GWに登る台湾・第2の高峰・雪山主峰へ海外トレッキング。2泊3日の登山行程を終えて礁渓温泉に立ち寄った後は、台北まで戻ってゆっくり市内を観光しました。
日中は台北の登山ショップ巡りに時間を割きつつ、夜は有名な士林夜市で食い倒れ。パワーポイントの龍山寺や国父記念館~台北101辺りまで回れて、限られた時間の中では色々と巡れたかなと思ってます。
台北市内を移動するならMRT(地下鉄)やタクシーが格安で便利。夜市のB級グルメも手ごろなお値段なので、大してお金をかけずに遊び回ることができます。
前回からの続き。
GWの台湾海外旅行&登山。5月3日~5月6日の計3泊4日で行ってきましたが、最初の2泊はずっと山で過ごしたので、観光に費やせたのは下山後から帰国までの約1日。
移動に時間をかけるのももったいないので、今回は台北市内に絞って時間の許す限り観光してきました。
B級グルメ満載の士林夜市は、歩いているだけでも面白いのでお勧め。龍山寺は礼拝の時間に合わせて訪れると、神聖な雰囲気感じられるパワースポットでした。
2018年5月5日~6日 台湾・台北市内観光
雪山主峰下山後、武陵農場から宜蘭、礁渓温泉と立ち寄って、台北に戻ってきたのが15時ごろ。
ここから旅は観光に切り替え。
台北市内まで高速バスで戻ってきたら、とりあえず乗ってみたかったMRT(台北捷運)に乗車してみることに。
MRTというのは日本で言うところの地下鉄で、台北市街を中心に各方面に路線が組まれています。台北周辺を観光するのであれば、このMRTだけで移動は事足ります。
券売機。日本語表記もありました。
こちらが日本で言うところの切符にあたるICトークン。ただのプラスチックのコインにしか見えませんが、電子的な力を持っていて、入場する際はSuicaをタッチするように、改札ゲートに「ピッ」とかざして入場。
MRTのホーム。日中は5分間隔くらいで運行してくれているので、特に待ち時間を気にするようなこともなかったです。
MRT車内。
高速バスは座席がフカフカ仕様で快適だったのですが、MRTの座席は固いプラスチック製でした。
改札を出るときは、この投入口にトークンを入れればOK。メダルタイプの切符なんて日本で見たことないから、この仕様は面白かった。
5駅くらいの移動であれば20台湾ドル(約70円, 1台湾ドル=3.7円)なので、MRT運賃はかなり良心的な価格設定になっています。
台北からMRTを乗ってやってきたのは3駅隣の忠孝復興駅。ここにお仲間さんがお目当てにしていたアウトドアショップ『samplus』があったので、まずは真っ先に向かいました。
samplusについてはこちら。『山と道』の台湾支店。
ザックを背負ったまま来店。
山帰りというのは見た目でわかってもらえるので、「雪山主峰登ってきた」と言うと大抵良い反応してくれます(笑)
日本系列の店でもあるので、店員さんの日本語も上手でした。
徒歩5分くらいの所にある『COW Records』 。こちらも系列店。
駅前にパタゴニアもあったのですが、この時はそれを知らずにいったん台北に戻りました。後ほど再びやってくることに。
台北市内の移動はタクシーも便利。タクシー運賃も日本に比べると格段に安く、5km乗っても150元ほど。3人で割り勘すればたったの200円なので、今回の旅行ではタクシーの利用回数も多かったです。
軽く登山ショップを巡って、いったん台北に戻ってホテルにチェックイン。
泊まったのはシーザーパークホテル。素泊まり6000円くらいなので、まぁ普通。登山中は無料の山小屋泊だったので、これが今回の旅行で唯一かかった宿泊代です。
ホテルロビー。チェックイン手続きしてくれたスタッフさんは日本語を普通に話せる方でした。
部屋。思っていたよりも広かった。
素泊まりなので、荷物を置いてすぐに出かける。
台北駅(台北車站)が目の前なのでアクセス面は抜群のホテルでした。
台北駅は駅舎がご覧のように立派な佇まいしているので、台北市内に来れば一度は目にすることになる建物。
夜の台北市街を散歩。
初日の深夜に台湾入国を済ませた後、登山用の買い出しをするためにここら辺は歩いていたはずですが、時間帯が違うので街の雰囲気も全然違う。
また登山用品店(笑)
台北駅から歩いて10分くらいの所に、アウトドアショップが立ち並んだエリアがあります。登山友という文字を目印に。
日本でもお馴染みのブランドもたくさん。
台湾独自のものがあれば買おうかと思いましたが、あまり台湾オリジナルはないらしい。
台湾の登山地図。日本の山と高原地図とほとんど同じですね。
残念ながら雪山の地図がなかったので買えませんでしたが、注目すべきはちゃっかりと富士山が紛れ込んでいるとこ。この並びにいるあたりに、富士山のステータスの高さを感じました。
台北市内は交通量が多く、特に原付社会なのかバイクがとにかく多い。
物珍しく撮っているとピースしてくれたぜ。
台北にあった一風堂。行列ができて盛況していました。
他にも日本で馴染みのある飲食店も結構目について、コンビニで言ったらセブンイレブンとファミマがやたらたくさんありました。
再びタクシーに乗ってやってきたのが、『Patagonia 忠孝復興駅店』
パタゴニアは台湾に計3店舗あって、先ほどの登山ショップの並びにも1店舗あったのですが、わざわざこっちまで来た理由は……
このTシャツを買いたかったから。
3店舗それぞれオリジナルデザインを販売していて、台北駅店で3店舗の柄を見せてもらったら、これが一番良かったのでわざわざ買いに来ました。
良いお土産になった。
再びタクシーで台北市内戻ってきて、向かったのが『レストラン 高記』
日本のガイドブックでも紹介される小籠包の有名店なので、流石に混んでいました。
20分ほどの待ち時間があったので、その間に先ほどのパタゴニアの買い物を済ませた感じ。
まずはビールで乾杯。この日は明け方にすでに登山を終えていたけど、一応下山後の1杯ということで旨かった!
エビチャーハン。
下山後に礁渓温泉で食べたチャーハンの美味しさに物凄く感動したので、ここでも少しお高めのチャーハンを注文してみました。エビは美味しかったものの、味は礁渓温泉には敵わなかったな。
台湾に来たら一度は食べておきたい小籠包。
小籠包の名店として良く紹介されているので、店内も日本人客が多かったです。
軽めの食事を済ませて、再びMRTに乗って次は北へ移動。台北から5駅隣の劍潭(チェンタン)という駅で下車。
やってきたのが、こちらの士林夜市
夜市は台湾でも有名な観光スポットで、台湾各地で毎晩開催されているのですが、この士林(しーりん)は台湾の中でも最大級の夜市。
人がごった返しています。
土曜日の夜ということで、おそらく一番活気がある時だったと思います。時刻はすでに21時ですが、夜市はまだまだこれから。
日本の祭りのように出店がたくさん軒を連ねていて、香ばしい香りがあちこちからしてきて食欲をそそる。
歩いているだけでも楽しい。
食だけじゃなく縁日的なイベント風の店も結構あった。
地下街には座って食べれる店もたくさんありました。
チャーハンや小籠包を食べてわかりましたが、安くても旨いものはたくさんあるので、食事は全部夜市で済ませても安上がりだと思います。チャーハンなんて200円もあれば食べれるし。
オシャレなカフェやバーもあったり
豪快な豚の丸焼き。
見た目のインパクト大の豪快グルメを細身の物静かなお姉さんが売っておりました。
口直しにちょうどいいフルーツも売られてます。
数あるB級グルメの中で、個人的にどうしても食べてみたかったのがこの胡椒餅。
行列ができていましたが、回転が速いのですぐに買えました。
こちらが胡椒餅。サクサクのパンの中に肉まんのアンがぎっしりと詰まっている感じ。
ちょっと苦手な台湾独特のスパイスが効いてましたが、熱々を頂けたので美味しかったです。
ビール片手に夜市を回って、食い倒れツアーを楽しんだ感じ。5月の台湾は夜でも気温が25℃くらいはあったので、ビールがとにかく美味しかったです。
台北までは例によってタクシー利用。
台北に戻ってくる頃にはもう日付も変わる頃。
今回の登山の始まりでもある台北バスターミナル。ほんの3日ぶりですが、登山前は色々と先行き不安で余裕もなかったので、改めて訪れるとなんだか懐かしい感じがしました。
台北駅の夜景。駅舎としては余りにも立派すぎる台北駅も、夜はライトアップされます。
建物の中はこんな感じ。1Fのロビーは吹き抜けになっているので、すごく広く感じます。
実際かなり広い。駅のホームや改札は地下にあるので、この1Fがどういった場所なのかはイマイチわかりませんでした。
こうしてパタゴニアの台湾Tシャツを戦利品としてゲットして、この日は終了。
半日ほど観光を楽しめましたが、まぁ手持ち無沙汰になることもなく回りたいところは回れた気がします。MRTとタクシーを何度乗ったかわからないけど、どちらも安いので本当に助かりました。
そして、次が早くも旅の最終日。
台湾に入国して4日目。この日は15時頃の便で日本に帰ることになっていたので、遊べるのも昼過ぎまで。
早朝5時すぎに起きて、MRTに乗ってやってきたのがこちらの『龍山寺』
龍山寺と言う名の通り、寺内には龍の彫刻が色々とありました。
どうしても訪れたかった場所というわけではなかったですが、パワースポットとして紹介されている有名観光地なので来てみました。
結果的には正解で、特に早朝真っ先に訪れたのが功を奏した形。
ちょうど朝の礼拝の時間だったらしく、祈りの詩が歌われていました。
時刻は朝の6時過ぎ、20分ほどで礼拝が終了したので、ちょうど良いタイミングで来れたようです。
寺に相応しい厳かな感じがしました。
朝の礼拝を見学する形となり、思ったよりも長居して楽しめた龍山寺でした。
朝ごはんを食べてなかったので、すぐ隣で開かれていた朝市で朝食。
涼麺という文字に惹かれて食べてみることに。
この日は旅行中でも特に暑い日で、日中はおそらく30℃に達していたと思います。朝からすでに蒸し暑かったので、涼麺に期待大。
涼麺とお味噌汁、合わせて50元(約170円)。涼麺はシンプルながらもクセのないゴマだれとさっぱりとしたキュウリがポイント高く美味しかったです。
登山用にスーパーで買った行動食(缶詰とかスープ)はハズレもあったけど、露店で食べるものは基本的にハズレがなかったので、もう少し時間をかけて色々と食べ歩きたかったところです。
台北までは朝の散歩をかねて歩いて戻る。
栄えている駅前から少し路地裏に入るとノスタルジックな別世界になったり、本通りと裏通りの街の差が激しい印象でした。
適当にブラブラしてたどり着いたのが西門町。台湾の渋谷とか言われている街ですが、確かに渋谷っぽかったです。
ただ、まだ朝8時前の早朝だったので、出歩く人も少なく、空いている店もそんなになかった。
そんな中で朝から営業していたこちらの小籠包の店が目に留まる。
せっかくの台湾旅行ということで、再び小籠包を食うべく入店。
小籠包に関しては、前夜のレストランで食べたものと正直違いがわからなかった。
つまり安い店でも美味しい小籠包を頂けます。
食事後、夏日のような暑さになってきたので、すぐにタクシー拾って移動。
重役のようなタクシーの使いっぷりで少し感覚がおかしくなりますが、台湾でのタクシー移動は安上がりなので本当に便利です。
続けてやってきたのが国父記念館。ここの建物もかなりデカい。
中に入るとこれまた大きな銅像。このお方は蒋介石。台湾の父とされている人ですが、まぁ戦乱の時代の人ということで色々と物議もあるそうで。
隣には歴史資料館もあって、日本統治時代のことも書かれていました。
目の間に見える高いタワーが『台北101』。台北市のシンボルともなっている超高層ビルで、101というのは地上101階建だから。
509.2mという高さで2007年までは世界一高い建造物だったらしい。展望台もありますが、今回はちょっと時間がなかったのでタワー内には入りませんでした。
公園の片隅では太極拳をやっておった。
これも何となく台湾っぽい。
この後はお土産などを買いつつ、飛行機の時間に合わせて桃園国際空港へと戻りました。
下山直後にカメラを落してレンズがぶっ壊れる悲劇に見舞われたので、観光についてはあまり写真は撮りませんでしたが、スマホに残っていた限りだとだいたいこんなところ。
今回の台湾3泊4日の旅、入国時に25000円を両替しましたが、実質20000円で十分でした。最後余ってしまったので、この台湾ウイスキーを買って何とか使い切った感じです。
登山中はお金を全く使わず、観光も交通費がとにかく安かったので相当安上がりな旅になりました。トータルでも国内旅行とそんなに変わらないので、台湾は思っていたよりも気軽に来れる場所だと思いました。
こうしてあっという間の台湾旅行が終了。
今回のメインはあくまで台湾第2の高峰・雪山主峰(標高3886m)に挑む海外登山が目的でしたが、限られた時間の中でもそれなりに観光もできたので良かったです。
まぁ、観光と言っても登山ショップ巡りに割と時間を割いて、街でも登山色が抜けきらなかった部分はありますが……笑
国内の登山で電車・バスを使うことが多い身としては、台湾の公共交通機関の安さは非常にポイント高くて羨ましいとさえ思いました。台湾旅行、楽しかったです。
GW前半の富士山登山と合わせて、2018年のゴールデンウィークの記録はこれにて全て終了。
読んでいただきありがとうございました。
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コメント
いいですね台湾。
辛い物(唐辛子系)が苦手な自分はアジア圏はちょっと尻込みしてしまうんですが、
そのへんはいかがでしたでしょうか・・・・?
エルエルさん、こんばんは。
辛さは特に気にならなかったのですが、それよりも独特の香草っていうんですかね。匂いというか後味というか、それが僕は少し苦手でした。
海外に行って、日本食の美味しさ(特にレトルト系)を実感したところもあります。
夜市の人の多さはすごいですね。
人のエネルギーが溢れていますね。
小籠包、おいしそう!!
ゆかぽんさん、こんばんは。
台湾の夜市は週末の渋谷・原宿以上に活気ある場所でした。熱気だけで楽しめますね。
小籠包は値段による違いも大してなかったので、安い店でもそれなりに美味しい味を楽しめると思います!