紅葉の中央アルプス・木曽駒ヶ岳へ登ってきました。
いつも通りロープウェイを利用して一気に標高2640mの千畳敷へ。まず目に飛び込んできた千畳敷カールの大岩壁と色づく紅葉が圧巻の光景でしたが、秋の一番のお勧めは「濃ヶ池」(のうがいけ)。
稜線のほとりに広がる静かな湿地帯、そこを取り囲む紅葉風景と水面に映る宝剣岳、秘境感さえ感じる美しい濃ヶ池は紅葉の絶景スポットなので、秋の木曽駒ヶ岳登山に来たらぜひとも訪れてほしい場所です。
天気も良く、御嶽山や南アルプスの展望も見事な1日でした。
前週の御嶽山に続いて、木曽の名峰・木曽駒ヶ岳へ。
木曽駒ヶ岳に関してはもう何度も訪れている山ですが、ここ数年は雪山登山としてばかり訪れていたので、雪がない時期は久しぶり。秋の紅葉シーズンに至っては今回が初めてでした。
秋の木曽駒ヶ岳に関しては千畳敷カールはもちろんのこと、一番の穴場は山頂から少し下ったところにある「濃ヶ池」。ここが紅葉のメッカでもあり、素晴らしき錦秋の情景を堪能できる場所になっています。
濃ヶ池、初めて訪れた場所でしたが、秘境感に満ちた絶景スポットでした!
2018年9月28日 木曽駒ヶ岳~濃ヶ池 紅葉登山
しばらくは怒涛の紅葉登山。
初夏の花シーズンと同様に、紅葉もわずかな時期しか楽しめないから忙しい。特に8月は忙しくて山にほとんど行けなかった分、9月10月は紅葉狩りに勤しむ算段で。
やってきたのは木曽駒ヶ岳ではお馴染みの菅の台バスセンター。ロープウェイまでの道はマイカー規制がかかっているので、ここからバスに乗り換えなのですが、6時の早朝にしてこの行列!この日は金曜日ですが、紅葉時期の木曽駒ヶ岳は平日でも大人気のようで、長蛇の列ができておりました。
この列はチケット購入列で、これとは別にバス乗車列もあって、300人くらいはいたんじゃなかろうか。
幸い早めに到着して並んでおいたのでバスは第2便で乗れて、そのあとのロープウェイも割とスムーズに乗れました。
この日のロープウェイ始発は7時。通常は30分間隔運行ですが、混雑時は10分間隔くらいで運行してくれます。それでも混雑がひどいときは整理券が発行されて1時間以上待ちなどもざらにあるので要覚悟。
自分が最初に木曽駒ヶ岳を訪れたのはもう5年以上前ですが、初回にいきなりロープウェイで2時間待ちを食らったのは苦い思い出……
片道7分半の空の旅。標高1000mを一気に駆け上がる中で見えてきたのは、いきなりこの紅葉風景!
ロープウェイの車窓からいきなり魅せてくれる木曽駒ヶ岳。
7時15分、思ったよりも順調に千畳敷駅に到着。すでに標高は2612mという高所で、気温は12℃。風は冷たいけど、登山をする分にはちょうど良い気温。
ロープウェイを下りて、まず誰もが目にするのがこの景色!
こちらが有名な千畳敷カールでございます。最近は冬のシーズンばっかりで、秋に至っては初めて訪れましたが、素晴らしい色づきしてますね。
建物の裏手に回ると、目の前には南アルプスとちょっこりと富士山。
木曽駒ヶ岳に来るたびに目にしている景色ですが、何度見てもいい眺め。
満員のお客さんを載せて引っ切り無しにロープウェイが往復。
ちょうど真横に取材と思われるカメラクルーがいて、こんなような紅葉とロープウェイの絵を撮ってました。
千畳敷駅から登山開始。まず向かうのはすぐ目の前にある剣ヶ池。
冬だと当然雪で埋まっているのでこの存在をすっかり忘れていましたが、こんな感じで小さな池がありました。
池のほとりに立つお仲間のredsugar先生。紅葉の中では赤い服と黄色のパンツが良い感じで馴染んでおる。
剣ヶ池から眺める千畳敷カール。尖がっている山が宝剣岳。
池が少し小さくて逆さ宝剣岳とはいかなかったけど、今回のメインでもある濃ヶ池ではそれを拝むことができるので後ほど。
ここでは、やはり千畳敷カールの岩壁が美しい。
千畳敷カール、その岩壁に向かって進んでいく。
観光客でも歩けるように遊歩道が敷かれた道ながらも、目の前に迫ってくる岩稜帯は一級の山岳風景。迫力は絶大で、ロープウェイに乗るだけでこの景色にありつけるんだから、観光客がこぞって訪れるのも良くわかる。
千畳敷カールに取り付くといきなり急坂。ここが心臓破りの八丁坂で、歩き慣れていない人には少しきついところかもしれない。
単純な木曽駒ヶ岳までの往復であれば、一番疲れるのがこのポイント。階段上の道が稜線までひたすら続きます。
ちなみに冬場だとこんな感じ(2015/12/29.冬の木曽駒ヶ岳登山より)
道なき道を一直線に登って行く。場合によってはラッセル大会、雪崩も侮れないポイントなだけに、冬の八丁坂も手強いところ。
登りながら一呼吸おいて振り返って見ると、千畳敷の草紅葉を一望できた。
秋ならではの風景、吹く風も涼しく気持ちいい。
進むにつれて巨岩の迫力も増していく。さながら岩の門のように立ちはだかる千畳敷の岩稜帯、その間を畏まる感じで登山者たちは登って行く。
見ればちびっ子背負ったパパさんも頑張って登っておるじゃないか。
高度を上げるにしたがって、先ほどまで見上げていた宝剣岳の岩壁が目線の高さに。
横から見ても尖った岩がかっちょいい。
八丁坂を越えて、乗越浄土に到着。
誰もが息を切らしながら登り切り、ここで一息つくポイント。
右手に見えるのが伊那前岳方面の稜線。
自分も勘違いしていた時があったけど、奥に見える尖った穂先が伊那前岳ではなく、山頂は稜線をもう少し奥に行ったところ。あの峰よりも低い位置にあるので、ここからだと見えないです。
伊那前岳については登山の最後に立ち寄ります。
ひとまず、まずは木曽駒ヶ岳を登ってしまうことに。
写真に見える山小屋がある方向へ。左の青い屋根が宝剣山荘、右の赤い屋根が天狗荘。どうしてこんな近くに二つの山小屋があるのかは不明。
正面に見えるのが中岳。
あれを乗り越えた先に木曽駒ヶ岳が待っていますが、ここで見るべきは背後にそびえる宝剣岳。
少し先へ進んでから振り返る宝剣岳が最高にカッコイイ!
”宝剣”という響きが一番似合うシルエットはここからのアングルだと思う。ドッシリとずんぐりむっくりな体型ながら、穂先は剣のように尖っている。
冬の宝剣岳はさらに美しい。
小屋と人を入れると、宝剣岳の大きさが余計に際立つ。
この時は稜線上が暴風に近い荒くれっぷりで、余計に宝剣岳が何物も寄せ付けない気高い感じがしました。
中岳山頂に到着。木曽駒ヶ岳と宝剣岳の中間にある小高い丘という感じが否めないけど、展望は文句なしの場所。
中岳から改めて眺める宝剣岳。右に見える三角形の山が三ノ沢岳。
この三ノ沢岳についてもかつて雪山として登りに行ったことがあるけど、個人的にはこれまでの雪山登山の中ではかなりの難易度で結構しんどかった記憶。あちらから眺める中央アルプスの稜線がここから見る風景とは全くの別物なので、登った価値は大いにありました。
はるか奥には日本百名山の空木岳も見えています。
中岳を越えてようやく見えた木曽駒ヶ岳。あれが中央アルプスの盟主にして最高峰になりますが、標高的にはこことあまり変わらない。
それより存在感を放つのが左背後に見えている独立峰。あれが前週登った御嶽山。
いったん下って、山頂直下の駒ヶ岳頂上山荘に到着。
山荘前の開けた平地がキャンプ場になっていて、中央アルプスでは唯一ここだけテント泊が許されている場所。自分が初めて木曽駒ヶ岳に登った時も、ここでテント泊して1泊2日で歩きました。
ロープウェイから距離的にはそこまでないので、重たい装備の足慣らしとしてここでお試しテント泊登山というのもありだと思います。
駒ヶ岳山頂までの最後の登り。
雲1つない空が気持ち良い。
ロープウェイから1時間30分ほどで木曽駒ヶ岳に到着。
これが自身4回目の登頂。ここもだいぶ見慣れた景色になってきてます。
山頂にあるのが駒ヶ岳神社。立派な鳥居もあります。
こちらは西側の展望。やはり御嶽山の存在感が半端ない。
この5日前には御嶽山に登って中央アルプスを眺めていたけど、今度はこっちから御嶽山を眺めている。
眼下に見える赤い屋根は頂上木曽小屋。こちらは西側からのルートになるので、一度も歩いたことがないです。
駒ヶ岳山頂から東側を望めば、歩いてきた道の果てに南アルプスの山なみ。
宝剣岳から空木岳にいたる稜線もしっかりと見えました。
ただ、今回の登山の目的地はここじゃない。
ここからは北側へと続く馬の背の稜線を歩いて、紅葉スポットでもある濃ヶ池を目指します。
今日はむしろここからが本番。
この馬の背の稜線も今回初めて歩くのですが、これが思っていた以上に素晴らしい道でした。
アルプスらしいハイマツと砂地のトレイルがずっと続きます。
少し下ったところから振り返ってみる。
左から宝剣岳、中岳、木曽駒ヶ岳。何度も訪れている場所なのに、この3つの山がこうして横に並んでいるのは初めて見るのでなんかすごく新鮮。
ここから先も、駒ヶ岳の知られざる一面を次々と見ることになりました。
馬の背を過ぎて、将棋頭山に至る稜線トレイル。
比較的道もフラットで、何よりこちら側に来る人がそれほど多くないので、静かなのが最高!
真横には御嶽山、そして手前の山肌を覆う紅葉が凄まじい色づき。
まだ9月下旬という時期でしたが、紅葉はだいぶ下の方まで降りていました。
この将棋頭山への稜線は初めて歩いたけど、もうね、素晴らしいの一言!
木曽駒ヶ岳にこんなのんびり歩ける稜線があったんですね!って大声で言いたいくらい、完全にノーマークな道でした。
途中の張り出した岩場が絶好の展望台。
スリルありつつ、見下ろす谷間の紅葉が綺麗。小さいですが砂地になっている部分が、目指す濃ヶ池になります。
少し下ってきたところ。尖がったところが先ほどの岩場、左下に見えているのが濃ヶ池。
濃ヶ池はここから直接下りることはできず、いったん通り過ぎて、しばらく行った先で折り返す形になります。
もうしばらく穏やかな稜線ハイクが続く。
この稜線であればいくらでも歩いていたいくらいだった。一度も展望が遮られることなく、自分好みの素晴らしい道でした。
将棋頭山に至る手前でフェードアウト。
標識に従って濃ヶ池方面へと進んでいきます。
後ろ髪を引かれる思いで後にする駒ヶ岳~将棋頭山の稜線。将棋頭山はまだ登ったことがないけど、左奥に見える突き出た岩場が山頂なのかな?
ここはいつか機会があれば歩きに来よう。
濃ヶ池に至るまでの道も絶景続きで、こちらの山肌の紅葉もすごいことになってました。
全山紅葉と行かないまでも、緩やかな斜面なので広い範囲で色づいています。
そして、お目当ての濃ヶ池に到着。
到着時はガスが少しかかってたけど、スラーっと流れる雲が幻想的な演出。これはこれで良い絵になってました。
駒ヶ岳から1時間半ほど下ったところにある濃ヶ池。
現地では「こいがいけ」って呼んでしまっていたけど、「のうがいけ」と読むらしいですね。お恥ずかしい……
しばらくすると雲も取れたので、改めてこちらが濃ヶ池。
ここがまさに、木曽駒ヶ岳の一押し紅葉スポット!
こんな感じで池の周りを岩稜帯が取り囲み、そこに紅葉が広がる絶景。
紅葉の色づきもさることながら、ドーム状の岩壁に囲まれたこの湿地帯の空間そのものが素晴らしい。
濃ヶ池の水の透明度もなかなかのもので、見事に景色を映し出して鏡のようになっていました。
シンメトリーの紅葉風景も早々見れたもんじゃない。
訪れるタイミングによって濃ヶ池の水量は結構変わるようで、この日は少ない方だったのか、部分的に干上がって砂地になっている箇所もありました。
華やかな紅葉の中にも荒涼感ある独特の世界観。
ここから見える尖がった岩山が宝剣岳。ここから見ると、玉ねぎ型の岩って感じで、稜線で見る姿とはまた違う。
水面に映る逆さ宝剣もバッチリ見れました。
濃ヶ池の水。
どこからか湧いてでもいるのか、信じられないくらいの透明度。水場マークがついているので飲むこともできるようです。
濃ヶ池の紅葉風景。噂通り素晴らしい場所でした。
穴場と言うほど隠れた名所でもなく、秋の木曽駒ヶ岳では割と有名。ここを目的に訪れる人も多いので、時間があればぜひ足をお運びください。観光客も来ない場所なので、千畳敷カールとはかけ離れた静けさも魅力的です。
濃ヶ池で結局1時間くらい休憩して先へ進む。
静かな空間だったので、なんだか、ここだけ時間の流れがゆったりとした不思議な感覚もありました。
池へと流れ注ぐ小川に沿って進んでいく。
メインの濃ヶ池が終わっても、この先もまだまだ絶景の連続。
濃ヶ池周辺の紅葉は規模もそうだけど、彩りが華やかでとてもカラフルな景色。
岩が点在する中で川が流れていたりと、庭園のような雰囲気も最高。アルプスらしい雄大さがありつつも落ち着いた雰囲気がここにはあります。
宝剣岳へ戻る登山道。
見上げる岩峰も迫力あり。白い岩肌に紅葉は、やっぱり絵になりますな。
紅葉のトンネル。
道は狭いながらも、ここら辺も十分楽しく歩ける道。
稜線へと戻る途中、1ヶ所川を渡るポイントあり。
写真のガレ場がそれ。
上から滝のように流れ落ちる名もなき沢。
今回のルートを歩いていて初めて思いましたが、木曽駒ヶ岳って実は水が豊富なんですね。ここの水もとても綺麗でした。
この流れを横切ることになるので、大雨直後は少し注意が必要かもしれません。後ろにいた女性は少し渡るのに躊躇している感じでした。
途中にハシゴもあり。
濃ヶ池まで標高を下げた分、帰りは登りメインになりますが、このハシゴを過ぎた先にもまだ見ぬ絶景が待っておりました。
それがこちらのカール帯。
特に名前のついている場所ではないけれど、ダイナミックなカールの景観がたまらない!
見上げる岩稜帯も大迫力で、何よりこの開放感溢れる広さが素晴らしいぞ。
普段、木曽駒ヶ岳に登る場合は稜線上を歩いておしまいなので、こうやって一段下がったところから見上げたこともこれまでなかった。
稜線の懐にはこんなに雄大で迫力ある景観が待っていたんですね。
ここにも駒飼ノ池という池がありましたが、こちらはたいした大きさもなかったです。
水が少なく、標識がなければ池とも思わなかった場所。
この稜線に囲まれたカールエリア、本当にいいわ~
個人的には濃ヶ池と合わせてここも強く印象に残った場所でした。何というか、一番アルプスっぽい景色。
馬の背の稜線と合わせて、ここも完全ノーマークだったので新鮮に目に映りました。
ここにも沢が流れる。稜線上には水が一滴もないのに、少し下るだけでこれほど豊富だったとは……
駒ヶ根には冬も含めてもう4回も訪れて知った気でいたけど、実はまだ見ぬ景色がたくさん隠されていた。
稜線へと登る。
草紅葉がありつつ、アルプスらしいハイマツがありつつ、短い行程の中でも変化に富んだコースがまた魅力的。
こうして木曽駒ヶ岳~濃ヶ池の周回を済ませて宝剣山荘まで戻ってきました。
もう13時近くですが、まだまだ登山客は大勢いて、元通りの賑やかな雰囲気になりました。
このまま降りても良かったけど、まだ時間があるので、ついでに伊那前岳へ。
乗越浄土を通り過ぎて尖った峰の方へと進んでいきますが、あの見えてる穂先が伊那前岳の山頂ではないのでご注意を。
先ほど見えていた峰を通り過ぎると、こんな感じで先へと続く稜線が見えます。
伊那前岳はこの先を進んで少し下ったところ。ここよりも位置が低いところが山頂というのが少し変な気もするけど、ちゃんと標識は用意されています。
伊那前岳の方まで歩いてくると、宝剣岳の岩壁が良く見えるようになってきます。
眼下に見える建物はロープウェイ駅。千畳敷を歩いている観光客も、肉眼では良く見えてます。
稜線を歩いて伊那前岳山頂に到着。
思えばここに来たのも今回が初めてだった。
伊那前岳と言う名の通り、この山頂に立つと伊那市(と駒ヶ岳市)が良く見えます。
正面には今は雲に隠れてしまっているけど南アルプスが広がっているので、夜景なんかが見れたらさぞ綺麗なのではないだろうか。
こうしてやることをやり尽くしてきた道を戻る。
これまでの木曽駒ヶ岳登山では、一番余すとこなく歩けた1日だったと思います。
乗越浄土から八丁坂を下山。
冬場はここの下りがまた神経使うポイントになりますが、雪のない時期は石段上の道なので下りるのはあっという間。
上から見渡す千畳敷の草紅葉。
もう14時近くでもまだ人が登ってくるから不思議。たぶん上の小屋泊まりの人なんだろうけど、この翌日に台風24号が接近する予報になっているのに大丈夫だったのだろうか……。
帰りも剣ヶ池から千畳敷カールを眺める。
陽も西に傾き始めて、明け方とは若干印象も違う。
ここも冬の景色との対比をしてしまう。
剣ヶ池については冬は雪に埋まってしまうので、その存在をすっかり忘れていた場所でした。
14時過ぎ、ロープウェイ乗り場に到着。
すでに外まで行列ができていましたが、20分待ちということだったので、まだ十分マシでした。行きでも書いた通り、ハイシーズンともなれば、ひどいときは整理券が発行されて1時間以上待たされることもあります。
特に高速バスなどの公共交通できている場合はかなり余裕を持っておかないと泣きを見るのでご注意を。
こうして秋の千畳敷カール~木曽駒ヶ岳を後に。
ロープウェイで一気に標高1000mを稼げるので、いつも通り美味しいとこ取りの山行でした。
下山後はいつものように「こぶしの湯」へ。
ロープウェイの半券を見せると50円引きになるのでお忘れなく。
そして最後に強烈なインパクトを残したのが、ガロというお店のミックスタワー丼。駒ヶ根市と言えばソースカツ丼が有名ですが、このガロの丼は宝剣岳のごとくそそり立つ感じでなかなかヘビーでした。(不覚にも食いきれんかった……)
登山後にガッツリ行きたい方はお試しあれ。
こんな感じで最後は撃沈されたものの、木曽駒ヶ岳の紅葉登山が終了。
今回は駒ヶ岳の登頂よりも紅葉スポットとして有名な濃ヶ池をメインで訪れましたが、噂にたがわぬ素晴らしい場所でした。
池から見る逆さ宝剣岳と周囲を取り囲む紅葉風景、華やかな景色でありながら静かで落ち着いた空間が良かったです。
水も信じられないほど透き通っていて、ちょっとしたオアシスのような癒しスポット。秋の木曽駒ヶ岳登山の際はぜひ立ち寄ってほしい場所です。
千畳敷カールの紅葉も良かった。今年は赤が少なめだったそうですが、紅葉シーズンに初めて千畳敷~木曽駒ヶ岳を訪れた自分にとっては大いに楽しめた1日となりました。
もう何度も登りに来ている場所でも、季節やコースを変えればまだまだいろいろな発見があるから登山は面白い。
【日程】
2018年9月28日
7:30 ロープウェイ千畳敷駅
8:10 乗越浄土
9:00 木曽駒ヶ岳
10:20 濃ヶ池(~11:10)
12:50 宝剣山荘
13:15 伊那前岳
14:25 ロープウェイ千畳敷駅
コメント
私がいつも感心させられるのは、みやっちさんのフットワークのよさです。
出発まで、私は本当に腰が重いというか、グズグズしていて
「行きたいんだけどめんどくさい、むしろ行きたくないような…」とさえ
感じて過ごしています。
そのまま見送ってしまうことも多々。
車という便利なものを持ちながらこの体たらくなので
公共交通機関で、つまり忘れ物のリカバリーとかが難しい条件の下で、
あっちこっちに出かけていくみやっちさんのフットワークを
うらやましく思います。
木曽駒。イージーなロープウェイ登山のわりに山岳感すごいですよね。
その点では、西穂ロープウェイよりはるかに上だと思ってます。
(独標までではちょっと足りないし…)
でも、その池のことは全然知りませんでした~。
satominさん、こんばんは。
「行きたいけどめんどくさい」っていうのは僕にもしょっちゅうありますよ!
特に出発前夜は気持ちが億劫になりがちです。
公共交通利用の場合は予約のキャンセル料がかかることもあるので、ある意味では行かざるを得ない状況に追い込んでいるのが良いのかもしれません(笑)
(言われて気づきましたが、そういえば忘れ物はあまりしたことがないですね…)
木曽駒ヶ岳の山岳感は確かにその通りで、出だしからあの千畳敷カールが出迎えてくれるので、スタート地点に立っただけでもそれなりの満足感を得てしまいます。
濃ヶ池は地図上だとあまり目立たない存在ですが、紅葉のメッカでなかなかの景色を見せてくれます。ぜひ機会があれば訪れてみてください!
こんばんは。
千畳敷カールと木曽駒ヶ岳は紅葉の時期に何度か足を運びましたが、濃ヶ池の方が行った事がなく、また一本違うルートを通るだけで、素晴らしい紅葉を見ることができるんだなぁ~と思いました。
濃ヶ池の方も素晴らしい紅葉ですね!
今度行くときは濃ヶ池にも行ってみたいと思います。
あと、先日、会津朝日岳に行ってきました。
みやっちさんのブログを見て行ってみたいと思っていて、一緒に行く山仲間にみやっちさんのブログを送り、皆も興味を持ってくれたようで、実現しました。
みやっちさんが行った日より1週間ほど早く、ちょっと早いかな~と思いましたが、紅葉ピークより若干早かったですが、それでも素晴らしい紅葉を見ることができ、大感動でした!
写真を送ったり貼り付けたりしたいと思いましたが、ここではできないみたいで残念です。
山仲間も会津朝日岳の存在を知らず、とても良い山だったと喜んでいました。
良い山を紹介して頂いて、本当にありがとうございました!
ゆかぽんさん、こんにちは。
紅葉の木曽駒ヶ岳が初めてだったもんで、樹々の色づきに感動しました。千畳敷カールはもちろんのこと、濃ヶ池が静かな雰囲気で特に良かったです!ロープウェイからは少し距離がありますが、機会があればぜひ足を運んでみてください。
そして会津朝日岳に行ってくださったとは!!
少しマイナーな山かもしれませんが、ナイスチョイスですね。会津朝日岳の山登りは今も覚えていて、稀に見る全山紅葉を見ることができました。
あれだけの色づきが見れるので、もっと有名になってもいいと思うんですけどね。お仲間さんも喜んでくださったようでうれしい限りです。
このブログで良ければいくらでも参考にしてください!