冬の北横岳~縞枯山(北八ヶ岳) 山小屋泊雪山登山

冬の北横岳~縞枯山(北八ヶ岳) 山小屋泊雪山登山

雪山の入門と言われている北横岳に1泊2日で登ってきました。

縞枯山と合わせても、距離的にそこまで長くはないので日帰りでも行ける山です。・・・が、今回は仲間たちとじっくり雪山を楽しむということで山小屋泊に。

事前の天気予報が若干心配でしたが、行ってみたら今までには見たことのない素晴らしい光景が……!

 

全てがハイライト、白銀の八ヶ岳へ―――

 


【日程】

2012年3月3日~2012年3月4日

【コースタイム】

―1日目―

ロープウェイ山頂駅(11:45)→北横岳ヒュッテ(13:10)→北横岳(13:35)→→→昼休み→→→下山開始(14:20)→北横岳ヒュッテ(15:05)

―2日目―

北横岳ヒュッテ(7:45)→ロープウェイ山頂駅(8:35)→縞枯山荘(9:00)→縞枯山(9:40)→展望台(10:20)→五辻(10:40)→ロープウェイ山頂駅(11:50)

 

 

旅の始まりは八王子。ここで2台レンタカー借りてピラタス蓼科へ向かいます。今回、自分はサポートに回り、企画&リーダーは山ガールまっしぐらのキキさんにお願いしました。

今回のメンバー11人がここに集合して、いざピラタス蓼科へ!・・・と思ったら、何とささっきーがまさかの寝坊。。キキさんに内緒で裏で進行していたサプライズ企画の大事なプレゼントを持っているのは彼。何としても行かなければ、、という思いもあったのか、電車&バスで向かうとのこと。

ひとまず予定変更で10名で出発します。

 

八王子を出てから雨に降られたりして、天気がかなり心配でしたが、現地に着いたらご覧の青空!素晴らしい!!

 

スキーヤー&ボーダーに混ざって、ロープウェイに乗って山頂駅へ。キツツキがお出迎え。

 

↑今回の参加メンバーの皆様。初参加の方も2名いました。2日間どうぞよろしく!

 

準備も整えて北横岳へ。序盤は周回コースにもなっている平坦な道。そこにはもう絶景が広がってます。

 

先月、わざわざ下見もしてくれたキキさんに先頭を任せて、今回は後ろの方を歩かせてもらうことに。ホント気楽!

 

後ろを振り返ると、ナイススマイルのフミさん。彼のカメラ写りは定評があります。まぁ、それもそのはず。この時、彼はすでに自分が撮った写真をもらおうと企んでいたんだから・・・笑。

 

ここは本当に日本なのか!?どこまでも広がる白銀の世界。

 

林道に入ると、いよいよ登り坂開始。・・・とは言っても、1時間ほどで山頂に着いてしまうので、ゆっくり進みます。前に団体さんが歩いていたり、降りてくるハイカーもいたりと、登山道はかなり賑やかでした。

 

樹氷が綺麗です。こんな綺麗な樹氷を青空の下で見れたのは初めてかも・・・。登るより写真を撮る方に集中してました。

 

登りがひと段落すると、また視界が開けてきます。全然登ってきてないように感じますが、すでに標高2400mの世界。雲も同じくらいの高さにあります。

 

スタートして1時間ほどで宿泊する北横岳ヒュッテに到着。ここから山頂までは10分ほど。休憩もそこそこにして山頂へ向かいます。

 

山頂までは割と急斜面ですが、距離が短いので全然問題なし。

 

ピークに到着。ここは北横岳山頂ではなく、本当のてっぺんは、

 

真横に位置するあちら。見ると団体さんがいて、かなり混雑している模様。。。

こちらが到着するころには退くだろう、ということでゆっくり向かいます。走りたい衝動に駆られる尾根道ですが、ここは我慢。

 

本日のイベント企画&リーダーのキキさん。このイベントの5日前が誕生日ということで、内緒で誕生日パーティーを計画。プレゼントは冒頭で触れたささっきーが何とかして持ってくるとして、自分はケーキ担当。下手に転べないので、実は内心ヒヤヒヤでした・・・。

 

13時過ぎに北横岳山頂に到着。すごい人・・!雪山入門の山、というだけあってやっぱりかなり人気なんですね。

 

山頂からは見事に蓼科山(懐かしい・・・)が見えます。標高は2480m。久しぶりの2000m越え~

 

予定通り団体さんが去ってくれたので、静かになった山頂で遅めの昼食。フミさんがかなりお腹すかせてましたね(笑)

 

【動画:北横岳山頂から】

 

 

~~青空のもと思い思いに遊ぶ仲間たち~~

うってぃ~さんの持ってきた400円ソリで遊ぶつっきー。流石、我がチームの特攻隊帳!

フミさんは、ピッケルを使っての滑落防止訓練中~

女性陣は日光浴!?寝転びたくもなりますね

 

本当に快晴で、八ヶ岳もくっきり見えました。八ヶ岳制覇も目指したいなぁ~

 

写真だと分かりづらいですが、北アルプスも見えました。北アルプスはまだ焼岳しか行ったことないので、今年の夏はあそこを中心に攻めたい。

 

日差しが温かいとはいえ、風も強く標高も高いので止まっているとかなり寒いです。十分山頂を満喫したので、下山開始。

 

走りたくなる尾根道を帰ります。ってか走ってます(笑)

 

手前のピークに戻ってきました。相変わらず八ヶ岳が綺麗なので、みんな記念撮影。

 

北横岳山頂ともこれでお別れ。・・・ではなく、数時間後に夕日を見にまた来ます。

 

北横岳ヒュッテに戻ってきました。温度計を見てみると、氷点下5℃。この時期にしては奇跡的なくらい暖かく、時刻もまだ15時なので、

 

みんなでソリ大会

 

子どものようにはしゃいだ後は、山小屋に入って休憩~。夕日までアルバム見たり、UNO大会して盛り上がりました!(UNOって10人以上でやると1ゲーム1時間もかかるという貴重な情報を入手)

 

空がオレンジ色に染まるころ、夕日を見るために再び山頂へ。このときに、遅刻したささっきーも到着して何とか全員集合。

 

時刻は17時半。雲がありましたが、見事な夕日を見ることができました。本当に晴れてよかったぁー。

 

暗くなりつつある雪景色も綺麗です。

 

山小屋に戻って夕食。メニューは鍋!量も十分すぎるくらいあって、美味しかった!ささっきーが命がけで持ってきたプレゼントもどうにか渡すことに成功。もし来れなかったら、協力してくれたみんなに土下座もんだったな。

 

夕食後は、もう1つの誕生日ケーキの準備。デコの準備をするともみさん、ハイジさん、きたむ~さん。協力してくれてサンクスです!

 

それぞれ持ち寄ったお酒&おつまみで誕生日パーティ~。何とかケーキを崩さずに持ってこれてよかった。。みんなに思い思いにデコレーションしてもらいます。

 

完成。性格がよく表れた2つの作品。右の崩壊しかかっている生クリームは、八ヶ岳の雪(ってか雪崩)を表現したらしい。

 

とりあえず誕生日企画も無事に終わって一安心。後は有り余るお酒&おつまみをひたすら食べる。こういう時って、だいたい持ってき過ぎるよね。でも、足りないよりは全然いい!「これだけ酒あるぞ!」っていう見栄えも必要なのでこれでいいんだ。

さらに、となりの部屋のオッチャンが余った酒を持ってきてくれて(飲みきれないわ・・・)、半分も消化できずに宴会終了~。朝も早かったので速攻で寝つけました。

 

2日目―――

2日目はあいにくの曇り空で、日の出は見れなかったのでゆっくり起きて朝食。

 

朝7時半過ぎに出発。

 

前日とはまるで違う世界。でも、これはこれで幻想的だな。

 

いったんスタート地点のロープウェイまで戻ります。まだ9時前なので動いていません。

 

次に目指すのは縞枯山。最初は北横岳同様に平坦な道を行きます。15分ほどで縞枯山荘に到着。

 

この山荘の正面にあるのが縞枯山。

 

一見すると時間がかかりそうですが、ほぼ直登コースなので距離は短いです。その分急斜面がひたすら続くので、ご用心。

 

来た印として名前を彫っておく。

 

急坂を登りきると山頂。こちらもかなりの積雪です。山頂はあまり広くなく、展望も遮られていますが、近くに展望台があるのでそちらを目指します。

 

縞枯山山頂と展望台の間にある開けた場所。展望台へ行くと吹きさらしに合うので、休憩するならここ。

 

こちらの岩の上が展望台。

 

曇っていますが、これはこれで味のある風景。たまに日差しがちょっと出たりします。

 

岩の上で1人ずつ記念撮影~。茅野市街地が見渡せます。

 

帰りは五辻方面へ。登ってきた道よりは緩やかです。

 

下りがひと段落したところで、開けた遊び場発見!誰もいないのをいいことに、みんな雪に埋まりまくっては奇声を上げてました(笑)

 

こうして12時頃にロープウェイ駅に帰還。

 

ロープウェイで下に降りて登山終了~。皆さん、お疲れ様でした!

 

見上げると青空が・・・。何度目かの「今、山頂にいれば・・」パターンだけど、まぁ仕方ない。

レストランで食事して、温泉へ。

 

茅野南IC近くにある「玉宮温泉望岳の湯」。露天風呂はないですが、八ヶ岳を一望できます(男湯側のみ)。

 

こうしてすべての行程を終えて八王子へ。無事に戻ってきました。

 

少し長いブログになってしまいましたが、2日に渡る雪山は本当に楽しかったです。企画してくれたキキさん、サプライズ企画に協力してくれた皆様、ありがとうございました!

特に1日目は快晴で最高の景色を目に焼き付けることができました。写真もこれまでの登山で一番撮ってしまったくらいシャッターを切り続け、選別するのに大変でした。

 

おそらくこれほどの雪山に登ることは、今シーズンはもうないだろうと思います。最後の最後で綺麗な景色と出会えてよかったです。

 

3月も上々の滑り出し!これから暖かくなってくるので、今月もガンガン登ってやろうと思います!

(スノボーは、、、もう行かないかも・・汗)

 

 

 

 

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