山者ともすれ違って先行き不安な状況でしたが、話を聞くと風はそこまで強くはないらしい。
景色は一変して雪原エリアに出る。
強風が吹きつけるかと思っていたら、確かに意外なほど穏やか。
ガスの中からぼんやりと焼岳が姿を見せる。
風がないからなのか、雲が微動だにせず一向に晴れる気配がない……。ぬぅわぁ~とここら辺一帯にガスが充満している感じでした。
風がないのは幸いでもあるので、とりあえず晴れるのを信じて突っ込んでみる。
ここから目印となるものも消えて、雪の斜面をひたすら登って行くことになります。
トレースが消えずに残っているので、序盤はそれを辿っていきました。
行く先が見えないので、距離感がわからないのがもどかしい。
一応、もう標高2000mくらいまでは登ってきている状況。焼岳の標高は2455mなので、3000m級の山が立ち並ぶ北アルプスの中ではかなり低い方です。
雪の状態は悪くはなく、むしろ適度に締まっていて歩きやすい。
まだここら辺はアイゼンもつけずに登れてます。
ガツガツ登る。遠くに見える先行者2人は、スタート時にあいさつした年配ご夫婦。
ペースが一定で、自分たちが雪原で休憩している間に抜かして行きました。あんな風に一定のペースで歩き続けるのも技術の一つだよな~と思った。
ガスっているため、トレースがあっても遠目からだと良く見えない。数秒前に自分が付けた足跡さえ消えているように見える。
そしてここに来て再び雪が降り始めた……
街中では嬉しい、これが本当のホワイトクリスマス。
でも今はいらない。。。晴れとくれ。
登るにつれてガスも近づいてくる。
そして先ほどから登山者がチラホラ降りてくるんだけど、話を聞くと上はホワイトアウトで何も見えないからみんな途中で撤退してきたそう。どうもこの日に登頂した人はまだいないらしい。。(うげぇ、、、)
つまりトレースも途中までしかついていないということ……
ご夫婦も追い抜いて、自分たちが先頭に立ってしまった。
と同時に、ガスの中に突入。
うぉっ!なんも見えねぇ、、
すぐ先にお仲間2人が歩いているはずなのに、少し距離を置くと、文字通りのホワイトアウト。
目印となるものが全くなく、右も左も良くわからないので、ソロだったら結構心細い状況だったかもしれない。
ぼんやりと上が見えるときはあるものの、一向に晴れる気配なし。
幸い風は強くないので、ホワイトアウトと言っても寒さはそれほどでもなかったです。とはいえ、トレースもないし目標物が何も見えないので前に進みづらい。
「どうすっか……」と仲間としばらく相談していると、後ろのご夫婦、さらに3人組パーティーが追い抜いていきました。この3人組がこの日最後に会った登山グループで、それ以降は誰も上がって来ませんでした。
3人組は南峰を目指しているらしい。
結局、ご夫婦は撤退することにしたようです。
「頑張ってね」と言われて立ち去っていきました。このお二人も中ノ湯に泊まっていたので、あとで旅館で再会します。
この後少し粘ったものの、このガスの中で登頂しても意味ないので、ここで引き返そうということになりました。
ということで、無念の下山開始。
…が、しかし
身体を麓の方に向けた次の瞬間!?
「えっ……!?」
おそらくその場にいた誰もが空を見上げて、頭の上に「!」が付いていた状態。
こんな感じで。
まさかの太陽の光を感じた瞬間。嘘のようなホントの出来事。
見上げれば薄っすらと青空も見えてきた。
これはまさかの展開が来たかもしれない!
周りをよく見ると、山頂の目印とも言える噴出する煙も確認できた。
なるほど、あっちか。
この瞬間を逃すまいと、しばらく写真撮影会。
普通の登山であれば、まだガスが抜けていない悪天候と言えるレベルなのかもしれないけど、ずっとホワイトアウトだっただけに、このつかの間の日差しが本当に嬉しかった。
ご夫婦は一瞬空を見上げて立ち止まるも、そのまま下山していきました。
あの一度決めたら覆さない徹底した姿勢は見習うものがある。
つまり自分たちは「やっぱり山頂目指すか」ってなっちゃいました。
それにしても美しいこの雪の斜面。
焼岳って岩ゴツゴツの荒くれものイメージがあって、こんな優雅な曲線美なんてないと思ってた。わずかな晴れ間の中に、思わぬ一面を見た気がしました。
3人組のパーティーは南峰に向けて登り続けていました。
焼岳には北峰と南峰があって、一般的に登られている山頂は北峰。ただ標高は南峰の方が高く、岩が崩れやすいということで夏場は登山禁止になっているピークですが、冬場はむしろ南峰に登ることが多いみたい。(北峰:2444m、南峰:2455m)
見ていると稜線まで到達した模様。
あの後を追って南峰に行っても良かったんだけど、自分たちのいる位置が北峰寄りというのもあったので、セオリー通りに北峰に向かうことにしました。
そんなわけで、再び登頂アタック再開。
一度下山を決めてまた登り返すっていうのは良くない例ですが、まぁ今回は登山口に宿を確保してあって時間に余裕もあるってことで、自分で自分を大目に見ることにしました。
左のプシュー!っと噴気を上げている岩場あたりが北峰。直接あの噴気に飛び込むことはできないので、稜線に取り付けそうなポイントを探してそこから山頂を目指す。
この山頂直下の噴気、その場に立つと本当に「プシュー!」っという音が聞こえてきます。
雲と同化しかけているけど、この音と強烈な硫黄臭で山頂近くまで来たというのを実感する。
つかの間の青空だったけど、これが見れて本当に良かった。
この後さらなるドラマチックな展開を期待したけど、さすがにそこまでうまく行くわけでもなく、これくらいの青空がこの日は限界でした。
視界が晴れたのは嬉しいんだけど、この登ってきた斜面の高度感が半端ない。
高いところはあまり得意ではないので、結構この高度感は腰が引けました。「こんなとこ、登ってきたのかよ……」と。
体感的には木曽駒ヶ岳の千畳敷カールとあまり変わらない。
アイゼンが効いてサクサク登れたのでコンディションとしてはかなり良かった方だと思います。やっぱり登るなら12月なんですかね。
予報に反して風も全然なかったのが助かったけど、もしかして風がないから雲が取れなかったのか…?
ホワイトアウトの中でもかなり上の方まで登ってきていたので、稜線が見えてからは早かった。
登り返しを決めてから10分くらいで稜線まで上がって来れました。
ここから先は岩の稜線を横移動。
このルートが正規なものかはわからないです。トレースもなかったのでとりあえず自分たちが登れそうなところを適当に進みました。
再びガスに包まれながらも、北峰のピークらしき岩場が見えた。
凍結した氷と荒涼とした岩と砂の景観が何とも不気味。
夏場の手軽に登れる焼岳の面影なんてこれっぽっちもない。
雪が吹き飛ばされたのか、まだそれほどの積雪量でもなかったのか、土が露出しているところもありました。
下山した後に、この粘土質のような土がアイゼンに固まってしまい、掃除をするのが大変だったぜ……
そうして14時ちょうど、焼岳・北峰の山頂らしき場所に到着。
ただ、おかしい。。。確か北峰には標識があったはずだったんだが……
とりあえず掘ってみたけど特に何もなし。
もしかしてここじゃない!?
ただ他にここより高そうな場所はなさそうだし、、、
とりあえず標高としてはほぼ山頂のあたりに来ていたので、ここが今回の自分たちのピークってことにしました。
展望は何もないけどお疲れちゃん!
う~ん、、上を見上げると青空広がっているんだけど、焼岳の背がちっこいからな。。
もっと高い山に行けば雲の上に出れたのかもしれないですが、この日の焼岳は雲にほとんど覆われた状況でした。
展望は残念だったけど、冬の下見としてはかなり良い経験になった。ルートも色々とわかったし、来年にでも同じプランでまた来ようってことで、そそくさと下山することにしました。
下山は速い。雪の斜面はあっという間でした。
森林限界を越えてからのこの雪のカール帯は目印となるものが本当に少ないので、ホワイトアウトしたら迷わないようにお気を付けください。
自分たちは途中まで先人たちのトレースがあったおかげで上まで行けたというのもあるので、先を歩いてくれた人に感謝です。
樹林帯まで戻って来れば一安心。何よりこの日は登山口の旅館まで降りればよいだけなので、15時を回っても時間的余裕があるのが大きかった。
久しぶりに味わうことになった、下山してから晴れるパターン。登山あるあるの中でも究極的に悔しいやつ。
まだ穂高連峰は雲に覆われていましたが、表銀座の方面はすっきりと晴れていました。
まぁ、山に登っていればこんなことだってある。
とりあえず途中撤退しかけたものの、山頂を踏めたので満足感はありました。
こうして16時30分に中ノ湯温泉に帰還。
ヘッドライト使う必要もなく、明るいうちに降りてこれました。
この後は、チェックインして即温泉へ。
下山して速攻で温泉にダイブできるって素敵じゃないか!
そのまま夜の宴。
中ノ湯温泉の夕食は一般的なホテル・旅館と変わらず素晴らしかったです。小鍋は鴨鍋。他にも蕎麦が出てきたりと、ご飯おかわりする余裕もないほどお腹いっぱいになりました。
登山&温泉後のビール、うまし!
部屋に戻って忘年会。写真のワインは旅館の売店で買ったものですが、上高地ワインは白が特に美味しいですね。
すっきりと甘くて飲みやすかったです。
一応朝食も。登山者プランというものを予約したので、2日目に登山をする人は弁当にもしてもらえるのかな?
この日は帰るだけなので、朝食後に朝風呂と完全な温泉旅行と化しました。
中ノ湯温泉は居心地よかったので、ここはぜひともまた来たい。同じように焼岳の冬登山を兼ねて。
事前に頼んでおくと釜トンネルまで送迎してくれてたので、1日目に焼岳登山をして、2日目に上高地までスノーシューハイクというプランもできます。
ロビーからの眺めがまた格別。
正面に見えるのは霞沢岳。
上高地のすぐ裏手にありながら、いまだに登ったことのない山です。
こちらは穂高連峰。真っ白に輝く岩肌が美しい!
というか、晴れてやがる。。2日目の方が天気悪いと聞いていたので1日目に登山を持ってきたんだけど、結果的には2日目が当たりだったようです。
来年にでもまた来ますよ。
ゆっくりお茶を飲んでミカンでも食べて、送迎のバスの時間まで待ちます。
このミカンは食べ放題になっていました。
12時に送迎バスに乗車。事前に予約しておく必要がありますが、これに乗れば松本駅まで無料で運んでくれるので使わない手はないです。
こうして松本駅まで戻ってきました。
この日は12月24日。クリスマスイブということで駅前も賑やかになっているのかと思いきや、全然いつもと変わらない松本駅がそこにはありました。
非常に好感持てますね(笑)
いつも通り金券ショップであずさの乗車券買って帰ることにしたんだけども、乗った時刻の便がまさかの新型!
確かこの前日に数便だけ運行開始した段階だったので、この巡り合わせは胸が熱くなったぜ。
こちらが列車内。あたりまえだけど綺麗ですね。
気持ち上の棚の高さが広くなっている気がします。それと、一番後ろの席を確保したのですが、コンセントが1席につき2口も用意されていました。
ピカピカのラウンジ。シックな基調でまとめられています。
横のホームには旧型がおりました。
ほとんどの人が旧型に見向きもせずに新型の写真を撮っていましたが、しばらくすると全車両が新型に入れ替わるので、その時は旧型に別れを惜しむことになるんだろうな。自分も何回も登山でお世話になったし。
こうしてビール飲みながら東京へと帰りました。
2日目に至っては食べて温泉入って酒飲むだけという、何も身体を動かさない1日だったので、たっぷりと肥えて帰ってきた焼岳登山でした。
登山に関しては久しぶりに悪天候での山行となりましたが、数分だけ見せてくれた青空と雪景色が印象的で、あれはあれで十分綺麗な景色でした。晴れるに越したことはないけど、やっぱり山に登ればそれなりの充足感が得られるのでいいもんですね。
特に今回の中ノ湯温泉泊は時間的余裕もあってかなり楽しかったので、このプランはいつかまた決行したいところ。
それと、宿に泊まると送迎バスを頼めるのは他にもあるので、無理して日帰りせずにこうした宿泊も絡めた登山も今後発掘していきたいです。
つかの間の晴れ間が見れた冬の北アルプス・焼岳登山でしたとさ。
おしまい
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【日程】
2017年12月23日
【コースタイム】
8:40 中ノ湯温泉旅館
9:00 新中ノ湯コース登山口
14:00 焼岳・北峰
16:30 中ノ湯温泉旅館
コメント
そのプラン!
めちゃくちゃ楽しそうです。
ホワイトアウトに心が折れそうですが、イヤ即断念すると思いますが行ってみたいです。
中ノ湯がきれいでびっくりしました。ちょっと想像と違ったかな。
松本駅までの送迎ってすごいですねー。
晴れ間があってよかったですね。巨大ツリーと雪の結晶きれいでした。でも目印も何もみえないホワイトアウトは怖いー。
今回も素敵な写真と情報をありがとうございます。
お疲れさまでした。
YUIさん、こんばんは。
このプランは最高におすすめです!焼岳の登山と絡ませるのもありですが、上高地トレッキングと合わせても良いかと思います。無料で釜トンネルまで送迎してくれますので。
中ノ湯温泉は山小屋ではなく、立派な”旅館”でした!いたせりつくせりで言うことなしの2日間でしたよ。
久しぶりのホワイトアウト山行でしたが、読んでくださってありがとうございます!次の記録は晴れるので大丈夫です(笑)
こんにちは。
天気がいまいちだったようで残念でしたね、途中撤退する人がいる中、頂上まで行けたのはさすがです!ラッキーでしたね。また、中ノ湯温泉の綺麗なこと!素晴らしいこと!驚きました。もっと古い、歴史ある感じなのかと勝手に想像しておりました^_^;
松本駅まで無料送迎してくれらるのもいいですね~、泊まって上高地スノシューのプランも良いなと思いました!
ゆかぽんさん、こんにちは。
途中までトレース泥棒したおかげで、何とか山頂まで行くことができました。ガスってしまったので、山頂からの展望は次回のお楽しみとして取っておきます(^^)
中ノ湯温泉は僕も想像していたのとは全然違って、街中の旅館と変わらぬ綺麗さと料理のおいしさでした。松本までの長距離送迎もしてくれたりと、公共交通利用の身としてはいたせりつくせりで文句なしの2日間でしたよ!
釜トンネルまでの送迎も頼めるので、上高地スノーシューハイクと合わせるプラン大いにありです。またこのプランで行こうと思います!